C91のおすすめ同人音楽サークル(メタル系)

直前ということで例によっておすすめサークルをまとめておきたいと思います。今回はいちいちまとめる必要あるほどの数はないんですが…まあいちおう。イベントギリギリでチェックする人も多いでしょうし。


西ら21b Hymn Above Traumatic Emotion
http://hate0001ombra.tumblr.com/
HATEの記念すべき1stフルアルバムがリリースされます。アグレッシブなメロデス系リフとデスボイスがキャッチーな女性ボーカルと絡み合うV系エクストリームメタルです。メタラーであればマストなサークルですね。

上記サークルで委託頒布 Lost my Proust
https://lostmyproust.jimdo.com/
プログレッシブなハイセンスサウンドが炸裂する当ブログ激推しサークルでございます。夏コミでリリースされた新作「Lycoris Libretto」は従来より女性ボーカルのキャッチーなメロが増量した内容になってますんでより幅広い層におすすめ出来るかと思います。最高傑作である2ndアルバム「A certain cenotaph on an illusion」のほうは今回は置いてないみたいなんでまた次の機会に…。


西ら21a Grey Lethal
http://greylethal.seesaa.net/article/445246506.html
意外に知れ渡ってない気がしますがここもメタラー的には超マストなサークルなんです。「北陸系メロデス」を標榜するだけあってアグレッシブなリフワークが中核になっていますが、ギターソロも流麗でテクニカルな展開も備えていて、そしてハイトーンを駆使するボーカルパートも特筆すべき強度を誇ってます。これら全てを主催のラグランさんが1人で手掛けているっていうんだから驚きますよね。


西ら34b Pratanallis
http://www.pratanallis.com/
クサいメロディを求めるメタラーならば超マストなサークル。同人クサメタルの最重要サークルと言っても過言でないかと。
…ですが今回の新作は冬をテーマにしたポップス寄りな作風になってるので、初めて買う人は1stアルバムか2ndアルバムのほうがおすすめかな。まあ全部まとめて買うのが一番ですけどね。


西ら30a Liesvect
http://liesvect.wixsite.com/liesvect/discography
劇的な音楽を奏でることを信条とする新進気鋭のメタルサークルですよ。秋M3で頒布された2ndフルアルバムはなんと全14曲入りの大ボリューム。デビューから1年しか経ってないサークルとは思えないほどのハイレベルな内容になってますんで全メタラー必聴ですよ。


西り11b demi
http://demiworks.net/index.html
美メロを求める全ての同人音楽リスナーにおすすめしたいのがこのdemiです。V系譲りの耽美メロとゲーム音楽的な浮遊感あるシンセサウンドが独自の音楽性を構築してます。
新譜は無い…かと思いきやよく見たらC91新作あるのか?「1st demo piece」って何ぞ?? 未完成音源集?



https://twitter.com/rejectionjp
そして、コミケ参加してないけど超絶おすすめなのがこのサークル、REJECTIONです。
非常にしつこいようなのですが1stアルバム「COSMOS」は年間ベスト1位確定の傑作ですので是非とも多くのリスナーに聞いて頂きたいですね。ジャンルを超越した音楽性なんで同人音楽リスナーはもちろんのこと、それ以外の一般リスナーにも余裕でおすすめしたいです。
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C91の注目サークルとか。その4 (もう直前)

っていうかもう明日からコミケなんすね。早いなぁ。夏コミと秋M3は連続してドタキャン案件に見舞われてしまったけど今回はたぶん大丈夫ですね。たぶん。まあ今回は買うサークル少なめだしショップ委託でもどうにかなりそうではあるんですが。


https://twitter.com/hatejpofficial/status/812625815707860992
HATEのお品書き…なんか委託作品が多いなぁ。メンバーの友人のバンドとのことですが、「明日の叙景」は同人メタル界隈でありそうで無かった?ポストブラック系バンドでなかなか良さげっすねえ。秋葉原を拠点ってめっちゃオタクバンドくさいじゃないですか。これに女性ボーカル入ったら完全にオタクミュージックなんだけどな。
Concealmentsのほうもかなりクオリティ高めのハードコアバンドだしこれは全国流通しててもおかしくないレベル。2バンドともハイレベルですねえ。
Lost my Proustは夏の新作だけか。まあ委託が多いから仕方ないですかね。ほんとは全作品まとめ買いして欲しいところだけども…。

ちなみに、主役であるHATEのフルアルバムについてですが、試聴クロスフェードをヘビロテしまくった挙句ほとんどの曲のサビ覚えちゃったから買ってからCDで聞く楽しみが半減しまくってますね…。ぶっちゃけ、予想をはるかに上回る良さがある。やっぱりHidaka Mikuさん…もといpeloさんによる補正が大きいですね。
とはいえ、はっきり言ってしまうと、HATEの音楽性には前任のごくじゅんさんの歌声のほうが断然合ってたと思うし歌唱力についても前任者のほうが高いのは明らかだと思うんですよ。にも関わらずクロスフェードをこんなにヘビロテしてしまうのはやっぱり単純に自分の好みに合っているからに他ならないですね。再録曲を聞き比べれば瞭然なんですがpeloさんが歌うことによってキャッチーさが大幅に増していますからね。
Hidaka Mikuさんの歌声ってねえ…「Flying Fish」がハマってたことからも分かる通り「甘み」がけっこう主成分なんですよね。Lost my Proustの場合は楽曲の持つ陰鬱な要素や攻撃性が、甘い歌声やきらびやかなシンセと化学反応を起こしてオリジナリティに大きく貢献していると思うのですが、HATEの場合は必ずしも絶妙にハマってるとは言えず…。しかしキャッチーさを増したことで自分の好みには大幅に近づいたのは間違いないんですけどね。反面HATE「らしさ」は若干減退してる感じが否めないので従来のファンからの反応はどうなってしまうのか…少しばかり不安はありますが。


http://greylethal.seesaa.net/article/445246506.html
Grey Lethalの情報もようやく出ました。ずいぶん遅かったからもしかしてまた延期かとハラハラしましたよ。無事に完成したみたいで良かった。なんと既存曲なしで9曲も収録。予想を上回るボリューム。
内容については、夏コミのシングルがラブライブアレンジのときのようなキャッチー寄りなスタイルになってたからてっきりアルバムもオタクメタル寄りになってるかと思いきや…キャッチーな曲もあるんだけど全体的には1stアルバムのシリアスでアグレッシブな方向性を継承してますね。ジャケもメタル系でお約束のヤギさんですしね。硬派なメタラーにもおすすめ出来そうな感じ。
個人的に1stアルバムで一番気に入ってたのってプログレ的でドラマチックな展開のある「Divide and Conquer」だったんですけど、今回もテクニカル系の曲入ってるみたいだし期待できそうですよ。
Grey Lethalってこれだけボーカル面でも演奏面でもサウンド面でも総合的な「強さ」を持つ音なのにメタラーからの認知度がいまいちな気がして不思議でならないんですけど、ふとラグランさんの告知ツイート見てみたらRTしてるのがラブライブ界隈の人しかいない…? もしかしてメタラーのいる界隈までRTが届かないという問題があったりするのか…。
まあ試聴を聞けば分かると思いますがメタラーなら絶対にチェックしておくべきサークルですので本当お見逃しないように。


https://salmcyclic2.tumblr.com/
サタアラは案の定というかリメイクか。まあ何らかの新作があるっていうだけでも良かったですけどね。「frozen garden」ってけっこう前の内輪ネタくさいコンピに入ってたやつか。あのコンピ買わなかったからこれが聞けるだけでも有り難い…と思ったらやっぱり作業が間に合わなくて収録されないっぽい? うーん。
それにしてもこれがサタアラ名義の最後の作品になりそうな予感もあるのでなかなかに複雑な気分もありますね…。lutaphamphaだけでも続けてくれればいいけど。


