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Roman so Words「Roman’s」

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http://roman-so-words.com/

えーと、Octaviagraceのボーカルの実稀さんがやってる別プロジェクトのロマンソワーズ?っていうユニットの1stアルバムが出たってことで買ってみたんだけどね。1stアルバムっていうからてっきり活動始めたばっかりなのかと思ったらもう8年くらいやってるユニットらしいんだよね。そんなに活動しててようやくアルバム出したんだね。同人音楽?とかいうジャンルで活動してたみたいだけど…Sound HorizonもUnlucky Morpheusも同人音楽出身なんだっけ? 東方アレンジとかいうゲーム音楽のカバーソングやってる人達ばっかりなんでしょ? それをオタクが大量に集まるコミケってイベントで売ってるらしい…なんか得体の知れないジャンルだよねえ。まあよく分かんねえけど曲のクオリティは高いしクサくて良いよね。


…もし今回初めてロマソことRoman so Wordsを知ったっていう一般メタラーがいたとしたら上記のような認識だったりするのでしょうか。適当な想像ですが。
今回あえて「1stフルアルバム」と銘打って売り出したのは今作からロマソ入門するリスナーが多数いることを想定してのことなんでしょうけどね。

今回のアルバム、意外にけっこう複雑な立ち位置にあるっていうか、過去の代表曲を集めた「ベストアルバム」「リメイクアルバム」という位置付けに加えて、上記のように新規リスナーにとっては「1stアルバム」だし、(無料配布除けば)「Es」以来2年半ぶりの完全新曲を4曲も収めた「新作」でもあり、さらには己稀さんの言葉によれば今作はロマソの「ゴール」でもあるという。ゴールっていう表現は意味深すぎて色々勘ぐりたくなってしまうけど…まあとにかく単なるベストアルバムではない、多面的な作品であるってことですね。ロマソの過去、現在、未来がここに詰まってるというか。

一般的なアーティストであればすでに過去音源を持ってる場合はベストアルバムやリメイクアルバムにはあんまり惹かれないんですけど、ロマソの場合は別なんですよね。なんせ己稀さんの歌唱スキルが初期の頃とは見違えるように向上してますからね。リメイクの価値が非常に大きい。もちろんドラムを加えた完全バンド編成で一線級のメタルバンドと比べても遜色ないレベルに生まれ変わった演奏部分やサウンドプロダクションの強化も魅力ですけど、やっぱ個人的には己稀さんのボーカルのウエイトが大きいかな。毎度繰り返し書くのもアレですけど初期曲の歌唱はお世辞にも楽曲の良さを活かせてるとは言い難かったですから…。今の己稀さんの歌声で過去曲を聞けるっていうだけで大きな価値がある。

さて今作は13曲入りのフルアルバム。楽曲リストには12曲しか記載されてないですがシークレット扱いでもう1曲入ってます。しかもそれが代表曲の「紅蓮の華」。どう考えても最強キラーチューンなのに何故わざわざシークレット扱いなのかさっぱり分からん。サプライズにしたかったのか。
で、リメイク曲とは別に完全新曲が4曲収録されてるんですけど、これが4曲とも非常に素晴らしい出来栄え。単なるリメイクアルバムではなく新作としても存分に楽しめるはず。ただ、昨年春に無料配布された「never ending journey」の完成版が収録されてないのだけが残念。あの曲めっちゃ好きだったのに…。次の新作に期待するしかないか。

1曲目「天音観測」、1分強の短い曲ですがインストではありません。ちゃんと歌が入ってます。「Cecil'sphere」の1曲目みたいな感じですな。これがまた短い尺ながら素敵なメロディ。YUIさんのアコーディオンをバックにして伸びやかに歌い上げる己稀さんは実に活き活きしている。これはフル尺で聞きたかったと言わざるを得ない。
で、曲の終わりに「さあ物語を探しに行こう♪」というベタなセリフが入りますが、ロマソの曲で物語音楽風のセリフが入るのってかなり珍しいですよね。でもまあセリフって言ってもこの一言だけだから一般リスナーがアレルギー起こすほどじゃあるまい…と思いきや何と終盤の12曲目では結構いっぱいセリフ入ります。一般リスナーが「うわあ…」って思っちゃう可能性あるくらいの量。もうめっちゃ同人音楽感が剥き出し。
イベント前に、今回のアルバムせっかく豪華ゲストメンバーを揃えて全国流通レベルのクオリティに仕上げ「1stフルアルバム」扱いで新規層にアピールするのであればもっと一般メタラー向けのジャケ絵にしたほうが良かったんじゃないか?って言いましたが、これだけ「小っ恥ずかしい」セリフ入れるってことは実は一般向けをそこまで想定してなかった訳ですね。つまりRoman so Wordsはあくまで「物語音楽」であり、同人音楽をやめるつもりは無いのだと、改めて表明してるかのよう。

