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Harmonic Reflection「Eternal Memory」

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https://twitter.com/HarmonicReflect

もうこれは「究極の同人ラウドロック」と呼んでしまっても大袈裟ではないってくらい、この手の同人音楽における決定的な意義を持つ作品なんじゃないですかね。非常に幅広いジャンルの音楽性を内包し美しさも激しさも全てが詰まっている。
ラウドロックとしての完成度も一級品でありながら同人音楽ならではの要素も網羅してるっていう全方位に隙のない強力な作品。

元々から天才肌のDTMerだったDIAさんが、それまで中心的に制作してきたRPGサントラ系インスト音楽と「ito project」におけるハードコアなロックサウンドを統合して自身の音楽性「全部入り」の方向性に舵を切るため始動したのがこの「Harmonic Reflection」という新規プロジェクトで、そこにさらに台湾の実力派歌い手の薛南さんが加わることによって、満を持してこの界隈の主戦場と呼ぶべき女性ボーカルの歌物に着手したのがこの記念すべき1stアルバムという訳ですね。
まあRPGサントラ作品にしてもito projectにしてもすでにクオリティは界隈でもトップレベルだった訳なので女性ボーカル歌物やるにしても始まる前から「勝ち戦」は決まってたと言えるんですけどね。

Harmonic Reflection名義の初作品となるEP「Nekros」では歌物は1曲のみでしたが今回は半分以上がボーカル入りなので完全に歌物作品と言える内容になってます。インスト物を積極的には聞かないタイプのリスナーも必聴の内容になってると言えるでしょう。
改めて女性ボーカル薛南さんの力強くも透明感も伴っているハイトーンボイスは本当に驚異的ですね。単なるハイトーンでもなく単なるパワー系ボイスでもない。この透明感が重要ですよね。この強力無比な歌声なしではDIAさんの目指す完璧な音楽性は実現できなかったことでしょう。「Nekros」の時はまだ僅かに日本語に違和感が残ってた気もしたけど今回はもう日本語ネイティブのボーカルにしか聞こえないレベルだし文句の付けようがない。
今回DIAさん自身のクリーンボーカルがけっこう入ってるのも嬉しいポイントですね。ブラックメタル的な絶叫ボイスもカッコいいんだけどクリーンの歌声も味わい深いと思うんですよね。

全8曲のフルアルバム。
歌物ラウドロック曲とRPGサントラ風インスト曲が上手い間隔で配置されてるアルバム構成も見事で、単なる女性ボーカルラウドロックでは味わえない独自の世界観を形成してると言えそう。
どの曲も素晴らしいけど2曲目「Twin Souls」と7曲目「Unvisited Answer」が特にハイライトと言える名曲ですかね。鋭く切り込んでくるようなドラマチックでシネマチックなストリングサウンドとDIAさんの絶叫、薛南さんの神々しいハイトーンボーカルの絡みには圧倒されるしかない。あまりにエモすぎる。前述の「究極の同人ラウドロック」という形容が相応しい。
3曲目「Recite the World」と5曲目「Prolonging Life」における民族音楽とラウドロックの完璧な融合にも脱帽せざるを得ない。
最後の8曲目「Frozen Memory」だけはクリーンボーカルもストリングも無しでito projectの時みたいな激情ハードコア調だったりするけどこれも素晴らしい。

ラウドロックという観点からするとそれほど音圧高いサウンドではない気がしますが、同人音楽という観点だとあまりに音圧高いのは敷居が高いと受け取られかねないので丁度いい具合のラウドサウンドという気がします。特徴的なバスドラのテケテケ感(?)が戻ってきてるのも地味に嬉しいポイント。

という訳で全ての同人音楽リスナーにおすすめ出来るくらい凄い作品であるし今後の同人メタルの先頭に立って突き進んで行って欲しいサークルだったのですが、残念ながら薛南さんが静養に入って春M3参加も辞退するらしい? ありゃあ…。でもきっと秋M3には復活して界隈の期待に応えてくれることでしょう。
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Harmonic Reflection「Nekros」

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https://twitter.com/HarmonicReflect

