M3カタログ発売は30日 & APOLLOは11月18日

http://www.akibaoo.com/c/item/2500020433171/
相変わらず美麗だけど新鮮味のない表紙絵…まあそれは置いといて。
今回も最速で買うのは難しそうなのでゲットするのは翌週になるかな。
カタログチェックで一番の楽しみといえばもちろん新規サークルの発見ですね。春は新規が弱かったから今度こそ大型新人を期待したい…。ぶっちゃけ今度のM3は既存サークルでアルバム出すとこ少なそうなので新規にかかっていると言っても過言でない。

https://booth.pm/apollo/
そしてすっかり定着したネット同人音楽イベントAPOLLOは11月18日と19日…あれ今回は2日間? まあどうせプレビュー期間にチェックするからあんま関係ないけど…。

https://twitter.com/hydrogen012/status/908313035474796546
カセットテープを頒布…?? カセットテープなんてどうすりゃいいんだよ…DLカードだけでいいやん…。でもカードだけだと味気ないからある程度の存在感のあるものを一緒にしたいっていう意図なのか?
そういや夏コミではSong of SayaってサークルがUSBを頒布してましたけど、さすがにUSBはコストかかりすぎると思うけど…各サークルともCDに替わる媒体を模索し始めてるのかな。


ライブ行かない派の自分なんですけどプログレ界隈がドリームシアターのImages and Words再現ツアーの話題一色に染まってサンホラ界隈が進撃ツアーの話題で埋まってる状況を隅っこから眺めてる今日この頃でございます。Images and Words再現とかそりゃ盛り上がって当然だと思うんですが、Astonishing再現だったら大不評だったのかなぁ…Astonishingの過小評価には改めて悲しくなります。本当は傑作なのになぁ…。アイカツの硝子ドールのCDをペトルーシに渡したっていう話はめっちゃ笑いました。
ライブと言えばXiloroが初のライブやるとかLiesvectのミチザネさんがAdust Rainのライブでボーカルやるという情報も見かけましたが…気になるけどライブ行かない人なので…はい。

あとこれも同人音楽に関係ないんですが、EDM系に疎すぎるから少しづつ聞いてかないとなぁと思ってZEDDのアルバム聞いたんですけど「Addicted to a Memory」って曲がプログレに聞こえてしまうんですよ…特に後半の展開。あのシンセのリフめっちゃプログレメタル感ありません? まあFrost*の3rd聞きまくってたせいもあると思うんですが…改めてクラブミュージックとプログレの融合の可能性を探ってみたくなりますね。そういう音楽性の同人音楽サークル出て来ないかなぁ…。

Mimis「そんなこともある」

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http://laralastudio.web.fc2.com/

ご存知Laralastudioの竹之内貴英さんとギタリストのJuniさんのユニットMimisの3枚目のアルバム。フルアルバムとミニアルバムを区別すると2枚目のミニアルバムってことになるんでしょうか。昨年春に1stアルバム出してから1年で3枚目ですからペースはかなり早めです。Laralastudioのほうの新作も並行してリリースされてることを考慮すれば驚異的なスピードと言わざるを得ない。

今まではLaralastudio名義では女性ボーカル、Mimis名義では男性ボーカルという明確な区分けがなされてきたのですが今回のアルバムでそれが崩壊した感があります。なんと女性ボーカル曲が2曲も入ってるんですよ今回。
それだけじゃない。作詞作曲のクレジット見ると6曲中4曲が竹之内さん作になっていてJuniさんの曲は1曲だけ。そして女性ボーカルのぴーたまさんが自ら作曲した曲が1曲入ってるというサプライズ。
さらには曲調についても今までとは変化があり、今回は1曲目からヒップホップ調だったりしてかなりやりたい放題感があるんですよねえ。

これはもはや、Mimis名義のほうは男性ボーカルに限らない「何でもあり」を実現するための名義になったと捉えるべきなんでしょうか。Laralastudioのほうの最新シングルが(クオリティは依然として高いけど)ちょっと型にハマってて面白みに欠ける内容だったことを考えても、Mimisのほうが竹之内さんのメインの活動の場になりそうな気さえしてくる。

という訳で「リニューアル」したMimisのアルバムって感じなんですが内容のほうは今まで通りに抜群の安定感を維持してます。1stのように突出した名曲こそ無いものの捨て曲なしで全曲楽しめます。

