Ariabl'eyeS 「月蝕アルカディア」

月蝕アルカディア

このAriabl'eyeSを含むArsMagnA系サークルって、リリースしてるのはシングルばっかりでミニアルバムは1枚づつしか出てないのに、既に同人メタル系で中堅どころってイメージですよね。実際どのCDもクオリティ高いものばっかりだし納得なんですけど。
まあ、曲数多ければ良いってもんじゃないし、重要なのは良い曲がどれくらい入ってるかですからね。例えイベント毎にアルバム出してても捨て曲多かったら意味ない訳だし。ArsMagnA系は曲数絞って楽曲クオリティ高めてるって印象ですね。

個人的にはAriabl'eyeSは3rdシングルの「片翼のロマンシア」が大好きでして、今まで聞いた3曲入り同人シングルでは最高峰の出来だと思ってるんですが、4thではボーカルさん変わってしまってちょっと残念に感じてたんですけど、この5thでは3rdのボーカルのRenaさんが戻って来ましたね。1曲しか歌ってないんですけど、この1曲を聞いただけでちょっと感動すら覚えてしまいましたよw Renaさんの歌声素晴らしすぎる。ボーカルが違うだけでここまで曲は輝きを増すのか…と驚きましたね。
こんなこと書くとLunaさんを貶めてるみたいになっちゃいますが、Lunaさんも上手いボーカルさんなのは間違いないんですよ。ただRenaさんの声が好きすぎるだけなんですw
Lunaさんのボーカルはちょっと低音で硬派な感じで、同人メタルのアニソンっぽい軟弱さが苦手な人ならむしろLunaさんのほうが気に入るんじゃないかと思うんですけどね。

それに対しRenaさんは、Fukiさん系の力強い歌唱と、葉月ゆらさん系の甘美な歌声を併せ持ったかのような歌声で最高です。まさに同人の人気女性ボーカルの良いとこ取りの声質ですよ。こんな風に書くと「そんなすげえボーカリストがいるのか」と思われそうですが、あくまで主観なので人によって印象は異なると思いますw
このシングルの3曲目「Arcadia」は、たぶん曲の出来自体は他の曲とそんなに大差ないと思うんですが、ボーカル補正で他の曲の何倍も素晴らしく聞こえてしまうんですよね。とりあえず今のところ個人的には同人女性ボーカルで最も理想的な声質だと思える方ですかね。

もちろん、Lunaさんボーカルの他の2曲も良い曲なんですけどね。
#1「月蝕オラトリオ」は前作の「戦場のディーヴァ」に近い曲調で、#2「群青のメサイア」は前作の「慟哭カタストロフ」に似ている感じで、クオリティ的にも対応する前作の楽曲とほぼ同レベルの出来ですね。似ているとはいえ、メロディやアレンジに使い回しは無く新鮮に聞けます。特に#2は勇壮なメロディとアグレッシブなブラストビートによる高揚感は素晴らしく、キラーチューンといって良い出来ですね。今までAriabl'eyeSでブラストビート使った曲って無かった気がするし、ちょっと-LostFairy-っぽくもあるかな。でもゴシック系という訳でもないのでしっかり差別化は出来てますね。

Renaさんのボーカルが好きすぎる度:S
シンフォニックロック度:A
総合お気に入り度:A
スポンサーサイト

コミケ存続の危機だそうで…

なんか表現規制派の人がビッグサイトの代表取締役に就任したとかで…昨日はコミケ終了とかずいぶん騒がれてたみたいですね。
同人音楽リスナーとしては、別にコミケ無くなってもM3さえあればいいや…とか割と楽観してたりするんですがw 同人音楽にハマって以来は同人誌もほとんど買わなくなったし。
まあコミケ無くなっても同人音楽には直接的な影響は少ないんだろうけど、オタク文化を象徴する、サブカル最大の祭典が無くなってしまうのはやはり寂しいし、何とか存続して欲しいとは思いますね。

同じくコミケを脅かす児ポ法の方も同人音楽には無関係ですかね。18禁の同人音楽って無いですしねw 合法ロリなボーカルさんならいっぱいいるけど…w

というか、早いもので夏コミまであと1ヵ月半くらいなんですよね。もうそろそろ新譜情報も出始めるかな?