NanosizeMirのベスト盤出るの? しかも企業ブースで? Rewriteアニメ化にちなんだものなんでしょうね。自分は後追いリスナーだけどAPOLLOで1stもダウンロード購入できたし特に買う必要は感じないですかね。
NanosizeMirの1stと2ndは全曲が素晴らしいですからね…後追いリスナーは出来ればベストじゃなくて個々のアルバムで聞くべきだと思うんですが廃盤だから仕方ないか。中古も高騰してるし。

葉月ゆらさんのアルバムは今回から値上げか。まあ葉月ゆらさんの知名度なら順当な価格でしょうけど、やっぱりおにねこ大先生に毎回依頼してるからコストも増大してんのかなぁと思ったり。

そういやともろうさんの新作…ついに年を越しちゃいますよ…なんてこった。冬コミ帰りに買うことも叶わず。ノイジーでも全く構わんから早く出して欲しいのですが…。

それとabstractsがPeripheryとAnimals as Leadersと共にチャイナツアーするらしいじゃないですか。Djent界の頂点の2バンドと…。すっげえ…。完膚なきまでに世界レベルのバンドになっちゃったんですね。
abstractsも当然ながら凄いんですが、あにょさんも同じくらい世界レベルの実力のある人だし何らかの新プロジェクトやって欲しいなぁ…と言うのはこれが何度目か。

そして音楽マニア界隈は年末恒例の年間ベストの話題で賑わってますが、同人音楽以外ではFrost*も最高だったけどうちはあえてドリームシアター新作を推したいですね。あれほどの超力作なのにも関わらず「長すぎて途中で寝た」とかいうレビューがあるのが耐え難かった…。寝ないでちゃんと聞いて欲しい素晴らしい作品です。

秋アニメもほとんど最終回を迎えてますが、ユーリはねえ…内容は素晴らしかったんだけど作画がね…後半はバンクアニメと化してましたからね。見所となるスケートシーンがバンクかCGだったから一番盛り上がったのは日常回だったっていう。まあ昨今のアニメ業界の惨状を見るからに仕方ないことなのか。序盤のような超クオリティ作画が最後まで続いたらとてつもないアニメになってた気がするけど。
ジョジョも作画がやばめな回がけっこう目立ってましたからね。もうアニメ業界全体の制作本数を減らさないとマズいのでは。
魔法少女育成は…作画は最後まで良かったけどオチがしょぼすぎた…。
オルフェンズは絶好調っすね。三日月さんは大変なことになっちゃったけど。過剰な鬱描写が無いのはこの作品の好感持てるポイント。
ユーフォニアムはまだ積んでた録画見てる最中だけど…内容的には文句なしだけどいちいち展開が重い。日常系っぽい百合が好きな層にはキツいでしょうねこれは。

demi「淡き木洩れ陽、空墟な瞳」

淡き木洩れ日

http://demiworks.net/demo.html

飽くなき美メロ追求は更なる高みへ向かう…。
demiの最新作です。今作も素晴らしい内容ですよ。いつも言ってますが美メロを求めるリスナーは必聴のサークルだと断言できます。

「1st Twin」という見慣れない表記がなされていますが、今回はボーカル曲が2曲収録されているのでシングルならぬツインっていうことなんでしょう。インスト曲(notカラオケバージョン)が4曲も入ってるから実際は全6曲でミニアルバム的なボリュームあるんですけどね。このサークルにとってはアルバム以外のインスト曲は基本的に楽曲のアイディアをアウトプットしたデモ音源的な扱いだったりするのかな。インスト曲も十分に聞き応えあるんですけどね。

前作「蛹の遂抗」で加速した過剰なまでの美メロへの執着、この最新作ではその過剰さを継承しつつ更なる進化を遂げていると言えそうです。
「蛹の遂抗」はボカロ前提かと思うほどの高音域を駆使しまくったボーカル酷使型の凄まじい楽曲だったのですが、今作でも2曲ともに超高音域楽曲になってますからね。理想の美メロを創造するためならばボーカルさんにも限界に挑戦してもらうことを厭わないこの徹底したスタンス…。ある意味で鬼気迫るというか、「狂気」的なものさえ感じるくらいです。
狂気っていうのはもちろんピンクフロイドのアルバムのことじゃなくて一般的な意味ですけど…でもピンクフロイドに通ずる雰囲気も心なしか存在するかもしれない? やはりこのdemiは、単なるオタク系ミュージックっていうだけでなく、V系からアニソンからゲーム音楽からオールドプログレまで新旧洋邦からの幅広い影響を融合させた独自サウンドになってますから単に美メロっていう言葉だけでは括れない様々なニュアンスを感じ取ることが可能なんですよね。とても奥深い音楽性です。

1曲目「淡き木漏れ陽」、ボーカルの高橋春香さんは「Directions Shift」や「猛き翼」を歌ってた方ですね。曲調としては「蛹の遂抗」のほぼ延長線上ですが少しアップテンポになってる感じ。蛹の遂抗ほどに突出したドラマチックさは無いものの、やはり美メロ度は非常に高い。AメロBメロのほうが高音域でサビで少し落ち着くという曲展開ですが、Bメロの時点で十分に盛り上がるんでダブルサビ感もあるかも。演奏部分も卓越したアレンジで、美しいピアノの音色とフレットレスベースの奏でる優しい低音部が心地良いノスタルジック感を演出します。

2曲目「空墟な瞳」、この担当ボーカルのmyuさんってdemi初参加? 伸びやかでビブラートの効いた歌唱で今までのdemiのボーカルの方々とは少しだけ異なるタイプかもしれない。もちろんdemiの音楽性にばっちり合ってると思うんですけどね。かなり歌唱力は高めだし割と高音域も得意そうなボーカルさんなんだけど…それでもサビのサディスティック仕様(?)の超高音はちょっとキツそう。まあそれも妥協なき美メロ追求のためですよね。その甲斐もあってドラマチックさは半端ない。demi楽曲でも屈指のボーカルパートの強さを備えていると言えるかも。
そして間奏のプログレッシブで幻想的なシンセの音色がこれまた格別。今までもシンセの使い方が素晴らしいサークルだったのですがこの曲では完成度がさらなる高みに上った感じあります。美しさとカオス感の入り混じった魅力的な世界観に呑み込まれること必至。

ボーカル曲の2曲ともに「過信」収録曲から明らかに進化を遂げており、このまま進化を続けて3rdアルバムを作ったらどれほどに孤高な世界に辿り着くのかと今から戦慄してしまうほどですね。このサークルのポテンシャルの高さを改めて思い知らされる作品です。

インスト曲のほうは短い曲が多いから習作感あるかな。前作の2曲目「蛹の部屋」は1曲目からの雰囲気的な繋がりもあって素晴らしいインストだったんですが今作ではそこまで関連性のある感じではないですけど、でも「vague aiming」のドラムとかカッコいいですし「夜の追っ手」のメロディも良いですよね。「濃霧の兆し」もdemiらしい幻想的な雰囲気ある。