2曲目「Ballad of Starlight ~星灯の叙情詩~」、これも新曲ですね。新曲の中では唯一のメタル曲。つまり他の新曲は非メタル曲ばっかりなんですが…まあそれはリメイク曲の大半メタル曲なので全体のバランスを考えた上だと思うし、別に今のロマソがメタル離れしてる訳ではないと思う。たぶん。
楽曲のほうはクサさもキャッチーさも満点、王道のロマソ節全開メタル。豪華ゲストによる卓越した演奏&サウンドプロダクション向上によってインストパートもガルネリ等の一流バンドと比べても見劣りしないくらいの充実度になってると思う(少なくとも音源では)。「Es」のときには多少残っていたアマチュア臭も今作では皆無。
ただ、不満点としては…イベント前にも述べましたがゲストボーカルとのツインボーカル編成についてですね。この曲で歌ってる「ひめぷりん」という女性歌い手さん、もちろん歌唱力には何ら問題ないのですが…むしろ上手すぎて主役であるはずの己稀さんの影が薄くなっちゃってる。「雪月華」のときもツインボーカルやってましたけど、あの時は己稀さんの実力が不足してから相対的に歌声が埋もれるのも仕方なしって感じあったけど、今は己稀さんのボーカルだけで完全に事足りてるんだからやっぱツインボーカルは蛇足な感じあるなぁ。今作で初めてロマソ聞く人にとってもどっちがメインボーカルか分からず混乱を招く可能性あるし。

3曲目「Accord」、これも新曲。アコーディオンをフィーチャーした曲だからAccordなんですかね…? 非メタルで異国情緒あふれる民族音楽寄りな曲調ですがドラムもしっかり入っててアップテンポなので決して「緩い」曲調ではない。
ってか、バイオリンのアレンジ等にそこはかとないRevo風味を感じてしまうのは自分だけ? 近年のサンホラ/リンホラに近いテイストがある。ゲストで歌ってるTears of TragedyのHarukaさんの声質もサンホラに抜擢されてもおかしくないタイプの声だし。ちなみにサンホラっぽいと言っても勿論「良い意味」ですよ。近年のサンホラみたいに複雑怪奇な展開がある訳じゃないのでロマソファンの方々もご安心ください(?)
非常に完成度高い曲だと思うけど従来のロマソのイメージとは良くも悪くも離れてるかもなぁ。今後はこういう路線が増えるのかな。YUIさんアコーディオンお気に入りみたいだし。

4曲目「lo-ve-st」、この曲って初収録は廃盤になってる1stシングルでその後「Emilia ~the Last Chapter~」でリメイクされた曲っぽいですが、実は両方とも聞いてないので自分はこれが初聞きだったりします。めっちゃ後追いリスナーなので、はい。廃盤シングルはともかく、エミリアラストのほうは買おうと思えば普通に買える訳なんですが…なんというか、Cecil'sphereみたいにリメイクされる可能性もあると思ってあえて買わなかったんですよ。でも今回リメイクベストアルバム出ちゃったからミニアルバム単位でのリメイクの可能性は低くなったかも。
で、この曲については…まあロマソの標準的なメタル曲って感じかなぁ。普通に良いけどめっちゃ刺さる訳でもない感じ。途中のクワイアパートは「おお!」ってなるけど。
個人的にはロマソは昔の曲より最近の曲のほうが好きですね。「Es」はまじ神盤だと思ってます。でも昔からのロマソファンの方々からは「Es」って過小評価されてる気がするんですよねえ。やっぱツボが異なるんだろうなぁ。

5曲目「Elice」は「Cecil'sphere」収録曲ですね。Cecil'sphereからはこの曲だけしか選ばれてないのか…。「Scarlett Sphere」のほうが圧倒的に名曲だと思うんだけどなぁ。まあScarlett Sphere入れちゃったらメタル曲ばっかりで偏るからジャズ調のこの曲にしたのかもしれないけど。このリメイクバージョンだとギターの主張がデカくなっててジャズメタル感がある。

6曲目「凛」、「Emilia ~the First Chapter~」からの収録。エミリアファーストはちゃんとオリジナル盤も聞いてます。さっきロマソは今の曲のほうが好きって言いましたがエミリアファーストの曲はどれも好きなんですよねえ。今作に3曲もチョイスされてるのも納得。今作未収録の5曲目の「Gardenia」のV系プログレメタルみたいなノリも良いんですよね。
この曲はサビよりもAメロBメロのほうが味わい深い。シンセのクサクサなリフは言わずもがな。リメイクによってボーカルも演奏も強化されて名曲度も上がってる。

7曲目「Lycoris」、「雪月華」収録ですね。この曲は取って付けたような和風テイストあんま好きじゃなかったんですけど、このリメイク版では骨太なギターサウンドと己稀さんの歌唱力向上によってかなり聞き応え良くなってる気がします。

8曲目「echo×tear」、ロマソ公式が唯一YouTubeでフル公開してる曲ですよね。そしてファンからの人気も特に高い曲だと認識してますが…個人的にはやっぱScarlett Sphereに劣る感じかなぁ。ロマソらしさがてんこ盛りな曲であることは違いない。

9曲目「nostalgic serenade」、これもエミリアファースト。この曲は歌メロのキャッチーさが特に際立ってる曲だと思うし己稀さんの実力向上がダイレクトに表れてる感じ。素晴らしいリメイク。