PurpleCape 「ELEMENTS」

elements.jpg

このサークルさんも、高度な音楽性を持ちながらも「埋もれてる」サークルなんじゃないですかね。相互リンクのブログさんが推してましたけど、なるほど確かに素晴らしい内容です。このサークルさんの場合は、高度だけどオタク受けが悪い方向性とかじゃなく、がっつりオタク向けな音楽やってますし、もっと評価されるべきなんじゃないかと思いますね。(もしかして自分の観測範囲では話題になっていないだけで、然るべきところではちゃんと評価されているのかもしれないですがw)

Discography欄を見ると、どうやら2004年から活動しているサークルさんらしく、けっこう古参サークルだったりするんですかね。その活動歴に見合った完成度の高い作品になっていると思いますね。
まず、このアルバムは10曲が全曲ボーカル曲なんですが、このボリュームで最後まで飽きさせずに聞かせるというだけで凄い。メロディのアイディアが乏しくワンパターンだったり、アレンジがワンパターンだったりで途中で飽きちゃう作品って同人、メジャー問わず珍しくないですからね。(そのワンパターンさが美徳になってるアーティストもいる訳ですが)。

その飽きさせない理由に、単純にメロディが充実しているというのもあるんですが、やはりアレンジが巧みというのが大きいですかね。基本的にはエレクトロニカ系のデジタルなお洒落ポップスといった感じの音楽性なんですが、時折ハードなギターのバッキングも入ってメタリックな感触も導入されていたり、#6のような和風楽器をフィーチャーした曲もあったり#8のようなシンフォニックなアレンジの曲もあったりでかなり音楽性の幅は広い印象です。それでいて散漫な印象もなく全体に統一感が感じられるのは凄いと思いますね。
リズム面でも、#2のようにシンコペーションの効いたテクニカルなリズムもあったりで単なるデジタル系ポップスとは違った新鮮さがあります。
ボーカルさんはあんまり歌唱力があるタイプではないんですが、かわいらしい歌声はこの音楽性にぴったり合っていて独自の魅力を構築できていると思いますね。

ボリューム面でも楽曲クオリティでも申し分なく、素晴らしい作品だと思います。

楽曲充実度:A
お洒落ポップス度:A

Marmalade Butcher 「Nullum Sonum」

Nullum Sonum

M3には1000以上の音楽サークルが参加しているそうで、それだけの数がいるならば高い音楽性を有しながらも知名度が低く埋もれているサークルなんていくらでもありそうですよね。このサークルさんもその1つかもしれない。

この作品、全曲インストなんですが、一聴して「高度なことやってるなー」という印象受けますね。変拍子を多用したテクニカルで鋭いカッティングのギターリフ、時にうねるようなノイジーなギターフレーズが入ることもあってかなり荒々しいロックという印象なんですが、随所にエレクトロニカ的なお洒落要素も挿入されたりと、一筋縄ではいかない多様な音楽性を有していますね。パンク由来の攻撃性とプログレ系の知的さを融合したような感じ。

こういう音楽を一般的にはポストロックって呼ぶらしく、実はこのジャンルはほとんど聞いたことなかったんですよね。ついこの前ツイッターで教えてもらって知ったというw 変拍子好きとしてはこういうジャンルを見逃していたのは不覚でしたw
この作品聞いてかなり新鮮な驚きがあったんですが、ポストロックジャンルではこういう音楽性は別段珍しくもないのかもしれないですね。まあそれでも同人(インディーズ)でこれだけのクオリティの物を作ってるのはやっぱり凄いことなんじゃないですかね。演奏もアレンジも非常に高度なレベルに達していると感じます。

ただ、ギターリフ主体のインスト音楽なんで、キャッチーなメロディは乏しいしサブカル層へのアピールはいまいちかもしれない。この手の音楽をサブカル層に聞いてもらうには東方アレンジやるしかないんだろうなぁ…と思ったらすでに東方も1枚出してるみたい。

「激しい系のお洒落音楽」みたいな感じで、変拍子系のサウンドが好きな方にはおすすめですね。

変拍子度:A
轟音度:A
お洒落度:A

十聖槍物語

十聖槍物語

ドラゴンガーディアン人脈のバンド(サークル)の楽曲を集めて作られたコンピレーションCDですね。確かM3前に真っ先に紹介してた気がしますけど、感想書くのはかなり後回しになってしまいました。今回のM3が予想以上に豊作だったせいもありますがw

http://ameblo.jp/dragonguardian/entry-11495620859.html
アーサーさんの曲解説にもある通り、コンピ1曲目のOdinはYAZINさんがKNIGHTS OF ROUNDの初期VoのVocchangさんと結成したバンドのようですね。Vocchangさんのハイトーンボーカルは、これぞジャパメタという感じの朗々として力強い歌声ですね。曲も演奏も素晴らしく、開幕1曲目に相応しい疾走メロスピチューンになっています。
2曲目はお馴染みの桜牙の曲ですが、みーやさんボーカルの疾走メロスピ曲ですね。アーサーさんの解説によれば「高校の入学式の終わりに校庭で一人で弁当食べてる感じの切なさ」を表現した曲とのことですが…なるほどつまりぼっち飯の寂しさを歌った曲ということですか(違う)。みーやさんがこういう可愛い系の歌い方してるのは珍しいかも。まさに桜牙流の青春メロスピって感じですかね。

