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Liesvect新作聞きました

http://liesvect.wixsite.com/liesvect/liesvect2

Liesvectフルアルバム…ほんと凄い。これだけ大ボリュームなのにも関わらず1曲1曲が細部まで作り込まれていて妥協など全く感じられない。本気も本気、まさに超本気が詰め込まれた圧巻の内容ですね。これだけの内容を本当に1年足らずで作り上げたのか信じ難いほどです。

とはいえ、試聴の段階で感じていた違和感みたいのが全て払拭されたという訳ではなく、やはり幾つか引っかかる点はあるんですが、それでも個人的に嬉しかったのは1stにあったプログレメタル要素が今回もしっかりキープされている事ですね。このサークルは根っこのアイデンティティの部分にプログレメタルがどっしりと存在してる訳ではないのかもしれないですが、自分がこのサークルに興味を持ったのはやはりプログレ要素な訳でして、もしそこの部分が揺らいでたら少なからず失望していたと思うので一安心しました。試聴の段階ではけっこう不安あったんですよね…。
プログレ要素を維持といっても1stの作風そのままではなく今回はDjent寄りになってはいますがテクニカル系という括りに入ることは間違いないかと。

そして、試聴の段階で危惧した通り、はっきり言って今作は方向性が散漫でコンピレーション作品感あるのは確かだと思うんです。でも、散漫なのはあくまでBlueさん以外の2人のメンバーの曲であって、メインソングライターであるBlueさんの楽曲に限定すればちゃんと一貫性のある作品になってるんですよね。その一貫性とは具体的にはメタルコア要素、プログレ要素ですね。やはりBlueさん=Liesvectなんだなと。
ちゃろんさんの曲はほんとプログレでもメタルでも何でもないアニソン系ポップスって感じで非常に雑多な印象を与えるんですが、じゃあ捨て曲なのか?というとむしろ真逆で、楽曲単体で評価するのならちゃろんさん作の2曲が確実に上位に来ると思う。メロディもアレンジもすこぶる良い。アニソン系楽曲としてめちゃくちゃ高品質。やっぱり只者じゃねえな…ちゃろんさん。
新メンバー?の低燃費さんの担当曲は…もう完全に別サークル感あるかもしれない。まじコンピレーション。でもよく見ると低燃費さんの曲って2曲とも藍月なくるさんフィーチャリングなんですよね…。この点において非常に共感できる。藍月なくるさん…ホントに至高のオタク向けボーカリストすぎる…。

そして、イベント前の記事でしつこく言っていたLiesvect「らしさ」についてですね。多くのリスナーにとってはどうでもいいことなのかもしれないですが個人的には最重要項目です。オリジナリティが確立されてるか否かで個人的に推せるかどうか決まる感あるので。
そのサークル(アーティスト)の独自性、他では聞けないそのサークルならではの「売り」という事ですが、例えばボーカリストが固定の場合ならそのボーカルが独自性になり得ると思うんですよね。超個性的なボーカリストであればジャンルとか無視して歌声だけでブランド感を構築できますし。同人音楽でいえば葉月ゆらさんとかその典型かなと思うんですが。
で、多彩なゲストボーカルを起用した場合はどうなるのかっていうとやはり扱うジャンルが重要になってきて、その他には、癖のあるアレンジ、あと楽器の音色も独自性になる気がします。
Liesvectのこのアルバムの場合は、(Blueさんの曲に限定すれば)メタルコア要素もしくはプログレ要素がオリジナリティになるのかなって気がしますが、プログレ要素はともかく、メタルコアってけっこう類型的になりがちなジャンルなのでテンプレ通りに展開させると没個性に陥りそうなんですがBlueさんの場合はメタルコア的な展開に少し毛色の異なるリードギターを乗せたりゲーム音楽風味のキラキラしたシンセを絡めたりして没個性を回避してる感もありますかね。

それでも、個人的に感じているLiesvect「らしさ」っていうと1stミニアルバムのテクニカルパワーメタルな作風から発散されていた「清涼感」「透明感」のほうが当てはまりそうな気もするんですよね…。その清涼感と透明感は未収録曲の「Fatal Vision」に継承され大幅に進化を遂げていた訳ですが。ほんと、何度もFatal Visionに言及してていい加減しつこいかもしれないですが、それくらいあの曲ツボだったんですよ…。特に前半のピロピロパート。インスト曲だから多少地味な感じもあるんですが、むしろゲストボーカルの力を借りないインスト曲だからこそ純度の高い音になってる可能性もあるかな。
Fatal VisionによってLiesvectの更なる可能性が垣間見えてしまった訳なので、もしあの曲があのタイミングで公開されていなければもっと素直に今作を楽しめたかもしれない…? なんて罪作りな曲なんだ。
メタルコア路線も当然ながらカッコイイんですけどね。そして界隈の需要的にもおそらくメタルコアのほうが求められてるに違いない。でもあの「清涼感」と「透明感」を放棄するのは余りにも勿体ないなぁと…。

それと、今作は序盤部分にデスボ(スクリーム)オンリーのアグレッシブな楽曲が並んでいるのがけっこう挑戦的だなと思いましたね。非メタラーの同人音楽リスナーってたぶんデスボイスオンリーの曲は忌避する傾向あると思うんですよ。今作は非メタラーも聞きやすい女性ボーカルポップスをいくつも収録しているのにも関わらずそれと対極になるアグレッシブな楽曲で幕開けするっていうのがね。
ちなみに個人的にはデスボイスオンリーの曲にはさほど違和感なかったりします。1stと余りにも別物すぎる作風なのでむしろこれは完全に割り切ってしまえば他サークルのように聞けてしまうんで。割り切って聞けばめちゃくちゃハイレベルな曲だと思います。

現時点では特に気に入ってる曲は5曲目、7曲目、12曲目、14曲目ですかね。詳細な感想はもうちょっと聞き込んでから書きたいと思います。しばらくしたら追記しますので。

今回もゴチャゴチャ書きましたけど、Liesvectはまだデビューからたったの1年しか経ってない訳ですからね。たった1年でこのハイレベル???って改めて驚愕しますけど、このフルアルバムは超本気作だとは思いますがこれが「ゴール」であるはずないですし、まだまだ通過点に過ぎないと思うので、不満点=伸び代ってことで今後がますます期待大のサークルなんじゃないかと思います。恐るべきポテンシャルを持つサークルですよ。
というかとりあえず一言感想を書くつもりだったのに何だこの長文は。

あと、最後に一言付け加えるとするならば…藍月なくるさん本当に素晴らしい歌声ですよね…(推しすぎ)。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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