Sleeping Pola「uminonaka」

https://690cm.booth.pm/items/885021

APOLLOで買った作品その8。

ジャンル的に言えばマスロック系ギターインスト
…なんですけどこれは偏見抜きでとにかく一聴して欲しいですね。めちゃくちゃカッコいいですよ。ジャンルに囚われて聞かないのは勿体ない。

基本的に超絶テクニックの嵐ですがメロディもキャッチーだし曲構成も巧くて、そして(この手のテクニカル音楽にしては意外なほどに)編集も大胆に施されていてEDMっぽいグルーヴもあるかもしれない。でそれらが組み合わさり総合的には小難しいテクニカル音楽ではなくグルーヴやオシャレ感を強く印象付けるっていうか、そういう意味で割と万人向けなマスロックのような気がするんですよ。なんかよく分かんねえけどカッコいい!って感じ。けっこう激しめな音だけどそれを感じさせないくらいスタイリッシュ感が際立ってると思う。

収録曲は3曲になってますが2曲目がたった30秒ほどしかない繋ぎ曲なので実質2曲入り。でも1曲あたりの情報量が過剰なのでけっこうお腹いっぱいになりますよ。

このサークルっていうかバンドは基本インディーズバンドであってM3やコミケには参加したことないっぽいですけど…でもジャケは女の子だしアニソンカバーもやってるみたいだからオタク文化(ニコ動文化あたり)との親和性はそれなりに高そう。
公式サイトには「需要のない音楽を作って遊んでいます」なんて自嘲気味に書いてあったりしますけど、商業的成功は目指してないのかもしれないけどこれだけカッコよければ人気出そうな気もしますけどね。

ARSEMYTH「Little Runaway」

https://arsemyth.booth.pm/

APOLLOで買った作品その7。
プログレメタル系ギターインストですね。
アースミス?アルセミス?なんとなく後者っぽい気がするけど。

このサークルは過去にも何度かAPOLLOで見かけたような気もするんですけど、買うのはM3に出展してくれた時でいいかなーと保留にしてたんですが一向にM3参加の気配が見えず、そもそもこのサークルって1曲毎ちまちまとリリースするスタイルみたいだからここらで諦めて買っておくかと思い今回4曲まとめて買いました。って言っても1曲100円だからたったの400円ですが…。

音楽性はまあプログレメタル系なんですけど、過剰に複雑な展開とかはあったりせず一般的なギターインストの感覚で気軽に聞けると思います。
ですがテクニックはガチ。アマチュアレベルを軽く凌駕する超絶技巧。プレイスルー動画も投稿されてますから本物のテクニシャンであることが証明されてますね。
サウンドプロダクションも非常に優れているし完全にプロフェッショナルな領域の音楽ですな。
こりゃハイレベルすぎるしオタク要素も無いし、APOLLOに参加してたっていうだけで同人音楽の域に属する音楽ではないかなと思いきや、なんか東方アレンジCD作る予定があるらしいんですよね。そうか…なら同人音楽で間違いないな。ってかこれ東方ジャンルでも普通に壁サー級の音だよね。まあ個人的にアレンジ作品は買うか分かんないけど。

4曲ともインストながら聞き応えある楽曲揃いなんですが、特に最新曲「Little Runaway」のまるで運動会で流れそうな(?)陽気で高揚感があって疾走感があって時折コミカルでクラシカルなクサさも漂う感じが良いですねえ。動画見れば分かりますけど超絶技巧の応酬も凄まじい。
あと「FRONTIER」の超キャッチーなメロディとテクニカル展開のバランスも素晴らしい。

あとこのサークルの音源はロイヤリティフリーなんだそうで、つまり購入したらBGMとかで使用していいってことですよね。メタル系のBGMが欲しいバーチャルユーチューバーの方とかいたら使ってみたらいいんじゃないでしょうか。特にプログレメタル系バーチャルユーチューバーの方とか。
…プログレメタル系バーチャルユーチューバーなんて存在するのか定かでないですが。