1曲目「モロヘイヤ」は前述の通りいきなりヒップホップ調で始まって面食らいますがサビになれば何てことない、いつも通りの安定の竹之内節が展開されて安心。やはりこういう暖かみあるメロディこそ竹之内さんの真骨頂。
悪ノリっぽさもあるヒップホップな掛け合いパートも面白いのですがやはりサビでの竹之内さん&Juniさん&ぴーたまさんの3人による合唱が聞き所ですかね。今までのMimisって竹之内さんとJuniさんがそれぞれ単独で作った曲を交互に収録していたのでコンピレーション的な色合いも濃かったのですが、今回は単独の曲は僅かで、大半の曲では片方がリードボーカル担当すれば片方がバックコーラス担当といった具合に共同制作の度合いが増しているように感じますし、ユニットとしての存在意義が断然増してますね。

2曲目「ラーメンと私」はJuniさんの曲。ボーカルはぴーたまさんだけどJuniさんの曲だとすぐ分かりましたね。この都会的な雰囲気と切ないメロディ展開。クリスマスっぽい?シンセの音色が印象的ですがベースラインも聞き所。それにしても歌詞が独特で、ラーメンを食う歌なのかと思いきや途中から視点がラーメン側に移行するという。すごい発想。

3曲目「とてもいい日」は竹之内さん単独の弾き語り曲。素朴なアレンジでシンプルな曲展開ながらも耳に残る素晴らしいメロディ。竹之内さんのボーカリストとしての力量も存分に味わえる曲になっているかと。

4曲目「ぼくらのDay by Day」は竹之内さん作曲でJuniさんリードボーカル。今まで無かった入れ替え曲なんですがこれが絶妙に合ってる。軽快なリズムに乗せて陽気で爽やかなメロディをJuniさんのイケボが歌い上げる素晴らしい曲で、今作のハイライトと言って良さそうなんですが爽やかさと裏腹に歌詞が社畜の悲哀を歌ったような内容なのでなかなか世知辛さもあり。

5曲目「未来レンズ」はぴーたまさん作詞作曲&ボーカル。最初クレジット確認せずに聞いたときは、メロディ展開が竹之内さんらしくないしJuniさんっぽくもない?と思ったりしたんですがやはり作曲違ったのか。でもCメロ以降の盛り上がりが素晴らしいしやはり良い曲です。ぴーたまさんの繊細な歌声とドッシリしたドラム&雄大なストリングスサウンドの対比が素敵。

6曲目「エビフライ定食」、ラストを飾るに相応しい大団円的な合唱パートを備えてるんですけど歌詞がひたすらエビフライ定食への愛を語るばかりですからね。このアルバム食い物テーマにした曲が多すぎる。しかしこのとぼけたテイストこそが竹之内さんの持ち味なんですよね。

ジャケはいつも通り竹之内さんのイラスト。やっぱりこの絵じゃなけりゃMimisらしさは出ないですよねえ。

そんな訳で今回も素晴らしい内容だったのですが、ついに女性ボーカルも取り入れてしまったということでこのまま行くとLaralastudioの存在意義が薄れてMimisのほうに吸収合併される(もしくはその逆)の可能性も捨て切れない? まあ名義なんて飾りみたいなもんですし竹之内さんの音楽が聞けるんであればそれでいいですが。

崖から突き落として選別する同人メタラー「てぐせ壱」

この「崖から突き落として」のテンプレここ数日でアホみたいに大量に流れてきてうんざりするほどですが完全に飽きられる前に同人メタルverを考えておきたいと思いまして。
「刺激の少ないものから与えて~」は…まあベタですけどあんきもとかドラガから入門するのが最良なんじゃないですかね。自分もそうでしたし。どちらも現在では既に同人音楽の領域から逸脱しつつありますけどね。
ちなみにドラガから入門するのは大きなメリットがありまして、不朽の名作である1stアルバム「聖邪のドラゴン」(もちろんリメイクじゃなくてオリジナル盤のほうですよ)に触れておくことによって同人ならではの音程の危ういボーカルやチープな音作りや小っ恥ずかしいセリフといったアマチュアクオリティ対して耐性が付くんですよ。「価値観の切り替え」無しで島サークルにいきなり手を出すのは危険かもしれないので予め耐性を付けとくのがいいかと。

リリハルことRelease hallucinationは個人的な補正を抜きにしてもめちゃくちゃ入門用に打って付けですよね。おっそろしくクオリティ高いですからね。最新シングル「Chronostasis」が一番おすすめ。
それとRoman so Wordsなら「ES another」。Pratanallisも何気に入門に良いのでは?
あとゴシック系なら自分が入門したのはAriabl'eyeSね。残念ながら新作の制作は休止しちゃってるけど…。初期ベスト的な位置付けの「黎明シンフォニア」から入るのも良いかも。

