セフィロトの夢想曲

セフィロトの夢想曲

という訳で、昨日の記事にも書きましたがそろそろ秋M3新譜で残ってるところを取り上げていきたいと思います。とはいえこのコンピは会場で売っていた訳じゃないから厳密には秋M3新譜じゃないんですけどね、発売日がM3合わせだったというだけで。

このコンピ、同人音楽を聞く者ならば誰でも知っているような有名サークルが多数参加している超豪華コンピなんですが、とらのあな企画なだけあって売り上げ数の多いサークルをとりあえず寄せ集めたような雰囲気が否めず、なんとも言えない商業臭が漂っててあんまり良い印象はなかったんですが、まあ企画がどうであれサークル自体が豪華なのは変わりないので買ってみました。
メンツは豪華なんですけどやっぱり知ってるサークルばっかりなので新鮮味は乏しいですよね。極東海賊団コンピみたいに知らないサークルが沢山参加してるコンピの方が有望な新規サークルとの新たな出会いがあるから重宝するんですが…。まあ個人的には(中堅以上のサークルでは比較的)寡作なAriabl'eyeSが珍しく外部に曲提供してるというのが購入の一番の理由かもしれないですね。実際Ariabl'eyeSの曲ばっかりヘビロテしてますし。

で、その個人的にメインとなるAriabl'eyeSの曲は語りトラックを除けば実質的に1曲目に配置されてるんですが、まさに1曲目を飾るに相応しいキラーチューンとなっております。秋M3のArsMagnA合同の方の曲はなんだか正直パッとしない曲でしたが、こっちのコンピ提供曲はまさに超本気曲。力の入り方にかなり差があるように感じてしまうんですが、多くの人に聞いてもらえて新規リスナー開拓になり得るコンピ作品に渾身の1曲を提供するというのは大いにアリでしょう。
というかですね、楽曲の出来の差だけでなく、何故かArsMagnA合同の新曲に比べてこっちのコンピ曲の方が明らかに音が良いんですよね、こっちの曲ではArsMagnAサークル特有のあの野暮ったいドラムサウンドが洗練されて高級感のあるサウンドに変わっているんですよ。ストリングスや各楽器のバランスも整ってますし。ArsMagnAサークル唯一の弱点が克服されているということで非常に歓迎すべきことなんですが、同時期にリリースされた曲なのに何で差があるんでしょうか…。もしかしてマスタリング担当の灰色Logicの六歌さんの功績なのか? Ariabl'eyeSの次回作も六歌さんにマスタリングして欲しいかもしれない…(小声)。
楽曲は最高の出来だし、もちろん同人音楽界最高の歌姫(主観)大天使Renaさんの歌唱は素晴らしいに決まってるし、それに加えてサウンドも向上しているとなればもう無敵ですよね。普通にこのコンピで一番の楽曲になってるんじゃないでしょうか。まあ楽曲の本気度に差があるせいもあるでしょうけどね、他サークルは渾身の1曲って感じではなく通常営業な曲が多い印象ですし。もちろんどこも安定感は素晴らしいけど。

3曲目のエミルの愛した月夜に第III幻想曲を、略してエミルさん(このブログ独自の略称です)の曲は…まあいつも通りな感じですかね。ボーカルの荊さんは本当上手い。でもやっぱりサビメロがもうちょいキャッチーな方が好みなんだけどなぁ。というかいつの間にか公式サイトにメンバーのお写真が公開されてたんですね、うおめっちゃヴィジュアル系だ。メンバー写真が載ってるとメジャーデビュー目指してそうな雰囲気が伝わってきますね。

4曲目のMisteryCircle、ここって東方サークルみたいですが、東方には疎いからよく分かんないんだけどこの著名サークルだらけのラインナップに含まれてるってことはけっこうな人気サークルなんでしょうか。疾走感のあるメタル曲でそれなりにかっこいいけど…この収録曲を1曲だけ聞いただけじゃいまいち分かんないのでやっぱりアルバム聞きたいですね、もちろんオリジナルで。

5曲目はDragon Guardian、オリジナル同人メタルで最高の知名度を誇るサークルでしょう(同人音楽界隈以外だとネタ的な知名度が先行してますけど…)。まあここも安定感はあるけど新鮮味はない曲ですかね。いつものドラガ流ポップ系メタルって感じで。

6曲目は5150、ここも当然ながら超有名。東方をメインにしつつオリジナルも並行して発表してるサークルですが昨年夏にオリジナル別名義JORMUNGANDが始動したことでオリジナルでの活躍が更に期待されております。というかまだそのJORMUNGAND開封してないんですけどね…温存するにもほどがある。ここもいつもの5150流シンフォニックメタルって感じで新鮮味はないですがやっぱり良いメロディ作りますよねえ。星名優子さんの透き通った歌声も良い。

7曲目はResonecia、オリジナル同人メタルで最高峰の人気を誇るサークルでしょう。この収録曲も勇壮なギターフレーズ、荘厳なクワイア、力強い女性ボーカル、どれをとっても同人メタル最高レベルであることは確かなんですが、個人的に好きなのかというとそれはまた別問題でして…。「全部同じ曲に聞こえる」系の音楽が苦手なんですよね…別にメタルに限らずどのジャンルにおいてもなんですけど。まあ好みの問題だし仕方ないですね。

8曲目はIRON ATTACK、ここも言うまでもなく超有名…というかこの並び凄いね、有名サークルしかいないという。それにしてもこの収録曲の空気読まなさというか開き直りっぷりは凄いですね…ここだけ暑苦しい男性ボーカルで曲調も同人音楽要素の無いオールドスクールなパワーメタルという。いやもちろん曲のクオリティは高いんですけども。

9曲目はEther。おそらくこのラインナップの中で最古参サークルの1つなんじゃないかと思うんですが、昨年ボーカルを新たに迎えて心機一転したこともあってか最近出て来たサークルと同様の新鮮味があるように感じます。IRON ATTACKの無骨な曲の後に聞くとエルム凪さんの幻想的なコーラスがしみますねえ…。というか秋M3新譜まだ開封してないんですよね…早く聞かないと。

10曲目はGILDIA、なぜかこの曲だけ物語音楽的なセリフが冒頭に入るんですよね、せっかくコンセプト付きのコンピレーションやるみたいだからセリフ入れようみたいなサービス精神だったりするのか? というか歌詞ちゃんと読んでないんですが一貫したストーリーみたいのあったりするんですかね。
楽曲自体はいつものGILDIA節ですね。そういや冬コミの新譜もいちおう買ってあるんですがメタル度が高いらしいのでちょっと期待しています。

11曲目はロリィタノイロォゼ、ここもそれなりに知名度はあるんだろうけど…このコンピのラインナップの中では明らかに場違い感あるよなぁって思ってたんですが、ところが意外なことにこの収録曲めちゃくちゃ良い感じに聞こえますよね。メタル系の楽曲が多いコンピのラストをこの幻想的で儚いピアノ曲で締め括ることにより非常に素晴らしい効果を生んでいるというか、ぶっちゃけこのコンピで最も得な役回りを演じているのがこのサークルのような気がしますよ。たぶんこのサークルは弾き語り曲ばっかりなんだろうしメタル曲との対比がなかったらあんまり良く聞こえなかったかもしれないが。

そして何故かDISC2に1曲だけ隔離で収録されている六弦アリス。収録時間がオーバーしてるとも思えないし、六弦アリスは別格扱いだから隔離されてるのか?
しかしこの曲は本当に素晴らしいですねえ、これは間違いなく名曲だと思いますよ。既に同人音楽界においてカンストするくらいの知名度はあるはずなのにも関わらずコンピにわざわざ本気な曲を提供しちゃうというのが凄い。ぶっちゃけこのコンピは冒頭のAriabl'eyeSとこの曲ばっかりリピートしております。

スポンサーサイト

もう冬コミから1ヶ月かぁ

普通の感覚ならば「今年が始まってから1ヶ月」なんでしょうけど、冬コミからカウントした方が色々と実感が湧くってのがオタク的でダメな感じですねえ…。どんだけイベント中心で生きてるんだと。
次なるイベントである春M3まではまだまだ遠いですが、でもサンホラ新譜もほとんどイベントみたいなもんだからあと2ヶ月半かな。それまでは地味に感想記事で繋いでいきますんで宜しければお付き合いください。
まだ冬コミ新譜でいくつかリッピングしてないCD残してるんですが、とりあえず期待作はほぼ消化したんでそろそろ秋M3の残り作品に移行しようかなと思っております。秋M3から時間が経ちすぎてもはや新譜って呼ぶのは厳しい感あるかもしれないですが…冬コミで新作出してないサークルならギリギリセーフですよね?

