VANISHING STARLIGHT…?

昨日とっくに情報出てたみたいだし話題に乗り遅れてしまった感がありますが、今度の新作は舞台が日本とか劇中バンド(?)のメジャーデビューを描くとかなんだか今までとずいぶん毛色が違う作風になってそうで興味は尽きないですなぁ。VANISHING STARLIGHTが何系のバンドなのか?という疑問にも盛んに予想がなされてるみたいですが、個人的にはやはりメタルバンドにして欲しいですなw サンホラはメタル曲が多いんだしやっぱりメタルバンドが自然でしょう。RevoボーカルがV系っぽい歌唱だからV系の可能性もあるけど、じゃあ間を取ってV系っぽいメタルバンドでいいですなw バンドがモチーフってこともあるし今回は女性ボーカル曲なしで全曲Revoボーカルの可能性もありそう。

シングルじゃなくていい加減アルバム出してくれよって声も見かけますが、同人音楽の3曲入りシングルに魅力を見出してるものとしてはマキシシングルでも全然構わないって思ってたり。特にサンホラのアルバムは膨大な情報量が詰め込まれていて音楽をただ聞くというより音楽と積極的に向い合う必要あるしけっこう体力使いますからね。シングルのほうが気軽に聞けていいかなぁみたいな。もちろん次のアルバムも早く聞きたいですが。
それにしても、予約限定デラックス盤が1万円…。これは賛否両論になりそうな価格設定ですな。1万円のマキシシングルとか前代未聞なのでは。まさに「納税」って表現がしっくり来るw それでも熱心なローランの方々は買わざるを得ないんだろうな。ちなみに自分はローランとか名乗るのおこがましいくらい浅いファンなので通常盤にします…。しかし通常盤は1000円とちょっと安めなんですね。ライト層向けの低価格版と熱心なファン向けの高価格版で価格設定を極端にするというのはある意味で上手いやり方なのかも?
10月が待ち遠しいですなぁ。その時期は秋M3直前だけども。
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C86の注目サークルとか。その1

という訳で、夏コミまで残り3週間を切り、ぼちぼちと新譜情報も出て来ましたのでそろそろイベント前モードに移行したいと思います。
まだM3まとめ記事も書けてないんですけどね…それは今週末あたりに上げられればいいかなぁとか。まあ、どうせあのサークルとあのサークルを再度ヨイショするだけの記事ですよ、大体想像つくと思いますがw
http://lostmyproust.jimdo.com/
そういやLost my Proustがライブやるらしいじゃないですか、自分はライブとか行かないインドアなメタラー(?)なので同人メタラーの皆さん代わりに行ってきてくださいw


リ59b Satanic a la mode
CYCLICバナー
CYCLIC…。一瞬CYNICと見間違えましたよ。もしかしてCYNICの2ndみたいな幻想的なプログレメタルになるとか? …んな訳はないですなw でもジャケがプログレメタル系の雰囲気ありますよねえ。果たしてどんな作風になるのか。
しかしながら、問題なのは価格ですよ。100円…。昼過ぎに速攻で完売してしまい入手できなかった昨年夏コミのトラウマがよみがえる…w 春M3ではシングルの価格300円になってたからてっきり今回も300円になるだろうと思ってたのに。まあ価格が安くても枚数が多めに用意されてればいいんだけど、おそらくサタアラの知名度自体がこの1年で上がってて完売の速度も上がってる可能性あるしなぁ。
これは潔く諦めて秋M3で買えばいい…という選択肢もあると思うんですが、困ったことにサタアラ秋M3に参加しないらしいんですよねえ。委託もないだろうし、こりゃ今回買い逃がすと次は冬コミ…というか冬コミ落ちてたら来年の春M3…。どんだけ先になるんだよ。なんとも悩ましいですなぁ。
もし昨年の夏コミシングル並みのキラーチューンだったらちょっと無理してでも早めに行くしかないかもなぁ、でもそれほどキラーチューンでもない感じだったら諦めますわ。というかまだ夏コミ行くこと自体が確定してないしw 今回は微妙なラインナップになりそうな予感あるし。リリハル新譜あったら別だが。


ラ58b(委託) JORMUNGAND
JORMUNGANDバナー
5150のオリジナル路線の別名義サークルっぽいですな。5150は落選してた気がするけど委託で頒布するようで。もうこれが今回の夏コミの目玉作品ってことで決まりなんじゃないですかねえ、オリジナル路線の四季楽典最終章は素晴らしい出来でしたからね。今回も期待したいです。みーやさんのボーカルは相変わらず冴え渡ってるし演奏のクオリティも半端ないですな。さすが東方系。ボーカルはみーやさんのみ?5150さんのボーカルけっこう好きなんだけどな。

Roman so Words「Es [another]」

Es [another]

この作品は昨年の冬コミ頒布だし全然新譜じゃないんですが、今更になって聞いてみて予想以上の内容だったので記事書いておこうと思います。というかRoman so Words主催ライブつい先日にやったばっかりですしある意味タイムリーとも言えるか?

まあ有名サークルですしいちいち説明することなんてないと思いますが、ご存知のように元MinstreliXのキーボーディストYuiさん主催のサークルですね。
イメージ的にはやはり女性ボーカル版MinstreliXというか、先日記事にしたKattriaやSterblich Magieがサンホラ系幻想音楽にガチなメタル要素を導入したサークルだとするならば、このRoman so Wordsはガチなメタル側から幻想音楽へアプローチした好例と言えるでしょうか。まあ上記2サークルとRoman so Wordsじゃ知名度に大きな差があるし、比較対象するのは相応しくないかもしれないですがw そもそもMinstreliXはガチどころじゃなくジャパメタを代表するバンドの1つですからね、ガチ中のガチと言っても過言じゃないくらいですよね。
このRoman so Wordsも主催Yuiさんに加えMinstreliXのギタリストTakaoさんの助力を得ていることもあって、過剰なまでに劇的なクサメロは勿論のこと、プログレッシブな演奏スタイルも含めてほぼMinstreliXの魅力をそのまま継承してる感はありますね。本家に劣ってるのは音質とドラムくらいか。あとボーカルですが…まあこれについては後述します。