10曲目「Romancing Waltz」は初聞きなんですけど…これって1st CDの1曲目だったのかぁ、サークル初CDの1発目からバラード曲ってすげえな。この曲の演奏部分のアレンジもそこはかとないRevo風味が。

11曲目「Aria」、来ましたねロマソ最強キラーチューン。この曲はロマソ最高傑作というだけでなく同人クサメタル全体を見渡しても最強クラスの楽曲だと思ってるんですが…賛同する人は少ないかも。まあとにかく個人的に超絶好きな曲だしRoman so Wordsというサークルに興味を持つきっかけになった楽曲でもある訳です。
ちなみに今作収録のバージョンはオリジナルのエミリアファーストのスローテンポのバージョンとは異なり、「-another ver-」疾走バージョンのほうですね。原曲のスローテンポなアレンジもあれはあれで味があるんだけど、まあそれぞれの良さがあるってことで。
イトケンを思わせるイントロの大仰極まったギターフレーズで即ノックアウトだし間奏のクラシカルなピロピロも最高だし歌メロも超キャッチーだし、はっきり言って同人メタルの理想形だと思うんだけど賛同する人は少ないですか…そうですか。

12曲目「そして、旋律は流れ…」、終盤に相応しいシンフォニックなバラード曲なんですが、ぶっちゃけこれめちゃくちゃ感動的メロディですよね。過去の名曲と比べても一歩も劣らない良メロディ。素晴らしすぎる。
でもメロディのタイプが過去曲とだいぶ異なる気もするんですよ…それはYUIさんの嗜好の変化によるものなのか、それとも己稀さんの歌唱力向上によって実現可能なメロディの幅が広がったのか。
そして前述の通り物語音楽的なセリフも大胆に導入されてます。それも従来のロマソ楽曲との空気感の違いを生んでる。

ラスト13曲目は代表曲「紅蓮の華」、これはもう誰が聞いても名曲ですよね。単純に歌メロの良さが突き抜けてる。

という訳で、ロマソ入門用にも最適、ファンも大満足できるリメイクベストアルバムになってるかと思います。
次の新作はいつになるのかなぁ…やっぱり「ゴール」という言葉が引っかかりますねえ…このまま活動終了なんてことは無いと思うけど、次は相当先になりそうな気がする。ただでさえロマソは寡作ですし。
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Roman so Words「never ending journey」

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Octaviagrace新作の発売日ですね。早速聞いてるんですけど前作のフルアルバムに比べると音の厚みが増していてメタル感を取り戻しているんですけど、でも楽曲については1st EPと2nd EPの輝きには及ばないかなぁ…。やっぱり最初の2枚が良すぎたんでね…。

まあOctaviagraceの感想は後ほど書くとして、今回取り扱うのはそのオクタビアでボーカル務める己稀さんの所属するご存知Roman so Wordsの春の新曲のほうでございます。新曲…まあ次の新作が出てないからギリギリ新曲ですよね…?

この新曲「never ending journey」なんですが、当初はM3新作が何も無い予定だったのが(M3の2週前に開催された)2ndライブ後に急遽予定を変更して用意した曲ということで、YUIさんや己稀さんのツイート見た限りでもかなり短い時間で突貫的に作り上げた曲であるようです。実際、1コーラスしかなくて尺も2分強しかないデモ曲が1曲入ってるだけのCDなのですが、しかしながら驚くなかれ、これが最高に素晴らしいメロディを持った楽曲なんですよ。デモ曲なのに圧倒的な存在感。ぶっちゃけRoman so Words史上でも屈指の名曲なのでは…?

もちろんデモバージョンなのでギターは打ち込みだったりプロダクションも軽めだったりして完成度は低めなんですが、それを補って余りあるほどに素晴らしいメロディ。
曲調は清涼感あふれる明るいポップス系でいわゆるクサメタルとは全然違うんですが、でもアップテンポだしリフもカッコいいんで十分にメタラー向けだと思います。っていうか、こういうJPOP系メロディはどっちかというとOctaviagraceでメインでやってる曲調だと思うんですけど、ぶっちゃけそのOctaviagraceの領分を奪う勢いで強力無比なメロディなんですよね。オクタビアのほうが(ロマソの領分と言える)クサメタル風の曲をやってもいまいちだったのにロマソのほうは余裕でJPOPな曲調で名曲を作り上げてしまうという。ロマソ強し。これほどの名曲を突貫で作ったっていうんだから…YUIさんの凄さを改めて思い知る1曲だと言えそうですかね。
そして己稀さんのボーカルスキルもOctaviagraceの活動を通してさらに向上していることが確認できます。「Es」のときより安定感増してますよね。

この曲はきっと次のアルバム(orミニアルバム)にフルバージョンが収録されるはずだと思うんですけど、ロマソも同人音楽には珍しいくらい寡作なサークルですからねえ…果たしていつになったらフルを聞けるのやら。来年中に出ればいいんだけども。
これは急遽作られた曲ということなんで次回作の方向性を占う根拠にはなり得ないかもしれませんが…まあ出来れば脱メタルな方向性には行ってほしくないですけどね。この新曲もリフはしっかりしてるから非メタルって訳じゃないし。