で、タイトルに書いた「てぐせ壱」については…別に崖から突き落とすつもりはないんだけど非常に狭き門であることは違いない…。てぐせ壱の素晴らしさを理解してるリスナーってこの世界で10人いるか怪しいくらいですよね。制作者であるともろうさん自身も黒歴史扱いしたがってるくらいだし。まあそれでも自分にとって最も重要な同人メタル作品の1つであることは揺るがないんですが。



http://soundlodge.info/worth/
匿名の同人音楽感想サイトが出来たってことで少し話題になってたみたいですが、確かに興味深いんだけど、短文の投稿が多めに見受けられるし別にツイッターで感想つぶやけばそれで済むんじゃないだろうか…って思えてならない。サイトの作りはめちゃカッコいいし機能的だと思うけど…。

うちのブログはいつも長々と文章を書いてますけど、ぶっちゃけ長文をわざわざ読んでる人間なんて僅かだと思うんですよ。それを分かった上で長文書き続けてるのは何故かっていうと、「長文が書かれてる」っていう漠然とした状況を作ることによって「あ、これ書いてる奴はちゃんと作品聞いてるんだな」「なんか分からんけどコイツは作品について色々考えてんだな」って感じてもらえるというか? ただそれだけですよね。長文による「圧力」っていうか? 内容は関係ない。もちろん、大半の人はまともに読んでなくても2、3人くらいは読んでる人もいるだろうから内容を手抜きしたりはしてないですけどね。

で、要するに何が言いたいのかっていうと、長文を書くこと自体の意味合いは薄いので、ツイッターで「○○ってサークルのアルバム買ったけど良かったよ」ってシンプルにつぶやくだけで十分だと思う訳なんですよ。それだけで他のリスナーへのおすすめになるしエゴサしてるサークルさんへの励ましにもなる。しかし残念ながらそんな短文ツイートすら少ないというのが現状…。
六弦A助さんの立ち上げたサイトもすっかり放置されてるっぽいし…やっぱり誰か影響力のある人が主導するのを待つよりかは個人個人でツイートしていくのが一番のような気がしますね。
あと、同人音楽CDはイベント時にまとめ買いする人が多いことを考えれば、イベントの直前もしくは直後以外のタイミングで同人音楽の布教や宣伝を行っても効果は薄いっていう点も考慮しておくべきかも。つまり、同人音楽を盛り上げようぜ系の活動はイベント直前直後に重点的にやったほうが効率的なのではないかっていう。コンスタントに更新続けるのはたぶんキツい。コンスタントに続けてる同人リスナーのブログがもはやうちくらいしか残ってない現状を見れば分かると思うんですけど…。ってか気付けばあと2ヵ月でうちのブログ5周年っすよ…まじかよ…。




ついでにアニメの話…。今期はやっぱりプリンセスプリンシパルが最高っすね。みんな揃って絶賛してたけど8話がね。あとで2話を見返したら巧妙な伏線張られてて感動しました。しかしながら、名作のポテンシャルを持ちながら終盤でコケた作品が多発してることを考えれば絶賛するのは時期尚早。わざわざ時系列シャッフルしてるんだから結末まできっちり計算して作られてると思いたいところだけど…。上手くまとめてくれれば今年一番のアニメになる可能性あり。ってか話数的に2クールなんだよね?それとも分割か?
ビルドは初回の掴みはバッチリでしたね。SF版の三国志のような舞台設定も興味を惹かれる。平成ライダーの良いとこ取り→集大成な感じもあるか。変身ギミックは…ハンドルいちいち回すのはダサいけどそのうち慣れるかな。

雲収集業者「地上1センチ未満の空で」

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm30935738

500円以下で頒布されてるアルバムに「記念碑的」な傑作が多い法則…。うちのブログ的にはあるんですよねそういう傾向が。
思い返せば自分が同人音楽にハマるきっかけになったあのアルバムも、同人音楽で最も愛聴したあのアルバムも、そして同人音楽に新たな可能性を見出すきっかけになったアルバムも500円以下でした。
とはいえ価格と内容に相関関係がある訳じゃないし、安いから良い、高いからダメ(もしくはその逆)とかそういう極端な話じゃないんですけどね。たまたま安く頒布されてたから試しに買ってみたら大当たりだったっていう、それだけで。

