FC2ブログ

KalmeRi「アラタヒラクノハ」

2019-11-20_050021.jpg

https://enikaitashiro.booth.pm/items/1633225

既存の有名サークルや定番サークルだけでは飽き足らずに「何か良いサークルないかなぁ」と未知のサークルをDIGる気持ちが十分にあって結果的にこんな謎のブログにまで流れ着いてしまったにも関わらず何故かこの「KalmeRi」をスルーしてる方々がとても多いように見受けられますが、まじこのサークルは聞かなきゃ絶対に損なレベルですぜ?
そもそもこのブログ的に全作品をオススメできるサークルって片手で数えられるくらいの数しかないんですが、このKalmeRiはその数少ない「全部推せる」サークルのうちの1つなんです。実際に全作品の感想記事も書いてますしね。メジャー級のオーラがある人気サークルであっても1枚アルバム聞いただけで「もういいや…」ってなるくらい飽き性な自分が全作品を聞いても全て高評価してるのって凄い珍しいことなんですよ。まじで。

まあ一聴してすぐ分かるタイプの良さじゃないからスルーされてるのかもしれないですが…。一聴してすぐ分かる良さとはすなわち「全体的なクオリティ」と「パッと聞きの雰囲気の良さ」、主にこの2要素でしょう。クオリティがそのジャンルにおける一定基準に達しているか否か、そして雰囲気が自分の感性に合っているか否か、それをごく短時間で判断して取捨選択しているリスナーが大半のはず。
ストリーミングの隆盛により聞く音楽の選択肢が無限に近くなっている現在、一発で良さが分からない音楽ってのはぶっちゃけ評価されるのが非常に厳しいとは思うんですけど、それでも何度も聞くことで良さが分かるタイプの音楽も存在してるのは確かなんですよ。このKalmeRiに限らずうちで推してるようなサークルってのは「一口で美味しさが分かる」感じじゃないからな…。いわゆるスルメ系ともちょっと違うんだよなぁ…同人音楽における「何度も聞いて分かる」系のサークルは。

そんな感じで「ちゃんと聞けば絶対良さが分かるはず」でなおかつ「全作品推せる」KalmeRiなんですが、その各作品の魅力を分かりやすく漢字一文字で表現してみるってのを唐突に思い付きました。早速やってみますね。
1stミニアルバムの「Verda」は…「尖」?「渋」? Lightningspreeさんの自由奔放すぎるギターワークによって他の同系統の同人ロックとは一線を画する尖り方をしている前半2曲、そして後半2曲のピアノバラードも一聴すると地味なようでいてメロディの良さが半端ないという何気に「尖った」曲。全曲が強い。1作目にしていきなり良さの宝庫。

2nd「BE MY BRAVE」は…「幻」? ファンタジー系だから? うーんありきたりすぎて無意味かな…。でも内容はゲーム音楽というありがちなコンセプトでありながらも完成度がめちゃくちゃ高い必聴の楽曲が収録されてます。特に後半2曲。

3rd「急転直下アメアラレ」、これは「捻」かな。各曲のアレンジも全体的な曲調の幅広さも歌詞のセンスも全てが捻くれてる。現状で最もこのKalmeRiというサークルの独自性が出てるのがこの作品かなって感じはします。当然ながら全曲強い。

4th「星の遠吠え」は「美」。とにかくメロディもアレンジも歌唱も全てが「美」。言うまでもなく全曲強い。こんだけ強く美しい作品が何故に評価されないのかさっぱり分からん。そりゃ聞いてない人が多すぎるのと、あと聞いたとしても1周程度しか聞いてない人ばっかりなのが理由だろうなぁ。

そして、1年ぶりの待望の新作となった本題である最新作「アラタヒラクノハ」ですよ! この最新作を漢字一文字で表すとしたらですねえ、うーん…なんだろう…「普」…? 「凡」…? いやいやいやいや…それは余りに酷すぎるでしょう。まあ普通に考えたら「和」…でしょうねえ。和風コンセプトの作品なので。
っていうか、非常に個人的な偏見で申し訳ないんですが和風コンセプトって割とテンプレにハマりがちなコンセプトっていうか? 自由度が低めっていうか? 良くも悪くもお行儀が良くて型にハマった作品が量産されるイメージあるんですよねえ…いや偏見なのは分かってますけどね。「和」というテーマ自体が持つ色が強すぎてそれを越える独自色を主張しづらいってのもあるのかもしれない。だから同人も一般も問わず和をテーマにした作品は少し避け気味なところはあったりする訳なんですが。
で今作「アラタヒラクノハ」も和コンセプトなのでいつものKalmeRiに比べると若干独自色が控えめかなぁって気もしなくはない。なので「普通」…。いや全然良い内容なんですけどね。むしろかなり良い。普通だけどかなり良い。「和」をちょっと避け気味な自分がかなり良いと思うくらいだからそんだけ良いって事なんすよ。うん。