3曲目のKIDZEDですが、個人的にはこのコンピで一番の収穫だと思えるサークルですかね。7曲目と合わせてかなり気に入りました。基本はメタルコア系のモダンなヘヴィサウンドなんですが、特筆すべきはボーカルの技量で、ちょっとヴィジュアル系っぽい感じもありつつクサメタル系の熱さも兼ね備えた声質で、歌い上げるメロディも実にキャッチーだし、このボーカルのおかげでただのメタルコアとも違う感じの一筋縄ではいかない音楽性を獲得している気がしますね。7曲目のAメロで披露する変態的なボイスもインパクト大で、芸達者なボーカルさんだなぁと。

4曲目のBloody Swordは東方アレンジがメインで活動しているサークルのようですが、このコンピの提供曲はオリジナルのようですね。音楽性はデスメタル寄りのヴィジュアル系サウンドで、ちょっとプロダクション悪いせいでボーカルのクリーンボイスが聞こえづらくサビメロが奥に引っ込んでるような感じになっちゃってますが、曲自体はけっこう良いんじゃないかと思いますね。
5曲目は再び桜牙で、こっちはLeoさんボーカルで安定のクサメタル曲になっています。

6曲目のLoszealは、これが初音源のプログレメタルバンドのようですが、確かにプログレメタル的なテクニカルなアンサンブルはあるんだけど、一聴するとキーボードキラキラ系のアニソン系パワーメタルって感じで、かなりキャッチーな印象ですね。清涼感ある女性ボーカルの歌声も良い。
8曲目はLeoさんソロ曲ですが、これはLeoさんご自身が作曲したのかな?キャッチーなサビがメロハー的な感じですね。
10曲目はアーサーさんが学生時代やってたバンドの曲のリメイクだそうで、なるほど確かにいかにも学生バンドのやってるヴィジュアル系ソングって感じw

∠(゚Д゚)/イェェェェガァァァー

という訳で、昨日に引き続きリンホラの紅蓮の弓矢の話題ですw
昨日の渋谷のPV配信見た人達の報告によれば、どうやら紅蓮の弓矢フルが10分という噂は間違っていたようで、実際は7分くらいだったとか。10分がっつりプログレ展開聞けるのかと期待してただけに、ちょっと残念かなw しかしTV版では流れない2番のメロディが1番とは全然別物なメロディになってるようで、やはりしっかりプログレ要素は入ってるようですね、これは楽しみですねw
しかし、一般アニオタからすると2番で全然違うメロディになることには賛否あるようですね。まあサンホラファンの間ですら二期以降の複雑な曲展開には賛否ありますからね、当然の反応ですかね。
過去にもキグルミ惑星や神のみぞ知るセカイのOPやらプログレ展開のあるアニソンって存在しましたけど、その2作品に比べると進撃の巨人は注目度がはるかに高い感じですし、さてどういう評価になるのやら。
というか、サブカル層でサンホラ(リンホラ)聞いたことない人ってどれくらいいるんですかね…。進撃のOPで初めてRevoさんの音楽に触れたって人もけっこういるんですかね。まあ今までタイアップは数える程しかしてなかったですもんね…。タイアップ以外の音楽に全く興味ない層なら知らない可能性もあるか。
さすがに同人音楽リスナーでサンホラ聞いたことない人はいないだろう、と思いきやそうでもないっぽいですしねw

Revo陛下の生誕日ということで

Revo様お誕生日おめでとうございますー。
どうやらツイッターのサンホラーのTLではサングラスアイコンが増殖してるらしいですねw
まあうちのTLはほとんどサンホラーは直接フォローしてないんで検索で覗いただけなんですが。うちのTLはメタラー中心だからむしろ「サンホラ?セリフ入りの音楽とかまじ寒いwwww」とかいう否定派のほうが多いかもしれないw
サンホラ好きな人達フォローしようと思ったこともあったんだけど、正直、サンホラの熱心なファンの方々の濃いトークに付いていける自信ないので積極的にフォローする気にはなれないというか、ぶっちゃけサンホラ関連の小ネタとか全然知らないんですよねw 自分は音楽としてはサンホラ大好きだけど物語の考察とか小ネタとかそういう方面にはどうも関心が向かなくて…。サンホラーを自称できるレベルには程遠いですねw
まあそれでも邦楽で一番好きなアーティストは間違いなくRevoさんですし、自分が「神」とかいう大袈裟な呼称を使うのはRevo神となもり神くらいしかないですし、尊敬していることには変わりないと思うのですがw