というかほんとは一昨日に秋M3作品の記事書くつもりだったんですが…Lost my Proustのアレで急遽予定を変更した次第であります…。とても他作品の記事を書くテンションにはなれなかったし…。
まあ昨日も書いた通り、サークル擁護のために文章を書いたんじゃなくて自分自身のモヤモヤを吐き出すという自己満足な目的で書いてる感じなんであんまり気にしないでください。
というか、ふと悶絶メタルさんのAnimals as Leadersのレビューを見てみたらですね、満足度が68パーセント…こんなに低かったのかぁ。Djent系テクニカルメタルの頂点に君臨するようなバンドがこんな低評価なんだったら、むしろLost my Proustはかなり健闘したと言えなくもない…? まあ要するにこのサイトではテクニカルメタルは評価されないってことですよね、分かりきってることですが(プログレメタルで高評価があったとしてもメロハー寄りバンドだったりしますからね、Circus Maximusみたいな)。というか、Animals as Leadersってテクニックに溺れた自己満足音楽なんかじゃなくて実はメロディけっこうキャッチーだったりするんですけどね…まあそれは別にいいんですが。
どこかプログレマニア向けで影響力の高いレビューブログとかでこのサークル紹介してくれないものか…。同人音楽系のブログで紹介してもプログレメタルマニアには聞いてもらえない気がするしなぁ…。

あ、それと年間ベストも忘れずに書かないといけないですね、たぶんこの調子だと3月に入ってしまうと思うけど。それに付随してLost my Proustの1stの記事も書き直した方がいいかもしれないな、当初かなり適当に書いてしまった気がしますし…。まあ1stは本当に超スルメ盤ですからね、半年後くらいに聞き直して更に評価が上がったみたいな感じですから。

レビュー来てしまったか…

あー…悶絶メタルさんLost my Proustレビュー来てましたね…正直いうとスルーして欲しかったけど今回の冬コミのラインナップならやっぱり買ってますよねえ…。
評価はほぼ予想通りですかね。高評価になる可能性はないと思ってましたし。それでも、もうちょいポテンシャル的な意味で褒められる部分あるかなぁと薄っすら期待してはいたんですが無理だったかぁ。

まあ、そりゃうちのブログの最推しサークルですからね、低評価を不服に感じたのも事実ですが、冷静に考えて真っ当なレビューでしょう。おそらく、Lost my Proust聞いたほとんどの同人リスナーは似たような感想を持ってるんじゃないでしょうか。「プログレッシブトランスメタルコア」なんてどう考えても需要あるタイプの音楽性じゃないから理解されないのも仕方ないんですけどね。

しかしですね、仮に需要のある音楽性をやったとして、もしそれでレビューで高評価を得たり人気が出たとしてもですよ、横並びで似たようなサークルやバンドが沢山いたって全く面白くないじゃないですか。はっきり言ってクオリティ高いだけの音楽ならば世の中に山ほど存在するんですよね。このサークルよりはるかにテクニカルでサウンドの優れたバンドだっていくらでも存在するでしょう。でも、誰が何と言おうがこのLost my Proustの類まれなるセンスとプログレッシブトランスメタルコアという独自性は何にも代え難い価値がありますよ。それは断言したいです。

でも、このレビューでも肝心のプログレメタル的な方向性自体は否定されずにしっかり評価されてたから安心しましたね、やっぱりその辺はさすが見る目があるなぁと。まあプログレメタルという音楽性の根本部分を否定されてしまったらはっきり言ってレビューする意味なかったでしょうし…。

あ、それとこれだけは言っておきたいんですが、ボロクソに言われてる女性ボーカルについてですね、個人的にHidaka MikuさんのボーカルのないLost my Proustとか絶対あり得ねえって思ってますから。他のリスナーが何と言おうがそんなの知らねえって感じですよ。今回の新譜で言えばAlter EgoのBメロのボーカルとかまじたまんねえなって感じですしね。もちろん、もっと上手い女性ボーカルだって沢山いるでしょうけど、もし女性ボーカルが替わったりもしくは女性ボーカル無しになってしまったらそりゃもはやLost my Proustじゃないですね、別のサークルですよ。
こういうこと言うのはちょっとアレですけど、こういう良い意味で素人臭いボーカルを許容できないんだったら無理して同人音楽とか聞かなくてもいいんじゃないって思っちゃいますかね。

悶絶メタルさんこの前の極東海賊団コンピのレビューもDisc2を丸ごとゴミ箱に投げ入れるような投げ槍な内容でしたしね…ほとんど同人音楽シーンへの期待は失せてしまっていて、IRON ATTACK等の親交の深いサークルのレビューが今後は中心になっていくのかなぁって予感はありますが。
まあ悶絶メタルさんに悪意がある訳じゃないと思うんですが最近のレビューは結果的に新規サークルの芽を摘むようなレビューばっかりになっちゃってる感ありますし、これ以上新規サークルのレビュー来るのは怖いなぁというのが本音ですかね…。悶絶メタルさんはあくまで一般メタルを中心に扱ってるサイトで同人音楽はおまけ的な扱いだから仕方ないとは思うけど、同人音楽はやっぱり減点方式で評価するのは勿体ないとは思いますね。むしろ同人音楽レビューならベタ褒めばっかりでレビューの体をなしてないくらいでちょうど良いとすら思うくらい。

ちなみにこの文章はLost my Proustを擁護だとか悶絶メタルさんを批判とかそういう意図で書いたものではないのでその辺りは誤解なきよう。別にサークルさんと親交がある訳でも何でもないですし、悶絶メタルさんにはこれまで通り読者の声とか知ったことか的な己の道を貫いて欲しいと思ってますし。

Barrage Am Ring「Barrage Am Ring4 ORIGINAL SIDE」

Barrage Am Ring 4 Original side

このBarrage Am Ringって東方メタル系で割と人気あるコンピレーション企画シリーズなのかなと認識してたんですが、今回はオリジナル曲だけで固めてあるORIGINAL SIDEみたいなので買ってみました。というかORIGINAL SIDEも何気にいくつも出てるのか。全然買ってなかった…。

今回の冬コミは極東海賊団の27サークル豪華メタルコンピもありましたが、このBarrage Am Ringはあっちに比べると曲数少なめだし、きっとその分だけ各曲のクオリティは高めなんだろうなと漠然と想像しつつ聞いてみたところ…実際のところあんまりクオリティの差はなかった。極東海賊団コンピのDISC2と同様に男性クリーンボーカルはヘタウマ風味のところが多いし(こういうの嫌いじゃないから個人的には問題ないんですが)、有名サークルが他より飛び抜けたクオリティかというとそうでもないし、そもそも参加サークルけっこう被ってるし…。
いや、27サークル参加とかいう豪華すぎるコンピが異例なのであって、それと比較するのは見当違いだとは分かってるんですが、でもやはり同じタイミングでリリースされてしまうとどうしても比較しちゃいますよねえ…。

1曲目は極東海賊団の方にも参加してたRegister6ですが、このサークル良いですねえ。甘ったるいV系ボーカルでスクリーモやってるって感じの音ですが、V系とスクリーモ双方の癖が上手く中和されてるのが個人的にかなり気に入りました。この曲もV系、アニソン由来のキャッチーさとスクリーモ的なエモさのバランスが素晴らしい。東方メタルではけっこう人気あるサークルなのかもしれないですが、やっぱりオリジナル作品出して欲しいですね。

2曲目はオリジナル系メタルではお馴染みのHATEことHymn Above Traumatic Emotionで、東方系サークルばかりのラインナップの中では少し異色な感じもありますかね。このサークルはオリジナルのメタルコア、メロデス系サークルではかなりクオリティ高い部類だと思うんですが、東方系サークルと比較したらどの程度のレベルなのかなぁと思いきや、少なくともこのコンピ収録曲の中では普通に上位レベルに聞こえます。やっぱりこのサークルは女性ボーカル上手すぎですよね、前作でデスボイス排除し女性ボーカルメインのゴシック系に寄せた作風になってたのも頷けるくらいには他サークルとの差を付ける要素になり得てますよね。ただやっぱりデスボイスが全然ないのは物足りなかったので、今回の曲くらいの比率がベストのような気がします。HATEは今までシングルばっかりでしたがそろそろアルバムも来るのかな?