Roman so Words「Cecil'sphere」 (リミックスエディション)

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何気にけっこう久しぶりに同人CDの記事を書くような気もするけど…まあ気にしない。

これは皆さまご存知の同人クサメタルを代表するサークルことRoman so Wordsが春M3の新作として発表した作品…なんですが、もちろん完全新作ではなく、過去作「Cecil'sphere」の一部を新録の音源に差し替えて音作りも手直しをしたプチリメイク作品(?)って感じですかね。リメイク盤と呼ぶにはオリジナルとの差が少ないし、かと言って単にリミックス盤と呼ぶのもしっくり来ないというか。

もしかすると完全新作じゃないから購入を見送ったっていうリスナーも居るかもしれないですけどそれはちょっと勿体ない気がしますね。確かに、大幅に内容が変わってる訳ではないんですが少なくとも個人的にはこのリミックス盤はわざわざ買い直す価値がありまくる内容だと思うんですよね。

オリジナルからの具体的な変更点はボーカルとベースを新録の音源に差し替えたのとリミックスとリマスタリングなんですけど、はっきり言ってしまうとボーカル以外の変更点はけっこう変化が分かりづらい。超絶技巧ベーシストhibikiさんが差し替え音源をプレイしているとはいえ、あくまでオリジナルバージョンを尊重していることによるのか、必要以上にテクニカルなアピールしてるベースラインがあったりする訳ではないのでそれほど明確な差が生じてるってことはないんですよね。そしてリミックスとリマスタリングのほうも一聴してすぐ分かるほどにサウンドがクリアになったとかいう訳でもなく。まあ元々クオリティ十分に高かったから手を加える部分があんまり無かったってことなのかもしれないですけどね。

それでもこのリミックス盤は買い直すだけの価値あると思うんですよ。というのは残る1つの変更点であるボーカルパートが劇的に良くなってるからなんです。
やはり己稀さんの歌唱力は飛躍的に向上していると言わざるを得ないですよ。Roman so Wordsの記事を書くたびに同じこと言い続けてる気がするしいい加減しつこいかもしれないですが、Es [another]より前の作品については卓越した技巧を持つプレイヤーによる演奏、そして楽曲が本来持っているはずのクサメタルとしての高いポテンシャルがボーカルの力量不足のせいで活かされ切ってなかったというのが正直な感想なんですよね。
しかし今回のリミックス盤において現在の己稀さんの成長した歌唱力によって再録がなされたことによって楽曲達が本来あるべき魅力を得て段違いの輝きを放っているように感じます。個人的な感覚だとオリジナルバージョンでは魅力60パーセントだったのがこの再録で90パーセントくらいまで跳ね上がった感じですね。

1曲目「「未だ見ぬキミ」へ」、たった40秒しかない小曲なんですがインストではなくガッツリとボーカル入ってますし、しかもめっちゃ良いメロなんですよねこれが。このメロで1曲フルで作れそうな気もするんですが…けっこう贅沢なメロの使い方って感じですよね。

2曲目「Funeria」、この曲はですねえ…オリジナルバージョンはあんまり好きじゃなくて聞いた回数も大したことなかったんですが、このボーカル再録バージョンはえらい変りようですよ。え、この曲ってこんなに良い曲だったのか!?って衝撃を受けたくらいですよ。大袈裟ではなく。
オリジナルバージョンではYuiさんとTakaoさんによる激クサなフレーズが曲の冒頭を盛り上げるもののそれに続くボーカルパートで曲の勢いが大きく削がれるような印象だったのですが、この新バージョンでは一切の失速なしに楽曲が盛り上がりっぱなしなので文句なしですね。Bメロでの己稀さんの1人ツインボーカル?からサビへなだれ込むドラマチックな展開は圧巻。
改めてRoman so Wordsのメロディの素晴らしさを再確認すると同時に、ボーカルが担う魅力の大きさを感じたりします。

3曲目「Elise」、これは同人音楽でよくある歌謡ジャズ風の曲調ですが、個人的な趣味で申し訳ないんですがぶっちゃけこのパターンの曲調あんま好きじゃないんですよね。でもこの曲は単純にメロディ良いし己稀さんの成長した歌唱も相まって十分聞き応えあると感じます。

4曲目「Scarlet Sphere」、これはおそらくRoman so Wordsの代表曲の1つに数えられるくらいのキラーチューンだと思うんですが、これもオリジナルバージョンでは超絶クサクサな演奏とボーカルの力量が釣り合ってなくて非常に惜しいと思ってた曲だったんですよ。でもこの新バージョンでは紛うことなきキラーチューンと生まれ変わっていますね。これこそが「本来あるべき姿」感あって感動的ですらあります。
もうこの曲についてはどこを切ってもクサいメロだらけ、クサフレーズだけで構成されてるんじゃないかってくらいの圧倒的クサ度ですよね。やりすぎメロディが多く存在する同人メタル界においてもトップクラスのクサチューンなのではないかと。
聞き所の多い曲なのですが個人的にはCメロ後の4分50秒あたりからのフレーズが特に好きですね。ここのやりすぎ感と言ったら。