あ、それと紅蓮の弓矢のフルが10分あるという噂が飛び交ってましたけどまじなんですかね?めっちゃプログレッシブじゃないですか…。これは期待せざるをえない。
進撃の巨人のアニメ本編の人気のおかげもあってリンホラのアニメタイアップ第一弾である紅蓮の弓矢は大好評をもって迎えられましたけど、正直、放送前は一般アニオタがリンホラ聞いたらRevoボーカル下手じゃね?とか言い出す人が続出するのを懸念してたんですけどそういう叩きもほとんど無く絶賛されてるのでホッとしましたねw サイコパスの時雨OPみたいなことにならなくて良かった…。まあ時雨とサンホラじゃサブカル層の認知度が全然違うから比較対象にはならないか。
しかし、実は紅蓮の弓矢の大好評に安堵しつつも、個人的にはこの曲の出来に関しては「Revo様の本気ってこんなもんじゃなくね?」と若干釈然としない物を抱えてたのも事実でして、Revoボーカル曲の名曲達(石畳の緋き悪魔や朝と夜の物語等)に比べると紅蓮の弓矢の名曲度って中程度という印象なんですよね。全力を尽くした楽曲って感じがしない。
だから10分のフルバージョンではこの曲の真価が聞けるんじゃないかと楽しみでならないですねw
あと、後期OPの「自由の翼」、こっちの方が個人的には紅蓮の弓矢より断然好きな感じなんですよね、ガチな疾走メタルですし試聴聞いただけで明らかにツボな感じですよ、早くアニメで完成版を聞きたいですねー。

M3作品感想(shaky ART's、Hymn Above Traumatic Emotion)

shaky ART's「shaky ART's 2nd」
shakyARTs 2nd

このサークルさん、悶絶メタルさんでは今回のM3新譜で割と真っ先に取り上げられてた気がするしけっこう同人メタラーの話題作だったりしたんですかね?そうでもない?w
まあここも同人サークルというよりはインディーズメタルって感じですし、サブカル層にアピールする要素は乏しいですかね。歌詞も英語詞が中心だし。
悶絶メタルさんのレビューにもある通り、音楽性はSystem of a Downやマキシマムザホルモンみたいなミクスチャー系メタルサウンドになっていて、音質は悪いものの演奏もなかなかの安定感ですし、ボーカルも健闘していてSystem of a Down的な変態系ボーカルを見事に歌いこなしてますね。楽曲も良く出来ていて、曲調が目まぐるしく変わる複雑な展開の中にも随所にキャッチーなメロディが組み込まれており非常に聞き応えがあります。クオリティ的にはインディーズとしてはかなりの高レベルだと思いますね。
ただ、System of a Downまんますぎるフレーズが多くて、オリジナリティって点ではまだまだ発展の余地があるでしょうね。このクオリティに加えて更にオリジナリティも獲得したらかなりのバンドになるんじゃないでしょうか。
マキシマムザホルモン系のサウンドが好きな方は一聴の価値あるバンドだと思います。

変態メタル度:A
System of a Down度:A



Hymn Above Traumatic Emotion「The Opening Of HATE」
The Opening Of HATE

ここはまだ悶絶メタルさんに取り上げられてない気がしますが、きっとそのうち紹介されるでしょうね。これが1stシングルみたいですがなかなかのハイクオリティな内容です。
メロデス系のエクストリームサウンドが基本でサビでヴィジュアル系っぽい歌が入るという、割と同人メタルではよくあるスタイルなんですが、演奏も音質も良くて、ボーカルも上手いので安定感は抜群です。
手焼きCD‐Rにも関わらずAmazonでも取り扱ってるみたいですが、それも納得できるクオリティですね。(というかAmazonで取り扱ってもらう時って審査とかあるのかな?)
自分は基本的にデス声主体のメタルはほとんど聞かないんですが、サビでキャッチーなメロディが入るからこれは割と聞きやすい方ですかね。同人エクストリームメタルは音圧が低いから聞きやすいって利点もあるw
1曲目のサビはヴィジュアル系男性ボーカルで、2曲目と3曲目は女性ボーカルになってますが、個人的には男女のツインボーカルで聞いてみたかった気もします。

エクストリームメタル度:A

Siltone 「風来のViodle」

風来のViodle

この作品、悶絶メタルさんでも高く評価されてましたけど、なるほどその高評価も納得の内容ですね。前にこのサークルさんの1stを聞いた時は特に何も魅力を感じずにほとんど聞かずに放置してたんですけど、この2ndでは格段にクオリティアップしてると思います。