ジャケは言うまでもなく今回も素晴らしい。このサークルほどにジャケのデザインに見事な一貫性と個性を持たせてるサークルって他にあんまり居ないんじゃないかと思うほど。

Tears of Tragedy「STATICE」

http://tears-of-tragedy.com/

X系V系&冬系テクニカルメロディックスピードメタルバンド、Tears of Tragedyの3rdアルバムです。

なんじゃその謎ジャンルは…。というツッコミ必至の紹介ですが、まあ個人的なこのバンドの印象を単に連ねただけですね。
このTears of Tragedyはいつもうちが紹介してるマイナーな同人メタルサークルじゃなくてメタラーなら誰でも知ってるような知名度あるバンドだし今更説明するような必要もなさそうだけどいちおう個人的な解釈を書いときます。
X系ってのは…もちろんX JAPANです。このバンドの音楽性の根底にあるのはやっぱりXからの影響だと思えてならないので。随所からYOSHIKIさんに通ずる美意識を感じ取ることが出来ます。特にDAHLIAの作風に近いですよね。
V系は…そのまんまヴィジュアル系。X以外の一般的なV系バンドからの影響もあると思います。リズムワークとか。オサレで耽美な雰囲気とか。
冬系…もう音のイメージが冬そのものですからね。キラキラ北欧系。ボーカルの声質から音作りに至るまで冬っぽい雰囲気が充満してます。さらに言うならクリスマス。クリスマスメタル。発売日が12月ってのも必然かって思うほど。
そしてテクニカル。めちゃくちゃテクニカル。元々から演奏技術は非常に高いバンドだったと思うんですが今回はドリームシアターそのものみたいなフレーズもあったりしますね。全体的にはプログレメタルって感じではなくあくまでメロスピ系なんですが。

うちは同人音楽紹介するブログなんで同人音楽的な観点からこのバンドを評価するとしたらですね…ぶっちゃけ「理想」の1つですよね。同人メタルの「上位互換」。
同人メタルって、クオリティについてはアマチュアレベルだからメジャーのバンドや全国流通してるインディーズバンドに劣ってるのは仕方ないんだけど、それでも同人メタルはオタク的な土壌から発生した独特のセンスという武器があるので必ずしも有名バンドの下位互換に甘んじてはいないと思うんですよ。しかしながら完全に上位互換と言えてしまうバンドも存在する訳で、このTears of Tragedyはその1つなのかなぁと。
Tears of Tragedyがオタク文化から直接的な影響受けてるとは思わないけど、オタクミュージックと重複する部分は少なからずあると思うんですよね。女性ボーカル、キャッチーな歌メロ、ゴシック系に通ずる耽美さ、キラキラなシンセなど。実際、もしこのバンドがアニソンに抜擢されたとしても全く違和感ないと思う。されないと思うけど。

さて今回の新作についての具体的な感想ですね。先日の記事にちょこっと書いた通り、「ほぼ前作と同じ」です。
ずいぶんと投げやりな感想ですが…。でも仕方ないことだと思うんですよ。なんせ、前作「Continuation Of The Dream」で築き上げたスタイルが余りにも完璧すぎたから、それを踏襲してマイナーバージョンアップするしか選択肢が無かったんじゃないかと。前作のスタイルに手を加えて進化させようとすればあの完璧さが崩れてしまう訳ですからね。そうすればファンの期待を裏切ることになるでしょうし。傑作を作り上げたアーティストが陥ってしまうパターンですかね。
基本的に前作に類似した曲調が並んでいて、楽曲の配置までもが前作とほぼ同じ。一聴した感じだと前作を微調整しただけの内容か?みたいな印象が強く、とにかく新鮮味は皆無でしたね。

しかし2周、3周と聞き込むことで前作との相違点も徐々に見えてきて、単なる二番煎じではなく、やはり今回も素晴らしい内容なのだと分かってきた感じです。
というか、メロディにおいては今作のほうが僅差で上回ってる可能性も? 前作は前半に良曲が固まってて後半は若干弱いかなぁって印象もあったんですが(なんせ後半が好きじゃなくて6曲目の「Spring Memory」まで聞いて最初に戻ってリピートという聞き方していた)、しかし今回は全編を通して良い曲が散りばめてある感じでしょうかね。バランスの良い構成になってる。
特に終盤のバラード2曲の存在が大きい。両曲とも心に染みる感動の名曲です。テクニカルなバンドサウンドに頼らずともメロディの力だけでじっくり聞かせるこの2曲が作品の構成にメリハリを与えてる。まあ似たような疾走曲ばっかりだと飽きるってのもありますしね。

前半の曲は前作のマイナーバージョンアップ的な楽曲が並んでて、一聴では違いが分かりづらいくらい曲調が似通ってたりするんだけど、しかしメロディの強さは前作に負けていない。どれもばっちり名曲オーラを放ってる。やはりメロディの良さというものはどの音楽ジャンルにおいても最重要ポイントですよね。
そしてTears of Tragedyサウンドの中核とも言えるリズムギターは今回も冴え渡っておりまして、もうこれはね、小気味良いリズムギターを聞かせるメタルバンドのナンバーワンと言っても過言じゃないですよね。このギターワーク聞いてるだけでも心地良いですからね。XとかV系とかテクニカルメタルからの影響が絶妙に混じり合ってこの最高サウンドを生み出してる感じなんでしょうか。
あと、このバンドって曲と曲の繋ぎが上手いんですよねえ。言い換えるとイントロがめちゃくちゃ巧みっていうか。曲が終わって間髪入れずに「ジャジャン!ジャジャン!」と派手なイントロでテンションを繋いでいく手法は見事すぎる。イントロがグダグダな曲ってやっぱり印象良くないですからね。イントロまじ重要。

あとボーカル。このボーカルのHarukaさんって他のバンドで歌ってるのちょこっと聞いたこともあるけど、Tears of Tragedyのときの歌唱のような輝きを全く感じられなくて拍子抜けしたことあったんですよね。まあそれだけTears of Tragedyの音楽性にこれ以上無いほどにハマってる歌声っていうことなんですけどね。Tears of TragedyサウンドにHarukaさんの歌声は必須だしその逆も然りっていう。

それと、今回も後半に10分越えの大作曲が入ってますけど…やっぱりこのバンドは長尺曲はあんまり得意じゃない感ありますよねえ。テクニカルバンドではあるけどプログレッシブなバンドではないってことか。オペラティックな女性ボーカル入れたりデスボ入れたりクラシカルな展開入れたりと工夫してるのは分かるんだけど…途中でダレてしまうんだよなぁ。前作の長尺曲と同様で。それぞれのパーツが悪い訳じゃないんですけどね。やっぱりコンパクトな曲で勝負して欲しい感。

ジャケは…カラフルにしたいっていうコンセプトは分かるんだけど何かゴチャゴチャしてる感あって惜しい…。

まあそんな感じで、マイナーバージョンアップだけど安心安定の内容だし前作が好きだった人なら迷わず買いって感じなんじゃないですかね。いちいち紹介するまでもなく同人メタラーみんな買ってるだろうけども。

C91の注目サークルとか。その3

https://twitter.com/rejectionjp/status/809956321713745920
当ブログ的年間ベスト1位確定の傑作アルバム「COSMOS」ですが、boothのほうにもCDが再入荷されたようです。プレスで量産かけたみたいですから今度は入手困難な状況にはならないでしょう。しつこいようですがジャンルの垣根を越えて幅広い層が射程に入ってる傑作アルバムですので同人音楽リスナーもそれ以外のリスナーもまじで必聴ですよ。

http://hate0001ombra.tumblr.com/
HATEことHymn Above Traumatic Emotionのフルアルバムの詳細情報も出ましたね。11曲収録という大ボリューム。過去のコンピ提供曲も新録して収録されてるみたいですが、オレウサのスプリットの曲は入ってないようですね。
作風は一貫していていつも通りのV系エクストリームメタルですし、クオリティについても今までと比べて飛躍的に上がったって訳ではないんですけど(そもそもHATEはデビュー時からクオリティ高かったし)、でもこのサークルの音楽性ってマキシシングルでちょこちょこ小分けに聞くよりもアルバムでまとめてガッツリ聞いたほうが本領発揮するタイプの音だと思うんで、やっぱり今回はいつもと違うオーラを感じますよ。
あと、新機軸って程じゃないですが心なしか明るめのキャッチーなメロディの曲もあったりしてアクセントになってるのも良い感じですねえ。peloさん(Hidaka Mikuさん?)の歌声はキャッチーな曲調のほうが映える気がする。
いずれにせよ、冬コミ参加の同人メタラーはマストな作品であることは間違いないですね。