3曲目はPizuya's Cell、東方系ではかなり知名度あるサークルだと思うんですが…この収録曲を聞いた限りではなんだかパッとしないというか…あんまり有名サークルのオーラは感じないかな。でも1曲だけ聞いても判断できないですよね、やっぱりオリジナルアルバム聞きたいですよ。
4曲目のPearls Before Swine、ここも東方系スクリーモで、男性ボーカルはヘタウマ系かな。スクリームはデスボイスとクリーンの中間という感じ。
5曲目のDHS、ここも極東海賊団コンピに参加してましたが、いかにも東方系といった感じのキャッチーなメロディをバックに配したスクリーモでなかなか聞きやすくて良いですね。
6曲目はCROW'SCLAW、言わずと知れた有名サークルだと思うんですがクリーンパートのボーカルがヘタウマ風味だったりしてやはり他サークルとそれほど差があるようには聞こえないかなぁ…。しかしそもそもCROW'SCLAWってギターインスト作品が多いんだろうしギターソロが少ないせいでこういう印象になってるのかもしれないけど。ギターソロはさすがのかっこ良さですしね。

7曲目はBarrage Am Ring、コンピ名を冠した名義だけあって納得の出来栄えというか、このサビメロはキラーチューンと呼ぶに相応しいでしょう。これも1曲目と同じV系スクリーモといった感あるボーカルですが、声似てるけど歌ってる人は違うのかな。この方向性の曲で固めたアルバム聞いてみたいですわ。というか作曲はRegister6の人なのか、やっぱりこのサークル凄い気がする。

という訳で極端な話、Register6凄えな!という感想に集約されてしまう感も無きにしもあらずなコンピなんですが、やっぱり優秀な作編曲能力を持ってるサークルさんには是非オリジナル作品を作って欲しいなという考えを新たに致しました。
東方コンピの「Masterpieces For Our Struggle 2」の方もそのうち買おうと思ってます。Register6以外にもCLOCKWORKS TRACERやFurther Ahead Of Warp等「オリジナル作ってくれえ!」と切望するスクリーモ/メタルコア系サークルが揃ってますしね。まあアレンジもの買うのはあんまり本意ではないんですが予習という感じで(?)。というか何気に一番期待してるのはAs Killing your Breakdownかも。

Cait Sith Music Studio「Setaria」

Setaria.png

これコラボ作品みたいだしジャケにもサークル名が書かれてないから厳密にはCait Sith Music Studio名義じゃないのかもしれないけどいちおう便宜的に…。と思ったらショップ委託先ではCait Sith Music Studioになってるからやっぱりこれでいいのか。
CI projectのDaichiさんとCait Sithさんのコラボ作品になっているようですが、Daichiさんの手がけた1曲目と2曲目はロック系サウンドが持ち味のCI projectとはかなり趣きを異にする民謡系シンフォニックサウンドになっているのでけっこう意外性あります。

1曲目は女性ボーカルによる神秘的なムードの民謡系スキャットが印象的な前奏曲で、2曲目はRPG系の勇壮なシンフォニックサウンドで幕を開け高揚感を演出しますがその後ジャジーで気怠い曲調に移行しますね。曲調が変わるタイミングでカキーンと剣戟っぽいSE入るんですが、ここかっこいいですよね。ここからアップテンポになってクサメタル的な展開になってたらもっと良かったなぁと思ったりするんですが、そもそもメタル的なコンセプトの曲じゃないんでしょう。メタル的な要素はほとんど無いですがこのシンフォニックなアレンジはクサメタラーの琴線にも触れる音なんじゃないでしょうか。
女性ボーカルで民謡でシンフォニックでジャジー、オリジナル同人音楽の需要を見事に突いた音楽性になっていますし、ぶっちゃけCI projectよりこういう方向性の方が受けそうな感はあるんですけど、まあこういう方向性のサークルは他にいっぱいありますからね。やはりCI projectはロック路線が良いですよね。それでも、こういう曲調も作れるという器用さを披露してくれたことには大きな価値あると思います。

http://ciproject.net/disco.html
そういや、CI projectってApollo限定新譜があったんですね…今更になって知ったという。いや、Apolloの開催期間中ってトラブル関連で色々ゴチャゴチャしてて新譜情報が把握しづらかったんですよ、完全に見落としてました…。4曲も入っててジャケもしっかりしてるし秋M3よりこっちに力を注いでたんですね…。春M3で再頒布しないのかなぁ、さすがにこのままお蔵入りってことはないと思うんだけど。

3曲目のCait Sithさんの曲は、BメロまではV系路線かなと思わせるんですがサビでストリングスが入った途端に高級感?が増す感じあります。Wonderlandの方がボーカル担当してることもあって全体的に雰囲気がWonderlandの曲っぽい。
以前の記事にも書きましたけど、Cait Sithさんの曲はV系路線とシンフォニック路線の曲だと音の完成度に差があるように感じられてならないんですよね。シンフォニック系の所持音源の方が充実してたりするんかな。
やっぱりUtopimania良かったですよねえ…。ぶっちゃけUtopimaniaは中堅~大手ゴシックサークルに匹敵するオーラありましたよね、1作で終了させるには勿体なすぎるサークルでした。この曲もけっこう良いとは思うけどやっぱりあのオーラには全然届いてない感じ。またああいうシンフォニックメタル系の曲やってくれないかなぁ。

Junsei(おじゅん)さんがクレジットに名を連ねてますがボーカルではなくミックスマスタリングだけみたいですね。この作品は女性ボーカルメインみたいだしボーカル参加はちょっと難しかったりしたのか。そういや黄昏の旅団のクリスマス曲ってどうなったん?

Laralastudio「僕がギターを弾くのなら」

僕がギターを弾くのなら

青の時代が~とかいう書き出しの秋新譜の記事、ついこの前に書いたばっかりのような気がしなくもないんですが早くもターンが再び回って参りましたよ。秋M3の新譜まだリッピングすらしてないサークルいっぱいあるというのにすでに2周目のターンのサークルがいくつもあるというね…相変わらず偏りまくりの当ブログです。

よく考えなくてもたった2ヶ月で新譜が出るって異常な早さですよね。同人音楽界以外ではあり得ないスパンでしょう。
ぶっちゃけ、ここまで短い期間で作られた作品とか雑な作り…とまではいかなくても普段の完成度からしたら微妙な内容になってるんじゃないかと予想してたし、まあ次のM3までの繋ぎ的な作品くらいに考えてて事前にはそれほど期待はしてなかったんですよね。

ところが、いざ聞いてみたらこれが実に素晴らしい内容だったので驚きの一言ですよ。楽曲の出来がかなり良いことに特に驚きます。以前からの楽曲ストックがまだ残ってたのかもしれないけど、それにしたってたったの2ヶ月ですからね、ほんと凄いですよ。
ただ、いつもに比べるとアレンジに関してはシンプルな感じも無きにしもあらずですが、そのシンプルさがむしろ良い味を出してるとも言えますかね。
今回は3rdで歌っていたウィスパー系女性ボーカルの町乃さんと毎度お馴染みの柳かおりさんのお二人がボーカル担当で、やはり雰囲気的には3rdに近い感じでしょうか。個人的にはこのサブカル風味が気に入ってるんだけど4thみたいなアニソン風味を求めてる人にはしっくり来なかったりするんかな。

1曲目のタイトル曲「僕がギターを弾くのなら」、曲構成もアレンジも歌詞も総じてシンプルな作りだと思うんですが、それ故のストレートで分かりやすい魅力のある楽曲だと思いますね。このシンプルさは1st中盤あたりの収録曲を思い出させる部分もあるかな。
町乃さんの透明感ある歌声もほんと良い味出してる。ギターの柔らかな音色がまた心地良いんですよねえ。派手さはないんだけど何度も繰り返し聞きたくなる素晴らしい曲です。
2曲目の「天気予報士は無責任」、これはイベント前にフルPVが公開されてましたが、最初聞いた時はパッとしない曲かなぁと思ったんですが実はこれがスルメ系でして、けっこうな中毒性のある曲なんですよ。歌詞が面白いんですよね、天気予報士がまるで天候を操る魔法使いみたいに扱われてるとか、女子力高いを通り越してもはや童謡ですよ、みんなのうたですよ。2番では発想がいきなり宇宙に飛び出して更に宇宙戦争が始まって果ては「ミサイルを止めて」とかトンデモな終着点に至るのがもう楽しすぎますねw 2番でコスモナウトって歌詞が出て来ますがまた新海作品と繋がった?別に意識してる訳じゃないんだろうけど。イメージ的には「さよならプラネット」パート2って感じかなぁ、曲調は全然違いますけどね。

3曲目「白い雨」では雰囲気がガラッと変わり、柳かおりさんボーカルによるしっとりとしたバラード曲になっています。これも味わい深いですねえ。というか柳さんの声なんか高音部が枯れ気味に聞こえるんですけど、レコーディングの時に風邪でもひいてたとか? もしかして不調ではなくジャニスジョプリン的な渋い味わいを演出してる可能性もあるけど。
4曲目は2nd収録の名曲「ゆらゆらムーンライト」のリミックスバージョンですね。リミックスとかいうからトランス系のダンサブルな曲になってるのかと思いきやそんなことはなかった。なんかベースの音が目立ってたりで原曲よりゆらゆらした雰囲気になってるかもしれません(?)