Ninveiders「N8​-​2nd」

https://ninveiders.bandcamp.com/album/n8-2nd

APOLLOで買った作品その6。
試聴で公開されてるギターインスト曲がかなりクサくて良さげだったんで試しに買ってみたんですよ。
ところが実際聞いてみるとアルバム10曲中の半分がEDM曲っていう良くも悪くも大胆な構成。ガチなメタル曲とEDM曲が混在する極めて散漫な内容。ラウドロック系だったらEDMとの相性も良いけど伝統的HR/HM系だと食い合わせが良いとは言い難い。

…はずなんですけど意外に違和感なく聞き通せてしまうんですよね。散漫であることには違いないけど、なんだろうEDM曲も含めて普通に各曲ともメロディが良く出来てるおかげか。
あとこの作品、曲情報にジャンルが「サウンドトラック」と登録されてるんですけど、要するにこれはメタルとかEDMとか音楽のジャンルに沿っているのではなくゲーム音楽のサントラを念頭に置いて作られてる訳ですね。つまりメタル曲はあくまで「戦闘曲」という事で。まあ同人音楽では全く珍しくない発想ですな。

しかしながらその「戦闘曲」であるメタル曲はどれも本格的な出来栄えで、同人音楽界に数多存在するメタル「風」の戦闘曲とは一線を画するクオリティがあると言えそう。ギタープレイといいサウンドプロダクションといい、壁サー級のメタルサークルと比べても遜色ないくらいなんじゃないかなぁ。いやほんと、まじでカッコいいですよ。こんな知名度低い島サークルでもこんなクオリティを有してるってのが今の同人メタル界の底知れないポテンシャルを示してる気がします。

試聴で聞ける6曲目の「MIDKNIGHT Blue」と5曲目「The Sword Of Flames」は共にガチクオリティのリードギターが響き渡る勇壮&クサクサな曲調でメタラーの琴線に直撃すると思いますし、4曲目「Star Gazer」はテンポはミドルだけどオールドスクールなギターリフからサビの爽やかなメロディに移行する展開が良い。3曲目「Umber Lights」はエレクトロニカな要素入りの和風ギターインストで、他のEDM曲との橋渡しになってる。

残りの曲はEDMばっかりだけどメロディは良いしメタルにこだわりのない人ならば普通に聞き通せるでしょうね。アップテンポな曲が多いからテンションも維持できてるし。

まあメタル作品として聞いたら評価は厳しくならざるを得ないだろうけどゲーム音楽として聞けば問題なしですかね。でもやっぱり個人的には一貫性のない作品は推しづらいけど。

サークル名の「Ninveiders」っていうネーミングは、ロゴで「忍」の文字が強調されていることから考えても「忍」+「インベイダー」だったりするのかなぁ。いやインベイダーはInvaderだから違うか。

GLASS FACE (IZ)「OLD MIRRORS」

https://glassface.booth.pm/items/885925

APOLLOで買った作品その5。
このサークルは一言で言えばボカロメタル系ですが…正確に言うとボカロではなく「さとうささら」(CeVIO)で、なおかつメタルではなくラウドロック系のサウンドですけどね。

ちなみにラウドロック系ではあるけどメタルコア系ほどに音圧高めでガチガチな無機質サウンドではなく、良い意味で音に隙があって有機的なサウンドのように感じます。割とオルタナロック寄りな雰囲気。ギターソロもちゃんとあってHR/HM寄りなテイストもあり。

そのハイブリッドなロックサウンドと、「さとうささら」の柔らかくあどけない歌声が織りなす童謡のような無垢なメロディが組み合わさって、童謡系ラウドロック(?)とでも言い表したくなるギャップ感が面白い音楽性になってるかと思いますね。
さとうささらの声はやっぱ良いですな。さとうささら使ってるだけで一定値の良さが約束されてるような感じすらある、それくらい良い声。

収録曲は9曲もあってボリュームは十分。良く出来た曲ばかり。
ただ、どの曲もメロディが割と似通ってるので捨て曲が特に無い代わりに突出した良曲も無いと言えなくもない。
あと無邪気でキャッチーなメロディばかりなのでエモ系のメロを求めてる人には物足りないかも。
ともあれ、テンプレではない面白さがある音楽性だと思うんで一聴の価値はあると思いますよ。さとうささらだからボカロ苦手な人も聞きやすいと思いますし。
あと価格も安いし。ってか9曲入りのフルアルバムで100円ってのはさすがに安すぎだけど…。クオリティも全然低くないのになぁ。