http://www.pratanallis.com/
Pratanallis新作はやはり3曲入りか。例のクリスマスソング以外にも非メタルのポップス路線の曲が入っていて、いつもと違う雰囲気の作品になってます…って言いたいところなんですがやはり非メタル曲でも滲み出てしまうクサメタルオーラ。ポップス路線だからメタラー的に物足りないなんてことは無さそうで安心です。そして3曲目はeupeさんフィーチャリングのいつも通りの爆走クサクサチューンで大満足。

https://roaria-ref.tumblr.com/
Imyのみゅーさんの新プロジェクト…まさかの男性ボーカルですよ。まあ女性ボーカルだったら別名義にする必要ないですもんね。音楽性はだいたいImyと同じだけどやはり男性ボーカルってこともあってメタルコア寄りの激しさが増量してるかな。この歌い手さんちょっとTMR西川さんっぽい感じがあるなぁ。
しかしながら、かにあし新作も男性ボーカルだし、そろそろ同人音楽で不遇な扱い受けてきた男性ボーカルが日の目を見る流れがやってきたんでしょうかね?

あんきも新譜はジャケがデスメタル的な禍々しさで意外性ありますな。もはやオタク向けメタルじゃないということなんでしょう。中身のほうもかなりアグレッシブ。3曲で1000円というメジャー価格だけどまあどう考えても同人レベルじゃないっすからね。というか実質1曲で500円よりはるかにマシ。

鬱Pの「おはようございます」ってバンドも新作あるみたいだけど…どうしようかなぁ。赤飯さんボーカルなら確実に買うんだけども。
Eternal Melodyは一度買ってみようかなと思ってたけど新作は東方アレンジか…。
あと今回って少女病いたんですね。まあ新作あったとしても買うか分からんが。
岸田教団もいたのか。なるほど。

https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13036329
ここって新規サークルだと思うけど…絵本と音楽がコンセプトなのにグラインドコアってどういうこと…。ド変態の臭いがする。

残るはGrey Lethalの新作情報だけですな。他のサークルは…新作出る可能性低そうだし…。

Majestic Righteousness「Metal Army Revolted Adversity」

2017-01-05_040942.jpg

http://majesticrighteousness2.tumblr.com/

同人音楽界の片隅にこっそり生息するマニアックなクサメタラー達を魅了し続ける女子高校生アイドル(自称)サークル、マジェライ(非公式略称)の1年ぶりの新作にして2枚目のアルバムです。

今回のアルバムも恒例のジャケ詐欺とタイトルの頭文字がMARAになるという様式美は変わらず。前作は女児アイドルアニメっぽい絵柄でしたが今回は某戦車道アニメ風。時流にしっかり乗っかってる感じあります。もちろんジャケと中身の音楽性に1ミリも関連性はないんですけどね。そんなの同人メタルあるあるだし買う側にも暗黙の了解あるから問題ないんですが。
でもこのジャケ、よく見ると真ん中のカ○ューシャっぽい金髪ロリと右側の黒髪ぱっつんは雰囲気は変わってるけど1stアルバムと同一人物っぽいのに、左側にいた矢澤っぽいツインテだけ銀髪キャラに変わってる…。1人だけメンバー入れ替わりってなんか不穏な物を感じますよね…。いや別にどうでもいいんだけども。

そしてもちろん音楽のほうも全くブレずにいつも通りB級クサメタルを聞かせている
…と言いたいところなんですが、なんと今回はけっこう方向性が変わってるんです。疾走曲の割合が半減してスロー曲が増え、「脱クサメタル」と形容してしまいたくなるような内容になってます。
普通は脱クサメタルなんて表現を使うと、モダンなメタルコア要素導入したとか幅広いリスナーにアピール可な洗練さを獲得したとか思われそうですが、このマジェライの新作の場合は逆で、脱クサメタルしたことでマニアック度がさらに増してるんですよね。しかもマニアックと言ってもプログレ化したって訳でもなく、なんて言えばいいんですかね…このレトロというか昭和臭?が漂う作風…。B級さはそのままなのに疾走とクサさが減ったから垢抜けなさと古臭さだけが残ったというか。誰が求めてるんだこんな作風?みたいな、予想の斜め上を行く方向にすっ飛んで行っちゃった感じです。
このサークルを支持していたリスナーっていわゆるクサメロとか疾走を求めているタイプのメタラーだったんじゃないかと思うんですが、その2つの必須要素がどちらも減退してしまっているのでこれはクサメタラー諸氏からの低評価は免れないんじゃないかと。

しかしながら、個人的には期待外れっていうネガティブな印象は無くて、これはこれで悪くないと思うんですよ。イベント前にも書きましたが、速さやクサさが減ったとしても持ち前のメロディの良さは維持されてますからね。そもそも自分は疾走とかクサさとかそれほど重視するタイプのメタラーではないですし。実際のところ、メロディさえ良ければジャンルとか関係なしに良質な音楽になり得ると思うんです。
まあそれでも、何故あえてクサ系メタラーの求めてる必須要素を削ぎ落としたのか疑問には感じてるんですが…。

1曲目「Perpetual Traveler」、1発目からスロー曲というクサメタルにあるまじき構成。いや、クサメタルでも1曲目がスローの場合はあるんですがそれはこれから盛り上がるためのお膳立てをする序曲的なポジションだと思うんですよ。しかしこの曲の場合はこれからテンション上げる気なんて無さそうな枯れた雰囲気のブルージーな曲調ですからね。もちろん曲としては悪くないんですけど何故にこれを冒頭に持ってきたのか…意図を測りかねる感じ。
というかこの曲って「2nd EP」の3曲目のインスト曲のボーカルバージョンみたいですが、インストバージョンのほうは割と明るめの雰囲気あったからずいぶんイメージ変わってる感じ。どっちかというとインストバージョンのほうが良かったかな…。

2曲目「Just My Love For You」、これは従来のイメージをしっかり踏襲した安心のパワーメタルチューン。メロディも演奏も安定感があり同人クサメタラーの求めてる物をしっかり提供してくれてます。普通にこれを1曲目に持ってくりゃ良かったのでは…。
基本的に1stアルバムの路線の延長線上なんですけど1stの時みたいな味塩さんの素っ頓狂なハイトーンボイスが封印されちゃったのはやはり寂しい。もちろん中音域主体でも十分にカッコいいんですけどね。

3曲目「Catastrophe」、これはV系っぽいグルーヴをフィーチャーした曲で、1stの同じく3曲目に近いノリかな。V系っぽいノリといっても耽美でスタイリッシュな感じになったりはせずに(良い意味で)B級感あってマジェライらしさあふれるメタルチューンとして成立してるのは好印象ですね。リフのドライブ感は癖になるしリードギターもドラマチックだし歌メロも曲構成も完成度高いしこれが今回のベストチューンと言って良さそう。

4曲目「Beyond The Mirage」、これはスローテンポでダークでヘヴィなリフが主体になってる曲で、今まで無かったタイプの曲調かもしれませんね。リフが牽引してるパートはヘヴィロック的なんだけど…歌メロパートになると穏やかな雰囲気が支配的でしっとりしたパワーバラード感あるかも。味塩さんの歌唱も優しげな感じ。疾走パートは無いけど味わい深い楽曲に仕上がってるかと思います。