もう5作目になるというのにこれだけ安定して良曲を提供し続けているというのは本当に凄いことだと思いますよ。毎回新鮮味のあるメロディやアレンジを聞かせるって並大抵のことじゃないと思いますし。やっぱり凄い才能ですよねえ。
次の春M3も期待したいです。夏コミにも申し込んだりするのかな、あんまりハイペースすぎると息切れしそうな気もするからやっぱり半年に1度がベストかと思うんですけどね。
それとジャケ絵も更に進化してますねえ。なんかスペースでは自作絵のステッカー?みたいの配布されてましたし、本格的に絵師を目指してらっしゃるとか…?

Kanata Labo「Bluephrase Termination」

Bluephrase Termination

普段ボカロとかほとんど聞かないしボカロ系CDも買ったこと無い自分なんですが、別にボカロ文化を過小評価してるとかいうことはなく、むしろ食わず嫌いで避けてるせいで良い音楽をいっぱい聞き逃して損してるんじゃないかと思ってるんですよね。特にプログレメタル系のボカロ曲があったら聞いてみたいなと思ってはいるんですが、なかなか漁ったりする機会もなく。

で、今回試しにこのサークルのボカロ作品を買ってみた訳ですが、その理由は5曲目の「BLUE」からプログレッシブなアレンジセンスを感じ取ったからなんです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22730288
ニコ動にこの曲のフルPV公開されてるんで是非ご覧ください。1万再生越えてますし聞く価値は確実にありますよ。

いかがでしょうか。かなりインパクトある曲ですよね。儚い雰囲気を感じさせる三拍子系の歌メロと爆走する攻撃的なブラストビートの対比が非常に印象的です。このシューゲイザーブラック的な音とポストロックやエレクトロニカやV系等を渾然一体にしたようなアレンジセンス、秋M3のMalikliyaの曲を思い出させる部分もあります。
実はシューゲイザーブラックとアニソンってかなり相性良いっぽいですよね。このジャンルの可能性は更に追求する価値がありそうです。

そんな訳で5曲目は強烈なキラーチューンなんですけど、他の曲はというと…5曲目ほどのインパクトがある訳ではなく、V系曲のボーカル部分をボカロに置き換えてエレクトロニカで装飾したような感じで割と普通の印象だったりします。
まあこのサークルはV系サークルAURELIAに楽曲提供してることからも分かる通りV系の影響が色濃いんだと思いますし、5曲目みたいに幅広いジャンルを取り込んだようなプログレッシブな楽曲のほうが異色曲なんでしょう。
でも他の曲が微妙なんてことはなく、メロディはとてもキャッチーでどの曲も良く出来てると思いますね。ボカロの声もけっこう自然に聞こえますし聞きやすい部類に入るんじゃないでしょうか。

あとジャケ素晴らしいですね。レトロな機械群とヘッドホン少女。pixivデイリーランキングの上位で「ハイセンス」ってタグ付けられてそうな系の緻密な絵ですよね(?)。神絵師すぎますよ。実に購買意欲をそそるジャケです。

極東海賊団StrikerS「Extreme Final Feast」

Extreme Final Feast

ジャケ怖いですね。ジャケで敬遠して買わなかったリスナーけっこういるんじゃないでしょうか。DISC1はデスメタルばっかりだからこのジャケで合ってると思うんだけどDISC2はメロディアスな曲が多いしメタラー以外にも受けそうな曲あるからもうちょっと無難なジャケでも良かったような気もするんだけどまあ別にいいですかね。
この極東海賊団というサークルはコンピ企画専門でやってるサークルなのかな。収録曲には参加してないっぽいし。どうでもいいけど極東海賊団A's、極東海賊団StrikerSと某アニメのパロになってたんですな。次があるとしたらVivid…?でもFINALだしもうやらないのかな。

個人的にデスメタル系がそんなに好きな訳じゃないのでDISC2の方の感想を中心に書こうと思います。DISC1の方はメタラー以外にはちょっと敷居が高い内容だと思いますが、DISC2は一昨年のオレオレウサギ主催のコンピに匹敵するくらいの充実のラインナップでバラエティ感もあって聞き応えあると思いますね。

DISC2のトップバッターはそのオレオレウサギが昨年春に出した曲です。バージョン違いなのかもしれないけどちょっと聞いただけじゃ違いが分からない。やはりオレウサはさすがの安定感ですよね、尖った個性がある訳じゃないけど足りない部分も見当たらないという感じでしょうか。元々オレウサってうたたねりんごの朱色さんやMinstrelのYutaさん等この界隈の実力派メンバーを集めて作られた企画ユニット的な立ち位置だと思いますしオリジナル系同人メタルを総括するような存在感があるのも納得なんですけどね。

そして2曲目、Re'entrant A Libraryっていう全然知らないサークルなんですけどこれがいきなりの有望株ですよ。ギターの音とか割とポストハードコア系の音作りだとは思うけど軽快なピアノとキャッチーな女性ボーカルが目立ってるから全体的にはポップス系ロックの印象が強いかな。これはメタラー以外にも是非とも聞いて欲しい名曲ですよ、女性ボーカルだから万人受けすると思いますしね。ボーカル良しメロディ良しアレンジ良しでかなり良い感じなサークルだと思うんですがサイトにリンクも無いから詳細不明なんですよね。東方系サークルの別名義だったりするのかな。どなたか詳細ご存知ありません?

3曲目のLPB feat.dumm中根というサークル、ここも詳細不明なんですがこれまた素晴らしい曲なんですよね。MinstreliXを思わせるようなクサクサなアレンジがかなりインパクトある疾走曲です。これはクサメタラー必聴ですよ。このアレンジのレベルの高さ、やっぱり東方系のサークルっぽいかなぁ。オリジナル系でいきなりこれほどハイレベルなのがひょこっと出てくるとは考えづらいし。
演奏のハイレベルさに比べると男性ボーカルはちょっとヘタウマ系ではあるんですが、これはこれで味があって良いですね。もし女性ボーカルだったらRoman so Words的な人気を獲得できそうな気もしますが、まあ何でもかんでも女性ボーカルの方が良いとか言っちゃうような需用に寄り添った発想がオリジナル同人音楽の現況を生み出してると言えなくもないので男性ボーカルで良いと思いますね、うん。

4曲目はButterfly Kids、ここは知ってるサークルですが、以前の音源に比べるとめちゃくちゃ音良くなってません…?こりゃ化けましたねえ。ギターソロとかめっちゃドラマチックですよね。サビもキャッチーで良いし。ボーカルは相変わらずのヘタウマですが個人的にこういうB級風味は嫌いじゃないんで問題なしです。

5曲目のKing YMMT's Objection、ここも素晴らしい。ギターめっちゃ上手い。東方を思わせるような和風メロですがキャッチーで良いです。ボーカルはまたしても若干ヘタウマっぽい男性ボーカルですが味があるから当然良し。
http://kyoworld.net/work.html
どうやら真崎エリカさんの作品のサポート等で活動なさってる方みたいですね。この曲の路線で是非CD出して欲しいなぁ。

6曲目のDesire path、ここは冬コミで単独のアルバム出してましたね。
http://desirepath.jimdo.com/c87/
買おうか迷ったんだけどボカロ曲も入ってるみたいだし結局購入見送ったんですがやっぱり買っておけば良かったかな。このコンピ曲なかなか良いですし。浮遊感あるシンセの入ったDjent風のノリですね。もちろん歌メロもキャッチーで良い。

7曲目のDiscord Registers、ここは東方アレンジ系みたいですね。
RPGのボス戦系のかっこいいインスト曲で良いです。

8曲目の関東襟足組、ここもサイト見つからないんで詳細分からないんですが良い曲だと思いますよ。メタル系やハードコア系とは毛色の異なる穏やかな男性ボーカルも印象的なんですが、サビ後のリフが少しプログレ感あって良い。

9曲目のφnality Blastはオリジナル系ではお馴染みのサークルですね。音けっこう良くなってるかな?大仰なナレーションまで入ってエピック感も演出されております。

10曲目のmagic mirror goというサークル、ここも詳細不明ですね。ちょっと他サークルに比べると地味な感が否めないですがギターソロとかけっこうドラマチックですよね。