単に演奏テクニックが凄いっていう同人サークルならば東方系を見渡せばいくらでもいるとは思うんですが、このサークルの一番の特徴はやっぱり激クサなメロディでしょうな。異臭騒ぎのクサさ!というかクサいを通り越してクドい!って領域に入ってますからねw 超濃厚とんこつラーメンみたいな音ですよ(?)
まあクサメタラー諸氏にとってはこの濃厚スープはご褒美でしかないんでしょうが、ちょっと不思議なのはこのRoman so Wordsって非メタラーの幻想音楽系リスナーにも人気あるっていうことなんですよね。そっち系リスナーって割とあっさり味を好んでるようなイメージなんですが、こんな濃厚スープを許容できるというのが意外というか、でもあれか、スープ飲まずに麺(女性ボーカル)だけ食ってるのかもしれないですな。そもそもRoman so Words好きだけどMinstreliXは知らんってリスナー多そうな気がするし。というか、もしこの濃厚スープが好きなんだったらクサメタラーの素質が確実にありますw

ちなみに自分は濃厚スープのフリークって訳じゃないので、どっちかというとMinstreliXもRoman so Wordsも隠し味的なプログレッシブな要素に惹かれてる感じですかねー。MinstreliXは一般的にはクサメタル、メロスピの文脈でしか語られてないと思いますが、やはりプログレッシブな要素は無視できないと思うんですよ。そもそも日本のクサメタルってGalneryusにしろALHAMBRAにしろLIGHT BRINGERにしろ大抵どれもプログレッシブでテクニカルな要素を含んでますけどね。
というか、MinstreliXの公式ページのメンバー紹介覗けば分かると思いますが、MinstreliXメンバーのプログレメタル好き率が凄いですよね、LeoさんShadow Gallery、Takaoさんドリームシアター、新加入の葵さんAndromedaとJordan Rudess。Janne Da ArcもプログレッシブなV系って言われてますな。まさにプログレメタルだらけ。このラインナップでクサメタルやってる方が不思議なくらいw Yuiさんは脱退しちゃったからもう載ってないけど、確かYuiさんもプログレメタル系挙げてなかったっけ?詳しく覚えてないんですが。というかこのRoman so Wordsの音聞いててもプログレ系の影響受けてないとは考えづらいですよねえw

さてこの作品についてですが、1曲目だけ新曲で残り2曲は再録っぽいですが、3曲目はオリジナルバージョン知らないので新鮮な気分で聞けますし個人的には物足りなさはないかな。なにより今作ではLIGHT BRINGER、ALHAMBRAの超絶ベーシストhibikiさんが参加してることもあってか、テクニカル度が高まってプログレメタル度が上がってるのが非常に魅力的。演奏だけでなく曲構成もプログレッシブな感じがします。1曲目の「if -another end of Em-」、基本明るいメロディでキャッチーなロック系アニソンって趣きなんですが、テクニカルなベースのおかげでプログレ度はかなり高くLIGHT BRINGERのポップ路線の曲を思わせる仕上がりになってると思いますね。2番に入って突然疾走してクサメタル化する部分とか、二期サンホラを思わせる複雑さもありますなぁ。随所に登場するキーボードのクサメロといい間奏の超ドラマチックなギターソロといい、ツボ要素が詰め込まれまくった内容で、プログレッシブでキャッチーでドラマチックなメタルを求めている者としてはたまらない楽曲になっていますねー。
そしてボーカルですね。同人音楽の基準で言えば決して下手ってことはないと思うんですけど、なんせこのRoman so Wordsはガチ中のガチの超絶プレイヤーばかり集まってるプロジェクトですしね…やはり演奏の高度さに比較するとボーカルが拙いというのは否定できないかと。
しかしながら、今作ではボーカルもずいぶんレベルアップしてるというか、過去作と聴き比べてみると音を外してる箇所もだいぶ減ってボーカルパートのメロディアスさがグッと増してることに気づきました。それでもまだ高度すぎる演奏と釣り合ってるというレベルまでは達してないかもしれないですが、しかし元々声質には素晴らしい素養を持ってるボーカルさんでしたしね、スキルアップにより今作ではボーカルパートが独立した魅力を築いてるというのは非常に大きな進化なんじゃないかと。

2曲目と3曲目は再録だと思うんですが、2曲目のほうはあんまりパッとしない地味な曲だけど、3曲目がまじすげえ…。オリジナルバージョンは知らないんだけどこれは凄まじいキラーチューンだと思いますよ。MinstreliX本隊でもここまで異常にクサい曲ってないんじゃないの? 間奏のクラシカルなパートやばいですなぁ…。ただクサいってだけじゃなくテクニカルでプログレッシブな要素が下支えしてるのも非常に大きい。そして4:15辺りからのクライマックスの展開が更にクサすぎて悶絶でございますw Roman so WordsというかMinstreliX + hibikiの組み合わせ半端ねえというか。

テクニカルな要素の増量とボーカルのレベルアップによってかなり個人的に好きな音になったというか、まあ元々凄いプレイヤーが集まってるんだからクオリティはずば抜けてたんだけど惜しい部分が目立ってたんですよね、しかしこれで次回作も大いに期待できるようになった感がありますかね。まあそれでも他のオリジナル同人メタル勢と並列して評価するのはフェアじゃない気はしますが。

2014春M3作品感想 (まとめ書き版Part 3)

