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ぱっちりひつじ「ぽぷぺぴぱ」

ぽぷぺぴぱ

このシングル発売されたの実は1年前なんですよね…。今更感あるかもしれないですが、しかし、春M3でプログレコンピが頒布されて同人音楽におけるプログレへの関心が高まっている今だからこそ、このプログレッシブで独創的なサークル(バンド)を改めて紹介する意味があるんじゃないかと思ったりするんですよ。

…というか、え、同人音楽でプログレへの関心が高まってる…? すんません嘘ですそんな根拠は全くありませんでした。高まってるのはこのブログの人だけでしたw
まあ植木屋のUNA SEA買ったリスナーの方々も参加サークルが豪華だからっていう理由がおそらく大半で、プログレが好きだから買ったなんて人は少数派かもしれないですね。このコンピがきっかけでプログレに興味を持ったっていう人もほとんどいないような気がしてならない。同様にこれがきっかけでプログレやろうと思ったサークルさんもいないだろうし。
プログレとかいうよく分からん音楽性を表立って標榜しても関心持ってくれるリスナーは少ないでしょうからサークル側も積極的にアピールはしないだろうし、もし仮に同人音楽でプログレの波が来たとしても分かりやすくそれが表面に見えてくるっていうこともないかもしれないですが(来ないとは思うけどw)。
このサークル(正直ここはサークルと呼ぶのはちょっと違和感あるんですが便宜的にサークルと呼んでおきます)も表立ってプログレを名乗ってる訳じゃないですが、「非現実系テクニカルポップバンド」って遠回しにプログレって言ってるようなもんですよね。実際に音の方もプログレとしか言いようがないですし。

ちなみに、お気づきかもしれないですが、このサークルの1stアルバム「ゆめにっき1」は左カラムのおすすめCD欄にずっと載せてあるんですよね。当然ながら超おすすめ盤なんですが、しかしここに載せてあるからって興味を持ってくれる人はほとんどいない気がする…。
でもこのサークル、うちなんかでわざわざ紹介するまでもなく、昨年の春と秋のM3で両方とも壁配置だったことから察するにそれなりに売れてるはずなんですよね。やっぱりこういう独特な音楽を評価してる層も一定数はいるはずなんだよなぁ…。どこにいるんだ同人音楽プログレ層は。

それにしても、改めて今回このぱっちりひつじを1stアルバムも合わせて聞き直してみて、やはり独創的すぎるサークルだなぁと再確認しましたよ。そもそも童謡とプログレメタルを組み合わせるという発想自体が凄いのに、具体的な演奏や表現力も非常にハイレベルでありひたすら脱帽ものですね。プログレとか抜きにしてもこのレベルの同人音楽ってどれくらいあるのか。これだけの独創性には滅多に出会えないでしょうなぁ。やはり同人音楽で一番重視されるべき評価ポイントは独創性でしょう。
そんな独創性が集約された1stアルバムも非常に素晴らしい作品でしたが、このシングルもそれに勝るとも劣らない内容でございます。

このシングル、「アルバムには入れにくい、クセの強い」曲を収録したとのことですが、実際に聞いてみるとほぼ前作の延長線上なんですよね。どの曲も前作に収録されてても別に違和感ないような。ただ、童謡的なキャッチーさが多少減退して代わりにプログレメタル的なテクニカルなアンサンブルが前面に出てる感はあるので、そういう意味での「クセが強い」のかもしれないですね。

タイトル曲の「ぽぷぺぴぱ」は前作の「ぶらぶらねこ」の延長線上の超ポップで疾走感のあるロックチューンですが、ただ、ぶらぶらねこに比べるとプログレ的な変拍子が多用されていてテクニカルな趣きが強いかな。しかしそのテクニカルな風味も全く嫌味にはならず自然に組み込まれており、あくまで童謡的な親しみやすさが中心にあるのはさすがとしか言いようがない。イントロのシンセと間奏のギターフレーズがめっちゃツボでございます。レコーディングの際の「ポップノイズ」をテーマにした歌詞というのがまた独創性抜群ですなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=PSe_ITorL9c
公式のフルPVも上がってるので是非ご覧ください。他のショートPVに比べると動画が雑かもしれないけどw
2曲目「あかときいろとちゃいろ」はかなりメタル度が高いですなぁ、なんせデス声入ってますしね。中間部とかまるでカオティックコアみたいなノリになってます。演奏の切れ味も前作以上で、これは割とメタラーにもおすすめしたい1曲ですね。というか、ここまで来るとむしろ童謡っぽさがメタル系リスナーを遠ざける要因になってそうでちょっと惜しい気もしてくるんですが、まあ童謡っぽさを失ったらこのサークルの独創性は無くなっちゃいますからね。というかせっかく「クセの強い」楽曲をシングルで隔離して発表するんならもっと思い切ってメタルなノリで固めたほうが良かった気もするかな?
3曲目「シュリーフスロスセヴェセヴェセヴェセヴェランス」(長い)は打って変わってシンセがメインの楽曲で、プログレ感かなり濃いですねえ。ゲーム音楽等の間接的な影響ではなく、直接的にプログレを感じさせる音色を同人音楽で聞けるのってある意味で新鮮かも。しかし、演奏のプログレ度が濃くても歌は超キャッチーな童謡風味なので敷居が高さは皆無。歌を重視して聞くのと演奏重視で聞くのでは全く楽曲の印象が異なってくるのもこのサークルの面白さかな。

「非現実系」を標榜してるこのサークルですが、非現実系ってつまり同人音楽で人気のファンタジーとか幻想系とほとんど同じな訳で、ただ少しベクトルが違うんだよなぁ、「みんなのうた」系の童謡だから、こういうの許容できるリスナーってそんなに多くないかもしれないし。でも演奏だけでも相当に聞き応えのあるサークルなので、これ聞かないのは絶対に損だと思いますよ。とりあえず試しに買って欲しいサークルです。
…とはいえここ秋M3参加するのか不明ですが…。委託もないしweb通販のみってのも不便だよなぁ。こういうサークルにこそコミケに出て欲しいもんですよw
そして2ndアルバムも鋭意製作中みたいなので大いに期待しております。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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