11曲目、Faded Azureはオレウサコンピにも参加してましたね。Djent系のテクニカルサウンドとフュージョン的な爽やかさとメロディアスさが心地いいです。
http://fadedazure.bandcamp.com/
というか過去作バンドキャンプで無料ダウンロードだったんだ、気付かなかった。

12曲目のDHS、ここは東方系サークルみたいですね。明るめでアップテンポのスクリーモって感じですがクリーンパート少なめだしDISC1で良かったのでは。

13曲目Register6、ここも東方系のようで。スクリーモ寄りV系ボーカルといった感じの男性ボーカルがなかなか印象的です。東方スクリーモではけっこう人気あったりするんかな。

ラスト14曲目はLEGUINAL、ここもオレウサコンピに参加してましたね。
http://leguinal.com/
東方サークルLA KIAのオリジナル路線の別名義って感じのサークルなんでしょうか。Sterblich Magieみたいにオリジナルも並行して活動して欲しいなと期待してるんですがこっちはコンピ曲ばっかりで単独のCDはまだ1枚も出てないっぽいですねえ。せめて1枚くらい出して欲しいところなんですが…春M3辺りに来ないかなぁ。
というか主催の奈槻晃さんって女性ボーカルで作編曲してギターとベースも弾いてイラストも描いちゃうような超マルチな方だったんですね、すげえ。完全に1人でCD作れるレベルじゃないですか…。
このコンピ収録曲はシンフォニックで壮大でクサクサのかっこいい疾走曲なんですが、ちょっと音量が不安定なのが勿体ないですよね。せっかくMalikliyaの人がドラムやってるけどあんまり活きてない気もする…。


DISC1の方はデスメタル中心ですしあんまり聞いてないんで適当に書いときます…。
2曲目のRegnum Caelorum Et Gehennaはやっぱりかっこいいですねえ。ギター超メロディアスですし。クリーンボーカルないから避けてたけど買っといた方がいいかなぁ。
6曲目のCLOCKWORKS TRACERも良いですね。Djent的なテクニカルフレーズ入ったりサビでの爽やかな掛け声?も良いアクセントになってるなぁ。サブカルっぽいセリフが入るのも良い味出してるw オリジナルやって欲しいなぁ。
ラスト13曲目ってFurther Ahead Of Warpの人の新バンド?これも良いですね。

LOUD PORK

http://loudpork.jimdo.com/
ラウドポーク…。まあネーミングはどうでもいいんですが、Lost my ProustとHATEが参加するライブで、しかも無料ってのはかなり魅力的なイベントなのでは。皆さん足を運んでみてはいかがでしょうか。
…相変わらず他人事みたいに言ってますが、まあ自分は例によって行けません。前も言った通り自分はライブとか行かないインドアメタラーだしそもそも日程的にも無理だし西千葉とか遠いし…。もし行く方がいたらどんなライブだったか感想を教えて欲しいですね。…これも書くの何度目だかw
Lost my Proustは新譜の曲を演奏するんですかね。というか新譜の曲ってライブで再現可能なんでしょうか…。今回の曲ってどれも複雑化しまくってますし特にドラムとか異常な手数だったりしますよね。果たして叩ける人材いるのか…。
Discovering ​the ​Placeって東方メタルのようですね。例のメタルコンピにオリジナル曲で参加してますが。クリーンパートがないからちょっと聞きづらい感じだけど。
あとBBAMETALっていうコピーバンドがちょっと気になる。ダンスまでコピーしてたらけっこう凄いよね。

先日のLost my Proustの記事で海外のメタラーにも聞いて欲しいとか書きましたけど、もちろん違法ダウンロードはダメですよ…。検索してたらロシアか何かのそういうサイト見かけたんですけど。バンドキャンプ等で正規にリリースされるまでは海外メタラーの皆さんお待ちください。でもバンドキャンプってフル試聴可能だからリリースのタイミング難しかったりするんかな。試聴出来るの半分くらいでいいのにね。
これだけ凄い内容の作品だし海外の人にも聞いてもらいたいんですけどね。少なくとも、同人音楽という狭い範囲に限定させておくには勿体なすぎるレベルの音楽だと思う。とにかく同人音楽界隈以外のプログレメタルマニアの方々に聞いて欲しいんですよ…。


そういや、昨日NHKでコミケ特番やってましたね。なかなか楽しい番組でした。めっちゃカメラで撮られてたんですな。自分は一度も遭遇しなかったけど。
なんか東方アレンジサークルっぽいのが一瞬映ってたけど知らないサークルだった。オリジナル同人音楽も映してくれよ。あと、あのちっちゃい絵本みたいな同人誌かわいかったですよね。ディスプレイも凝ってたし。ありゃ売れますわ。


今期アニメもほぼ出揃った感じですかね。全く見てないアニメや録画溜めてるのもいっぱいあるんですが、良さげなアニソンとかあったんでしょうか。秋アニメはアニソン豊作だったんだけどな。
アイドル系アニメが全盛の昨今、アイドルという題材が特に好きって訳でもない自分ですが話題のモバマスアニメはかなり楽しかったですね。脚本がほんとよく出来てると感じたし、アイドルとか抜きにしても単純に面白かったと思う。人相悪いプロデューサーが妙な人気を博してるらしいですがそれも納得ですね。あのプロデューサーいなかったらあそこまで面白くならなかったでしょうw

Revo先生まじ鬼畜

マーベラス小宇宙…。なるほどそう来たか。こんなの気になりまくるに決まってるじゃないですか…まじ卑怯すぎるわ…。
前回のヴァニスタも1万のデラックス版があった訳ですけど、あれはあくまで熱狂的なファンだけが買う高価すぎるバージョンだと割り切ることが可能なセット内容だったと思うんですよ。でも今回はデラックス版でしか聞けない新規の音源が入ってる訳ですよね、しかもエイプリルフールネタを元にしてるとかめちゃくちゃ面白そうじゃないですか。1万も納税する人間向けの音源だし、きっと一般人が聞くに堪えないような悪ノリの詰まったトンデモ音源になってることは想像に難くないですよね。9thよりOmakeが本編だわーとか言われちゃうに違いない。これ熱狂的なファンじゃなくても欲しくなるに決まってますよ。きついわー。まじきついわー。
でもサンホラって同人時代のCDが超高値で取引されてたりする訳ですし、金銭感覚が麻痺して1万でも安いわーとか思ってる人もけっこういたりするんだろうか…。
Revo先生、同人音楽界を潰そうと画策したり(※筆者の妄想です)ローランから高額徴税したりほんと鬼畜すぎるわー。


そういえば、BABYMETAL新曲も数日前に公開されてましたけど、こちらもアルバム限定盤を買わないと新曲ダウンロード出来ないとか、鬼畜な商売してますよねえ…。単体でダウンロード購入させてくれよ…。
前評判通りほんとドラフォまんますぎる曲ですな、ドラフォの曲のボーカルだけ差し替えたバージョン聞いてるみたいな気分になる。でもサビは超キャッチーで素晴らしいですね、ドラフォはワンパターンの美学を貫いてるようなバンドだし、はっきり言ってアルバム2枚以上聞くと飽きが来るんだけどやっぱりメロディセンスは最高なんですよ。


http://mmpk.web.fc2.com/2014best.htm
悶絶メタルさんの年間ベスト来てましたね、なんとA.C.T新作が8位にランクインですよ、昨年のMoon Safariに続き、今年も個人的に大好きなプログレバンドが入っていたということで嬉しい限りです。やっぱり分かってらっしゃいますなぁ。
クサメタラーの皆さんもA.C.TとMoon Safari聞きましょう! 同人音楽リスナーの方々も、洋楽プログレは敷居が高いと敬遠なさってるかもしれないですが、この2バンドは本当に聞きやすいですからね。プログレ入門用に打ってつけな気がしますよ。まあMoon Safariとかポップすぎてプログレじゃねえって言ってるコアなプログレッシャーもいるみたいですが、まあ聞きやすさで最高なのは間違いなしです。
TWILIGHT FORCEはメタラーの間で大いに話題になってましたよね…ネタ的な意味で。個人的にもこのバンドけっこうテクニカルでキーボードソロとかプログレメタル感あるから気になってたんですが。でも購入するほど良いかというと微妙かな。