IdealWelt ep

Sterblich Magie、春M3に初参加の新規サークル…かと思いきや東方アレンジサークルA-HEADのメンバーが立ち上げた別名義サークルっぽい?
この1st作品はボーカル曲が1曲とそれを挟むように短いインストが2曲収録という、サタアラのシングルと同じ構成ですな。100円という格安な頒布価格も同じかw
東方アレンジには疎いんでA-HEADも聞いたことはないんですが、この作品を聞く限りではさすが東方系というべきか、サウンド面や演奏面ではかなりのクオリティですね。オリジナルの同人メタル勢だとこのレベルの音は中堅以上のレベルじゃないと聞けないかもしれない。
ただ、東方勢は基本アレンジ曲ばかりやってるから作曲面に若干の不安があったりする訳ですが、このサークルは少なくともこの作品のボーカル曲1曲を聞く限りではなかなかのメロディセンスなんじゃないかと思いますね。というか作曲は東方サークルとはまた別の人がやってるのかな?
楽曲のほうはサンホラ系幻想音楽+メタルって感じでしょうか。前回のKattriaの記事で、幻想音楽系でガチなメタル要素取り入れてるサークルは珍しいと書きましたが、まあここは東方系ですしね、メタル要素も当然ながら(?)ガチですね。よくあるオマケ程度のメタル要素とは一味違うテクニカルな演奏を堪能できます。
あと楽曲構成的にはメタル要素とサンホラ要素の配置が上手いという印象もありますね。イントロでアグレッシブなギターリフが展開するけど歌パート始まると轟音ギターは一旦鳴りを潜めてサンホラっぽくなるところとか。そしてギターソロで再びメタル要素が強くなりジャーマンメタル的なピロピロした様式美フレーズが聞けます。構成もメロディも演奏も完璧だし、この手のメタル系楽曲としては理想的な出来と言えるんじゃないでしょうか。まだボーカル曲はこの1曲しかないからこのサークルの実力がどれほどか判定するのは尚早ですけども。
夏コミにも参加するみたいなんで新作期待したいですね。東方サークルと同時進行みたいだから出るとしても多分またシングルだと予想するけど。



贖罪の十字架

Diclofenacの(実質)2曲入りシングルですね。音楽性としてはほぼ前回のミニアルバムと同じで、キャッチーなメロディを聞かせる女性ボーカルゴシックになっていますが、サウンド面でだいぶ進化が伺えるますね、音質も割とクリアになってる気がするし。一番顕著な変化と言えるのはゲストミュージシャンによるギターソロでしょうか。まるでインギーみたいなクラシカルで流麗なギタープレイが挿入されてこれは盛り上がりますねえ。荘厳な多重コーラスとクラシカルなフレーズの相性もばっちりだし、このギターソロのおかげでメタラーもかなり楽しめる音になってるんじゃないでしょうか。いちおうドラムも生演奏みたいだけど分かりづらいかな?
ジャケがメンバーの実写というのも珍しいですね。同人音楽だとほとんどが美少女イラストだけど、メンバーのルックスに自信があるサークルならこういうのもアリなんでしょう(?)。
しかし女性ボーカルの方は残念ながら脱退してしまったみたいですね。今後も同人活動続けて欲しいものですが。


Decision.jpg

GULF STREAM、1stはギターインストでしたが今回はボーカル入りということで買ってみました。さすがギターインストやってただけあってテクニックはかなりのもので聞き応えありますね。ボーカルパートも充実していて良いメロディが揃ってると思います。
ただ、なんだかちょっと古臭い雰囲気があるというか? 2曲目とかメタルというよりハードロックっぽいですよね、リフがRAINBOWっぽいし。あと3曲目も一昔前のアニソンっぽい雰囲気かもしれない。女性ボーカルの方の声質は普通だし、やはりアレンジの問題なんだろうな。いや、どちらも良い曲なんですけどね。
クオリティは十分高いのでそういう雰囲気とか気にしなければ楽しめる作品なんじゃないかと思います。


light dark

soft ni deadman、サタアラのスペースで委託されてたサークルですね。ネーミングにインパクトあるので記憶に残りやすいですよねw
ジャンルは「激情ポストロック」、というかジャケに挟まれてる紙に思いっきりそう書かれてますからね、ジャンルが一目で分かるのは非常に助かりますねw
ポストロック系同人音楽って割と珍しいというか、他にはMarmalade Butcherくらいしか知らなかったんですが、ここもなかなかのクオリティだと思います。テクニカルな演奏に若干の拙さはあるかもしれないですが、サウンド面はしっかりしてるしB級臭は薄いですね。
しかし唯一のボーカル入りである3曲目は素人くささ全開のボーカルが歌ってるのでけっこうB級な雰囲気かも。でもそれが良い。こういう素人っぽいボーカル好きなんですよw スクリームも入ってるのでポストロックっていうよりポストハードコア的な感じですが、インストのポストロック曲より敷居が低いしけっこう気に入ってます。




http://hollow-mellow.irumarin.com/2014/07/06/post-368/
「大切なお知らせ」とかいうからちょっと身構えてしまいましたよ…。だって、こういう書き方だと大抵の場合はメンバー脱退とか活動停止とかロクな話題じゃないことが多いですからね。ネガティブなお知らせじゃなくて安心しましたw
Hollow Mellowに名義を統一するとのことですが、確かに名義が別だと新規に購入するリスナーも混乱しますしね。これは良い判断だなと思います。
もちろん個人的にもこれは歓迎ですかね。だって名義がバラバラだとラスエフの再生数が分散しちゃいますからね…(ラスエフ厨らしい意見)。
バイオリニストも正式加入したようで、これによって更に演奏面に磨きがかかることを期待したいですね。Nemuさんのギターソロとバイオリンソロの掛け合いとか聞けそうだし楽しみ。

Kattria「Storyteller」

Storyteller.jpg

遅ればせながら今更になって聞いたんですが、なんで無料配布にしてしまったんだ!って悔やまれるくらいには素晴らしい内容でしたよ。ジャケットの雰囲気と試聴をちょこっと聞いた印象から「あーはいはいメタル風味の幻想音楽系ね」って感じで目新しさは感じなかったし実は大して関心なかったんですが、こうして全曲フルで聞いてみたら予想を覆すような充実な内容だったんで驚いた次第です。具体的な内容については後述しますが。