オリジナル盤に不満のないリスナーにとってはさほど価値のないリミックス盤なのかもしれないですが自分にとってはとても大きな意味がある再録作品であることは間違いないですね。これに引き続きエミリアシリーズのほうも是非とも再録盤を出して欲しい…。
そして己稀さんの所属するバンドOctaviagraceは今年中にフルアルバム出すそうですしそちらも非常に楽しみですね。

Roman so Words「Es」

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疾風迅雷テレポーテーション!!!
…今回の新作で一番印象に残った歌詞なのですが、ついつい文字に書き起こしたくなるほどの強力なインパクトの歌詞ですね。他にもインパクトある歌詞が満載のアルバムなんですが…まあそれは置いといて。

多くの同人メタラーが待ちに待ったRoman so Wordsの新作アルバムですよ。延期を重ねて結果的に前作から約2年も経ってしまい同人音楽としてはかなり長めのインターバルでしたが、しかしそれだけ長く時間かけただけの甲斐のある最高の作品になっていると思います。

6曲入りということになってるんですがそのうち1曲は複数パートに分かれた長尺の組曲で、しかもパート毎にトラック分けされているので、実質的に12曲入りのフルアルバムだと捉えて差し支えないと思います。ボリュームもクオリティも何もかも過去最高クラスの圧倒的な内容になってますね。

イベント前にも書いたように、今回のRoman so Words新作への個人的な期待感というのは「最高傑作になることが前提」というやたらハードルの高いものでした。それは前作のシングル「Es [another]」が非常に素晴らしい内容だったから期待感が膨らんだというのも勿論大きな理由の1つなんですが、それだけではないんです。
実を言うと自分はEs [another]以前のRoman so Wordsってあんまり好きじゃなかったんですよ。そりゃ日本最高の呼び声も高いクサメタルバンドMinstreliXの元メンバーYuiさんが主導するサークルなんですから、メロディは異常なまでにクサいし曲展開も超ドラマチックで確かな演奏テクニックもあり、多くのクサメタラーから絶賛されるのも大いに頷けたんですが、しかしながらその一方で何とも言えないもどかしさを多々感じざるを得ない音楽でもあった訳です。それは具体的にはプロダクションの軽さであったりボーカルの不安定さであったり。
一般的な同人音楽サークルならばそれらの不満点は「同人だから仕方ない」と言うべき部分なんですが、しかしこのRoman so Wordsはゲストの豪華さも含めてプロフェッショナルな領域のプロジェクトだと思うんでやっぱりその辺りの不満点が仕方ないとは片付けづらく、もどかしさを感じてしまったんですよね。

それが、前作のEs [another]において、アマチュア臭い部分が払拭され始めてようやく本来のプロフェッショナルな部分が活きて来たなと感じ、個人的にもやっと納得できる内容になってたんですが、そして今回の新作アルバムに至っては更に完成度が増し、圧倒的なスケール感とボリュームも伴ってもはや完全にRoman so Wordsの持つ実力が100%発揮された作品になっていると思いますね。
イベント直後に「同人音楽越え」の作品と書きましたが、そもそも元から同人音楽越えの実力を持ったサークルだったと思う訳ですよ。だから、進化を重ねてついにこのクオリティにまで達してくれたという感慨はそれほど無くて、むしろ、ようやく実力に見合ったクオリティになってくれたなという感覚のほうが強いかもしれない。その辺が他の同人音楽サークルとの決定的な違いかなぁ。

今回の新作は本気で凄いとは思うんですけど、でも実際のところ、新作の曲と過去作の曲と聴き比べてみてもメロディや曲展開ってそれほど大差ないんですよね。元からRoman so Wordsは激クサメロディ満載でしたから。でも、サウンドプロダクションや己稀さんのボーカルスキルが段違いに向上したおかげで、激クサメロディ達が本来のクサさをフル発揮することが可能になり、それによって全体的な印象も桁違いに良くなった感じでしょうか。
あと、同人音楽越えの印象の決定打となるのはやっぱりhibikiさんの超絶テクニカルベースでしょうな。前作Es [another]からゲスト参加し始めたhibikiさんですが、やっぱりこのベースラインがあるか無いかでは圧倒的な差が出ると思いますよ。音の印象が全然違う。テクニカル感、プログレ感という意味での貢献度も高いんですが、単純に音の厚みや安定感において欠かせないんじゃないかと。
ドラムが打ち込みなのが唯一同人音楽越えしてない部分であると言えるかもしれないですが、別に打ち込みだからクオリティ低い訳でもないし、十分に緻密に作り上げられたドラム音源だと思うんで不満はないですね。