悶絶メタルさんのレビューと言えば、例の27サークルのコンピが酷評だったのがちょっと驚きでしたね…。正確にはDISC1がそこそこの評価でDISC2が酷評って感じでしたが。
自分はまだ未聴だったんですが、この低評価で心配になったんでさっきリッピングして聞いてみたんですけど…あれ、DISC2めっちゃ良いじゃないですか。知らない名前が多いけど今後期待できそうなサークルいっぱいありますよ。特に前半は良いサークル多い気がする。
確かに音質は良くないしボーカルも上手いとは言えないレベルかもしれないですが、それでも同人メタルでは全然平均点だと思うんですけどね。このクオリティでも酷評されてしまうとは、悶絶メタルさんもよっぽど同人メタルに愛想を尽かせてるんですかね…。満足度30%って多分まともに聞いてないってことですよね…。もちろん、エクストリームメタルを期待して聞いたのにデスメタル要素のない曲ばっかりだったから肩透かしで聞く気が失せたってのもあるんでしょうけど。
まあ、それでもこの低評価から察するに今後悶絶メタルさんで新規サークルが評価されることはかなり難しいと考えておいた方がいいでしょうね。Lost my Proustも難しいだろうな…そもそもブラステの近作もドリームシアターも低評価気味なのに、その2つを連想させる音をやってるLost my Proustが高評価というのは現実的ではないでしょうからね。レビュー来れば認知度は上がるけど微妙な評価が下されるのはちょっと怖い…という感じで戦々恐々としているのが正直なところです。
あ、もちろんこのコンピの詳細な感想も近々上げるつもりですので。期待できそうなサークル多いですしね。


そしてまた話は変わりますがジョジョのOPとED、期待してたんだけどまたしても微妙でしたな…。OPは熱い曲だとは思うんだけどアレンジがごちゃごちゃしててまとまりがなく聞こえるしトリプルボーカルもその微妙な印象を強めてるかなぁ。EDはパットメセニー…。有名なギタリストなのかもしれんけどさすがに地味すぎるってww やっぱり一期の音楽が良すぎたんだよなぁ、OPもEDも最強すぎましたからね。
今期アニメはやっぱり喰種の二期に期待ですかね。OP面白い曲とは思うけどさすがにオサレすぎな感も。一期の時雨が良すぎたせいもあるか。
超話題作の艦これは全く期待してなかったけど意外に面白かった気がする。途中で切る可能性もあるけど。

shaky ART's「shaky ART's y」

shaky ARTs y

綺麗な手ですねえ、やっぱり楽器とかやってる人っていかにも繊細そうな手をしてますよね。自分の手なんて、いかにも不器用そうなぼってりした感じですからね…。しかも冬になると指先があかぎれで荒れて痛いんですよ…。

まあ手の話とかどうでもいいですねw
さて、このshaky ART'sの冬コミ新作ですが、秋M3からたったの2ヶ月のインターバルで発表された作品となっており、しかも製作期間が短いからいつもよりクオリティが落ちてるなんてこともなく、むしろ更なる進化を見せつけているという凄い作品になっています。やっぱり初のコミケということもあって気合入れまくってたようですねえ。

現在のshaky ART'sは主催のあべさんの個人サークル状態みたいですし、近作では外部とのコラボという形で作品を発表していることが多いですが、今回も「ぬるぽっぷ楽科」というサークルのやんねさんとのコラボで制作されてるようです。というか、ぬるぽっぷとかいうネーミングの時点で全くメタルの匂いはしないですし実際にこのやんねさんは過去ほとんどメタル曲とか作ってなかったみたいなんですが、あえて非メタルの人とコラボするというのは面白い試みですよね。
しかしながら、出来上がった作品はポップス畑の人が制作したとは思えないくらいにいつも通りのミクスチャー系カオティックメタルになっているので実に器用な方なんだなと感心しまくりました。いや、でもここまでいつも通りじゃなくても、せっかく非メタルの人とのコラボなんだからポップス要素とかあったほうが更に面白かったんじゃないかと思わなくもないんですがまあメタラー的にはこれで十分ですよね。

ジャケットが初期のような簡素な写真に戻ってることからも分かる通り、音楽性も初期に戻ってる気がしますね。前作の「feat.のくしん」ではDjent等の最新のサウンドを取り入れてスタイリッシュで洗練された音を披露していましたが、従来のコミカルなテイストが薄れていてちょっと寂しい感も無きにしもあらずだったんですよね。でも今作では初期の味も取り戻しつつサウンドでは更なる進化を遂げているので前作での不満点も払拭されている感じでしょうか。

1曲目は初期の頃から定番のキャッチーでエモいサビを備えたピコリーモ系の曲で、やはり前作の1曲目と比べると持ち味が確実に戻ってることを感じさせますね。
各種デスボイス、ハイトーンボイスに加えクリーンパートではエモくてかっこいい歌声を聞かせるあべさんのボーカリストとしての技量はもっと評価されるべきでしょう。
2曲目はかなりアグレッシブな疾走曲なんですがやはりサビは分かりやすくていいです。変態系ハイトーンボイスも絶好調。
3曲目はちょっと異色で、初の試み?となるジャズ系のリズムを取り入れた楽曲ですね。Diablo Swing Orchestraを意識した曲とのことですが、同人ゴシックによくあるV系ジャズ曲を思わせる部分もあるかな? アレンジが実に凝ってるし聞き応え抜群な曲です。

この安定感、もはやshaky ART'sはオリジナル同人メタルにおいて欠かせない存在感を獲得したと言って過言ではないでしょうね。今後も注目せざるを得ないです。
あと、ちょっとアレな話題ですが、公式ブログに書いてありますけどコミケってオリジナル同人音楽売れないんだ…あんなに大勢の人でごった返してるというのに。コミケに絞ってるLost my Proust大丈夫かね…。


shaky ARTs 1st

あ、それと実は自分、shaky ART'sの1st未聴だったんですよね…。いや持ってはいたんだけどリッピングせず放置してたら軽く行方不明みたいな感じになっていたというかですね。まあ1stはまだ音も未完成なレベルだろうし放置でいいかと思ってたんですが、さっき発掘したCDを聞いてみたら…1stめちゃくちゃ良いじゃないですか…。特に3曲目すげえよ、なんだこのプログレッシブな壮大感。こんな曲あったのかぁ、長らく放置してたの後悔しましたよ。この3曲目の路線で6分くらいの長尺曲とか作ったらやばいんじゃないの。改めてこのshaky ART'sの潜在的な可能性を思い知らされた感あります。
やっぱり初期はこのSystem of a Down感がたまらないですよねえ。今回の新作は初期の作風に戻ってるとは言ってもSystem of a Down風味はそれほどないですしね。

Crimdoll「妖精の踊り」

妖精の踊り

悶絶メタルさんのレビューで意外なほどの高評価を得たこともあり(ごく一部で)注目を浴びている、同人音楽でも珍しいレトロなプログレッシブロックを志すサークルです。
秋M3で無料配布された音源はたった1分半しか収録されていないデモ音源だったので、正式な音源としては今回のが初音源となるんでしょうかね。

それにしても、ほんと悶絶メタルさんでの高評価には驚きましたよ。なんせ、この1年くらいの間に登場した新規サークルで高く評価されたところってほとんどなかったですからね、それが、このCrimdollは1分半しかない試聴同然の音源だけであんなに評価されてたんだから悶絶メタルさん的に相当に期待されてると考えていいんじゃないですかね。

もちろん、自分もプログレは好きなので個人的にもこのサークルには注目してたんですけど、でも秋の短い音源を聞いた限りではちょっとレトロ趣味が過剰すぎるし演奏も音質も粗が目立つし、志は高いけど現状ではまだそこまで期待できるサークルじゃないかなと思ってたんですよ。

ところがですよ、今回の冬コミ音源、1曲しか収録されてないし尺もプログレとしては決して長いとは言えない6分程度ではあるんですが、これが思ってたよりかなり良い感じなんですよね。
相変わらずのレトロ趣味で音質もかなり悪いし演奏も不安定なんですが、単純に曲やアレンジの質が高いんですよ。なによりメロディがキャッチーなのがやっぱり良いです。どのジャンルにおいても耳に残るメロディというのは重要ポイントですよね。女性ボーカルも必ずしも上手いとは言えない歌唱ではありますが十分に健闘してるし、これは物語音楽系のリスナーにも十分アピール出来るだけのメロディだと思いますよ。
インストパートも、テクニカルと言えるような要素は無いんですがメロディ重視で堅実に演奏してる感があって好感持てます。チェロとシンセの音色が本当に良い味を出してますよね。