ご存知の通りこの作品は昨年秋M3で無料配布された新規サークルKattriaの1stシングルで、開場してから15分も経たないうちに速攻で全て捌けてしまい予約してなかった参加者はゲットし損ねた者が多数だったという曰く付きのCDでございます。もちろん自分も入手できませんでした。さすがに15分とか無理ですってw
無料配布という頒布形態については毎度毎度しつこく物申してる気がしますし繰り返して書くのも不毛かもしれないですが、やはりサークル側にもリスナー側にもデメリットだらけな気がしてならないですね…。まあ、このサークルさんは初参加なんだし謙虚な気持ちで無料ってことにしたんだろうけど、まさかそんなに速攻で無くなるとは思いもしなかったんでしょうなぁ。しかし新規サークルはどこも搬入数少なめだろうし事前に話題になってる場合は無料配布じゃなくても入手できない可能性はあるけども。

さて内容についてですね。このサークル、シンフォニックメタルをいちおう標榜してるみたいですが、どうせ同人音楽にありがちなメタルっぽいサンホラ曲から影響受けたやつだろうと高をくくってたんですよね。Ephebophiliaの記事の時にも書きましたけど、メタルっぽい曲と一口に言っても同人音楽では色んなバリエーションがある訳で、パッと聞いた感じではどれも似たように聞こえるかもしれないですがやはりルーツとなる音楽って重要だと思いますよ。例えば、本家サンホラとサンホラフォロワーの決定的な差ってそれなんじゃないかと思うんですよね、ルーツとなる音楽。どちらもオタク音楽であることには違いないんですが、メタルやらプログレやら様々なジャンルから影響を受けてそれを独自に解釈して結果的にオタク音楽を作り上げたという場合と、オタク音楽から影響受けてオタク音楽を作ってるというのでは根本的な部分で違いが出てくると思うんです。
ちょっと話が脱線しましたが、このKattriaは前者だと思うんですよね。ちゃんとオタク文化外の音楽から影響を受けてるのが伺える。歌メロだけ聞いてるとサンホラ系のオタク音楽の範疇でしかないんですが、演奏部分がかなりしっかりしていまして、ギターフレーズとか紛れも無くメタルだし、アレンジの端々からもこれはメタル好きな人間が作ってるんだなーって感じられるのがとても好印象です。同人音楽って、メタル風味の楽曲自体は多いんですけど、オタク音楽で完結してるパターンもしくはV系の影響が濃いパターンばっかりで実はメタル然としたメタルって意外に少ない気がするんですよね(たぶん東方ならガチなメタル多いと思うんだけどオリジナルでは少ない気が)。しかもこの手の「物語音楽」系を標榜してるサークルでしっかりしたメタル要素を聞けるってのは更に珍しいというか、そういう意味でオリジナリティあるサークルなんじゃないかと思いますね。

では具体的な楽曲ごとに語っていきたいと思いますが、まず1曲目のタイトル曲「Storyteller」ですね。幕開けはオルゴールの音で、この辺はいかにも「幻想音楽」って感じで新鮮味はないんですが、次の不穏な音色のシンセが入る展開が面白い。普通ならファンタジックなオルゴールで始まったら次はベタにアニソン系ストリングスとか来ると思うじゃないですか。それがこのシンセですよ。ヘヴィなギターと絡んでドラムが入るとこれプログレメタル的に変拍子リフとか来そうな雰囲気ですよねw しかしさすがにそこまで捻った展開にはならず分かりやすく疾走し始めるんですが、シンセの音色はそのままで自然に明るい展開に移行していく繋ぎも上手いしこのイントロだけでもけっこうインパクトありますね。歌パートの展開はかなりベタで、ボーカルさんの声質も「いかにも」って感じだしサビとかサンホラのブラックロリコンまんまなメロディだったりするんですがメロディの完成度は高いと思います。そして2番の後の間奏、ここがメタル的に一番の聞き所でしょうなぁ、歌パートの幻想音楽な雰囲気に似つかわしくないくらいにドラマチックにツインリードギターが泣きのフレーズを奏で、そして一段落の後に再びイントロの不穏なシンセが再登場して今度はしっかりとプログレメタル的な展開に移行。この流れは最強でしょう。サンホラメタルでもこういう展開はお約束だけどやっぱりいいよねえw

1曲目も相当にメタル度高いんだけど、これだけだとサンホラの影響だけで作ってる可能性も否定し切れないんですが、しかし2曲目のバラード曲「Dahlia」、これが地味な曲調ながらもメタル的なルーツを感じさせる楽曲なんですよ。アコースティックギターと歪みのないクリーントーンのギターが主体になってる曲なんですが、なんでしょうねこの曲調、少なくともオタク音楽でこういう曲調には余り出会えない気がするw ジャーマンメタル系バンドがやるバラードみたいな雰囲気ですよ。特にギターソロの哀愁感?というか、すげえ洋楽っぽいw
そしてトドメの3曲目「Lucia」、超爽やかな疾走チューン、もうこれ物語音楽とか関係なくメロスピやりたいだけだよねw ジャパメタ愛がひしひしと伝わってくるようなキラーチューンですよ。こういう曲調、SKYWINGSのボーカルの人とか歌ったらすげえ合いそう。歌メロ非常に素晴らしいんだけど、女性ボーカルの人は高いキーにかなり苦戦してる感じ。これ聞いてると作曲担当メンバーが方向性の違いで抜けたって話が納得いってしまうような…。作曲の人は「メタルやりたい!」って感じで、ボーカルの人は「サンホラ系やりたい!」って感じで方向性合わなくなっちゃたんだろうか、勝手な想像ですが。

無料配布でしかも新規サークルの1作目とは思えないくらいに完成度の高い作品ではあるんですが、この作品の魅力の8割くらいはコンポーザーの人の功績な気がしてならないのでその人が脱退しちゃったとなると正直残念でならないですね。
一度活動中止を宣言したものの、先月からボーカルの方の個人サークルとして活動再開したみたいですね。今後もし別のコンポーザーと組んだとしてもこういうメタル直系の独特な作品は作れないような気がするけど、しかしまあ、多くのリスナーにとってはメタル要素なんてオマケ程度でしょうしね、物語音楽系を求めてる方々なら今後も大いに期待できるサークルなんじゃないでしょうか。次回作は無料配布じゃないことを願いますがw

Moon Prideフル公開きたあああああ!!