音楽性としては、疾走メロスピを基本としつつも、そこにゴシック系の優雅なシンフォニックアレンジを施してる感じでしょうか。アリプロ系の壮麗なストリングスフレーズをメロスピに組み込むという、けっこうありそうで無かったタイプの同人メタルかもしれない。メタル寄りのゴシック系ともちょっと違う感じですしね、ゴシック系はチェンバロやチャーチオルガンが主体ですけどこのサークルさんはストリングスがメインですし、それにゴシック的アプローチがあるけど基本があくまでメロスピって感じがする。ゴシック系はヴィジュアル系の影響が濃いと思いますし。

1stの方は歌メロがちょっと地味というか、ボーカルさん下手な訳じゃないんだけどなんとなく平凡な印象だったんですが、この2ndではインスト面を増強して、ド派手なストリングスを前面に出すことで地味な印象を払拭してる気がしますね。このアプローチは成功してると思います。間奏だけでなく伴奏や歌の隙間のインスト部分にも魅力的なメロディが存在することで非常に密度の濃い音楽に仕上がっていますね。
歌メロも1stに比べるとキャッチーさを増していますね。ボーカル面も増強されれば更に良くなるような気もしなくないけどまあこのボーカルさんでも十分かな。
収録曲は5曲とも気に入ってると言っても過言じゃないですね。どの曲も素晴らしいと思います。

女性ボーカルのメロスピ、ゴシック系サウンドが好きな方にはおすすめしたい高品質な作品だと思います。

メロスピ度:A
ゴシック度:A-




孤高のJalFeene

Siltone「孤高のJalFeene」
こっちは1stです。
最初聞いた時は微妙だなーという感想だったんですが、改めて聞いてみるとこっちもかなり良いんですよね。ちょっと地味な印象だけどクオリティ的には2ndに比べてもそれほど劣っていないかも。ある意味スルメ盤と言えるかw
2ndの方はインスト部分を目立たせることでインパクトを強めてるんですが1stは普通に歌がメインって感じですかね。壮麗で派手なストリングスをメロスピに絡めるという特徴は1stの時点ですでに確立されてるんですけどね。
1stのボーカルさんは2ndで歌ってる人より若干歌唱力落ちるかなぁという感じはありますが、まあそんなに力量に差はないと思いますね。
特に4曲目と5曲目が気に入ってますね。2ndにはないバラード曲の#3もなかなか味わい深い。
2ndを聞いてみて気に入った方にはこっちもおすすめですね。

M3作品感想 (Aurelia、Resonecia)

Aurelia「少女の匣」
少女ノ匣ジャケ

この作品についてはやはりジャケについて最初に語るべきでしょうね…。絵本のような画風のいかにもメルヘンなジャケなんですけど、中身の音楽は男性ボーカルのヴィジュアル系という…。ギャップが凄いww
試聴も聞かずに買った人はいないだろうし、この「ジャケ詐欺」に引っかかった人はいないでしょうけどもw
まあこれは確実に確信犯的なジャケ詐欺だとは思うんですが、あんまり意味があるとは思えないですねえ…。内容がかなり良いだけに、もっとイメージに合ったジャケにすべきだったんじゃないかと思えてなりません。もしこのメルヘンとヴィジュアル系のギャップに関して譲れないこだわりがあるのなら別ですけど、もしサブカルイベントに擦り寄るためとか、単なる話題作りのためだったら、なんかいろいろと勿体ないなぁと…。
中身の音楽はかっこいいんですよね。このサークルのボーカルさん本当に上手いし、ヴィジュアル系ボーカルとしてはかなりの歌唱力だと思います。曲もかっこいいし、完成度の高いキャッチーで耽美なメロディの楽曲が揃っているので歌謡ヴィジュアル系としてなかなかハイクオリティな作品に仕上がってると思います。ちょっと音質が悪いですけどこれは同人(インディーズ)なら許容範囲ですかね。
もしメルヘンなジャケットにこだわりがあるんだったら、中身の音楽もキラキラなキーボードサウンド取り入れたメルヘン風味にしてみるとか、独自の音楽性を確立したら面白いかもしれないですけどねw
というか、サブカルイベントなんかで売らなくても普通にインディーズで人気出そうなくらいかっこいい音だと思うんだけどなぁ…なかなかそう上手くはいかないものなんですかね。