言うまでもなく同人音楽っていうジャンルはファンタジー系(ゲーム音楽など)や厨二系(ゴシックなど)が根強く需要あってそういうタイプのサークルが多数存在する訳なんですけど、もちろんそういったオタク文化ならではの音楽性も素晴らしい物ですがそれプラスアルファで何か別ベクトルの要素が欲しいと思ってしまうことはないでしょうか。特にメタルとかプログレなどのマニアックな音楽を好んで聞いてるようなリスナーの場合はオタクミュージックにプラスで洋楽由来の通好みな要素とか入ってたりすると「お?」って反応したりとか、そういう傾向があるんじゃないかと思うんですけど。かく言う自分がまさにそういうリスナーなんですけどね。

今回紹介するDIAさんは、今までそのオタクミュージックの正面から攻めた作風(架空RPGシリーズにおけるゲーム音楽サントラ的な音楽性)とマニア向けな音楽(ito projectにおける攻撃的で激しいロックサウンド)の両方を並行して展開していたのですが、ついにと言うべきか、オタク音楽とマニア音楽を統合して自らを構成する要素を全部盛り付けた新プロジェクトを始動した訳です。それがこの「Harmonic Reflection」ですね。

まあ「架空RPG」シリーズとすみすさんとの合作「Phantasic Anthologia」でも戦闘曲にはロックサウンドがフィーチャーされてたんですけどね、でも今回はDIAさんの精通する幅広いジャンル(ゲーム音楽、ポストハードコア、ポストロック、マスロック、アンビエント、V系ロック、エレクトロニカ…etc)の音楽性を惜しみなくフルで投入してあるという意味で前述の「マニアックな要素」を求めるリスナーにとって垂涎のプロジェクトと言えるのではないでしょうか。まさにDIAさんの本領発揮した作品。

その新プロジェクト第一弾となる今作は4曲入りのEP。ボリューム的には少なめですが中身はとても濃厚。多彩なジャンルの要素がこの4曲に詰め込まれています。

1曲目の表題曲「Nekros」はなんと女性ボーカルをフィーチャーした楽曲。「ゆゆ式」のアレンジ曲のときに女性ボーカルが歌ってた気がするけどオリジナル曲で女性ボーカル起用するのはこれが初だったりする? にも関わらず非常に完成度の高い歌物ラウドロックに仕上がっていて流石という感じ。ちなみに歌っている薛南という方は台湾の歌い手らしい。ニコニコ大百科のページもあったからそれなりに知名度ある方なのかな。全編日本語の楽曲なのにきっちり歌いこなしてらっしゃる。もちろん歌唱力も高くて安定したパワフルな歌声。歌詞はito projectを彷彿とさせるV系寄りなダークな世界観を感じさせる。

2曲目「Myth」は「Phantasic Anthologia」で披露されたゲーム音楽系壮大シンフォニックサウンド+ラウドロックサウンドの融合路線を更に進化させた音に仕上がってますね。Phantasic Anthologia好きだった人なら絶対ハマるはず。ゲーム音楽として聞いても完成度高いしラウドロックとして聞いても説得力を伴った音。ほぼ全ての同人リスナーにおすすめ出来そう。まさに無敵。

3曲目「Inaw」もめっちゃ強い。この曲が最もDIAさん全部盛りな感じあるかも。約2分という短めな尺ながらも盛り沢山な要素が詰め込まれてる。複雑なポリリズムを駆使したメカニカルなリフでマスロック好きリスナーを魅了し、打って変わってサビの情熱的なツインリードギターのフレーズではクサメタラーの琴線も刺激すること請け合い。さらにはV系由来のスタイリッシュ感や耽美さも随所に感じられ、様々なタイプのリスナーに突き刺さるであろう強力な楽曲だと言えそう。ちなみにInawという見慣れない単語はアイヌ語らしい。

4曲目「Una」はけっこう新基軸な音楽性でEDMっぽいアレンジが導入されてます。ロックサウンドにおいては同人メタル界隈でも一流の域に達しているDIAさんですがEDM系にはまだ若干不慣れな感じも残ってる? しかしあらゆるジャンルを貪欲に取り込もうとするスタンスが現れているしこのHarmonic Reflectionという新プロジェクトにおいて大きな意味を持つ楽曲なのかなと。

という訳でEPでありながらも情報量が非常に多く、改めてDIAさんの音楽的素養の豊かさを思い知らされる充実の作品になってるかと思います。このHarmonic Reflection、今後の同人メタルの行く末を占う上でも重要なサークルになりそうですね。

DIA「架空RPG2 ~世界樹編~」

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https://diadiadia1.booth.pm/