で、今回紹介する雲収集業者ってサークルのアルバムなんですが、10曲入りのフルアルバムなのにたった300円。びっくりの低価格設定。しかも安かろう悪かろうでクオリティ低いなんてことはない、むしろ洗練された完成度の高い音。さらには、これ2ndアルバムなんですよ、1stアルバムなら初アルバムだから売れるか自信ないし激安で頒布っていうのもアリだと思うんですが、2枚目のアルバムなのに…しかもこれだけ整った音なのに300円って…。さすがに謙虚が過ぎるような。
なんとなくですがニコ動中心で活動してるサークルは安めに設定する傾向ありそうですけどね。ハイクオリティなアルバムを無料公開にしてるボカロサークルもありますから。

そして肝心の音楽性。当ブログで紹介するサークルとしては珍しくメタルorラウド要素のないポップス系。明るいメルヘンな童謡風味&エレクトロなキラキラ感が満載で万人向けな内容。
プログレ要素は…あると言えばあるとも言えるし無いと言えば無いとも言える。基本的に可愛らしいメルヘンな雰囲気が通底してるんだけど同時にSF風味も同居してるんですよね。そのSF要素が醸し出すサイバー感がプログレっぽいと言えるかな。まあそれが無ければ自分の琴線に引っかからなかったとは思うんですけどね。変拍子などの変態要素はほとんどありません。

一聴して影響元はメルヘン風味のアニソン系なのかと思ったんですが、ニコ動に投稿されてる動画には「渋谷系」というタグがあり。実際、過去に渋谷系コンピに曲提供していたらしい。渋谷系とは…? 同人音楽界隈でもよく見かけるジャンル名ですが不勉強な者でして具体的にどういう音楽性なのかいまいちピンと来ない。まあ名前の通り都会的なオシャレなポップスって感じなのかなぁ。でもこの雲収集業者の場合は確かにオシャレ感はあるんだけど異世界メルヘンな風味も濃いから都会的なのかっていうとそうでもないような…。要するに色んな要素が入ってるハイブリッドってことかな。

あともう1つ、このサークルの大きな特徴としては「ボカロのように聞こえるけどボカロじゃない」ってのが挙げられるでしょうね。これ何の予備知識もなく聞いたら絶対ボカロだと思っちゃうでしょうね。めっちゃ機械的なボーカル。まあ素でこういう声ってことはないと思うしエフェクトかけてるんだろうけど。
しかしながらこのボカロのようでボカロじゃないという特徴は、ボカロ嫌いなリスナーからは避けられてしまうしボカロ好きなリスナーからもスルーされてしまうというデメリットも持ち合わせてますよね。需要を捉えきれない中途半端さがある。とはいえその中途半端さは同時に個性としても成立しているので、ジャンル分けにこだわらなければこのボカロ風ボーカルは十分に面白さがあると思うんですよね。個人的には大いにアリだと思います。

収録曲は10曲もあってインスト曲もなく全てボーカル曲という大ボリューム。しかもどの曲もメロディが優れていてアレンジもしっかりしててサウンドクオリティも十分。はっきり言って捨て曲なしの充実の内容だと思います。これで300円とか改めてやばいよ…。
前述のとおり異世界メルヘンなフワフワした雰囲気とオシャレサブカルポップス感とSFサイバー感が絶妙に混ざりあった独特な世界観を持つ楽曲が勢揃い。各楽曲とも多彩な楽器の音色が詰め込まれてて実に聞き応えあります。

1、4、6、10曲目辺りがメルヘンアニソン系で、2、7、8、9辺りがサブカル寄りで、3、5曲目辺りがサイバー(プログレ)寄りな曲調ですかね。プログレ寄りな曲ではメロトロンっぽい音色も入ってたりしてマニアックさもあります。
ポップス寄りな曲でも、7、8曲目とか可愛らしい曲調でありながらディストピア物みたいな奇妙な世界観が歌詞で展開されていてなかなかに捻くれたセンスも持ち合わせてるようですね。クリスマスが認識できなくなる電子チップを脳内に埋め込むとかどんなホラーだよ。こわっ。かわいい系ホラー?が好きな人にもおすすめ。

あとはブックレットの手作り感とか1曲1曲を思い入れたっぷりに作ってある感じとか、同人音楽ならではの魅力もあふれてますね。「商品」として完成された音楽では味わえない良さ。

そんな訳で、こんな盛り沢山な大充実の内容で300円ですよ、これは買わない理由が見当たりませんね。未チェックだった方は次のイベント時に買いましょう。秋M3にこのサークル出るのか分かんないけど…。