ジャケとのギャップ度:S
ヴィジュアル系度:A




Resonecia「Dreissig」
実はタイトルの「Dreissig」を「Dressing」だとずっと思ってました…。ドレッシングってなんだよと自分でツッコみたくなりますがww
今回のシングルはイベント限定になってるようで、後々レア度が高くなりそうですね。
どうやらCD‐ROMに不具合あったそうで、サークル側でも対応に追われていたようですが自分のCDは普通に聞けましたね。
内容については、勇壮なメロディを奏でるギターに力強い女性ボーカルが歌い上げるクサメロにまるで音の塊のように迫ってくる分厚いクワイア、要するに安定のResonecia節ですねw スケール感あふれる大仰なクサメタルという点では同人メタル随一の存在でしょう。
音治さんは大のサンホラファンみたいで、そこにはかなり共感できるんですが、Resoneciaの音楽性にはあんまりサンホラの音楽のエッセンスが感じられないかもなぁ…。もうちょっとサンホラ的なメロディ展開の妙があったら…と思えなくもない。でも、いくら好きだからってそのまんま猿真似してたら何の芸もないですもんねw やはりこのオリジナリティがあってこそ、このサークルさんは確固とした評価を獲得したんでしょうし。

クサメタル度:A
クワイア度:A

Gift 「DIVINE FORTUNE」

DIVINE FORTUNE

同人ボーカリスト仲村芽衣子さんとコンポーザー水夏えるさんが結成したユニットの1stアルバムのようですね。
水夏えるさんはエロゲメーカーのアリスソフトの音楽担当の方のようで、なるほど確かにエロゲの主題歌っぽい曲が並んでいます。雰囲気がエロゲソングっぽいってだけではなく、実際どの曲もそのままエロゲやアニメの主題歌に使えそうなくらいの完成度の高い楽曲ばかりで、さすがプロフェッショナルな仕事って感じです。どの曲もサビメロがキャッチーで覚えやすいメロディでまさに主題歌向きな感じですね。
サウンドや曲作りにはおそらくI’veの影響が大きいんでしょうね。7曲目に特に顕著ですが、この曲は「作編曲 高瀬 一矢」ってクレジットされてたら信じてしまいそうなくらいI’veっぽいですw
アルバム構成としては、ロック的なアレンジの曲とトランス系のデジタルなアレンジの曲が半々くらいになってるんですが、自分は基本メタラーなんでダンスビート系アレンジはあんまり好まないんですけど、それでも曲が良いから十分楽しめますね。曲調はバラエティに富んでいますがコンポーザー固定のおかげで散漫な印象はほとんど無いですかね。

仲村芽衣子さんは東方で有名なボーカリストさんだと思いますけど、明るい歌声が実に魅力的で歌唱力も抜群ですね。ロック的な曲からトランス系の曲から#4みたいな陽気な曲までどれも見事に歌いこなしていてさすがだと思います。

楽曲も良いしボーカルも上手いし7曲全部ボーカル曲でボリューム的にも言うことなしですし、サブカル系音楽が好きな方には幅広くおすすめ出来る良作だと思います。

楽曲充実度:A
ボーカル歌唱力:A

M3作品感想 (Alt:Scope、Lifenote)

Alt:Scope 「Stellario」
Stellario.jpg

この作品もジャケが印象深いですね、今回のM3作品でも上位に入るジャケなんじゃないでしょうか。ARIAの灯里ちゃんっぽい(?)女の子が可愛いです。
DVDもセットになってましたけどそっちはまだ見てないです。
収録曲では4曲目のアルバムタイトル曲が好きですね、こういう遊園地系のメルヘン曲は好きですねw
2曲目と3曲目はシンフォニックなアレンジにボーカルさんの歌い方も相まって荘厳というか神秘的な雰囲気が漂うバラード曲になってます。
1曲目と5曲目のインストもRPGっぽい感じがあってけっこう気に入ってますね。
楽曲の出来は平均点って感じですかね。2曲目と3曲目はアレンジ次第でもっと盛り上がる曲に出来たような気もしなくはない。サウンド面でも音に隙間が多くて寂しい感覚も無きにしもあらずですが、これくらいの音の方が同人っぽくて良いと感じる方も多そうですよね。


Lifenote 「glue」
http://www.sutv.zaq.ne.jp/lifenote/index.htm
ここは同人サークルではなくインディーズバンドのようですが、このバンドの掲げている「物語を歌う」というコンセプトや、東方を想起させる和風メロディはサブカル系との親和性も高そうですね。
それなりに活動歴長いバンドのようで、Discography欄では1stシングルは2005年発表となっていますね。この作品はM3限定CDで、過去作の曲を集めて再収録した内容になってるようです。ベスト盤的な感じなのかな?
音楽性としてはオルタナ系の粗めのギター中心のロックサウンドになっていて、前述の通りサブカル系(アニソン系)にも通ずるキャッチーな和風メロディが印象的ですね。
楽曲はなかなか安定した出来で、捨て曲はなく全編楽しめますね。バンドサウンドもタイトにまとまっていて、サウンド面でも申し分ないと思います。
そしてハスキーで力強い女性ボーカルが実に強力で、楽曲に一線級の安定感を与えていますね。物語性の強い歌詞も想像力を喚起し楽曲に広がりを与えています。
物語音楽が好きな方や、和風ロックサウンドが好きな方におすすめ出来るバンドですね。