フルバージョン、ほぼ予想通りというか、やっぱり2番は普通でしたねw さすがにももクロの曲でそこまでやりたい放題は出来なかったか。個人的にはちょっと残念というか、耳新しい展開を聞きたかったというのもあるんですが。
しかし「ももいろクローバーZ新曲」って紹介されてると未だに違和感があるんですが、それくらいあらゆる要素がリンホラ的であることは間違いないですな。特に2番の後のギターソロ、途中でプログレっぽいオルガンが絡む部分とか、余りにもリンホラ(サンホラ)まんまな展開なんで笑ってしまうほどですw ただソロ時に流れる映像がキラキラした変身シーンというのがちょっと残念か。バトルっぽいシーンなら合ってたと思うんだけど。
ソロ後のCメロも最高ですなぁ、この切なさをそそるようなメロディといい歌詞といい。そしてラストのサビへ向かう盛り上がり方。もう完璧すぎるアニソンですなぁ。これで2番に一捻りあったら個人的には紅蓮の弓矢を越えるアニソンだったと思う。(セーラームーンは詳しく知らないんで作品の内容と曲があってるのかという評価はできないんですが)

夏コミまで約1ヵ月

…なんですけど、まだ新譜情報とかほとんど見かけない感じですかね。早いところだと来週あたりから出始めるかな?
しかしながら、正直なところ、夏コミって苦行すぎるからあんまり行きたくないという気持ちもありましてですね…。昨年なんて灼熱の天候の中わざわざ行ったけど本命のサタアラ買い逃して散々でしたからね…。どうしても欲しいサークルは知り合いに頼んで、あとは2ヵ月後の秋M3で買ったほうがぶっちゃけ効率いいと言えなくもないんですよね。
まあ実際に現地に行くかはともかく注目のサークルをピックアップする記事はいつも通りに上げるつもりですが。

Eine Kleine「少女秘密遊戯」

少女秘密遊戯

大手ゴシック系サークルですね。でも次の夏コミでは壁じゃないっぽいし常に壁配置のガチ大手に比べるとまだ安定しない感じなのかな? 中の上、もしくは上の下くらいの位置?
まあそれはどうでもいいんですがw

大手サークルってその活動歴の長さに比例して旧譜の数も膨大だったりで、後追いリスナーである自分がその中から1枚だけつまみ食いみたいに聞いてみてもピンと来ないことが多かったから敬遠気味だったんですが、このEine Kleineの場合は前身サークルの猫の福音やSylfioreを含めればかなりの旧譜の量だと思うんですがEine Kleine名義だけに限定すれば割と少ないから途中からでも入りやすいような気もしなくないというか? まあそれでもこの新譜含めて2枚しか聞いてないんですけどね。

やはり大手だけあって音質やプロダクションは他の中堅ゴシック系サークルとは一線を画してる感はありますね。ギターの音色もボーカルも全てがクリアで、特にドラム音は非常にシャープで打ち込み的なB級臭はほとんど感じられません。やっぱりドラムの音は重要ですよね…。
-LostFairy-も最終的にはこれくらいのクリアな音を目指して欲しいなーみたいなw

そして、ボーカルのくろねこさんの力量も相当なものですよね。楽曲によってロリだったりAsrielっぽかったりと多彩な歌声を自在に使い分けていて表現力半端ないです。
しかも、楽曲に挿入されるセリフまでくろねこさんが喋ってるっぽい? ゲスト参加の声優さんが1曲目と6曲目にクレジットされてますがそれ以外の曲にもセリフ入ってるし、前作にはそもそもゲスト声優のクレジットないですもんね。やっぱりくろねこさんがセリフもやってるとしか思えないんですが。もしそうなら、セリフのほうも歌声と同様に多彩な声色を使い分けてらっしゃっててまじ器用すぎですなぁ。
しかしながら、歌とセリフ両方とも多彩な声を使い分けるといえば、やはりあの方を思い出してしまいますよね。今もなお根強い人気を誇り、サンホラ一期ファンが慕い求めてやまない歌姫、あらまりさんですよ。こんだけ器用だとあらまりさんの領域に迫ってるように思えてしまいますね(声質は全然違うけど)。
そんなに高い技量をお持ちなのに、Asrielフォロワーと片付けられてしまうような歌唱がメインになってるのはちょっと惜しい気もしなくないんですが、でもだからといって、サンホラっぽい曲をやってみたところで単なる模倣にしかならないだろうし…。サンホラフォロワーの方がAsrielフォロワーよりよっぽど同人音楽にありふれてますしね。
なんだか勿体ない気もしなくはないんですが、でもまあ大手サークルなんだし、オリジナリティなんて別に関係ないですよね。現状で十分すぎるほど需要があるから大手なんですもんね。

そして、ギタリスト兼コンポーザーの朔夜さん、こちらも凄い人材ですよね。楽曲も素晴らしいしギターの演奏もかっこいいんですが、なによりボーカリストとしての隠れた実力が凄い。他サークルの企画作品で歌声を披露してらっしゃいますが、甘ったるいV系な歌唱がめちゃくちゃ上手いんですよねー。なんでこんな上手いのに自サークルでは歌ってないのか不思議でならないほど。男性ボーカル入れると作品の雰囲気が崩れてしまうからなのか、それとも単に謙虚だからなのか。それともあれか、男性ボーカル入れるとサンホラ二期っぽくなっちゃうからか? やはり一期っぽい雰囲気を目指してるとか? そういう訳じゃないかw