5曲目「Somewhere In That Star」、これ1分半しかない小曲なんでインターバル的な曲かと思いきや…実は今作で最もメロディ優れてるのはこの曲だと思うんですよ。特にサビでの裏声コーラスの部分のロマンチックな感じとかね…マジェライでも屈指の美メロなんじゃないでしょうか。さらにはブライアンメイ風のギターで劇的に盛り上げたりとアレンジ面でも凝ってるのに、何故に1コーラスしかないんだこの曲…。惜しすぎる。

6曲目「Spiritual Interference」、これがまた驚きの新機軸チューンで…。何が驚きかって、このシンセの音色ですよ。これって70年代プログレで出て来そうな音じゃね…? 何故にこんなレトロな音色を使おうと思い立ったんだ…。はっきり言ってこれ完全にCrimdoll的な領域に踏み込んでますよね。アナログレコード回して喜んじゃう類のアレです。マニアックにも程がある…。もちろん曲としては全く問題なく良く出来た曲なんですけどね。
このサークル、作編曲はK.I.さんとtlosseさんの2人で分担してるようですが、2人のうちどちらがメインコンポーザーって印象も無く、両者共にキラーチューンを提供してるし、割と区別が付かないくらい作風は一貫してるんですよね。強いて言えばtlosseさんのほうが古い洋楽志向でマニアック感あったりするけど(前作でもQUEENパロやってたし)。あとは味塩さんの歌唱が全体的なレトロ感?を強化してると言えなくもないか。ハイトーンボイス封印によってそのマニアックさはさらに強まってる気がする。

7曲目「Messiah Complex」はクサメタラーお待ちかねの疾走クサクサチューン…なんですがこれがお約束と言えるSilent Jealousyオマージュなんですよね。ぶっちゃけかなり出来は良くて、特にツインリードが乱舞する中盤とかマジェライ史上でも最高のドラマチックさとクサさを備えてると思うだけに、このパロディ感が勿体なく感じる。
とはいえサビメロはパロじゃないし、マジェライの持ち味と言える例の鐘の音とかコーラスとかオリジナリティも随所に入ってるんでその独自の部分の比率をもうちょい上げてくれれば言うこと無しだったんですけどね。

8曲目「En」、ラストは非メタルでリラックスした雰囲気のある爽やかロック。どことなくレトロ感があるのはやはり味塩さんの歌声に依るものか。Aメロで入るワウ効かせたギターフレーズが印象的。

という訳で全体的には決して出来が悪い訳ではなく、メロディ作りにおいては前作より洗練さを増してるくらいなんですが、しかしマニアック度が増したことにより「どの層に向けた音楽なのか」が不明瞭になってるのが惜しいと言えますかね。
繰り返しますが内容自体が悪い訳ではありません。とても味わい深い「スルメ系」の作品だと思いますね。マニアックではあるけど基本方針はブレてないし、ボーカルである味塩さんの声質を活かした音楽性にする配慮などしっかり考えた上で制作されてるのは感じるから、ほんと需要(リスナー側がどう受け取るか)の問題だけなんですよね。
リスナー置いてきぼりな作風は個人的には嫌いじゃないんですけどね。でも次回作はもうちょい無難に分かりやすい疾走曲を増やして欲しい気がしますが。

REJECTIONの1stアルバムのデジタル配信開始 & C91の新作情報など

https://twitter.com/rejectionjp/status/807525512000126976

当ブログ的2016年の年間ベスト1位確定の傑作アルバム「COSMOS」がついにデジタル配信開始されましたよ!!! これは非常に喜ばしいことですね。これほどに素晴らしい音楽が多くの人に知れ渡ることなく埋もれてしまうなど決して許されることではないと思ってましたからね。手焼きCD-Rでは大量生産は難しいですしやはりデジタル配信が最も効率良い手段だと思ってたので、主催の赤ヘルさんの判断には賛辞を送りたい気持ちでいっぱいでございます。
しかしながら…驚きなのはiTunes配信だけでも同人音楽としては十分凄いことなのに、なんとアップルミュージックやらグーグルプレイやらAmazonやら…配信サービスめちゃくちゃ多い…。すげえ気合入っとる…。思わず「リリハルかよっ!」ってツッコミ入れたくなりましたねこれは。先日までboothで細々と自家通販してた新規サークルだとは信じがたいほどの大胆な展開。まあ赤ヘルさんは以前やってたバンドでもiTunes配信やってたみたいだからこれが初めてという訳ではないみたいだけど。

何度もしつこく推し続けてるからもう改めて書く意味もないかもしれないですが、このREJECTIONはラウド系のリスナーはもちろんのこと、ポップス系リスナーにもクサメタル系リスナーにもプログレ系リスナーにも幅広くおすすめ出来るという無敵の音楽性を持ったサークルですからね。
特に、ラストの長尺曲は物語音楽系で最高の楽曲ですから、これをスルーしていい同人音楽リスナーはいないと思う。

ところで、赤ヘルさんのコメントで、(赤ヘルさんの音楽に)メタルコア系を期待してたリスナーにとっては「COSMOS」のポップなサウンドは期待外れかもしれない…というような趣旨の言及あるんですけど、実は自分にとってはむしろ逆でして、赤ヘルさんは以前からポップなラウドロック志してる人だと思い込んでたんですが過去の音源を聞いてみたら割と一般的なメタルコアサウンドだったからちょっと意外さを感じたりしたんですけどね。一般的メタルコアでも十分カッコいいんですけどオリジナリティはまだ確立されてなかった感じかな。
でも「REJECTIONの楽曲こそが本当に表現したかった音楽」と明言されてますから、このポップなラウドロック路線は気まぐれでも何でもなくREJECTIONの本質を成す要素であることは間違いなさそうですし今後もブレずにポップな音楽やってくれそうで安心しました。



さて話題は変わって、冬コミまで2週間強ということもあってだいぶ新作情報も増えてきましたね。

https://twitter.com/hatejpofficial
HATEことHymn Above Traumatic Emotionの満を持しての1stフルアルバム、ついに完成したみたいですね。その名も「OMBRA」…イタリア語で影っていう意味らしい? もっと長々しいタイトルにしそうな気がしてたけど…意外にシンプルっすな。まだ音源の断片とポエムしか公開されてないですがいつも通りのV系メロデスになってそうな気がします。
それにしても、Lost my ProustといいHATEといい、冬コミにでかいのをぶつけて来るパターン、やはり姉妹サークルって感じがしますね。

http://greylethal.seesaa.net/
Grey Lethalの新作から1曲フルで公開されてました。前作では日本語詞だったんだけど再び英語詞に戻ってますね。曲調も夏コミのシングルと1stアルバムの中間って感じかなぁ。エモさとキャッチーさのバランス取れてる。サビではブラストビート爆走したりでアグレッシブさもアピールしてますね。というかこの曲はギターソロが一番の聞き所っすね。ドラマチックに構築されたメロディ重視のソロでたまらんです。これなら新作アルバム(アルバムなんですよね?)も大いに期待できますよ。

http://tansanca.futene.net/2016/AneMo/
Carbonic Acidの新作情報も出てましたね。まさか男性ボーカル作品になるとは予想外。湯毛さんって歌い手ですよね。よくあるV系っぽい感じではないけどクサメタル系って訳でもなく…アニソン系メタルって感じの歌声ですかねえ。「再びタッグ」って書かれてるけど東方アレンジでも湯毛さん歌ってたのか。
音楽性も「カウントダウン」のときみたいなパワーメタルに戻ってる。でもエモいハードコア系の曲もあるか。まあ、絵恋ちゃんさんフィーチャリングだったら買うか微妙だったけどこれはとりあえず買いですかね。

https://twitter.com/harumaki_gohan
APOLLOで気になってたこのボカロサークル、冬コミに委託参加するっぽいのでアルバム買ってみようかなと。今回の冬コミは買うもの少なめだと思うし、たまにはボカロ系を漁ってみるのも一興かもしれない。

