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赤飯「FREE MOSH LICENSE」

http://ameblo.jp/sekihan-yoshie/entry-12110610121.html

ちょっと意外ですが、これが赤飯さんの同人でのソロ名義の初作品らしいです。
赤飯さんの歌声ほんとカッコイイですよねえ、オタク界隈のロックシンガーでは最高の歌声なんじゃないかと個人的には思ってるくらいなんですけども。こんな素晴らしいボーカリストを今まで聞かずにいたとか不覚すぎる…。

いちいち説明する必要なんてないほどの超有名な歌い手さんなんですが、そんな有名どころをちゃんと聞き始めたのが先日の冬コミからっていうんだから、そりゃもう超絶今更感あるとは自分でも思うんですけどね…。まあこのブログにおいては「今更」はデフォですけども。
しかしですよ、この件については単に「今更」なだけではなくて、実はメタラーが聞き始めるタイミングとしては絶妙だった気もするんですよね。
というのは、かつての赤飯さんって、女声を始めとした「七色の歌声」を売りにしたトリッキーなボーカリストで、基本的な歌声も女子ウケを考慮したかのようなナルシスティックなV系歌唱を軸にしていたことが過去作を聞いても伺えるんですけど、それが、今の赤飯さんの歌い方ってはっきり言って完全にメタルシンガーじゃないですか(厳密にはメタルというよりかラウド系という広い括りだけど)。

冬コミで頒布された2枚の新作を聞けばその傾向は明白で、両作品ともハスキーボイスによるストレートな熱唱とハードコアなシャウトを組み合わたボーカルスタイルが大半を占めてるし、やはり以前の作品とは明らかに変わっていますよね。加えて、その数ヶ月前の夏コミで頒布された鬱Pとのコラボ作品も当然ながらメタルなので流れはさらに決定的。
以前は、メタル「も」歌うボーカリストだったのが、今はメタル「を」歌うボーカリストになってるというか? その変化にどういう事情が絡んでるのかについては自分は超ニワカなんで全く知らないんですけど、ともあれ、今の赤飯さんがめっちゃメタラー向けなボーカリストであることは確かですよね。
こんだけカッコイイ歌声なのに、歌い手という肩書きが持つちょっと特殊なイメージに偏見を持って聞かずにいるのはやっぱり損をしていると思わずにいられませんよね。まあ自分がまさに歌い手に偏見を持ってた人間なんですけどね…。ニコ動界隈特有の近寄りがたい雰囲気ってありますからね…うん。

さてこのミニアルバムの具体的な内容ですが、公式ブログにもあるように、ライブで「暴れる」こと前提のMOSH必至なハイテンション楽曲ばかりが詰まっている作品です。インスト除くとカバー曲が2曲でオリジナルが3曲?

1曲目はこの手のラウド系では定番のEDM的な序曲。
2曲目「あれこれそれどれ ver.FML」はボカロPとコラボした曲の新バージョン? 「ハイヤイヤイヤ」って掛け声がちょっとニコ動臭?があって鼻に付くかもしれませんが、サビメロの展開がクッソ熱い。がむしゃらな熱唱がまじツボですわ。気取ったV系歌唱とは段違いの良さ。このハスキーな歌唱って、国内メタルボーカリストで例えるならやっぱり坂本英三さんに近い雰囲気ありますよね。坂本英三さんの歌声から昭和臭を抜き去ったような感じ(?)

3曲目「大河アッパーカット」、これも引き続きクッソ熱いラウド曲ですね。サビメロの後半のメロディがほんと良すぎる。やっぱりニコ動系アーティストだけあってあくまでキャッチーなメロディが基本にあるのがアニソン系メタラーとしては嬉しいところです。Bメロではマキシマムザホルモンを思わせるような金切り声も飛び出したり。サビ前にちょこっとだけ女声も登場しますね。ダジャレのような曲名で歌詞が気になって読んでみたらものっすごい支離滅裂だった。完全にノリだけの歌詞ってのも悪くないですけどね。

4曲目「さくらんぼ」はなんと大塚愛さんの曲のカバー。お得意の女声を駆使してアイドルソング風に歌い上げていますが、もちろんただのアイドルソングになるはずもなく、サビのラストで「さくらんボォォォォォォ!!!!!」と絶叫に繋げてハードコアな展開に突入。終盤で疾走するパートで女声の合間でギャーギャー喚き声が入るの面白すぎる。それにしても、改めてこの女声すごいですよねえ…。一般的なロックシンガーで女声が出せたとしてもネタ的な価値しかないかもしれないけど、やっぱりニコ動という場の特殊性によってこの「芸」が最大限に活かされた感じなんですかね、たぶん。

5曲目「Fight for your Right」は打って変わってヘヴィなグルーヴ感が特徴的な曲。この曲のうねるようなギターリフめっちゃカッコイイですよねえ。サビメロもキャッチーでエモくて熱い展開で素晴らしい。
6曲目「P.R.P」は四つ打ちでダンサブルな曲調ですが赤飯さんの歌声は緩くなったりせず熱いままなのが良いですね。

女声以外の「七色の歌声」はほぼ封印して、ひたすらハイテンションな熱い歌声で貫かれた素晴らしい内容だと思います。同人であえてこういう作風にするってことは、赤飯さんが本来やりたい音楽性ってのはやっぱりポップスでもV系でもなくラウド系であるってことなんでしょうね。
冬コミで同時頒布された歌い手のS!Nさんとのコラボユニットの新作のほうもラウドで熱い楽曲が中心で満足度の高い内容でした。夏コミの鬱Pとのコラボ新作のほうはまだ開封してないんですがそのうち記事も書きたいと思ってます。
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No title

お久しぶりです。
カオティックハードコアバンドcyclamenのギタリストが新プロジェクトをスタートしていて、個人的にツボだったのでお知らせ(?)しておきます。
smegmanという名義でbandcampでNYPダウンロードできます。インスト4曲のEPなんですが、終始気持ち悪く(褒め言葉)、cyclamenよりもストイックな雰囲気漂う感じです。

Re: No title

>k-pさん
Cyclamenのギタリストの新プロジェクトですか、なるほどカオティックな展開がカッコいいですね。これはデモ的な音源で後々ボーカルも入れたりするんですかね。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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