で、そんな自由度の低い?コンセプトだからこそいつも以上に楽曲センスやアレンジセンス、ボーカリストやギタリストの個性が試されてくるものだと考える訳なんですが、まさにそれらが際立ってるっていうか、特に先日も書いた通りボーカリストの狩太郎さんの替え難い魅力が立証されたと思うんです。一聴すると割と「普通」なんだけどそれでも間違いなくKalmeRiの独自性を感じる、やっぱその決定打となってるのが狩太郎さんの歌声なんですよ。
それを先日は「ブランド力」と言い表しましたが…ぶっちゃけプロの歌手でもこの「ブランド力」を持つ人ってそれほど多くはないと思うんですよね。すっっっげえ歌唱力が高い。めっっっちゃくちゃ上手い。…けど別にこの人じゃなくてもいいんじゃね? 他の上手い人が歌っててもいいんじゃね? 同じ程度の歌唱力で同じ系統であれば他の歌声でも成立するんじゃね? みたいな現象はメジャーでも普通によくあると思う。
じゃあ替えが効かない歌声とは何かといえば、分かりやすく極端な例を挙げれば大槻ケンヂさんですよね。大槻ケンヂさんって歌唱力が高いって訳じゃないけど絶対あの声の替わりを出来る人間は存在しないじゃないですか。唯一無二。まあ流石に大槻さんは極端すぎますけど…替えが効かないっていう特性が上手い下手を超越した価値を持つことは分かって頂けるかと。

で本題である狩太郎さん。絶対この歌声は他にはない…って言い切れるほどに凄まじい個性がある訳じゃないけど、少なくとも決してありきたりな歌声ではない。めっちゃ壁サー級/プロ級の歌唱力って訳じゃないけど単純な歌唱力だけで測れない「オーラ」っていうか…なんとも言えない情感っていうか優しさっていうか包容力っていうか? それがめっちゃ発揮される瞬間がある歌声なんですよ。常に最強って訳じゃないけど瞬間的な輝きが凄くて心に刺さってくる感じ? 特にピアノバラード曲でその魅力が最大限に発揮される気がします。今作で言えば5曲目「オミナエシ」ですね。前作でいうと「描線」、あれは神曲すぎますね。KalmeRiで一番の神曲でしょう。狩太郎さんの歌声の替え難い魅力もレマノルドさんのメロディセンスとアレンジセンスの卓越っぷりも全てが詰まってる神曲。KalmeRiの良さが分からないって人はあの曲を10回くらい聞きましょう。それでも分からなかったらもういいですスルーしてください。

さて今作は6曲入り、KalmeRiの現状の作品では最大の収録曲数なのですが、でも1年ぶりの新作だったので8曲くらいのフルアルバムを望んでなかったといえば嘘になる…。けどレマノルドさんはKalmeRiと並行してボカロ作品もリリースしていてお月さま交響曲などにもコンスタントに曲提供してる訳ですから…それを考慮すればむしろ6曲でも頑張りすぎなくらい。ってか界隈的にはお月さま交響曲への期待度のほうが断然高いだろうし…KalmeRiの優先度が低くなってしまっても仕方ないよね…うん…。それにKalmeRiは最悪ボカロセルフカバーっていう手も残されてると思うし…。

1曲目「散りぬるを」、一発目に相応しい勢いのあるロックナンバー。これは「普通」…? いやいやめっちゃ良い曲でしょ。十分に名曲ですね。これが「普通」だったら界隈に転がってる「普通」の曲達の立場はどうなる?ってくらいには名曲ですよね。レマノルドさんによる絶妙な作曲術に加えて前述の狩太郎さんの替えの効かない歌声によってKalmeRiでしか聞けない音楽がここにある。
曲名からしてラスト6曲目の「散らざる花」と対になってる感じだし曲調も近いのでセットで扱いたくなる。けどこの「散りぬるを」がキャッチーなメロ全開で素直に明るい曲調なのに対し「散らざる花」のほうは若干ダークで歌詞もちょっと怖い? 深読みすると結構ホラーな歌詞かもしれない。
「散らざる花」のほうは「和」の度合いが濃いこともあって最初は平凡に聞こえた感もあったんだけどやっぱこっちもドラマチックで素晴らしい曲ですね。ってか試聴に無かったCメロが絶妙。あそこでガラリと曲調が変わって終盤に加速していく感じが実に良き。
両曲ともlightningspreeさんによる「自由奔放すぎる」ギタープレイも聞き所。試聴で聞いたときは「散らざる花」のイントロのギターが単調に聞こえたものだけどそれはlightningspreeさんが「お行儀のいい」ギターが苦手ってことでしょうか? ギターソロになると水を得た魚のように自由すぎるプレイを聞かせてくれます。

2曲目「匂へども」と4曲目「凍てついた花」は和風バラードセットかな。いや「匂へども」は直球な和風曲だけど「凍てついた」のほうはそうでもないか。前述のように和風に対する個人的な偏見のため「匂へども」は割と「普通」に聞こえてしまうのですが実際はメロディの完成度はかなり高い。和風が好きな人ならこの曲が一番刺さるんじゃないかな。透明感あるコーラスもめっちゃ綺麗。
「凍てついた花」もドラマ性の高い曲展開が素敵。過去のKalmeRiのバラード名曲に比べると一歩譲る感もあるけど普通に完成度高い曲。

