FC2ブログ

「Nein」をNeinするということ


「Nein」発売から既に2ヶ月以上経過していますが、保留にしてたこの作品への評価、結局まだ自分の中でも結論は出ていないです。でも、さすがにこれ以上先延ばしにしたら感想を書き記すタイミングを失ってしまいそうなんで現時点で思ってることだけでも書いておこうかと思います。ちょうどRevoさんのインタビュー後編も公開されたのでこの機会を逃すとグダグダになっちゃうかなぁと。
まあストコン開催中のローランが熱狂してる最中に便乗して書けば最良だったんですけどね…。2ヶ月以上も経ってるから既にローランの皆様に語り尽くされてる頃合いでしょうけど個人的に考えをまとめる感じなんでまあ別にいいかなと。


やはりサンホラの歴史は「否定」され続けてきた歴史だったのかなと思ったりします。
まあ自分は新参者なんで昔の状況とか詳しくは知らないんですが、ナレーションやセリフ入りの音楽という明らかに普通と異なる表現手法を選んでいるサンホラですから、当然ながら多くの人達からその特異な作風を否定されてきたのだろうし、更には、二期になってから複雑な構成を多用するようになったことで、一期からのファンすらも失い「否定」されてきたという訳で、まさに否定の折り重なった歴史という感がありますよね。
よく考えなくても、せっかくの10周年記念作品が「否定」とかいう超ネガティブなネーミングって時点でアレですよね。単に過去作品のストーリーを否定して別の可能性を探るというコンセプト以上の意味が込められてるんじゃないかって勘ぐってしまいますよね。Interview with Noelにおいてもノエルはその外見の特異さゆえに周囲から「否定」されてきたという経緯があって、それがサンホラが否定されてきた歴史とイメージかぶるというのもありましたし。

もちろん、否定されてきた数と同じかそれ以上に熱心なファンを今も多数抱えていることも事実なんですけど、でもRevoさんはその否定されてきた過去からも目を背けず、というかその否定さえも作品のコンセプトに内包させてしまったのがこの「Nein」なのかなぁとか思ったりします。今回繰り返し強調されてる「解釈の自由」には作品の解釈にとどまらず、作品自体を否定する自由、アーティストとしてのサンホラを否定する自由さえも含まれてるんじゃないかとか。全てを飲み込むようなとんでもなく懐の深い作品コンセプトなんじゃないかって。…まあさすがにこれは拡大解釈すぎるかもしれませんが、今回のコンセプトの壮大さにはそんな無茶苦茶さえもあり得ると思わせるだけの凄さあると思います。

こんなメタ視点を持ち出したくなるのは、自分が首突っ込んでる同人音楽界隈では現状のサンホラを否定する意見を見かける機会が多いってことも大きな理由であることは否めないんですけどね。やはりサンホラとじっくり向き合うことは同人音楽というジャンルと向き合うことに繋がるし、その逆も然りかなと。もしサンホラがいなかったら今の同人音楽界ってどうなってたんでしょうね。アレンジ音楽しかない界隈になってたかもしれないですよね。
今のサンホラを否定してみたところで、同人音楽がサンホラから大きな影響を受けている事実には変わりがない訳だし、サンホラの偉業が揺らぐことはないと思うんですが、でも否定するのも各リスナーの自由な訳で。
基本的にRevoさんって「去る者追わず」っていうか、かつての音楽性を求めてるリスナーに媚びるってことあんまりないように感じますよね。常に前進、やりたい放題っていうか。ヴァニシングスターライトの「よだかの星」は割とシンプルな構成の楽曲でしたがあれはかつてのファンにアピールするような曲調ではなかったし、あくまで新規ファンに向けた曲調でしたからね。
ツイッターのローランを監視してるとかいう噂が出るくらいだからネットでの「元」ファンの評判も把握してると思うんですけどね。やっぱり、新作の発売日をM3に度々かぶせてきたのは、自らの古巣でありフォロワー勢が多く存在する同人音楽界を意識してのことだと思えてならないんですが…どうなんでしょう。真相が明らかにされることは無いでしょうけども。