Tetra Edge 「Asymmetry」

Asymmetry.jpg

このサークルさんはバンド形態で、全楽器が生演奏になってるみたいですね。固定ボーカルは不在でゲストボーカルとしてめらみぽっぷさんが歌ってるようですが。
音楽性としてはギター主導のエモコア系ロックサウンドになっていて、疾走感あふれる生演奏バンドサウンドにめらみぽっぷさんのキャッチーで甘い歌メロが乗ることで、実に爽快感と清涼感のある音楽に仕上がってますね。サブカル系青春パンクサウンドって感じ。
演奏面もサウンド面も安定していて、メジャーのバンドと比べても遜色ない仕上がりになってると思います。

作曲面でもかなり健闘していて、ボーカル曲が10曲も入ってるのに捨て曲といえるような出来の悪い曲は見当たらないですね。どの曲にも印象的なメロディが備わってると思います。ただ、この手のパンク系音楽の宿命というか、似たようなメロディと似たような曲調ばっかりなので途中で飽きてくるというのはあるかもしれないですねw それでも、その飽きを最低限に抑えるくらいには曲の出来が良いと思います。特に#2~#4あたりは名曲といってもいいくらいの出来なんじゃないでしょうか。
めらみぽっぷさんの安定感抜群の歌声の貢献度も非常に高いですね。このボーカルさんって東方で有名な方のようですが、Foreground Eclipseや凋叶棕やらで歌っててしかも他にもゲストボーカルでいろんな作品に参加してるみたいなのに、この作品でも全曲で歌ってるし、どんだけ仕事してるんだって感じですねw 同人の人気ボーカルさんって仕事しすぎな人が多そうですよねw

曲も充実していてボリュームも満点だし、女性ボーカルのロック系サウンドが好きな方にはおすすめ出来る良作アルバムですね。

青春度:A
パンク度:A
メロディ度:A

Re;Re 「Schwarzweiß Spiegel」

Schwarzweiß Spiegel

この作品は今回のM3では割と話題作というか、前評判が高かった感じですよね。ゲストコンポーザーも豪華なメンツですし。
活動歴長いみたいですし知名度も高いサークルさんみたいですね。

白雪姫をコンセプトにした作品になってるみたいですが、ストーリー考察とか柄じゃないのでやりませんw 実は王女が良い人で白雪姫が悪女でした…みたいなオチなのかな。
個人的に一番気に入ったのは甲斐ユウさん作曲の#2「言霊」ですかね、やはりこの方の作る耽美的メロディは至高ですよ。Aメロからいきなり強力な耽美クサメロが炸裂するキラーチューンです。間奏の音治さんのギターソロもめっちゃかっこいい。他サークルへの楽曲提供だというのに、明らかに本気度の高い曲だと思うんですよ、普通こんな出来の良い曲なら自サークル用に温存しとくんじゃないですかね。Land-YOUが活動休止してるから気前良く提供しちゃったとか?w
Eine Kleineの朔夜さん作曲の#6「三日月の仮面の乙女」も良いですね、ゴシックメタル的なアレンジとキャッチーな歌メロが調和している佳曲です。Eine KleineのCDは実はまだ聞いてないので次の夏コミの時にでも買おうかな…。
Ryoさん作曲の#3や音治さん作曲の#5もそれぞれの持ち味の出た曲になっていて良い感じですね。
全体的に疾走感のあるロック的な曲が揃っているのでけっこうメタラー向けかもしれないですね。

ヒスイリカさんの歌唱は、曲によって声を多彩に使い分けていてとても器用な印象受けますが、この方の独自の声の持ち味みたいのが見えづらくちょっと地味な感じもあるかも。
あと、曲によってセリフが多めだったりセリフほとんど無かったりまちまちで少し統一感を欠いてる気もしますね。個人的にはセリフ多めで統一して欲しかったかな。セリフ入れられるのを好まないコンポーザーさんがいたとか事情あるのかもしれないけど。