絵に描いた城(KalmeRi)「急転直下アメアラレ」

https://enikaitashiro.booth.pm/items/815104

APOLLO第8回で買った作品その4。
これ普通に2018春M3新譜なんで完全に買い逃し枠だったりするんですが…先日のend and recordsとは違ってこのサークルは割と買ってたリスナーいるんじゃないですかね? 戦利品でも見かけた気がするし。

この「絵に描いた城」ってサークル、アイコンやサークルカットに書かれた(笑)の文字がインパクト大でサークルチェック時にもけっこう印象に残ってたんですが(イベント時のスペースも(笑)だらけ…)、煽りなのか自虐なのか定かではないですがそのシニカルなセンスは歌詞のほうにも反映されてまして…まあそれは後述で。

ここはボカロ作品と女性ボーカル作品を並行して発表しているサークルで、この「KalmeRi」という名義は女性ボーカル作品のときのユニット名みたいですな。これが3作目のミニアルバムなのかな。

一聴すると割と一般的な女性ボーカル同人音楽のイメージの範疇なのですが、数多ある女性ボーカル同人音楽の中からひねくれ者の自分がこれに目を付けたってことはやっぱりある訳ですよあれが。プログレ要素が。
って言っても変拍子が大々的にフィーチャーされてるって訳ではなく(5曲目に少しあるけど)、特徴的なのはベースラインなんですよね。はっきり言ってやり過ぎと思えるほどにベースがウネウネしまくってる。下手するとギターやボーカルよりも自己主張してるんじゃないかってくらい。だがそれが良い。プログレっぽさを醸し出してる。
とはいえ多くの人にとってプログレ要素なんてどうでもいい事だと思うので、やっぱり一番重要なのは曲の良さですよね。今作は収録曲5曲とも全てが個性的で優れたメロディとアレンジを伴っていて捨て曲なしと言っても過言でない充実度。普通に曲の良さだけでおすすめ出来ます。

1曲目「白昼のDrama」はピアノ伴奏のバラード曲で穏やかな幕開け。実に美しくメロディ。1発目がこれだから割としっとり系のサークルかと認識されそうな気もするけど本領は2曲目から。とはいえこのバラードも十分に良曲ですけどね。

2曲目「突然の荒れ模様」はシンフォニックロック調。テンポは早くないけど壮大な曲調と緻密なアレンジが特徴的で…なんとなくNanosizeMirの2ndに通ずるものを感じる? そして前述のウネウネしすぎベースラインが炸裂。低音聞いてるだけでも楽しい。
女性ボーカルも手堅い歌唱で安定感あり。アニメ声ではなく比較的低音寄りでハスキー系の声質だけど色んな曲調を歌いこなせる器用さも感じる。

3曲目「Miranda」は作中唯一のアップテンポなロックチューン。やはりベースライン暴れすぎ。そしてギターもなかなかノイジーで攻撃的。

4曲目「天使の逆撫で」、三拍子でチェンバロをフィーチャーしたメルヘン系。女性ボーカル同人音楽として標準的な曲調かと思いきや…「札束で殴られた」とかメルヘン系にあるまじき歌詞が出てきて意表を突かれる。この自由奔放な歌詞センスはやっぱりボカロ界隈ならではなのかな。

5曲目「アンブレラ」、これがハイライト曲でしょうね。これも三拍子系なんですけど壮大なシンフォニックロックアレンジによってプログレ感あり。これは是非一聴してもらいたい名曲。特に間奏部分の壮麗なストリングスはガッツリとメタラーの琴線にも触れてくる感じ。

どの曲も良いけど特に2曲目と5曲目のシンフォニックロック調を推したい。でも過去作を聞いてみるとこういうタイプの曲調あんま無いようなので今後この路線の曲をやってくれるのかは分かりませんが。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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