さて今回の作品についてですが、自分は前作と今作の2枚しか聞いてないしあんまり比較対象とか出来ないんですが、悶絶メタルさんのレビュー読んだ感じだと前々作がヘヴィな方向性で前作からAsriel度が高まってるのかな? でも正直、個人的にはAsrielよりこっちの方が好きかもなぁ。Asrielのボーカルの方ってちょっと声の癖が強くて若干苦手だったりするんですが、くろねこさんの声の方が柔らかい雰囲気あって好きかも。
1曲目はAsrielでもなくV系でもなく、ずいぶん明るい雰囲気の曲なんで意外だったんですが、ぶっちゃけこの曲が一番好きだったりします。こういうファンタジックな感じが好きなんだよなぁ。前作に童謡パートと轟音メタルパートを繰り返すプログレ風味の曲ありましたが、ひょっとしたらこの曲も途中からダークな展開に突き落とすのか?と身構えながら聞いてたんですが、終始平和な雰囲気なので安心しましたw くろねこさんは基本ロリっぽい歌唱ですが、サビの頭でオペラティックな歌声との掛け合いもあったりでほんと表現の幅が広いなぁ。
2曲目はAsrielっぽいですね。メロディはキャッチーだし演奏も安定してて良曲なんですが、せっかく1曲目でファンタジックな雰囲気だったんだからそれに繋げる展開が欲しかった気もしなくない。というか後の曲もだいたい「Asrielっぽい」で済んでしまう気もする…(適当)。前作に比べるとバラエティ感が少ないかな。でも、どの曲も似たような曲でつまんねえって感じじゃないんですよ、ちゃんと曲ごとの個性もあるしメロディもキャッチーでクオリティはめっちゃ高いですよね。やはり大手級サークルの貫禄十分な作品だと思います。

ぱっちりひつじ「ぽぷぺぴぱ」

ぽぷぺぴぱ

このシングル発売されたの実は1年前なんですよね…。今更感あるかもしれないですが、しかし、春M3でプログレコンピが頒布されて同人音楽におけるプログレへの関心が高まっている今だからこそ、このプログレッシブで独創的なサークル(バンド)を改めて紹介する意味があるんじゃないかと思ったりするんですよ。

…というか、え、同人音楽でプログレへの関心が高まってる…? すんません嘘ですそんな根拠は全くありませんでした。高まってるのはこのブログの人だけでしたw
まあ植木屋のUNA SEA買ったリスナーの方々も参加サークルが豪華だからっていう理由がおそらく大半で、プログレが好きだから買ったなんて人は少数派かもしれないですね。このコンピがきっかけでプログレに興味を持ったっていう人もほとんどいないような気がしてならない。同様にこれがきっかけでプログレやろうと思ったサークルさんもいないだろうし。
プログレとかいうよく分からん音楽性を表立って標榜しても関心持ってくれるリスナーは少ないでしょうからサークル側も積極的にアピールはしないだろうし、もし仮に同人音楽でプログレの波が来たとしても分かりやすくそれが表面に見えてくるっていうこともないかもしれないですが(来ないとは思うけどw)。
このサークル(正直ここはサークルと呼ぶのはちょっと違和感あるんですが便宜的にサークルと呼んでおきます)も表立ってプログレを名乗ってる訳じゃないですが、「非現実系テクニカルポップバンド」って遠回しにプログレって言ってるようなもんですよね。実際に音の方もプログレとしか言いようがないですし。

ちなみに、お気づきかもしれないですが、このサークルの1stアルバム「ゆめにっき1」は左カラムのおすすめCD欄にずっと載せてあるんですよね。当然ながら超おすすめ盤なんですが、しかしここに載せてあるからって興味を持ってくれる人はほとんどいない気がする…。
でもこのサークル、うちなんかでわざわざ紹介するまでもなく、昨年の春と秋のM3で両方とも壁配置だったことから察するにそれなりに売れてるはずなんですよね。やっぱりこういう独特な音楽を評価してる層も一定数はいるはずなんだよなぁ…。どこにいるんだ同人音楽プログレ層は。

それにしても、改めて今回このぱっちりひつじを1stアルバムも合わせて聞き直してみて、やはり独創的すぎるサークルだなぁと再確認しましたよ。そもそも童謡とプログレメタルを組み合わせるという発想自体が凄いのに、具体的な演奏や表現力も非常にハイレベルでありひたすら脱帽ものですね。プログレとか抜きにしてもこのレベルの同人音楽ってどれくらいあるのか。これだけの独創性には滅多に出会えないでしょうなぁ。やはり同人音楽で一番重視されるべき評価ポイントは独創性でしょう。
そんな独創性が集約された1stアルバムも非常に素晴らしい作品でしたが、このシングルもそれに勝るとも劣らない内容でございます。

このシングル、「アルバムには入れにくい、クセの強い」曲を収録したとのことですが、実際に聞いてみるとほぼ前作の延長線上なんですよね。どの曲も前作に収録されてても別に違和感ないような。ただ、童謡的なキャッチーさが多少減退して代わりにプログレメタル的なテクニカルなアンサンブルが前面に出てる感はあるので、そういう意味での「クセが強い」のかもしれないですね。

タイトル曲の「ぽぷぺぴぱ」は前作の「ぶらぶらねこ」の延長線上の超ポップで疾走感のあるロックチューンですが、ただ、ぶらぶらねこに比べるとプログレ的な変拍子が多用されていてテクニカルな趣きが強いかな。しかしそのテクニカルな風味も全く嫌味にはならず自然に組み込まれており、あくまで童謡的な親しみやすさが中心にあるのはさすがとしか言いようがない。イントロのシンセと間奏のギターフレーズがめっちゃツボでございます。レコーディングの際の「ポップノイズ」をテーマにした歌詞というのがまた独創性抜群ですなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=PSe_ITorL9c
公式のフルPVも上がってるので是非ご覧ください。他のショートPVに比べると動画が雑かもしれないけどw
2曲目「あかときいろとちゃいろ」はかなりメタル度が高いですなぁ、なんせデス声入ってますしね。中間部とかまるでカオティックコアみたいなノリになってます。演奏の切れ味も前作以上で、これは割とメタラーにもおすすめしたい1曲ですね。というか、ここまで来るとむしろ童謡っぽさがメタル系リスナーを遠ざける要因になってそうでちょっと惜しい気もしてくるんですが、まあ童謡っぽさを失ったらこのサークルの独創性は無くなっちゃいますからね。というかせっかく「クセの強い」楽曲をシングルで隔離して発表するんならもっと思い切ってメタルなノリで固めたほうが良かった気もするかな?
3曲目「シュリーフスロスセヴェセヴェセヴェセヴェランス」(長い)は打って変わってシンセがメインの楽曲で、プログレ感かなり濃いですねえ。ゲーム音楽等の間接的な影響ではなく、直接的にプログレを感じさせる音色を同人音楽で聞けるのってある意味で新鮮かも。しかし、演奏のプログレ度が濃くても歌は超キャッチーな童謡風味なので敷居が高さは皆無。歌を重視して聞くのと演奏重視で聞くのでは全く楽曲の印象が異なってくるのもこのサークルの面白さかな。