一人激情ハードコア「ito project」及びRPGサントラ風音楽でお馴染みのDIAさんが昨年秋リリースした最新作。「架空RPG」の第二弾です。

一昨年の秋のすみすさんとの合作アルバム「Phantasic Anthologia」は界隈でも大好評を博していましたが今回はDIAさん単独の作品になってます。
すみすさんと言えばRPG風楽曲をまとめたツイッター動画が5万RTも記録して話題になりましたが改めてRPGサントラ風楽曲の需要の高さというのを再確認した形になりましたよね。アレンジ作品と違って既存のゲームやアニメのイメージ補正を受けられないオリジナル音楽というのは視覚的な想像力を促すテーマの設定が重要なのだと。やっぱりオタク文化って視覚重視ですもんね。音楽の良さだけじゃなかなか広まらない。

さて今作についてですが内容は「架空RPG」第一弾と概ね同じ路線ですね。もちろんサウンドは第一弾のときに比べて強化されていて、特にオーケストラサウンドは大幅にスケールアップされ壮大感は格段に増してます。もはやすみすさんの助力無しでも迫力あるシンフォニックサウンドを再現可能になったようですね。第一弾を上回る高品質なサントラ作品に仕上がっていると思います。全編に「本格的」オーラが漂ってる。
ただ、DIAさんの持ち味と言えるエモーショナルなロックサウンドは出番が少なめで「Phantasic Anthologia」のときのようなシンフォニック&ラウドロックな曲は6曲目と10曲目だけとも言えるので正直少し寂しい感じもあるのですが、その分だけシンフォニックサウンドが増強されてるし全体のバランスは取れてますね。むしろロック要素を削ることで一般的なサントラ作品としての精度は上がっているかなと。まあそれでもメタラー的にはちょっと寂しいですけど。
あとは心なしか第一弾に比べるとキャッチーなメロディが減ってる気もするんですよね…だからやっぱり第一弾の上位互換の出来とは言い難いかな。

19曲も収録されていて聞き応えは抜群なのですがその分だけ各楽曲が短く、始まって間もないのにフェードアウトしてしまう曲がいくつもあるのも物足りないところ。9曲目とかめっちゃ良い感じのピアノ美メロ曲なのに1分も絶たないうちに終わっちゃいますし、4曲目も勇壮なシンフォニック曲なのにやはり1分足らず。
まあサントラ風作品だから仕方ないんですけどね。「Phantasic Anthologia」は1曲1曲の完成度が非常に高かったから楽曲単位で楽しめたけどこちらはあくまでサントラとして架空ゲームの世界観を思い浮かべながらBGM的に聞くのが向いてる感じでしょうか。

一番気に入ってる曲はラスト19曲目ですね。ピアノで奏でられる美しいテーマフレーズが感動をそそります。ストリングスも本格的な響きでまるで映画音楽のよう。
あとクライマックス直前の17曲目のオーケストラサウンドの迫力とドラマチックなメロディも素晴らしい。

DIAさんと言えばやっぱりゲーム音楽にとどまらずメタルやハードコアやポストロックなどの幅広いジャンルに精通しているのが強みだと思うんですけどサントラ風作品だとそれらが十分に活かされてない感じもするんですよねえ。まあテーマ性の強い作品だから色んな要素をぶっ込めないっていう都合もあるんでしょうけど、一度くらいやりたい放題やった作品も聞いてみたい気がする。
次のM3の新作は久しぶりに激しい系作品になるらしいんでメタラー的には大いに期待しております。

ジャケ絵はお馴染みtac-t!sさん。先日web雑誌のインタビューも受けてらっしゃったみたいですが本当に幅広く勢力的に活動してらっしゃるみたいですね。

DIA&すみす「Phantasïc Ånthologia」

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http://phantasicanthologia.tumblr.com/

四コマ漫画家兼DTMer…じゃなくて四コマ漫画も描ける天才肌マルチクリエイターなDTMerことDIAさんが、オーケストラサウンドを得意とするDTMerすみすさんとダッグを組んで生み出した作品がこの「Phantasïc Ånthologia」ですね。
この圧倒的な完成度、壮大なスケール感…。今作を2016年の同人音楽ベスト作品に選ぶリスナーも少なからずいると思いますが、それほどに豪華絢爛な内容になってます。
同人音楽において架空ゲーム音楽サントラというジャンルはポピュラーですけど、メタラー向けという観点ではおそらくこの作品は最高峰の完成度なんじゃないでしょうか。

