Mimis「きみにふれたい」

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http://laralastudio.web.fc2.com/

Laralastudioの竹之内貴英さんとギタリストのJuniさんによるユニット、これが3枚目ですかね。3枚目といっても1作目はシングルで2作目はフルアルバムだったんで、6曲収録の今作は1stミニアルバムと呼ぶべきなのかな。

本隊であるLaralastudioでフルアルバム出す同じタイミングでこのMimis新作も一緒にリリースされたということで、竹之内さんの創作モチベーションは頂点にあったとも言えそうです。ラララとこのMimis新作合わせたら竹之内さんの曲はインスト抜きで11曲もありますからね。しかも捨て曲と言えるような中途半端な曲も見当たらないのでほんと驚異的。
さらに、この同時リリースによってLaralastudioとMimisの「役割分担」的なものも明確になってきたよう思います。女性ボーカルでオタク向けミュージックを展開するLaralastudioでは「売れること」を今まで以上にしっかり意識した作風に近づいており、こちらのMimisでは竹之内さん自身がボーカルも務めることによって「やりたいこと」を実践してるように感じ取れます。まあ実際に竹之内さんがそれを意図的にやってるかどうかは分かりませんが、あくまで勝手な印象に過ぎないんですけどね。
しかしながら、じゃあLaralastudioが売れ線でMimisは趣味でやってる印象かというと必ずしもそうではないというか、ラララの路線が売れ線なのはあくまでも同人音楽界隈に限ったことであって、インディーズロックの視点から見ればむしろMimisのほうが売れ線と言えそうですよね。竹之内さんもJuniさんもインディーズロックで通用するだけのボーカルスキルと楽曲センスを十分に持ち合わせてると思いますから。これだけ質の高い音楽なのに男性ボーカルが冷遇される同人音楽界でしか知られていないっていうのは非常に勿体ない気がする…。

前作のフルアルバムも素晴らしい内容だったんですが今回も引き続き充実の内容になっていますね。竹之内さんとJuniさんがそれぞれ単独で制作した楽曲を交互に収録するコンピレーション的な構成でありながらも不思議と一貫した作風を感じるのも前作と同じ。

1曲目「touchless」はJuniさん曲。相変わらずのイケボ。サビの盛り上げ方も巧いですなぁ。ベースラインのうねりと綺麗なピアノの音色が良い味出してる。もちろんギターソロもメロディアスでカッコいい。邦ロック系なんだけどハードロック風味もあるのがメタラー的に嬉しいところ。
前回も書いた気がするけどJuniさんの都会的でV系っぽいイケボと竹之内さんの素朴で田舎的な癒やしボイスの対比が良いんですよねえこのMimisは。

2曲目「SNSで知り合った君の名前を僕はまだ知らない」、某泣けるアニメのパロですかね。っていうか、ネトゲで出会った女って99パーセントの確率でネカマなのでは…。ツイッターも自称女子高校生とかいう輩がうじゃうじゃいますしね。
それはさておき曲はカッコいい。竹之内さんの声の癖を更に強めたような独特な歌い方、鋭いカッティングが決まるギターフレーズ、キャッチーなサビメロ。ほんと完成度高い。同人音楽界隈で評価されるタイプの楽曲じゃないけどインディーズロック界隈の人に聞いて欲しい。邦ロック系を紹介してるサイトとかに紹介して欲しいですよほんと。

3曲目「誰かの隙間」、Juniさんによる静かな弾き語り曲。派手さはないけどしんみりとした味わいがあり。

4曲目「僕の風船」は竹之内さん。前作の「幽霊屋敷」と同じくみんなのうたで流しても良さそうなくらい普遍的な魅力を放つ超キャッチーな曲になってますねえ。ノスタルジックで優しさにあふれる曲調が心地良い。やっぱり竹之内さん作の曲は竹之内さん自身が歌うのが一番楽曲の良さを引き出すのかなぁと思ったり。

5曲目「ツインズ」、Juniさん曲ですが甘いイケボとキャッチーで暖かみのある曲調が実に良い。この曲もやはりメロディアスなギターソロが決め手になってる。ずっと一緒だった双子が成長するにつれて距離が空いていくという趣旨の歌詞も切なさをそそります。竹之内曲とも雰囲気が噛み合ってるし統一感があるのも良いですよねえ。素晴らしい曲です。

6曲目「猫よ」は最初のシングルの「ねこころり」の続編ですかね。同じく童謡風味の穏やかな曲調ですが自然体なリラックスムードはさらにアップしてる。まさに竹之内曲の真骨頂。一発録りっぽい音質も良い味になってますね。「この世に生きるものは全て猫になりたいものだから」…いかにも猫好きな人間の発想だなぁと。猫至上主義。

そしてジャケ。そうそうやっぱりこの手描きジャケじゃないとね。これでジャケ買いする人はいないだろうけど個人的には絵師さんのジャケより断然好き。

そんな訳で、竹之内さんの素朴でキャッチーな持ち味とJuniさんのスタイリッシュな作風の競演によって今回も素晴らしい内容になってるかと思います。今後もLaralastudio共々にさらなる活躍を期待したいところですね。同人音楽界隈だと男性ボーカルは不遇だからインディーズ系で評価されて欲しいんですけどね。
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