あんきもはFukiさんも新作の進捗について何度も言及してるけど肝心の曲数等の情報はまだ不明。
Imyも新作あるみたいだけどアルバムなのかな。春のフルアルバムは買ってないんだよなぁ…。

春M3は4月30日

http://www.m3net.jp/diarypro/diary.cgi?no=97

やはり例年よりも1週間遅くなってますね。ただでさえ冬コミから春M3まで長いのにさらに空白期間が伸びてしまうじゃないですか…。
でも、逆に考えればサークルの人達が新作制作する期間は1週間延長される訳なんですよね。つまりこれは、音系サークルはコミケじゃなくてM3で新譜出してね!っていう運営の思惑があったりするのか。いや全然関係ないかもしれないが。


まあ春M3はまだまだ先ですしまずは目下の冬コミですね。今回の冬コミは寂しいラインナップになるかと思ってたけど少しづつ情報増えてきたかな?

http://www.pratanallis.com/
Pratanallisはクリスマスにちなんだ新曲が公開されてましたね。この曲を含んだ新作が冬コミに出るらしいんですが何曲入りなんだろうか? 夏コミでアルバム出たばっかりだしやっぱり3曲くらい? なんであれ新作があるっていうのは嬉しいことです。
それにしてもこの曲は非メタルのクリスマスソングやりたかったんでしょうけどドラムがどっしりしてるし今にも疾走開始してギターがピロピロしそうな雰囲気ありますね。

http://lyph-001.tumblr.com/
で、そのPratanallis新曲で歌ってる狛茉璃奈っていう女性ボーカルさんがPaspalさんの新プロジェクトでボーカルを務めてるようですね。
このLilyphaって新サークル…なんじゃこのジャケ少女漫画か?って意外性はありますが、内容のほうは今までと違うようなあんまり変わらないような微妙なライン…。Paspalサウンドが好きなリスナーさんなら安心して買えそうな感じですけどね。

https://twitter.com/hatejpofficial
HATE公式アカウントのほうで思わせぶりなポエムが連投されてますが…やっぱり1stアルバム出るっぽいですなぁ。初コミケということもあるしかなり気合入ってそう。
tac-t!sさんのイラストワークスも出るんですね…スペースが賑やかなことになってそう。

http://greylethal.seesaa.net/
本命のGrey Lethalはまだ情報出てないけど…まあアルバム再延期ってことは多分ないと思うんで大丈夫だと思うんですけどね。


Liesvectは新譜ないみたいだけど来年またアルバム出す予定はあるらしい? やはりモチベーション高いですなぁ。頼もしい限り。
あんきもは新作あること自体は確定してるみたいだけど何曲入りかは不明。今回は1曲だけでは無さそうかな?
あと、Carbonic Acidは落選してるにも関わらず新作あるみたいですね。やっぱり絵恋ちゃんさんフィーチャリングなんすかね? かにあしの音楽性自体は好きなんだけどな…絵恋ちゃんさんはちょっと微妙なんだよな…下手な訳じゃないんだけども。
ICDDは…もしも新作あったら同人メタラー大歓喜でしょうけどまだ分かんないですな。リブユウキさんは同人誌のほうの新刊も作りゃないかんから大変ですよね。
そして冬コミ情報を漁ってたら豚乙女メジャーデビューという情報が…。まじか。というか豚乙女はちゃんとアルバム聞いたことないけど。


それにしても、ともろうさんの新作の委託も延期されまくってるしREJECTIONは相変わらず在庫の無いままだし…もどかしいですな。

https://rejection.booth.pm/
REJECTIONは何度もしつこく紹介しましたが、ラウド系でおすすめのサークルは?って聞かれれば「REJECTIONを聞け」って答えるし、ポップス系でおすすめは?って聞かれれば「REJECTIONを聞け」と返しますし、物語音楽系でおすすめは?と聞かれれば「REJECTIONを聞け」と言います。はい。それくらい全方位におすすめでございます。

最近うちのブログで紹介したサークルって、下手するとlutaphampha以外は1つも知らないっていうリスナーさんもけっこう多そうな気がするんですけど、おすすめのサークルばっかりですので是非とも聞いて頂きたいですね。

http://www.yoyo-record.com/vocaloid-music

http://piapro.jp/neoyed

特にこの2サークルですね。秋M3新作を後回しにしてまで紹介したくらいにはおすすめ度高いですよ。ほんと素晴らしい。SEVERUS WANDのほうは放っといたら音源削除されてしまう可能性もあるんで早めに聞いておくことを強くおすすめします…。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30113280
Type-Y.Oは新曲も投稿されてましたがこちらも最高にプログレッシブで見事な出来栄えですねえ。ほんとCD化して欲しい。
プログレと言えば…キースエマーソンに続いてグレッグレイクまで…というまさかの事態に、プログレ好きな人達かなり落胆してそうな気が…。

そういやTears of Tragedyの新作も聞きましたが…大体前作と同じですね(適当)。いや、前作が余りに良すぎたからそのまんま同じに作るしか選択肢なかったと思うんですよ、だから新鮮味は無いけどこれで正しいんじゃないかと。

ついでにアニメの話題をば。
YAOIについては「公式最大手」っていう定型句がこれほどに似合うアニメは他に無いですよね。冗談抜きで2次創作でやるべきネタを全部公式でやっちゃってますからね…。冬コミでユーリ同人誌出すサークルの人達…ネタ奪われてまじやばそう。まあそういう腐った視点を除いてもどのキャラも魅力的に描かれてるし凄えアニメっすよね。ド深夜なのに男女問わず悶絶してるオタク続出するのは面白すぎる。
あとは魔法少女育成、この手の「可愛い絵柄で鬱アニメ」なコンセプトはどうも苦手だったんですが何気に見続けてますね。まどマギっていうよりフェイトゼロに近い楽しみ方をしてる。
ウィッチーズも一部でボロクソ言われてたみたいですが前作と変わらない面白さだと思う。手堅い作り。
オルフェンズは、ガンダムヴィダールの中にアイン入ってるとかいう女子向けネタよりもメリビットさんと整備のオッサン付き合ってる事実のほうに衝撃受けたっていう。いやでもガンダムヴィダールのデザインはツボですわ。フラウロスはピンクに塗られちゃってアレだけども…。

lutaphampha*「hitobitotoito」

http://lutahitobitotoito.tumblr.com/

昨年夏に同人メタル史に残る傑作フルアルバムを発表したご存知Satanic a la mode、その主催のいんきょう(inn)さんが並行して主催する非メタル路線の別名義サークルであるlutaphamphaの1年半ぶりとなる新作EPです。そして何気にいんきょうさんが今年リリースした同人CDはこれが初になる訳ですね。春M3も夏コミも不在でしたから。けっこう間が空いた感覚あります。

lutaphampha…と書きましたが正確には微妙に違いまして、今回から「*」がこっそり名前の末尾にくっついてるんですよね。プログレ好きなリスナーならばこれ見た瞬間にFrost*を連想してしまうこと確実なのですが…。まあFrost*との関係性は定かでないにしても、とにかく名義が微変更されたことでこれが新生lutaphampha*の1作目という風にも捉えられますね。