さて各楽曲について書いていきますが、まず1曲目「Belcerious」、いきなり8分越えの大作チューンで今回の本気度を伺わせてくれます。長尺だけあって起伏の富んだ展開があり本作で最もプログレ寄りな作風と言えるかもしれない。ただ、3曲目以降の疾走クサメタルチューンに比べると必殺の激クサメロフレーズが少なく、クサメタラー的には若干地味な印象を持たれるかも。でも中盤のギターソロ&キーボードソロは短めながらもクラシカルで激クサですけどね。欲を言えばもうちょっとソロが長めに聞きたかったけど。プログレ的な聞き所は、1コーラス目のサビ後の七拍子リフとhibikiさんのベースソロ、そしてラストのシンセによる叙情的なコーダ部分、ここもhibikiさんのベース無双ですな。

2曲目「Celestie」、これは春M3で先行配布された楽曲ですね。春にこれ聞いた時には四つ打ちリズムにガッカリしたものですけど…しかしアルバムの流れの中で聞いてみると、クサクサ疾走チューンがメインの本作においてこのデジタルな爽やかポップチューンは絶妙な清涼剤と言える役割になってるし、それに改めて聞くとメロディもめっちゃ良いし素晴らしい曲じゃないですか。むしろこれ先行配布で独立して聞くべきじゃなかったんじゃ…。何故これをあえて先行配布したのか…? あれか?期待感を落としてから上げるという戦略だったのか? さすがYuiさん策士すぎるぜ…(絶対違うと思うけど)

3曲目「Falco」、はい来ました。クサメタラーを殺す、まさにキラーチューン。出だしのギターからいきなり激クサ、そしてサビ後のギター&シンセもクサすぎてまさにクサメロ天国な楽曲なんですが、本番は中盤のギターソロ以降。ギターだけでもドラマチックに盛り上げまくりなのにそこにキーボードソロが追い打ちかけて、そこで終わりかと思ったら更にギターとキーボードのコンビネーションで天井知らずに盛り上げて、おいおいどこまで盛り上げりゃ気が済むんだよ!!とツッコミ必至な危険な曲ですね。
己稀さんの歌唱も力強くて素晴らしい。以前とは段違いにスキルアップしてるとはいえ、さすがにテクニカルな演奏陣と対等なレベルになってるとまでは言い切れないかもしれないですがそれでも楽曲の魅力は十分に引き出してるしこれに不満を感じるリスナーはほとんどいないでしょう。

4曲目「Mia」はバラード系というか民謡系のまったりソング。ロック要素が無いゆえにボーカリスト己稀さんの力量が最も試されている楽曲と言えるでしょうか。以前のRoman so Wordsってバラード系の楽曲は少なかった気がするんですが、今の己稀さんの歌唱力ならば楽器隊の力を借りずとも歌の力だけで1曲しっかり盛り上げられるということを証明してる曲ですかね。Octaviagraceを経たことで更に表現力が向上してる感もありますね。あとは生バイオリンの哀愁な響きがたまりませんなぁ。

5曲目「Claude」、これも相当やばめなクサメタラー殺しの曲ですなぁ。以前のRoman so Wordsでもこれくらいクサい曲はあったと思うんですけど、サウンドプロダクション向上したおかげで必殺のクサメロが直接突き刺さる感覚になってるというか、やっぱり総合的なクサメロ攻撃力はめちゃくちゃ上がってますな。あと生バイオリンの音色もクサさにかなり貢献してる。
冒頭に唐突に書いた「疾風迅雷テレポーテーション」はこの曲の歌詞なんですが、なんか今回のアルバムは意図的にそういうRPG風味のワードをぶっ込んでる感じありますよね。2曲目とかポップス系なのに「そこは貴様の場所じゃない!!」とかいう歌詞あって驚きましたし。歌詞も音楽性も含めて、RPGメタルを掲げるDragon Guardian全盛期のアルバム「ドラゴンヴァリウス」を想起させる部分があると思うんですが、ドラガが割と素で(?)稚拙な歌詞を入れてる感あるのに対し、ロマソのほうは意図的に「メロスピといえばRPGのバトルのイメージでしょ?」とでも言わんばかりにあえて違和感あるRPG風ワード入れてる感も無きにしもあらずか。まあ、己稀さんの声質がポップス寄りだから勇壮な歌詞に違和感あるってのも勿論あるんだけど。
でも、同人音楽界隈ってサンホラ直系の厨二ファンタジー系がほとんどを占める中で、ドラガ寄りなRPG世界観(?)を感じさせるこのロマソ新作はけっこう好感持てるんですよね。もちろん、謎解き要素もあったりで幻想音楽系リスナーの鑑賞にも耐える世界観だと思うしバランス感覚すごい上手いと思う。

6曲目「Sophia Rose」、ここから組曲開始です。まあ組曲とは言ってもトラック分けされてるし、それにプログレ系の大作みたいにがっつり曲が続いてる訳でもなく、短い曲を繋ぎ合わせた感じなんで敷居は高くないし聞きやすいんですけどね。ちなみにこのトラックは序章的なパートなんで盛り上がりはそれほどないですが壮大なシンフォニックサウンドと己稀さんの堅実な歌唱により次トラック以降への期待感を膨らませてくれます。