A-HEAD「想葬」

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http://a-head.cc/

オリジナル同人音楽サークルSterblich Magieの2年ぶりとなる待望の新作

…ではないんですよね。これは東方アレンジサークルA-HEADのほうの新作です。
まあ普通に考えたら東方やってて作品数もそれなりに多いA-HEADのほうが知名度は断然高くてSterblich Magieのほうを知ってる人のほうが少数でしょうけどね。この2サークルは主要メンバーが共通しているので実質的には同じサークルの別名義と言って良さそう。音楽性もほぼ同じ。Sterblich Magieのほうはオリジナル界隈の需要に合わせて若干調整が加えられてる感もありますが。
個人的には東方のA-HEADよりかはやっぱりオリジナルであるSterblich Magieのほうに期待をしたいのですが、すでにアルバム発表から2年間も空白が空いちゃってるしそもそもまだ今後の活動予定があるのかすら不明っていう悲しい現状。でも未だにこのサークルに期待してるリスナーは少数ながらもいると思うんですよね。アルバムのほうはともかく、シングルのほうはオリジナル同人音楽の需要を見事に突いた素晴らしい内容でしたからね。

「アルバムのほうはともかく」なんて意味深な書き方しましたけど、Sterblich Magieのアルバムはねえ…個人的には「期待通りの内容ではなくてモヤモヤするアルバム」の1位に据えたいくらいには評価に困る作品なんですよねえ。先行リリースされた「ルクレツィア」「アマリリス」の2曲は文句なしに素晴らしい楽曲だったのですけども、アルバムのほうはというとシングル曲以外はいまいちパッとしない内容で。aratoさんの美声で開幕して期待感を煽るものの妙に低音なボーカルがメインになってる4曲目、スローな曲が連続して盛り上がりに欠ける後半、そして何よりも3曲目のSilent Jealousyオマージュの男性ボーカル曲…これが微妙な印象をもたらす一番の元凶ですな。男性ボーカルっていうだけでも浮いた存在になってるのに尺が10分近くありますからね。さすがに長すぎ。全体的に女性ボーカル+HR/HMという「売り」が活かし切れてなくてバランスが悪いアルバム。個々の曲が悪いって訳じゃなくてむしろクオリティはかなり高めなんだけど…。まあ先行曲で期待のハードルが高まりすぎてたせいもあるか。

ですが、今回の本題であるA-HEADのアルバム、こちらはSterblich Magieのアルバムとは比較にならないくらいバランスの良い内容。収録曲の大半がアップテンポのHR/HM曲で揃っていて中途半端に男性ボーカル曲も入ってないから統一感が抜群。女性ボーカルによるHR/HMというコンセプトに一切のブレが無い理想的な方向性。正直いうとこの路線をそのまま素直に移植してSterblich Magieのアルバム作って欲しかったかもなぁ…。
音楽性としては万全の内容だと思うんですけど、しかしながらメロディが東方なので新鮮味が薄くて物足りないのは致し方ないところ。このアルバムの場合は選曲が有名曲多めだから尚更。東方全く詳しくない自分でさえUNオーエンのアレンジなんて腐るほど聞いてますしね…。
ってか、前述の「ルクレツィア」や「アマリリス」は東方曲に比べても遜色ないどころかむしろ越えてるくらいに良い曲だったからやっぱりオリジナル曲やって欲しいですよね。素晴らしいメロディセンスを活かさないのは勿体ない。

このA-HEAD及びSterblich Magieの音楽性の核となるのはHR/HM要素を担う秋時さんの安定感ある重厚なギターワークと、そして何よりaratoさんの美声ですよね。Sterblich Magieのキラーチューンもこのaratoさんの儚げな歌声なしでは成立しなかったでしょう。この甘く繊細な歌声とヘヴィなギターサウンドの対比が最高なんですよ。さらには、aratoさんはご自身でも作曲しておられて「アマリリス」もaratoさん作だということも忘れてならない重要ポイントでしょう。ほんと、歌声もメロディセンスも共にオリジナル同人音楽系のツボを突きまくりなんですよね。なんていう逸材。やっぱりまたオリジナルやって欲しいなぁ。

メタル「っぽい」音楽性のオリジナルサークルならばいくらでもいるんだけど、多くはV系寄りだったりモダンなハードコア寄りだったりするので、何気に正統派HR/HMと幻想音楽という組み合わせって希少だと思うんですよ。だからSterblich Magieの存在意義は今も全く色褪せてないと思うんです。
とはいえ再びオリジナル作品をやってくれる可能性はあんまり高くなさそうですな…残念ながら。

プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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