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Release hallucination「Ariadne」

Ariadneジャケ

昨年の冬コミの「Dystopia」以来の約10ヵ月ぶりの、待望のRelease hallucinationの2ndシングルです。

なんせインターバルが同人サークルとしてはけっこう長め(2イベント新譜なし)だったこともあり、このサークルさんに大きな期待をかけている者としてはまさに待ちに待った新譜で、期待度もMAXに近かった訳ですが…。いざイベントで購入して聞き終えた今、率直に言うと、「期待度のハードル上げ過ぎたかなぁ」という感想になってしまいますかね…。

誤解のないように言っておくと、決して今回の作品がダメという訳ではないんです。試聴の段階でも分かっていましたが、今作はとにかく一聴してすぐ分かるレベルで音質が格段に向上していますし、アレンジや楽曲のクオリティも依然として高く、多くのリスナーさんにとっては「おー、リリハルずいぶん進化したなー」っていう肯定的な感想になってると思うんですよね。
しかしながら、期待値MAXの者としての感想としては、やはり今までの作品には今ひとつ及んでいないというか、とにかく前作Dystopiaが凄すぎたせいで、それに比べるとやはり音質面以外では見劣りしていまうかなぁと…。

ほんと、Dystopiaは凄かったと思うんですよ。特に1曲目と2曲目。非常にキャッチーなアニソン系メロディを持ちながらもプログレメタル的なヘヴィで複雑な演奏を両立し、しかもそのテクニカルな要素がキャッチーさを阻害しないギリギリなところで留めてある驚異のバランス感覚と構成力。あれはもはや同人メタルどころかジャパメタ全体を見渡しても比肩する者が少ないレベルのすごい楽曲だったと思うんですよね。まあそんな凄い作品を発表してしまったからには当然ハードルは最大限まで上がってしまい、「きっと次の作品はもっとすげえのが来るに違いない」って期待してしまうのも仕方ないですよねw

それに比べるとこの新作は、ただ過去作の方法論やメロディ展開を踏襲してるだけで新鮮味が薄いと言わざるを得ないと思います。マンネリってレベルでは全然ないんですが、やはり刺激が足りない感じですかね…。
#1「Ariadne」は前シングルの2曲目ほどのリズムの鋭利さはないし、バラード曲の#2「月虹」は、PHANTAS-MAGORIA名義の2nd収録の名曲「青い月」を薄めたようなメロディだし、#3「In Fragments」もサビのメロディが弱い感じですかね…。

しかしこの微妙な評価、どう考えても期待度が高すぎたせいなんですよね。一般的な同人メタル基準で聞けばむちゃくちゃかっこいい曲が揃ってるんですよ。特に1曲目は普通に聞けばキラーチューン級の曲ですし、間奏のドリームシアターっぽいフレーズとかクソかっこいいじゃないですか。なぜこのクオリティで満足できないのか?自分でも呆れるくらいにハードル上げてしまいましたねw
ただ、このサークルさんの本気はまだこんなもんじゃないと思ってるのは本心ですし、今回は音質向上に力を尽くしたから楽曲の練り込みが多少足りなかっただけなんじゃないかなぁって思ってます。今回は「音質良くなったよー」ってアピールのための序曲に過ぎず、きっと本気作は次のアルバムに違いない。次こそは「Innocent Words」みたいなガチプログレメタル曲をお願いしますw
この向上したサウンドで本気曲やったら次回作は名作にしかなり得ないでしょう。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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