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Release hallucination「Lovers in Abyss」

http://releasehallucination.com/

オリジナル同人メタル「最強」のサークル、リリハルことRelease hallucinationが約1年ぶりに放った待望の新曲でございます。

リリハルが今やオリジナル同人メタルの最高峰に君臨しているという見解についてはいちいち説明するまでもない気もするんですが、もう一聴瞭然って感じですよね。クオリティっていうか「オーラ」が他とは別物っていうかね? 個人的には「新世代」同人メタルを代表するサークルに上り詰めていると確信してます。
まあ、まだ最強クオリティに辿り着いてからアルバム出してないから…完全にこの界隈全体の評価が固まるのは2ndアルバム出た時なのかなぁって気もしますが。
同人音楽というガラパゴスな箱庭の中で優劣決めることの意味については異議もありそうですけど、でもガラパゴスならではの魅力を備えているからこそ一般のメタルだけでは満足できない自分のような層が惹かれているというのも事実だと思うんですよね。オタク音楽でありながら世界に通用するクオリティを手に入れようとしている、そこにこそ意味があるっていうか。単に凄いクオリティの音楽を聞きたいのならメジャーのアーティスト聞けば済む訳ですし。

で、この新曲なんですが、リリースは昨年末ですが冬コミでの頒布ではなくて、なんとイベントでの頒布なしのデジタル配信限定という初の試みだったりする訳です。同人音楽界隈においてもCDオワコン論議が白熱している昨今ですがその波に乗って…なのかは分からないですがリリハルも新しい方法に挑戦したって訳ですね。これは意義あることだと思います。
まあ元々リリハルはいくつもの配信サービスを股にかけてデジタル配信を充実させていたのでイベントでのCD媒体の頒布を無くしたって点だけが新しい訳ですけど、まあ1曲だけCDで頒布っていうのも効率が悪いしイベントで完売等で入手できない悲劇も回避できるからこれが正しい判断だったと思いますが(もし冬コミで無料配布とかされてたら手に入れ損なってた可能性大…)、でもシングルだからデジタル限定でも構わないのであって、もしアルバムがデジタル限定だったらやっぱり寂しく感じるだろうなぁ。多くの同人リスナーもきっと同じ意見だと思うんですが。
これだけデジタル配信が主流になった音楽界においてはCDという媒体が非効率的なのは火を見るより明らかなんですけど、でも効率で割り切れないのがオタクという生き物なんですよね。CDどころかLPレコードやらカセットテープにまで時代を逆行してるくらいですからね。フィジカル媒体が同人音楽界から消え失せることは決してないでしょう。っていうか消えたらそれはもはや同人音楽=オタクミュージックとしての存在意義の消失と同義かもしれない。

で、肝心の新曲についてですが、まあ1曲しかないので新作ではなく新曲と呼ぶのが相応しい訳ですけど、しかしながらなんとこの新曲「Lovers in Abyss」は9分を越えるリリハル史上最長の楽曲なんで実質的にマキシシングルやEPと同等のボリューム感があるといって構わないと思います。
普通なら9分もあったら長くて退屈しそうなものですがリリハルの場合は聞き応えある展開が隙間なく詰め込まれてるおかげで9分でも短く感じてしまうほど。これは自分みたいなプログレバカではないリスナーさんもそういう感想を述べてるので間違いないと思います。この調子だと15分くらいあっても長く感じないかもしれない。濃厚で重厚でありながらもとっても聞きやすいプログレメタル、それがリリハル。

まず出だしから荘厳なクワイアとドラムの乱れ打ち→ブラストビートの疾走で掴みはばっちり。僅かとはいえブラストビート使ったのってリリハルでは初だったりする? クワイアによるゴシックな雰囲気とメタリックなアグレッション、プログレッシブなテクニカルさとモダンな音圧の全てをこのイントロだけですでに実現できてるのが改めて凄い。
そして前作「Chronostasis」で確立された感のある地響きのように押し寄せる圧倒的ギターサウンドとemiさんの澄み渡った歌声のギャップ感も素晴らしい。一転して静かになるBメロで顕わになる重いベースサウンドにも注目。
サビメロも安定のリリハル節と呼べる出来栄えだと思うけど特筆すべきは輪唱のようなバックコーラスですよね。これだけ目立ってバックコーラス入れるのは何気に「Despairing sigh」以来? このコーラスが奥行きを倍増して荘厳さと「泣ける」メロの魅力を強化してる感があってなかなか重要な役回りを担ってると思う。「Despairing sigh」のコーラスは個人的に大好きだったのでこの復活は喜ばしい。
そしてリリハルと言えば忘れちゃいけない長い間奏、今回も3分近くたっぷり展開されます。もちろんプログレメタル的でテクニカルなんだけど同時に非常に視覚的イメージを喚起するっていうか次々切り替わる映画のシーンのような面白さがあって、それがメタラー以外のリスナーをも魅了するのだと思いますね。
間奏でもベースソロから始まるしやっぱり今回はベースの存在感が強いな。シンフォニックサウンドとの絡みやkaorinさんの見せ場となる圧巻の速弾きギターソロに続いてシンセソロが入るってのが珍しい。三拍子になってemiさんのラララン~ってコーラスの入るリリハルならではの展開も耳に残る。

そんな感じで今回も最強な楽曲であった訳ですけど、次回作からは新しい機材を導入するんだそうで、つまり今のままでも最強なのに更なるパワーアップが待ち受けているという訳ですよ…やばいっすね…パワーインフレ系の少年漫画みたいなことになってきましたよ。
2ndアルバムは果たして今年中に完成するんだろうか…。でも以前のようにギリギリなスケジュールで作って欲しくはないですね。リリハルの評価を決する重要な作品になるのは間違いないと思うんで十分な時間を取って妥協なく作り込んで欲しい気がします。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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