「非現実系」を標榜してるこのサークルですが、非現実系ってつまり同人音楽で人気のファンタジーとか幻想系とほとんど同じな訳で、ただ少しベクトルが違うんだよなぁ、「みんなのうた」系の童謡だから、こういうの許容できるリスナーってそんなに多くないかもしれないし。でも演奏だけでも相当に聞き応えのあるサークルなので、これ聞かないのは絶対に損だと思いますよ。とりあえず試しに買って欲しいサークルです。
…とはいえここ秋M3参加するのか不明ですが…。委託もないしweb通販のみってのも不便だよなぁ。こういうサークルにこそコミケに出て欲しいもんですよw
そして2ndアルバムも鋭意製作中みたいなので大いに期待しております。

世の漆黒「東京零年」

 東京零年

世の漆黒の春M3「新刊」…もとい新譜ですね。…まあいちいち説明しなくとも買った方は分かるでしょうけどこれ新譜と呼ぶにはちょっと戸惑いますよね、完全に見た目は同人誌ですもんねw

という訳で、CDではなくDLコードと同人誌サイズのブックレットという変則的な頒布形態だったこの作品ですが、この試みはなかなか意義深かったのではないかと思います。
この頒布形態、サークル側の意図というのはおそらくCDプレスせずに済むからコスト削減になるとかそんなところだと思うんですが、リスナー側にもけっこうメリットありますよね。ダウンロードならCDをいちいちリッピングする必要がないし、曲情報やアートワークを設定する必要もないからリスナーの負担もけっこう軽減されるんじゃないでしょうか。
同人音楽って一度買い逃がすと入手困難になることが多々あるから、とりあえずイベントの際には後悔の無いようありったけ買いまくるリスナーさんって多そうですけど、大量購入してもリッピングが面倒くさくて聞かずに放置っていうパターンもありがちな気がするんですよね。しかし、ダウンロード形式ならばリッピング作業の苦痛を多少なりとも軽減できるから大量買いリスナーさんにも親切な形式というか?

でもこの新譜に関しては利用しているDLサイトの仕様のせいなのか一括DLできなかったりで面倒くさい面はあるんですけど、まあ、まだ試行錯誤の段階だと思うので仕方ないですよね。あくまで同人なので「聞きやすい工夫」をサークル側でわざわざしてあげる義務なんて全くないとは思うんですけど、リスナー数を拡大するための手段としては重要な気もします。

あと、DL形式でメリットが多いのはなんといっても無料配布の場合ですよね。最近増えてきたDLコード入りのカード頒布ってやつです。無料配布でCDいちいち焼いてたらサークル側も無駄にコストと時間がかかるし、必然的に用意された枚数が少なくなるからリスナー側は入手できる確率が減るし、双方にデメリットしかないですよね。しかも無料配布って1曲しか入ってない場合が多いですが、1曲だけのためにわざわざCDをPCに出し入れするってかなり面倒くさいんですよ。それで放置という可能性も…。
個人的な意見を言えばもはや無料配布はDL一択だと思ってるんですけどね…。CD形式のメリットってレアリティの演出とかしか思いつかない。

そんな感じで、DL形式のほうがメリット満載だし、時代の流れも完全にDLに傾いてると思うんですが、実際はM3やコミケで売っている同人音楽は大半がCD形式な訳で、なんとも不思議な気もするんですがこれもオタク文化特有の現象なんですかね。やはりオタクっていう人種はデータだけじゃなくて現物を持っておきたいというか、そのほうが収集欲が満たされるからなんでしょうね。かく言う自分もDLだけじゃちょっと寂しい感覚も少なからずありますしw
というか、更に言えばイベントなんて参加せずにネット上だけでDL販売すれば一番効率いいのでは、と思えてならないのですが、これもまたオタク文化というか、イベント特有の熱気が購買意欲を促進してるというのは間違いないですしね。

という訳で、イベントのタイミングに合わせて無料DL企画を催したオレウサのKaleidosc[A]peが最強、という結論に今回も行きつく訳ですよ。
…ってあれ? なんの話をしてたんでしたっけ?
ああそうだ、世の漆黒の新譜の話ですよね、さすがに脱線しすぎましたw

実は世の漆黒は今までシングルの「デカダンスヴァニラ」しか聞いたことなくて、今回のが2枚目になる訳ですが、どうやら今回の新作は過去作品のリメイクバージョンがいくつか収録されてるみたいだからちょっとしたベスト盤的な趣きもあるのかな? 入門用にもちょうど良さげな作品ですよね。
このサークルってラノベを題材にした作品が多いですけど、まあ東方アレンジと違って楽曲はオリジナルな訳だし、原作のラノベ知らなくても問題なく聞けるかな?と思いつつも原作があると敷居の高さは否定できない訳で、やはりこうやって完全オリジナル路線でやってくれた方が聞きやすいというのはありますね。

音楽性としてはV系の影響が濃い女性ボーカルのゴシック系メタルで、それだけなら類似サークルが山ほどいる訳ですが、しかしながらこのサークルの場合はメタル要素が強めというか、ドラマチックなツインリードが主体のパワーメタル的な楽曲が多いので数多の同人ゴシック系の中でも埋没せずに個性を主張できている気はしますね。