7曲目「Fallen Angels」、この曲は事前のYouTubeのPVで部分的に公開されていた曲ですが、この曲は他のクサメロチューンに比べると疾走してる訳でもないしソロで泣きまくる訳でもないので若干地味かもしれないですが、しかし歌メロの良さにおいては今作随一なのでは。「名曲」感が強く感じられる曲です。やっぱり以前の己稀さんだったらここまでサビメロで劇的に盛り上げられなかっただろうなぁとか思いつつ聞いてしまいます。不満点があるとすれば、中盤のソロ後にシンセのリフ繰り返す部分ですかね、ここにちょっと変化が欲しかったかも。

8曲目はシンフォニックな繋ぎ曲。組曲ならではのスケール感を演出します。
9曲目「Overlord」、こっから最後まで怒涛の展開続き。RPG的に例えるならボス戦連続→ラスボス戦みたいな展開。この曲のメインリフはDjentとか意識していそうなカオティック感のある意外性あふれるリフなんですが、そこに乗るシンセのフレーズは叙情的だから組曲の流れから浮いてるとか無くむしろ絶妙なアクセントになってますね。Roman so Wordsの持つプログレメタルな側面が色濃く出た曲。

10曲目「Demons Hunting」これもボス戦。めっちゃ強敵なボス戦って感じ。冒頭のギターからしてドラマチックすぎるんですが、歌メロも実に素晴らしく名曲感あります。3分未満の短い曲なのに密度はかなり濃い。
そこから間髪入れずにラスボス戦にあたる11曲目「Es」になだれ込みます。緊張感あるメインリフのラスボス戦たるや。もうこの辺りになるとクサメロの嵐すぎて「クサメタラー諸氏~、生きてるか~?」と生存確認したくなるほどのやばさ。AメロもBメロもサビも間奏も全部クサいからね。ラスト、ツインリードギターが歌メロに絡むところで盛り上がりが頂点へ。

11曲目「Em」、感動的フィナーレ。前作収録の「if -another end of Em-」のフレーズが再演されて涙腺を刺激しまくりです。「if -another end of Em-」ってタイトル通りにアナザーエンド、つまり今回の新作のパラレルなストーリーなんですかね。2番で突如不穏な雰囲気になって疾走するパートでは主人公(?)の本来のファンタジー世界の記憶が蘇ってるとかそんなところか。まあストーリーの考察とかアレなんで他の方にお任せします…。


そんな訳で圧倒的な完成度の作品になっている訳ですが、同人メタルの歴史に残る名盤であるということは言うまでもないとして、先日の記事で書いたようにMinstreliXを越えているのかどうかは…まあ厳密に比較分析したとしても不毛だし、個人的にはRoman so Wordsのほうが好きっていうだけの話ですね。
Octaviagraceのほうは普通に比較対象になっちゃうかなぁ。Octaviagraceもテクニカルでキャッチーで自分の好みにストライクすぎる作風なんですが、でも現時点ではRoman so Wordsのほうに軍配上がるかもしれないなぁ。まあRoman so Wordsもゲストの力借りまくってるからやっぱり単純比較できないか。
そのOctaviagraceも12月にミニアルバム出るみたいなんで楽しみですね。己稀さん活躍しまくり。

Roman so Wordsも今作で頂点を極めちゃった感が否めないですし、これ以上の作品を果たして作ることは出来るのか?という疑問はあります。もしこれ越えるとしたら3年以上の制作期間が必要なんじゃないの…。そこまでいったらもはや完全に同人音楽の域ではないでしょうな。同人音楽ってある程度コンスタントにイベントで新作出さなきゃダメみたいな風潮ありますし。でも同人音楽って発表ペース早すぎてアレなところありますから…むしろ時間たっぷりかけてフルアルバム作る風潮にそろそろ移行するのも良いのではと思ったり。

Roman so Words「M3-2015春限定シングル」

M3 2015春限定シングル

今回の新曲、そもそも曲名が不明なんですよね…。今回の限定シングルは夏頒布予定の新作アルバムの先行版ということで、曲名はそれまで秘密なんだとか…。仕方ないから「トラック1」のまま再生しております。
今回のM3は期待の新譜が盛り沢山だというのに、なぜ曲名すら不明なCDを優先して取り扱うのかと言えば、それだけ事前の期待が高かったからに他ならないです(一番の期待作はぱっちりひつじだけど…それはもう少しお待ちを)