内容も今までとは若干ですが異なる趣きがあるというか…ちょっとだけ一般的なJポップ寄りなったかも? 特に2曲目でその印象が顕著なんですけどね。まあ音楽性が変わったというよりかはゲストボーカルのチョイスに依る部分もあるのかもしれませんが。
2曲目「Haruka」はやっぱり「普通」のポップスな感覚がありますよね。いんきょうさんが何の変哲もないポップソング作るのって意外性あるけど…。いや、別にいんきょうさんは変態的ポップスを専門で作ってる訳でも何でもないですしそれは聞く側の勝手な思い込みに過ぎないんですけどね。それに、「普通」っていうのは何の過不足もなく全ての要素が一般的な基準に達してる状態を指すとも言える訳で、実は全く否定的な形容ではない気もする…ってそんなのいちいち言うことでもないか。
いんきょうさん、最近ではソシャゲのキャラソンに曲提供したりとか商業音楽に力を入れ始めてる感があるしその影響もあるのかなぁ。もしかするとこのまま商業に移行して同人は卒業してしまうのでは…という不安もちょこっとだけあったりします。別に商業音楽でも良いと思うんですが商業でサタアラみたいなプログレな音楽をやれる可能性は低いと思うんで…やっぱり出来れば同人も並行して続けて欲しいなぁ…。まあ、音楽性の幅が広いlutaphamphaはまだ望みあるとしても、メタルという縛りのあるサタアラのほうはどうなのか。メタルなんてマニアとオタクしか聞かないニッチな音楽ですしね…。冬コミはサタアラ名義みたいだけど何らかの新作あったりするのかなぁ。

ちょっと話が反れましたが、とにかく「普通」に良い音楽である訳なんですよ。メロディは当然ながらすこぶるキャッチーですしね。本当に素晴らしいメロディ。同人メタル界でキャッチーなメロディ書くことにおいてはいんきょうさんの右に出る者はいないですからね。
ただ、もしこの曲に違和感あるとしたら、このゲストボーカルのゆずりさんの歌声が「綺麗すぎる」せいもあるのかなぁ。これはめちゃくちゃ誤解を招く表現かもしれませんが、別にいつもが汚いとかそういう意味じゃないですからね。なんというか、sayuさんにしてもmenoさんにしても、綺麗なだけでなく「引っかかり」がある歌声だったというかですね。その個性的な部分がいんきょうさんの創造する音楽性に絶妙にハマってた気がするんです。
というかやっぱりいんきょうさん自身のボーカルが一番聞きたかったんだよなぁ。前作の「Goodbye winter」とか、さらに前の「I was an animal」とかめっちゃ好きだったんですよ。せっかくの別名義なんだしこっちはいんきょうさんボーカルでやったほうが意義深い気もするし…。これも自分の勝手な期待に過ぎないんですけどね。
それと、この曲は同人メタル界が誇る天才ギタリストあにょさんがゲスト参加してるんですよね。これは同人メタラーならば誰しも注目せざるを得ないコラボですよね。もちろん、曲調がポップスですからそんなに派手にテクニカルなソロとか弾いてる訳じゃないんですけどさすが手堅い演奏だなぁと。

まあ何だかんだで2曲目以外はいつものlutaphamphaって感じの音なんでそんなにゴチャゴチャ書き立てるほどのことじゃないんですけどね。
1曲目「echo(s)」は序曲的なインスト曲ですが、秋の虫の鳴き声のSEで幕開けするんですけど…そういやこの新作って秋をテーマにしてるのか。四季シリーズとか言われてたし。でも個人的にはlutaphampha作品のイメージってほとんど冬なんですけども…まあそれは置いといて。
SEのあとにムードある繊細なピアノと厚みのあるシンセの音色が登場しますが、まるで音のパーツをバラバラに切り離したのちに再構築したような幻惑的なプログレッシブサウンド、これはやっぱりいんきょうさんならではだなぁと。

2曲目は前述のように「普通に」素敵なポップソングです。

3曲目「Magnolia」、これもいつものlutaphamphaですね。実験的なサウンドを散りばめながらも核はあくまでキャッチーなメロディ。ゲストボーカルのming-ziさんの声質はmenoさんに割と近い感じかな。サビでは変拍子とシンセにより1曲目と同様に空間がコラージュされてるような摩訶不思議な音世界が展開して魅了されますが、以前よりサウンド全体の洗練さが増してる気がするのは商業音楽へ活動を拡張してることの影響もあるのかな。

4曲目はSEと静かなピアノによるインターバル曲。

5曲目「影追い」、同じメロディを繰り返すシンプルな構成で童謡っぽいノスタルジックな味わいのある曲になってますね。2曲目と同じゲストボーカルのゆずりさんが歌ってますが、やはりこの方の明るい歌声によっていつもと違う雰囲気がにじみ出てる感じ。後半になってシューゲイザー的な展開が出てくるとlutaphamphaっぽいなと思えてくるんですけどね。

いんきょうさんの今後の活動についても気になるところなんですが…とりあえず目下の冬コミですよね。コミケ参加で何も新作無しってことは今までなかった気もするんで、何らかの新曲があったらいいなと思うんですが。果たして。

EABLE「Be」

https://soundcloud.com/eable-man

ここもダークホース枠ですな。Djent、メタルコア、ポストハードコア、プログレメタルといったキーワードに反応するタイプのリスナーならば必聴のサークルですよ。荒削りな部分もだいぶ残ってるけどポテンシャルはかなり高め。

新規サークル…と言いたいところなんですけど実はM3初参加は1年前だったようでして…何故こんな有望なメタルサークル見逃してたんでしょうか…。不覚すぎる…。
改めて昨年秋のカタログ見返してみたら巻末キーワードの「メタル」のところにもばっちり載ってたし。ますます見落とした理由が分からん。もしかしたら当日ギリギリで情報アップされてたせいで気付かなかったんだろうか。記憶が曖昧…。
まあ何にせよ、有望サークルを見落としたらその時点で負けなんですよ。サークル側の宣伝不備とかそんなの言い訳にならない。いや、勝ち負けの問題じゃないんですけどね、でも買い逃しに後から気付いた時の何とも言えない敗北感は皆さまも知る所なのではないでしょうか。やはり同人イベントは「戦い」ですよねえ。

まあその話題は置いといて。
頒布されてたCDのほうはジャケもブックレットも無くツイッターIDが手書きで書き込まれてる真っ白なCD-Rだけしか入ってないんで詳しい情報やサークルのメンバー構成については不明なんですが、主催のEABLE小林さんがボーカル含めて全てを手掛けている1人サークルのような気がする。なんとなく。
全体としては荒削りな印象あるんですが、でもギターやドラムなど個々の音源に限定して聞いてみると十分な完成度を感じるんですよね。各パーツとも「それっぽい」音をちゃんと出せているというか。演奏テクニックも低くないと思いますし。
ボーカルも音程の安定感はいまいちだけど声質はかなり好きなタイプなんですよね。こういうスクリーモ系ハイトーンボイス好きなので。
あと足りないのは各パーツをまとめ上げて仕上げる行程のクオリティだけのような気もするんで次回作で完成度が跳ね上がる可能性もありますね。

今回のM3新曲「Be」はなんと14分越えの驚きの大作となってまして、1曲しか収録されていないとはいえミニアルバム並の存在感ありますね。プログレ系でタイトルが「Be」っていうとPain of Salvationかな?ってなるけど別に音楽的に繋がりは無さそうで、どっちかというとBTBAMの「Ants of the Sky」的なカオス感ある組曲になってますね。
14分ガッツリ中身が詰まった組曲になってまして、前作同様にハイトーンボーカルによるキャッチーな歌メロもありますがさすが長尺だけあって展開も山あり谷ありで盛り沢山、中盤あたりで唐突にジャズ風のパートが挿入されたりと実験性も垣間見えます。
でもまあ、ポテンシャル高めのサークルとはいえさすがに現時点の実力で10分越えの大作に挑むのは時期尚早な感も否めず、はっきり言って長尺を保たせるだけの聞き所が足りずに中盤以降ダレてくるんですが、でもチャレンジングな姿勢は評価されるべきなのではないかと思いますね。というか「デモ」って書かれてるしまだ完成形ではないのかな。