で5曲目のピアノバラード「オミナエシ」、これが一番KalmeRiらしさあるっていうか個人的にも一番気に入ってますね。狩太郎さんがピアノバラード歌うときに発される何とも言えない「優しさ」成分、これに気付いてしまうと中毒性を発揮すること請け合い。

3曲目「毒蜘蛛」は今作では異端っていうか、「アメアラレ」のときに顕著だった「ゲスい」サイドのKalmeRiですね。lightningspreeさんによる渋いハードロック的リフと予測不能な言語センスで翻弄する言葉遊びに満ちた歌詞がこれまたKalmeRiらしさ。

という訳で「普通」とはいいつつも界隈の「普通」の基準は余裕で越える聞き応えの内容の本作なのですが、でもやっぱ初めてKalmeRi聞くのなら「アメアラレ」か「星の遠吠え」がオススメ。これは変わらない。
スポンサーサイト



第10回APOLLOが今週末ある訳なんだけどプレビューウィーク無いのでほとんどチェック出来ません

BOOTH FESTIVALとかいう枠に組み込まれてしまった以上もうプレビューウィーク復活は望めないんでしょうけどね。2日間だけってのはやっぱ厳しいっすよ。APOLLOは何気にM3で見落としたサークルを発見する機会が多かったから出来ればスルーしたくはないんですけどね。

https://twitter.com/DoGeZa_to_you/status/1190553686017069056
今のとこ気になってるサークルはこの「最強フュージョン」ってやつですかね。フュージョンって言っても一般的なプログレ系の音ではなくてほとんど同人音楽でよく耳にする音ゲー系エレクトロニカと大差ない感じですが、でも人力フューチャーベース(?)みたいな感じでこれはこれで良いですね。

例の「musicる」のM3特集はおそらく皆さんご覧になってるでしょうけど、結局ゆ~くれは微分音Tシャツしか映ってなかった。注意して見てないと気づかないくらい一瞬だけ。何故にTV映えすること確実のオレンジ色の人を映さなかったのか無能なのかテレ朝は。まあオレンジの人はあまりにインパクト強すぎて他のサークルを食っちゃうからな…仕方ないか。実際に会場でもびっくりするくらい目立ってますからね。

閲覧ライフ消費しちゃいました(>_<)

この閲覧制限が出る度にざけんなよぶっ○すぞゴラァってなりがちだけどまあ無料で見せてもらってるんだから仕方ない。特にスマホ版だと速攻で閲覧制限されるから全くサークルチェック出来ないっすよね。しかも課金プランも自動更新される「月額プラン」と中途半端すぎる期間設定の「長期プラン」しかないんでしょ…なんというか…。

という訳でC97当落ですが、「ゆ~くれ」の隣がbermei.Inazawaさんのサークルだったのでもしかして壁配置?と一瞬焦った。ゆ~くれはM3でTV局の取材を受けてたらしいしほんと勢いが止まらない。まあでも個人的には変拍子ポップスは歓迎するけど微分音ポップスは玄人向けすぎるっていうかメロディが分かりづらくなるし素人は付いていけない感はあるんだけどね…。

夏コミは結局サボったので今度の冬コミも微妙ラインナップならサボる気満々なのですけど、既存の推しサークルはMalikliyaくらいしかいない…。ぶっちゃけMalikliyaのアルバムが出る確率ってX JAPANのアルバムが出る確率と同じくらいだと思うんでこのサークルのために冬コミ行くというのはちょっとアレな感じですよね。

と思いきや今回意外に新規で面白いのが結構いそうじゃないですか…?
そのMalikliyaの隣の「H03a」にWAILING ARIESがいたりしますし、「G28b」の「overture 1219」っていうoverture 1928みたいなネーミングの新規サークルも「変拍子×メタル×ギターインスト」ってことで面白そうですし、「G35a」のシューゲイザーブラックなサークルも気になる。他にもロック系の新規がちらほら。秋M3で買い損ねたサークルも参加してるからそれを補完するのもアリだし。
そして「R40b」、例のiTunesで1位になったVのサークルですねえ、きっと同人メタルだった頃の100倍くらい売れるんだろうなぁ。周囲の他のVのサークルもついでにチェックしてみるのもアリかもしれないですね。


https://twitter.com/postcorne/status/1189249327820087297
これは冬コミとは関係ない秋M3の買い逃しですが…良い感じのポストロックなボカロですね。

https://twitter.com/Fyrri_Lif/status/1190977674291761152
硝子ドールのギターソロ…すげえ!こんだけ弾けるのならもうちょいプログレメタル要素があってもいいんじゃないの…って思っちゃいますよね。新作はそもそもギターソロほとんど無かったですもんね。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

最新記事
カテゴリ
VA (4)
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析