何度も書いてますけど、前作にあたるマキシシングル「Es [another]」がめちゃくちゃ素晴らしい内容だったんですよね。ぶっちゃけ、Es [another]以前のRoman so Wordsは、人気があるのは頷けるけど個人的にはそこまでハマれないかなぁって程度の存在だったんです。
しかしEs [another]で遂に「化けた」という印象を受けましたね。とにかく1曲目と3曲目が凄まじい(2曲目はほとんど聞いてないです…すみません)
1曲目「if -another end of Em-」は一聴すると普通のアニソン系ロックといった感じで派手さはないように感じるかもしれないですが、メロディが超キャッチーで随所にテクニカルで起伏に富んだドラマチックすぎる展開が仕込まれてるという、LIGHT BRINGERあたりを思わせるようなテクニカルポップでまさに超ツボでした(LIGHT BRINGERのhibikiさんもゲスト参加してますしね)。
そして3曲目「Aria -another ver-」、これが超絶キラーチューンなんですよねえ。これは以前のアルバムに収録されていた曲のアレンジバージョンなんですが、オリジナルバージョンとは完全に別物の超クサクサ疾走メタルになってます。はっきり言ってこれは自分が今まで聞いた同人メタルでも最高峰の楽曲ですし、本家MinstreliXをも凌駕するキラーチューンでしょう。凄すぎる。極端な話、Roman so Wordsはこの曲だけ聞けばいいんじゃね?とか思ってしまうくらい。いやそれは極端すぎますけどね…。
そもそも日本のクサメタル最強の呼び声も高いMinstreliXの元メンバーが立ち上げたサークルなんですから、楽曲クオリティや演奏クオリティは元から高品質だった訳ですが、このEs [another]の注目すべきポイントはやはりボーカルの強化ですね。このサークルの唯一の弱点だった(…と言うとちょっと角が立ちますけど)、強力な演奏パートに比べたら見劣りすると言わざるを得なかったボーカルパートが、この作品では明らかに安定感を増しているんですよね。それが期待感を膨らませるに至った重要な点です。

まあそんな感じでEs [another]が素晴らしすぎたので、こんなのを聞かされて次回作に期待するなって言う方が無理な話ですよね。今回の春M3の限定シングル、たった1曲だけの収録とはいえ否が応にも期待が高まっていた訳です。
しかし、イベント前にちょっと気になる情報が投下されてたんですよね。「今回の新曲は今までのRoman so Wordsに全くなかったタイプの楽曲です。メロスピ系は期待しないで」というYuiさんのお言葉。え?どういうこと? メロスピじゃないってことはメタルコア?ブラックメタル? いやいやそもそもメタルじゃないのかもしれない。ポップス系…の曲なら今までもあったよなぁ。うーん何だろう。まあ聞いてみりゃ分かることだし考えても仕方ないか。

そんな訳で、M3から帰宅後に早速リッピングして聞いてみました。曲名は分かんないからトラック1のままで。
まずイントロ、幻想的で浮遊感のあるシンセによる導入。そしてオペラティックな女性ボーカルによるコーラス。この時点で「あ、確かに今までない曲だな」って感じましたけど、このままアンビエントっぽい曲調になるのか?それとも途中からバンドサウンド入るのか?まだまだ分からない。己稀さんのボーカルが入り、いよいよ曲が本格的に始まったなと感じます。
そして、1分が過ぎた頃に鳴り始めるアップテンポな四つ打ちデジタルビート。ここで悟ります。あ、ああそういうことかぁ…。もうこの時点でメタラー的に絶望するのは致し方ないことでしょう。なるほどね…四つ打ち系ね…確かに今までになかった曲だ…。はぁ…。
四つ打ちが入った時点で脱力してしまってあんまり聞く気力がなくなってしまったんですけども、でもよく聞けば随所に入るシンセのクサいフレーズとかRoman so Wordsそのものですし、これデジタルビートの代わりにバンドサウンド入れれば普通にいつものRoman so Words流メロスピになりますよね? そしてサビメロとかめっちゃ良いメロディだし己稀さんのボーカルの安定感もEs [another]で得たものを確実に自らの物にしているなと感じたので、やはり前作で感じた「化けた」という印象は間違いじゃなかったんだなと再確認しました。

次のアルバムの収録曲、この曲だけが異色の曲調であって、他の曲はEs [another]を継承する内容であって欲しいなと願わざるを得ないんですが、でも必ずしもその保証はないかな…。
というのは、そもそもRoman so Wordsのファン層の大半って女性ボーカルアニソン系が好きな層だと思いますし、その層にとってはバックの演奏がメタルだろうか四つ打ちだろうがあんまり大差はないでしょうからね。うちらメタラーにとってはそれは死活問題なんですけどね…。
Roman so Wordsがメタラーを切り捨てた、とかそういう事ではないと思うんですが、でも現状でメタラーに媚び売ってもあんまり見返りはないのかもしれないな。悶絶メタルさんとかもはや同人メタルに見切りを付け始めてる感ありますし、そもそも本質的にオタクイベントであるM3やコミケにおいて硬派なメタラーを意識した作風で売ることの意味が薄れてきているのかもしれないですからね。

とはいえ、まだ本編であるアルバム聞いてない訳ですから、色々ごちゃごちゃ考えたところで全くの無駄ですよね。早く新作アルバム聞きたいですよ。夏頒布…と思わせといて延期というパターンも大いに有り得ると思いますが、完成度を高めるための延期だったらいくらでも待ちますとも。
というか欲を言えば、延期しても構わないから今回の新曲のメタルバージョンを是非聞きたいところですよねえ…この曲せっかく良いメロディですし、こんな淡々としたアレンジでは勿体ない(このアレンジ気に入ってる方がいたら申し訳ないですが)。今回のは限定バージョンってことで、本編に入れるのはバンドサウンドのバージョンだったら良いなぁ…。可能性は低いかもしれないけど。
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