DIAさん単独でも以前に「架空RPG」というゲーム音楽サントラ風の作品を作っていて、それも素晴らしい内容だったのですが、今回は更なるスケールアップを果たしていると言えそうです。ゲーム音楽モチーフのインスト作品という点は変わらないのですが、今作ではオーケストラサウンドを得意分野としているすみすさんと組むことによってシンフォニック度が大幅に増加。全編がド派手な音で埋め尽くされてて、まるでRPGの山場で流れる高揚感あふれるBGMばかりを選んで収録したかのような内容。なんというか、うちらオタクメタラーが好きなタイプのゲーム音楽の美味しい部分だけを抽出して固めた感じ? RPG好きなメタラーにとっては理想的な内容と言っても過言でないのでは。
しかも、ただ派手なシンフォニックサウンドだけではない。DIAさんが得意とするエモエモしいハードコアなバンドサウンドが共に鳴り響くことにより更にメタラー的に美味しく、そして他とは異なるオリジナリティも見事に獲得しています。普通、ゲーム音楽系の激しい曲って言ったら十中八九がメロスピ系サウンドですからね。やはりゲーム音楽とラウドサウンドの融合は大いに新鮮味あります。もちろん、クサメタラーが好きなバトル系のメロディも取り揃えてますし、ほんとに幅広いリスナーにおすすめ出来る音楽性だと思う。

1曲目は不穏な空気感を煽るイントロ。そこから2曲目「Minnesanger」の壮大な冒険の幕開けを思わせる勇壮な曲調へと繋がります。この曲のメインのメロディ奏でてるのはオカリナ? 実にRPG感のある音色ですよねえ。そして壮大なシンフォニックサウンドとDIAさんお得意のV系センスを交えたポストハードコアなサウンドの絶妙なコンビネーション。緩急の付け方も実に巧みで、ほんと最高ですねえ。
3曲目「この空に願いを」、こちらは爽やかでキャッチーなメロを聞かせるタイプの曲なんですがやはりバンドサウンドの使い方が素晴らしく、単なるBGMの枠に収まらない音になってると思います。

4曲目「Oracion」はすみすさん単独曲。バンドサウンドも少しだけ入るけどギターは打ち込みなのかな。でも十分にカッコいいですよね。シンフォニックサウンドの完成度はさすがの一言。
5曲目「Fallen Leaves in the Twilight」は民謡要素が濃いですがやはりラウドなバンドサウンドのおかげで一筋縄ではいかない印象を放ってますね。叙情的なピアノのメロディも素敵。
6曲目「Determination[We Are Mission Launch]」は待ってましたのバトル曲。テンション上がりまくりの劇的なツインリードギターに加え、Djent的なテクニカルなフレーズまで登場したりしてDIAさんならではのハイセンスっぷりを存分に聞かせてくれます。やはりこれも単なるRPGバトル曲には収まらない音楽性ですねえ。

7曲目「Snow Grassland」、これはバンドサウンド無しのシンフォニック曲なんですが意外にもDIAさん単独。もちろんDIAさんだけでもシンフォニックな完成度は高い。「架空RPG」を思い出す曲調かな。
8曲目「Trouvere」、これはロック度が最も高い曲かも。ポストハードコアなフレーズがけっこう前面に出てるし疾走パートもある。意表を突いて8bitサウンドが登場するのも面白い。

9曲目「約束と理由の行方」、これはDIAさん単独。ゲーム音楽風味はちょっと控え目で、エモいギターサウンドが目立ってる感じ。事前にDIAさんが「ポストブラックな曲がある」って言ってたけど試聴では全くそれっぽいの無かったから不思議に思ってたんですが、この曲の後半がポストブラックだったんですねえ。エモいギターとブラストビート。最高です。個人的に今作で一番好きなのはこの曲かも。

10曲目「少年の旅路とジョングルール」、バンドサウンドは無いですが実にゲーム音楽らしい王道シンフォニック曲。
11曲目「最期は、僕の手で」、なんでしょうこの意味深タイトルは。どんなストーリーが込められてるのか気になってしまうではないですか。親友がラスボス化したとかそういう系の鬱エンドなのか? 曲調としてはラスボス打倒後のエンディング曲って感じでしょうかね。切なさと開放感が入り混じったような感じ。