コンポーザー豪華度:A
ゴシック度:A
シンフォロック度:A

M3作品感想 (kito&Cocon、Clinochlore)

kito&Cocon「Yuu Collection vol.02」
http://kito.cocotte.jp/cd/yucole02/
このCD、無料配布だし、どうせデモ音源的な内容だろう…と思って全く期待してなかったんですが、実際聞いてみたらとても無料配布とは思えない充実した内容だったんでびっくりしましたね。
特に1曲目、仮想のアイドルライブを再現した曲だと思うんですが、これの悪ノリ感がかなり中毒性ありますよw 男性ファンを模したヤケクソみたいな合いの手が楽しすぎるw 特にキモい高音の叫び声がw こういうバカっぽいノリけっこう好きですね、無駄にヘビロテしてしまいましたよw
2曲目のアコースティックギター基調のバラードも良いし、3曲目は生バイオリンによる壮麗なシンフォニックなアレンジが素晴らしい佳曲だと思います。3曲ともメロディもアレンジも共に完成度高く聞き応えあると思うし、なんでこれを無料配布にしてしまったんでしょうねw
無料配布なら必ずしも多くの人に聞いてもらえるって訳でもないと思うんですけどね…。とりあえず無料だから受け取ったけどリッピングもせず放置ってパターン多そうな気がする。せっかく良い内容なんだしちゃんとしたジャケット付けて売った方が良かったような気もしなくない。ジャケが無いと放置される可能性高い気がするんですよね…ソースは自分ですがw 綺麗なジャケが付いてるとそれだけで聞きたくなってくるというかw


Clinochlore「Kadonnut lapsi」
http://clinochlore.raindrop.jp/offline.html#3rd
これは100円で売ってましたけど実質的に無料配布みたいな物でしょうね…。無料よりも安い値段付いてる方が入手難度低くなるから個人的には助かったりしますw
ボーカルの森野木々さんの過去曲のリメイク2曲と次回作収録予定の1曲が収録されてるっぽいですね。1曲目と2曲目がリメイクで3曲目が次回作の曲だと思われます。
公式サイト見ると早くも秋M3の新作情報が公開されてるんですよねw まだタイトルと値段しか決まってないみたいですが。#3「Double Helix」が次回作のタイトル曲になると思われますが、軽快でお洒落なポップス曲になってますね。次回作はこういうポップ路線でいくのかな?個人的には2ndのファンタジー路線を突き詰めて欲しかった気もするけど。しかし1stにも2ndにもこういうポップ曲は収録されてたし次回作が必ずしもこういう曲調ばっかりになる訳ではないのかも。それにポップ曲といってもアレンジが非常に洗練されているのでそんじょそこらの平凡なポップスとは一線を画してますしね。次回作にも期待したいです。
森野さんの独特なこの透明感のある歌声は素晴らしいですね。この声だけでもオリジナリティ溢れる空気感みたいのが形成されてる気がします。それに更に柳川和樹さんの高度なアレンジが加わることにより確固たる独自の世界観が生み出されていますね。素晴らしいサークルさんだと思います。

M3作品感想(taichi hiyama、市松模様)

taichi hiyama「VIOGRAPHY」
viography.jpg

今回のM3購入物ではインストものに良作多かった気がするんですが、これも良かったですね。このサークルさんはバイオリンの生演奏主体のフュージョン系インストって感じですが、手っ取り早く例えるなら葉加瀬太郎系というかw ちなみに相互リンクのブログさんがおすすめしてたのがきっかけで買いました。
全編に渡って流麗なバイオリンソロが堪能できる作品です。このサークル主催のtaichi hiyamaさんはバイオリン演奏と伴奏のDTM全てを1人で手掛けているみたいですが、とても演奏上手いのでてっきりプロのバイオリニストなのかなと思ったんですけど、ゲーム等への楽曲提供はあるみたいですが基本アマチュアで活動してる方みたいですね。素人耳で聞くとプロもアマチュアもあんまり違い分からないかもw
DTM技術も非常に高度ですね。普通に聞いてると伴奏も生演奏に聞こえてしまうくらいに各楽器とも綺麗な音が出てると思います。DTMだけでもかなり一流なんじゃないかと。作曲面でもインストながら各曲とも良いメロディが備わってますし、本当に凄いマルチクリエーターだと思いますね。
即興的な演奏は少なめで、メロディ重視の演奏になっているのでとても聞きやすいですね。特に#1、#2辺りはアニソン的なキャッチーなメロディがあってかなり親しみやすいです。
バイオリンの音色が好きな方におすすめ出来るのはもちろんの事、フュージョン系のインストとして聞いても非常に完成度高いしメロディも充実してるので幅広い層におすすめ出来る良作だと思います。

バイオリン度:A+
フュージョン度:A



市松模様「縫と綴」
ジャケのイメージ通りのレトロな和風アレンジを施されたお洒落なポップスがメインの作品になってますね。気に入ってる曲はラストの#6「消失点の向こう」ですね。変拍子の効いたクリーンなギターリフとお洒落なメロディが心地良いです。#3もピアノ基調の素朴なポップスでなかなか良いです。

レトロ和風度:A
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

最新記事
カテゴリ
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析