世の漆黒のCD聞くのはこれが2枚目と書きましたが、昨年秋M3で発表されたV系バンド花純月のリメイクアルバムは聞いていまして、これって実質的に世の漆黒の別名義作品みたいなものだと思うんですけど、今回の新作もその花純月のアルバムと似通った印象かな、楽曲の出来とか。違いがあるとすれば花純月はV系だから男性ボーカル主体だったけど今回は女性ボーカルがメインで、あと世の漆黒のほうはツインリードが多用されてるということくらいか。
この新作も花純月と同じでゲストボーカルを沢山迎えていて豪華なんですけど、上手いボーカルさんとそうでもないボーカルさんの格差がけっこう開いちゃってるというのも花純月のアルバムと共通してるかなぁ。あっちは朔夜さんとその他って感じだったけど(言い過ぎ)、今回のはGILDIAの悠季さんと葉月ゆらさんが突出してますなぁ。やはりなんだかんだで有名サークルの方は超上手いですよね。他の方が下手っていう訳じゃないんだけどやはりこのお2人が上手すぎるんですよw

イントロに続く#2、#3は共にドラマチックなツインリードを中心に据えた疾走曲で、女性ボーカルによる歌メロは超キャッチーだけど主役はあくまでギターかなぁ。メタル要素が前面に出ているというのはやはりメタラーとして好感が持てますね。#3はボーカルだけ差し替えたバージョンかな。
#4は星名優子さん歌唱のV系定番のジャズ系の曲。この手の曲調はあんまり好きじゃないんだけどこの曲はツインリードが大活躍してるおかげでメタル度高いしけっこう好きかも。このリズムでツインリードやるとちょっとIRON MAIDENっぽい感じも?
#5はヘヴィなリフを貴重にした疾走曲で、これもギターが目立ってますなぁ。
#6はこのアルバムでは一番V系っぽい曲かな。ボーカルも中性的だし。
#7、#8は悠季さんと葉月ゆらさん担当曲で、楽曲としてはそれほど他の曲と差があるとは思えないのに、はっきり言って段違いの名曲度に聞こえる。やっぱり上手いですねえ…ボーカルの力は大きいと実感する。

どの曲もメロディ、サウンド共に完成度が高く充実した作品に仕上がってると思います。さすが「集大成」と銘打たれているだけのことはありますね。ラノベ題材の作品に手を出すかは迷うところだけど今後もオリジナル作品が出るなら期待したいです。

2014春M3作品感想 (まとめ書き版Part 2)

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Garnet Cathedral、民謡系サークルですね。民謡系でもまったりしすぎなやつは聞いてて眠くなってくるけど、このサークルさんは公式ブログの紹介欄にも書かれてるように「ビートしっかりめ」なので割と聞きやすいタイプでしょうか。
雰囲気的にはゲーム音楽系って感じもありますよね。特に2曲目のイントロとかRPGっぽいし。5曲目とか少しプログレ的な素養すら感じられるか? なんというか、民謡だと思って聞くと没個性的に思えてくるから「これはプログレの一種だ」と思い込んで聞くとかっこ良く思えると気が付いたんですよ、自分にしか通用しない変な聞き方ですけどねw
メロディも良いですよね。この手の民謡系ポップスのツボを心得ている少しあざといくらいにキャッチーなメロディが満載です。特に1曲目と2曲目は良曲ですなぁ。
歌はボカロっぽく聞こえるんだけど主催のムツキセイさんが歌ってらっしゃるっぽいですな。必ずしも上手いとは言えないけどこういう音楽性には合ってると思いますね。4曲目だけはボカロなのかな?
ジャケもムツキセイさんがご自分で描いてらっしゃるようで凄いですなぁ。音楽も絵も両方できるって最強な気がする。特に同人音楽だとジャケ絵が重視されますからね。音楽面と視覚面を両方完璧にコントロールできるのは強みとしか言いようがないでしょう。



ユフ

前作「Pandora」が一部でかなり好評だったようで、今回の新作も期待されてたみたいですね。前作持ってないので合わせて買いたかったんですが、どうやら在庫なかったみたいで残念ながら買えませんでした。
前作は典型的なサンホラ系だったみたいですが、今回の新作はちょっと作風が変わっていてアコースティックな民謡風の楽曲がメインになってますね。
民謡系でもいいんですけど、アップテンポな曲が1曲もないし、全編まったりな雰囲気だとちょっとメリハリ不足というか盛り上がりに欠ける感はあるかもしれないですね。まあそもそもメタラーとかお呼びでない音楽なんだろうし仕方ないかもしれないですがw
さすが前作で高評価を受けただけあってメロディやアレンジには洗練されたものを感じますね。インスト曲も含めて完成度高いと思います。物語性が売りのサークルなのかもしれないですが音楽だけでも十分に高度に感じますね。民謡系が好きなリスナーさんなら存分に楽しめるんじゃないでしょうか。
変形ジャケットは面白い試みだとは思うけど、開封しづらいし保管もしづらいから個人的にはあんまり好きじゃないかも…w



同人音楽に限らず音楽界隈は上半期ベストの話題で盛り上がってるみたいですが、上半期ベストとか選ぶには年間何百枚も買ってないと難しいんじゃないかなぁ。とりあえずうちには無理ですw
いつも通りM3のまとめ記事は書くつもりですけどね。ランキング的なものも発表しますがまあ例によって誰の共感も得れない内容になってると思いますw
あとラスエフの上半期の再生数もなんとなくチェックしてみたんですが、A.C.T、Spock's Beard、Lost my Proustと見事にプログレ系ばかりのラインナップで我ながら満足でありますw
ちなみにSpock's Beardはかなり聞きやすいタイプのプログレだと思うのでけっこうおすすめですよ。え?洋楽プログレとかどうでもいい? やっぱりそうですよねえw
あと関係ないけどアニメの上半期ベストはピンポンかな。ピンポンは「敗者の物語」って感じでしたよねえ。常に中心は敗者の側。勝者側はヒーローとかロボットみたいな人外な存在と化してますしねw
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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