そして無音トラックを挟んで最後にボーナストラックも収録されてて、これは収録曲のチップチューンメドレーですね。これも良いっすねえ。

そんな訳で、ゲーム音楽好きなリスナーはもちろんのこと、メタラーも大満足できること請け合いの超豪華作品です。全同人音楽リスナーにおすすめ出来ると思う。

DIA Music Lab「架空RPG」

https://diadiadia1.booth.pm/items/205082

「ito project」でオリジナリティあふれる激情ハードコアサウンドを披露しているDIAさんが、別名義で架空のRPGサントラというコンセプトで制作したアルバムです。
当然ながらゲームのBGMを意識した作風なので、ito projectのほうで聞けるダークでアグレッシブな音像とは全く別物と言える音楽性なんですが、完成度という点でito projectの作品と同等の出来栄えだと思います。

ゲーム音楽と一括りに言っても、穏やかな民謡曲もあればクラシカルな曲もあるしメタルやプログレ的な曲もある訳ですから、実質的にオールジャンルな作品と言えそうですよね。使用している楽器の音源も相当な種類に上るでしょうし、これだけ幅広い音楽性を1人で全て創り出してしまうDIAさんの才能というのはやはり只者じゃないと改めて思いますね。ぶっちゃけこれだけ完成度高いサントラを作れちゃうんだからもう普通にゲーム会社で音楽制作できるんじゃないかって思えるほど。

BGM的な作品ということもあって各曲は短めですが13曲も収録されているのでかなり満腹感のある作品になってるかと思います。
1曲目はいかにも物語のプロローグと言った感じの穏やかな曲。これから始まるであろう冒険を予感させるワクワク感の詰まったメロディが秀逸ですね。浮遊感あるシンセの音色が効果的。
2曲目は村をイメージした曲のようで、民謡的なメロディと素朴なアコースティックギターの音色が良い。

3曲目は草原をイメージした爽やかな曲で、個人的にも特に気に入ってる曲ですね。軽快なドラミングが心地良い。
4曲目は待ってましたという感じの疾走感ある戦闘曲。やっぱりメタラー的にはRPGの音楽と言えば戦闘曲こそがメインなんですよね。サントラでも戦闘曲ばっかりリピートしてるとかありがちですからね。この曲もそんな例に漏れず素晴らしい曲だと思います。オルガンを基調としたプログレ感あるフレーズがやはりツボりますよ。2分未満しかない短い曲なのが惜しい。

5曲目は港をイメージした曲、これもアコースティックギター良いっすね。
6曲目は鉱山をイメージした曲で、これは特に民謡要素が濃い1曲ですかね。
7曲目は再び戦闘曲。こちらは力強いツインリードギターが主体の曲になってますね。これぞメタル系戦闘曲!と言った王道感あります。中間部のリフではito projectらしいフレーズも聞けますね。
8曲目も民謡曲ですが木琴の音が印象的ですね。
9曲目も木琴が目立ってるんですが、この曲はダークな曲調も相まって最もito projectのイメージに近い曲かも。
10曲目は浮遊島のイメージ曲みたいですが神秘的な雰囲気が良いですね。
11曲目、これも木琴が活躍しててito projectっぽさあるかな。

12曲目はいよいよラスボス曲。クライマックスの緊迫感あふれる曲に仕上がってると思いますね。荘厳なオルガンのイントロに続いて変拍子展開が入るのはFF6のラスボス曲を意識してる感じ? 2分半しかない曲ですが実に密度の濃い曲ですね。
13曲目はラスボス打倒後のエピローグ曲でしょうか。後半ドラマチックに盛り上がるのが素晴らしいですね。このFFっぽさあるテーマフレーズ最高ですわ。

非常に完成度の高いサントラ作品ですしゲーム音楽好きな方なら言うまでもなく必聴でしょう。ただ、DIAさんのメインであるito projectのほうは割と音楽性が限定されているからこのサントラで披露したような多彩な方向性が活かされる可能性がほとんど無いのがちょっと惜しいですかね。まあito projectでシンフォニックアレンジとか出て来ても場違いすぎますからね…。なのでDIA Music Lab名義でまた何か作って欲しい気がしますね。

ジャケットはお馴染みtac-t!sさんが手がけていて、可愛らしい絵柄が良いですよね。tac-t!sさんはシリアス系でも可愛い系でもどっちでも行けるのはやっぱり強みでしょうね。というかこの右側にいるヤギの骨みたいなのってPhantom Quartzにもいたような。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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