4部構成の組曲になっているんですが、各パートが本当に短くてあっという間に次のパートに移り変わってしまうところとかサンホラ二期的な忙しさを感じますね。プログレとして聞くと短すぎるような気もしなくはないんですが、物語音楽として聞くのならこれくらいの長さが丁度いいでしょう。
最初のパート「a) 冷めぬ夜に」では優雅なチェロの音色と共に物語音楽的なファンタジックでキャッチーな歌メロを女性ボーカルが歌い上げ、「b) ステップ」はタイトル通りに軽快な雰囲気のキーボードプログレ的なインストパート、「c) 夢から覚めて」はちょっと不穏でアバンギャルドな雰囲気を醸すKing Crimson的なパートで、ラストの「d) 誘われるがままに (妖精の踊り)」ではドラマチックな歌メロが大団円的な盛り上がりを演出し、それに続くインストパートも最高ですね。やっぱりこの最後のパートが一番の聞き所ですかね、素晴らしいメロディですよ。

懐古趣味的でありながらも同人音楽リスナーを惹き付ける要素もしっかり組み込まれており、まさにコンセプト通りの「プログレッシブロック+物語音楽」な音世界が体現されていますね。素晴らしいと思います。これなら再び悶絶メタルさんの高評価は確実でしょうね。
まあ個人的にはレトロ趣味にあんまり興味ないので、代わりにもうちょっと音質を向上して欲しいかなと思わなくもないんですが、プログレマニアな方々はこの音質のほうが雰囲気あって気に入ってるのかもしれないですし現状で十分なのかもしれないですね。
いずれにせよ、非常に面白い試みをやってるサークルであることは間違いないですし今後も期待したいですね。
ほんと、面白いサークルが続々と出て来てオリジナル同人音楽はマニアックな方向でひっそり盛り上がりを見せていますよね。この辺の流れに乗れてないのは勿体ないですよ、あとはMoon Safariっぽいサークルが出てくれば完璧かw
秋のデモ音源の本編は春M3で発表されるのかな? 次は3曲入りくらいのミニアルバムが出ると良いなぁ、プログレって構成美で魅せる音楽ジャンルだからある程度まとまった尺があった方が良いに決まってますしね。

Lost my Proust「A certain cenotaph on an illusion」

A certain cenotaph on an illusion

Hey!! This Band is Japanese Progressive Trance Metalcore!! Very Very Cool!! Please Listen!!

…いや、あのですね、Lost my Proustがこれだけ凄まじい内容の作品を作り上げても同人メタル界で評価されないんだとしたらもう海外のメタラーに訴えかけるしかないと思いまして、それで試しに英文的な何かを書き綴ってみたのですが、そもそも海外メタラーがこんなブログ読みに来る訳ないから意味がなかった、残念!
今回の新作は飛躍的にサウンド面で進化を遂げてるから海外のメタラーにも十分アピール出来そうな気がするんだよなぁ。このサークル全部英詞ですし海外進出(?)も行けそうですよね。

そんな訳で、すでに冬コミ直後の記事でも述べた通り、今回のLost my Proust新作は本当に呆れるくらいに凄い作品です…。なんなんでしょうねもう…。まさかここまで進化するとは思ってなかったですよ。あんだけ事前にヨイショしておきながらこのサークルの実力を見くびっていたのかもしれません。もはや同人メタルという枠を飛び越えてると言っても過言ではないくらいのセンスを持ってると思いますよ。
最初に1周目聞いた時は余りの凄まじさに圧倒されてちょっと涙出そうになったくらいだったんですよ、もうこんな作品を生み出しちゃったら次回作でこれ越えるの無理なんじゃないの?このサークルのポテンシャルで成し得る限界点にまで一気に到達してしまったんじゃないのか?って思うくらいに。

でも、その後ずっとヘビロテし続けて、3日ほど経過した今現在はちょっと冷静になっていて、この作品はまだまだLost my Proustの通過点に過ぎないなという結論に達しましたね。つまりまだ足りない部分、改善点は十分残されていると。
今回の新作はサウンド面で見違えるほどに向上しており、テクニカルな見せ場も大幅に増幅されていて「プログレッシブトランスメタルコア」という自らのアイデンティティに対する自覚も前回のシングル以上に明確になってると感じられるし、一聴すると過去作を圧倒する出来であるように聞こえるのですが、ただ、急激進化を遂げた代わりにちょっとアレンジの詰めが甘くなってるかなという点も僅かながら見受けられるんですよね。1stアルバムも1stシングルもアレンジに対する不満点みたいのは皆無に近かったんですが、今回はちょこっとだけ不満あるんですよ。本当ちょこっとだけなんですけどね。まあ、これだけのクオリティアップを果たした訳だからそんな些細な点に不満を述べたらバチが当たりそうですけどね。クオリティアップしたことによって更なる可能性が開けてそれが相対的に「足りない」という感覚に結びついてるのかもしれないですが。

いずれにせよ、不満点があるということはつまりまだまだ成長の余地が大いに残されてるということだし、このLost my Proustという「モンスター」はまだまだ進化するってことですよ…恐ろしいじゃないですか。ワクワクするじゃないですか。
あと、個人的に1stアルバムには思い入れがあるんで、今回の新作が凄いからといって「1stを完全に越えた!」みたいな評価にしたくないってのもあるかもしれないですね、1stにも2ndにもそれぞれの魅力があるということでいいですよね。1stアルバムは音は薄っぺらいしテクニカル展開も控え目だけど、アレンジの完成度は高いしメロディも本当に充実してますからね。もちろん1stシングルも最高だし、要するにLost my Proustは全て素晴らしいんですよ。

さて、各楽曲について語っていきましょうか。
まず1曲目「Fetal Movement」、インスト曲なんですが、同人音楽における1曲目のインストはおまけ的な前奏曲というセオリーを覆す、6分を越えるボリュームありまくりの曲になってます。もちろん例によってドリームシアター的な複雑でテクニカルな展開が完備されていますよ! このサークルをメタルコアとかピコリーモだと思って聞いた人が初っ端からこんなドリームシアターな曲を聞かされたらどう感じるんでしょうねえw 何度も言ってますけど、このLost my Proustは一聴するとピコリーモやブラステ系統のメタルに聞こえるかもしれないですが、重要なのはドリームシアター的なプログレ要素なんですよ。その認識を欠いてると真の魅力に気付かないと思うんですよね。
曲の話に戻りますが、この曲のイントロ、美しいですよねえ、ベースのハーモニクスと浮遊感あるシンセの音がたまらん。もうこの時点でプログレッシブな感性がいかんなく発揮されております。もちろん終始穏やかな曲調な訳はなく、途中からバンドサウンドが入ってプログレメタル展開になりますが、トランスシンセの奏でるメインリフにはピコリーモ的な雰囲気は欠片もなく、ドリームシアターとしか言いようがありません。ドリームシアター的とはいっても「For my」ほどにテクニカルではなく、どっちかというと構成美で魅せるタイプの楽曲になってますかね。プログレ的ではありますが小難しい雰囲気は抑え目で、ゲーム音楽に通ずるような親しみやすさがあるのも実に良い。これはメタラー以外も魅了し得る音でしょう。プログレメタル展開の各パートの繋ぎ目にはイントロと同じアンビエント的なフレーズが再び奏でられ、これがまた絶妙なアクセントになってますねえ。個人的に一番の聞き所はやっぱりラスト付近のギターソロですかね、ここのフレーズ良すぎるよ…。最高にドラマチックです。

1曲目のインストだけでも満腹感あるんですが、これに続く2曲目「B.I.S」が必殺の超キラーチューンなんですよ…こっからが本番です! もうこの曲については壮絶としか言いようがない。今回の新作にはアレンジに若干の不満点あると書きましたが、この曲については完全無欠です、全く隙のない超ハイテンションチューンでございます。Lost my Proustのオリジナリティである、トランスシンセを使ってプログレッシブなフレーズを奏でるという音楽性の究極の形がここにあります。しかもこの曲においては、プログレッシブなだけでなくトランス本来の麻薬的な高揚感まで最大限に引き出すことに成功しており、知的さと高揚感という正反対の状態が同居しているかのような異様さがありますね。こんな曲を作り上げるとかまじHidaka Mikuさん化け物級だわ…。「天才」から「化け物」にランクアップしましたw でもドラムのプログラミングだけは外部の人がやってるっぽいけど。Bメロの部分のドラミングほんとやばいですよね…息をも付かせぬほどの緊張感が満ちてますよ。
あとこの曲は途中で終わったと見せかけて疾走させる展開が卑怯ですよねえ、こんなのテンション上がりまくるでしょw ほんとこの曲に関しては今後越えられない壁になりそうな予感はしますね。アレンジもメロディも最強、今まで自分が聞いた同人メタルでも最高峰の楽曲だと思います。

