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ぱっちりひつじ「ゆめにっき 1」

ゆめにっき 1
プログレッシブ童謡ポップメタル(?)バンドの1stアルバムです。
左カラムの下の方のおすすめCD欄に載せておきながら長らく記事を書かず放置してたんですが、さすがに夏コミ前には上げといたほうがいいかなぁと思ってようやく書くことにしましたw なんというか、とっておきのサークルはどのタイミングで記事投下するか迷うんですよねw
それに新譜も今月に出てますしねえ、通販限定販売なんでコミケで買いたいところなんですがこのサークルさんコミケ出てないみたいなんで結局買うのは秋のM3になりそうですが…。この1stアルバムもそうですが、基本的にこのサークルさんはイベントのタイミングと無関係にCD出してるみたいですし、価格もイベント特別価格じゃなくて同人音楽のイベント売りのセオリーから外れてる感じだし、同人音楽ってよりインディーズ音楽なんでしょうな。

さて、このサークルというかバンドについてですが、ラスエフのリスナー数も少ないし全然知られてないバンドなのかなぁと思いきや、ネット上に既にいくつもレビュー記事が上がってるみたいだし、一部ではすでに注目されてたみたいですね。まあ、これだけ面白くてハイクオリティな音楽やってるバンドが注目されないはずがないんですけどねw

このバンドの特徴はやはり、プログレメタル(ポップ)と童謡を混ぜ合わせるというその奇抜な音楽性にあるでしょうね。時にデスボイスまで入ることもあり、童謡の和やかさとのギャップはかなりの物です。自分の知る限りではこんな音楽性のバンドは他にお目にかかった事がないですね。自分はもともとファンタジックな童謡系のフレーズとか大好物でしたし、プログレメタルはもちろん主食なので、この組み合わせはまさにツボでしたねー。初めて試聴聞いた時のインパクトは相当大きかったです。
そして、実際CDで聞いてみたら期待通りの内容で本当感心しましたよ。こういうカオス系の音楽って、奇抜さばかりが先行して出オチ的な音になってしまう危険性もあると思うんですよ、しかしこのぱっちりひつじは楽曲やアレンジセンスも非常に高く、志の高さにセンスが伴っている素晴らしい例だと思いますね。

このアルバムは10曲収録されていますが、どの曲も素晴らしい出来でアレンジもメロディも非常に高度ですね。10曲収録で捨て曲なしってメジャー基準でも凄いことだと思う。なにより凄いのは、プログレ+童謡という基本路線はブレずに、尚且つ10曲それぞれにアレンジの多様性を持たせていることですね。10曲の中にアレンジやメロディがかぶっている曲が全くないというのはけっこう驚異的ですよ。そのおかげで最後まで全く飽きずに楽しめる内容になっています。音楽的な引き出しの豊富さに圧倒されますね。

どの曲も良いので全曲解説したいくらいですが、さすがに冗長になるのでやめますw公式に作曲担当メンバーの曲解説もあるみたいですしね。
特に好きなのは#3「もう、ありますよ」#9「エレベーターにのって」#10「ひつじ」辺りですかね。#3は軽快なポップな童謡メロディと電波っぽい歌詞、そして自然に絡んでくる変拍子要素が実に爽快です。#9はドリームシアターのThe Best of Timesの後半を想起させる叙情的なギターフレーズが印象的なバラード曲。#10は前半の軽快さと後半のデスメタル展開のギャップがインパクト大で、まさにこのバンドを象徴する楽曲でしょう。

あとブックレットのイラストも非常に凝ってるんですよね。アートワーク専門のメンバーがいるみたいですが、全曲にイメージイラストが付いていてビジュアルイメージ的な面でも強烈ですね。(メンバーのビジュアルは知らないけどw)
しかし「かみのけがとれた」のイラスト怖すぎ…。完全なるホラーですなw
YouTubeにイラストを添えたショートPVがアップされてるけど、フルのPVも作って欲しいなぁ。もっとビジュアルを前面に押し出していけばもっとこのバンドは知名度得れるんじゃないかなと思えるんで。

本当に志の高いアーティストだと思いますよ、「新しい音楽」を創り出そうという熱意が感じられます。
ビートルズ以来のポピュラーミュージックの歴史がもう50年くらい積み重なっている中で、もはやありとあらゆる音楽性って全て出尽くしていて、完全にネタ切れ状態になってるんじゃないかと思うんですよね。3曲目の「もう、ありますよ」の歌詞が象徴的だと思うんですが、どんなに頑張って奇抜な音楽や大胆な展開を作ったところで、それは「もう、ある」んですよね。
そんな閉塞的な状況の中でも意欲的に新しい音楽を生み出そうとして実際にそれを達成しているこのバンドは本当凄いです。商業的な制約なしで自由に音楽を作れる同人音楽というジャンルの中である意味で理想的なスタンスを体現しているバンド(サークル)なのではないでしょうか。
まあ、メジャーですらそんな飽和状態なんだから同人音楽でもカバー曲ばっかりだったり類型的な音楽ばっかり作ってても誰も責められやしないとは思うんですけどね、しかしこういう風に状況に流されずに前進しているバンドは本当に頼もしいし、もっとこういうスタンスのサークルが増えて欲しいなとは思いますね。
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Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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