そして実を言うとこのブログ書いてる人も、発売直後にはこの新作を「否定」した者の1人だった訳です。あの時点ではまだ聞き込み足りてないし最終的な結論は保留とか言って先延ばしにしたんですけど、2ヶ月以上経った今、その結論は出たのかというと…ちょっと微妙なところですね…。やはり難しいです今回の新作の壮大なコンセプトとがっつり向き合うのは。…まあこの2ヶ月間ずっとサンホラと向き合って来た訳じゃなくてM3新譜を聞いてる時間のほうが長かったからアレなんですけども…。
それに加え、ご存知の通りこの作品は後追いリスナーが入手することがほぼ不可能な超プレミアの同人時代のCDを題材にした曲も収録されているので、要するに全て理解するのが最初から無理な作品なんですよね。昔からサンホラをずっと追ってきたファンだけしかこのアルバム全てを語る権利を持ってないということですね。
でも、せっかくこうやって同人時代の作品にも再び脚光を当てる機会を設けたんだから再発売とかしてくれないんですかね…。やっぱり難しいか…インタビューでも昔の作品はクオリティ低いって否定的に語ってますもんね。あらまりさんとの諸事情もありそうだし…。リメイクとか更にあり得ないな。というかそもそも今回のNeinがリメイクに相当するのか…?

しかし、その同人時代のアルバムを題材にした楽曲なんですが、総じて地味な印象だったりするんですよね…音楽的にも。もちろん自分が元作品に思い入れがないことも影響してるとは思いますが、でも新規曲として聞いてみてもやっぱり派手なメロディは無いよなぁ…。1stアルバム題材の「名もなき女の詩」は「パンでパンパン!!」のパートが楽しくてインパクト十分だけど、2nd題材の「食物の連なる世界」、3rd題材の「言えなかった言の葉」は基本地味かな…。それでも食物はサビメロ(ひかりのなかーでー)の部分が感動的なんだけど、言の葉のほうは「アスピリン…YES!!!!!!」のインパクトしかない曲と言っても過言ではない。この曲好きな方がいたら申し訳ないですけど…。というか何でアスピリンYESにあんなに力を入れてるのか…Revoさんの考えてること謎すぎる…。

まあ、同人時代のアルバムの改変曲は元ネタ分かんないって理由で脇に置いといても良いんですが、それ以外でもう1曲、このNeinで地味な曲があります。それはRoman改変曲「涙では消せない焔」です。はっきり言って、この涙焔がもうちょっと音楽的にインパクトある曲だったら自分がこのNeinに否定的なイメージを持つことはなかったんじゃないかと、そう思えるほど。
その他の曲はというと、「憎束」はレズFukiさん最高すぎるし「屋根裏堂」はサンホラ流ミュージカルの真髄が味わえる楽しすぎる曲だし「愛咎」は言うまでもなく今回のハイライトの最強曲だし「忘れな」もMärchen本編のクオリティと雰囲気を見事に再現した名曲だし「最果て」はノエルぅぅぅ!!!うおおおおお!!!!ってなる熱いトドメの1曲だし、うん、やっぱり涙焔だけ弱い…。涙焔は原曲の「焔」のサビではめっちゃ盛り上がるんだけど、そこに至るまでの新規メロディがちょっと退屈なのが否めないんだよなぁ。RevoさんRomanへの思い入れが他のアルバムに比べて弱いとか…?そういう訳じゃないか…。原作のRomanは名曲満載の超名作なんだしもうちょっと新規メロディ頑張って欲しかった感じありますよね…。

…ちょっと中途半端ですけど残りは後日に書きます。否定的なことはほとんど書いたから残りは褒めるところばっかりですね。2ヶ月以上保留したにも関わらず結局大したこと書けなさそうですが…。
というか今回のアルバムは情報量がいつも以上に凄まじいし、本気で考察とかしたら余裕で10記事分くらい書けるのでは。愛咎だけでも3記事くらい書けそうですよね。まあうちは考察とか無理ですけど…。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

最新記事
カテゴリ
VA (4)
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析