そして、2曲目の大興奮の余韻を引き継いでそのまま派手に疾走する3曲目「Alter Ego」、これも強烈です。分かりやすい疾走曲なんで一般メタラーからも支持を集めること間違いなしですね。Aメロとか1stシングルの「The song dead man loved」に近い雰囲気もありますが、あっちのようなプログレ展開はなく割とストレートな展開ですね。音質が格段に良くなってるんで疾走感も割増に聞こえます。女性ボーカルの歌うBメロも大好きですね。Hidaka Mikuさんの歌声めっちゃ好きなんですよ。たぶん他のリスナーさんからしたら、ちょっと存在感の薄い女性ボーカルとかいう印象なんだろうし、もし悶絶メタルさんのレビュー来たとしたらやっぱり女性ボーカル弱いとか言われちゃうのかなと予想するんだけど、でも個人的にはこの歌声以外は考えられないんですよね。これは絶対に譲れないですよ。まあHidaka MikuさんがこのLost my Proustのプログレッシブな側面を担うコンポーザーである事による補正も入ってるかもしれないですが、それだけじゃなく、なんというか、上手いだけのボーカルさんなんてぶっちゃけ沢山いるんですよ。だから同人音楽って「味」の方が重要なんだよね。この方の声はLost my Proustの音楽性に絶妙に合ってると思うんですよ。トランスシンセの派手さやtac-t!sさんの野太く野獣のような咆哮との対比という点で最高の声というかですね。
曲の話に戻りますが…この曲の最大の聞き所はやはりギターソロですね、ギターとシンセのハモる部分がまじかっこいい。これクサメタラーも惹き付けそうなフレーズですよね? メタルコアというジャンルを飛び越えたこういうフレーズがあるのもこのサークルの魅力でしょうね。ベーシストのzaki.mymyさん作曲なのにベースの見せ場がないのはちょっと残念かな。

4曲目は…Nameless fraterとかいう謎の外部コンポーザーによるインスト曲ですが…すみませんこの曲いつも飛ばして聞いてます…。あんまり存在意義の分からない曲というかですね…。「実質6曲」って紹介されてたしそういう事ですよね…うん。

5曲目「Radiant Ghost」はギタリストSyunsukeさんの曲だけあってテクニカルなギターリフが中心に据えられた楽曲になってますね。過去作と比較してもかなり複雑化しているギターリフでテクニカル感も満点なんだけど不思議とキャッチーさもあって、軽快なテンポも相まって全体的にかなり聞きやすい曲になってると思います。中間部でのシンセとギターリフの絡みがやはり絶品ですな。やっぱりプログレメタラー的にはシンセとギターの絡みってツボなんですよね。女性ボーカルがCメロにしか登場しないんだけど、もうちょっと出番あっても良いような…。やっぱりこのLost my Proustのメインボーカルはあくまでtac-t!sさんであって、女性ボーカルは割とバックコーラス的な扱いなんでしょうかね。いやバックコーラスでも構わないからもうちょっと出番があると嬉しいな…。女性ボーカル多めの方が同人音楽リスナー受けも良いだろうし…。でもLost my Proustはストイックだから女性ボーカルパートを必要以上に増やさない方針なのかなぁ。

6曲目の「Dance in another END」は再びHidaka Mikuさん作曲で、2曲目に次ぐくらいのキラーチューン…と言いたいところですがこっちは完全無欠とは言えないんだよなぁ。メインとなるパーツについては独創性も抜群で素晴らしい出来なんだけど、繋ぎのパーツがちょっと惜しいというかですね…。Aメロで女性ボーカルの歌い上げる三拍子系のメロディは本当に美しくて鳥肌ものなんですが、その後に入るリフでちょっと勢いを削がれちゃってる感が。あと、サビ後のドリームシアター的なテクニカルフレーズの後にもうちょっと展開が欲しかった感じもあるんだよな。まあ、これだけの完成度の作品に対して不満述べるのは我が儘ってもんでしょうけどね…。もしこれ以上の作り込みをしたのなら冬コミに確実に間に合わなかったでしょうし、さすがにこれ以上は新譜待たされるのしんどかったし仕方ないですよねこれは。
しかし基本部分は本当に素晴らしい楽曲だと思いますよ。カオティックな演奏をバックにした2度目のAメロの女性ボーカルの歌唱とか本当に美しすぎて溜息出ますよねえ。やっぱりもうちょっと女性ボーカルの出番が多い方が良いような…。

7曲目「wating for doomsday」は1曲目と同様にプログレ展開のあるインスト曲で、一部のフレーズが共通してることから考えてもこれは1曲目と7曲目は繋がってると解釈すべきなんでしょうね。In the Presence of Enemiesみたいに長尺の組曲を前半と後半で分けてアルバムの最初と最後に配置したみたいな感じか?

…また今回も長ったらしい文章になってしまいましたがやっぱり書きたいこと書き切れてない感じありますね…。でも疲れたんで…続きはまた雑記かなんかで書くかも。
もしこれ程の作品を世に出しても評価されないんだとしたら理不尽に感じざるを得ないですね。とはいえ、いくら高度でハイセンスであっても需用のないタイプの音楽性だし仕方ないんだけど…。
同人音楽界隈じゃプログレメタラーの絶対数が少ないだろうからこのサークルの魅力を理解出来る人あんまりいなそうだし…。いや、でも東方アレンジ界隈にはプログレメタルの需要もそれなりにあるのかな。これだけのサウンドクオリティならばきっと東方メタラーでも興味持ってくれると思うし、まだまだ同人メタル界で評価される可能性は十分あるかな。

2015年

あけおめです。今年も当ブログをお願い致します。
…と言ってもこのブログもいつまで続けられるのやら…。豊作が約束された春M3とサンホラ新譜のある4月まではなんとしても続けたいんですけどね。(^O^)新譜を宣伝しまくらなければならないのだ…(使命感)。

昨年はこのブログ的にはLost my Proustに始まりLost my Proustに終わったみたいな1年でしたが、今年も引き続きこのサークル中心に注目していくことになるんだろうな。ほんと凄すぎるサークルですよ…。年明けてもずっと新譜ヘビロテし続けてますが、この圧倒的な内容、どうやって感想をまとめればいいのか…。明日には記事上げたかったけどもう1日くらいかけた方がいいかなぁ。やっぱり細部までしっかり聴き込まないとダメですよね。
春M3の参加申し込み締め切りは9日みたいだけど、このサークルはやっぱりM3は参加しないでコミケに絞る方向なのかな。また夏コミ落ちたら泣けるけど…。でも今思えばむしろ昨年の夏コミ落選して良かったのかもしれないですね。夏コミに新譜出してたらここまで圧倒的な出来にはならなかったでしょうから。やはり半年以上の時間をかけて作ったからこれだけの作品に仕上がったんでしょうし。

そういえば各リスナーさんの年間ベスト記事もそろそろ出始めてますが、まあうちの同人音楽年間ベストはもう上位2つは分かりきってますよね…。こんだけしつこく言いまくってますし。3位以下を決めるのは悩みそうですが、秋M3新譜でまだ聞けてないのがいっぱいあるのでベスト記事書くのはもうちょっと先になりそうかな。2月に入ってしまう可能性も無きにしもあらず。

今年も同人音楽に明け暮れる1年になりそうですね。
まあ客観的にはシーンの中心たる東方の勢いが落ちてるとかオリジナルもちょっとマンネリ気味とかせっかくの新しい試みApolloがトラブルで炎上とか、あんまり同人音楽にとっての明るい材料はないんでしょうけど、うち個人としてはLost my Proustを始めとして凄いサークルが次々と出てきてるから同人音楽の未来は明るいとしか思えないんですけどね。先日書いた通り同人メタルと近い方法論で作られたBABYMETALが海外で大好評というのも注目すべき事でしょう。

自分は同人音楽を聞き始めて2年半程度の新参で、後追いならではのデメリットもたくさん経験してきましたけど、今思えば同人音楽を聞き始めたタイミングは最高の時期だったと思ってるんですよね。というのも、2年半前ってちょうどSatanic a la modeが出て来たりRelease hallucinationの前身のPHANTAS-MAGORIAの2ndが出たり、ちょっと前にはAriabl'eyeSの3rdもあったりで、個人的に同人音楽にハマるきっかけになった名作やサークルがその辺に固まってるんですよ。もう1年早かったらもしかしたら同人音楽にハマらなかったかもしれない。
そして同人音楽を俯瞰できる程度のそこそこの知識を得た頃にLost my Proust等の新世代のメタルサークルが現れた訳で、まさに絶好のタイミングですよね。
更に今年は新たに有望な新規サークルが出てくるんでしょうね。今からワクワクしますよ。春にまた凄いサークル来ないもんかなぁ。というか冬コミのメタルコンピにすでに有望サークルがいるかもしれないけど。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

最新記事
カテゴリ
VA (1)
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析