1年前に初頒布された旧譜の「EABLE’s EP」、これは長尺曲は無くてコンパクトな5曲が収録されているんですが、こっちのほうがこのサークルの魅力を把握しやすい内容になってるでしょうね。
1曲目「Damn」はインスト曲ですが、初っ端からこのサークルのテクニカル志向でカオティックな音楽性が顕著に現れていると言えそうですね。複雑なDjent的グルーヴに合わせて所狭しと忙しく動き回るギターが実に小気味いい。途中で挟まれるお約束のアンビエントパートも美しい。

2曲目「I Destroy 'em All (feat. Ron From K2)」、このRon From K2という人物の担当パートが謎なんですが…クリーンボーカルはたぶん小林さんだと思うからデスボイスかな?
この曲はダンサブル…とまではいかないけどアッパーな曲調でなかなかノリが良い歌メロなんだけど全体的にはトランスコアみたいに能天気ではなくやっぱりカオス系。特にブレイクダウン後はダークでドロっとした曲調にシフトしますね。後半のダウナーな歌メロも好きだなぁ。

3曲目「I」、イントロのせり上がって来るようなギターフレーズがインパクト大。この曲でもハイトーンボイスが歌い上げるキャッチーな歌メロとグルーヴ感あふれるDjentyな演奏の融合が実にスリリングです。そして、極めて個人的な感想で申し分ないんですがこの曲はうちのフェイバリットサークルの1つのともろうさんの(^o^)に通ずる感覚もあってめちゃくちゃツボなんですよねえ。

4曲目「Ghost On A Girl」はインターバル的なEDMチューン。他の曲にはEDM要素ほとんど入ってないんですけどね。

5曲目「潜むもの」、これはボカロをフィーチャリングした曲。1曲だけボカロだからぶっちゃけ浮いてるし、この曲も他の曲と同様にハイトーンボーカルで良かった気がするんだけど…女性ボーカルっぽい曲をやりたかったのかな。サビが音程高すぎてボカロじゃないと無理という事情もあるのかもしれない。Djent要素はちょっと控え目だけどシンフォニックなアレンジも入ってなかなかにドラマチックな展開あります。

実はここで紹介した曲は全てサウンドクラウドでフル公開されてるんで、M3で入手してない方も是非とも聞いて頂きたいですね。
今後の進化がとても楽しみなサークルです。これだけ有望なサークルが揃ってくるとオリジナル同人メタルのラウドロック層、Djent層が厚みを増してきたことを強く実感できますよね。

Tsurugi(kt of 24)「Higher than the sky」

2017-01-05_041103.jpg

https://soundcloud.com/user-302919664/xfd-of-higher-than-the-sky

このサークルも今回のダークホース枠と言って良さそうですね、非常に素晴らしい作品です。インスト作品ですが聞き応えありまくりますよ。
共に合同スペースで参加していた四コマ漫画家(違う)のDIAさんとすみすさんの合作のほうがめちゃくちゃ豪華絢爛なオーラ放ってるからぶっちゃけその影に隠れちゃってる感ありますが、実は向こうに比べても全く遜色のない充実な内容なんですよ。
まあ、ほとんどの人はDIA&すみすのアルバムと合わせて入手してるんじゃないかと思うんですが、もし未チェックの人がいたらこちらも絶対に聞いておくべきですね。

このTsurugiさん、これが2作目のミニアルバムみたいなんだけどM3参加は初めてっぽい? いちおう新規サークル枠なのかな。
音楽性はというと、シンフォニックなゲーム音楽を基本コンセプトにしつつもそこにV系ロック、プログレメタル、マスロックなどの多様な音楽からの影響を貪欲に取り込んで独自のスタイルを築き上げている感じですね。合同参加のDIAさん&すみすさんの音楽性と重複する部分がかなり多いしやっぱり似た嗜好を持つ者は同じ界隈に自然と集まるものなのかなぁと。
とはいえ、DIA&すみすの圧倒的な完成度に比べるとこのTsurugiさんの作品はギターも含めて全て打ち込みなのでチープ感もだいぶ残っていますし、収録曲のボリューム的にも劣ってるんですが、じゃあこちらは下位互換なのか?というと全くそんなことはないんですよ。
音はチープであっても楽曲の出来が実に素晴らしくてアレンジセンスにも輝くものがあり、収録曲は少なめであっても捨て曲なしで、各楽曲の役割が明確になっていることにより無駄のない構成になっていることも好印象です。インスト曲オンリーなのに全く退屈させないだけの巧みさがあります。
ジャケット画の青空のイメージそのままの爽やかな清涼感が作品全体に通底していて一貫性の強い仕上がりになっているのも素敵ですよね。そしてDIA&すみすと同様にアップテンポで明るくドラマチックな曲が大半を占めてるのも重要なポイント。ゲーム音楽的というだけでなくメタラーの嗜好にもハマりまくりな音になってると思います。

1曲目「Beyond the sorrow」、イントロのギターフレーズはV系っぽい感じですがバイオリンの音色が乗り始めると葉加瀬太郎系の雰囲気に移行。ギター単独のパートだと打ち込みのチープ感が前面に出ちゃうんだけどバイオリンと絡むとすげえ良い感じになるんですよねえ。ストリングス系の音源にめちゃくちゃ力を入れてるのが伺えますが、ギターパートもオマケということはなくて聞き所は多いですね。単にバイオリンをフィーチャーしたV系ロックというだけでなく、マスロック的なテクニカルな展開をアクセントとして盛り込んでいるのも素晴らしい。

2曲目「Higher than the sky」、表題曲ということもあってこれがベストチューンかなぁ。はっきり言って最高すぎますよこの曲は。ジャケットのイメージ通りの清々しく壮麗なストリングスが分厚く全編を覆っていて、全ての楽器の音が絶妙な一体感を成して押し寄せてくるような感覚。この圧倒的ドラマチックサウンド、ゲーム音楽系シンフォニックロックとしてこれ以上にないほどの出来栄えなんじゃないでしょうか。凄まじい完成度。まさに必聴曲。

3曲目「風のように」、これも「爽やか系」ロックであるのは変わりないんですが割とエレクトロな音色が目立ってる感じですかね。もちろんストリングスサウンドも大活躍。

4曲目「Radical assault」、これも2曲目と並んでハイライト曲でしょうな。アップテンポな曲が中心の本作においても特に疾走感が強い。RPGバトル曲を想起させる緊迫感も濃いですね。固まりのような分厚いシンフォニックサウンドを伴い疾走する展開はひたすら心地良いんですが、途中で転調してプログレ的なギターリフが登場してリズム変わる部分、ここ何度聞いても天才的だと思うんですよね。カッコ良すぎんでしょまじで。ギターサウンドのチープ感とか1ミリも気にならなくなるくらいに最高にスタイリッシュ。凡百のゲーム音楽風シンフォニックロックとは一線を画する圧倒的センスを感じる。これも必聴曲。

5曲目「Dawn breaker」、これは作中で最もプログレ色が濃い曲ですかね。変拍子をたっぷりフィーチャーしてます。でも難解な印象は無くてやっぱり爽やか&スタイリッシュ。プログレ要素の入れ方が本当に上手い。プログレッシブオタクミュージックとして理想的なバランスなんじゃないかと。

6曲目「紫電清霜」、これだけ他の曲とは違って疾走ロック要素はなく、終始ド派手なオーケストラサウンドが展開する曲ですね。

DTMer的にはDIAさんのハイレベルサウンドに一歩遅れを取っていると言わざるを得ないでしょうけど、アレンジセンスの高さにおいてはDIAさんと並び得る天才っぷりを発揮してると思うんですよね。
DIA&すみすのアルバムは多くの人から絶賛されてるみたいだけど、こっちもちゃんと評価されて欲しいなぁ。方向性的にかなり近いんで向こうが気に入ったならきっとこちらも気に入るはずですよ。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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