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Extended-stay Records(capchii)「Everywhere」

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https://capchii.booth.pm/items/668477

えーとこのCD買ったのいつだっけ…確か昨年春だったかな?と思って確認してみたらリリース2017秋だった。そんなに長く放置してたのか。これは1stアルバムなんですがとっくに2ndアルバムも出てるんですよね。そっちは買ってないのですが…。

ちなみにジャンル的にはメタルでもなくロックですらないエレクトロニカ系。まあどう考えても同人音楽の主流はこのジャンルだと思いますけどね。我々は観測範囲にHEAVY METALやV系大好き人間がやたらと多いから忘れがちなんですが実はこの世界でHEAVY METALやV系聞いてる人間なんてものすごくレアな存在なんですよね。まあいいんですけど。

大半がインスト曲だけどボカロ曲も2曲だけ入ってる。いわゆるフューチャーベース系サウンドだと思うんですが細かいジャンル分けはよく分かりません。たぶん色んなサブジャンルの曲が入ってる。とにかくキラキラなシンセをフィーチャーした爽やかな甘みのkawaii系ミュージックであることは確か。
EDMとか普段あんま聞いてない自分ですけどフューチャーベースは何だか惹かれるものがあるんですよねえ。そしてフューチャーベースの場合は歌モノよりインストのほうが魅力的に感じる傾向がある。
このサークルの主催のcapchiiさんは音ゲーやアイドルへの曲提供の実績もあるようでクオリティも当然ながら高い。サウンドの質だけでなくメロディの良さも際立ってる。

なんと15曲も収録されてる大ボリュームなアルバム。前述のボカロ曲(2曲目と9曲目)も浮遊感メロディ&ダンサブルなサウンドでとても印象深い曲なんですが、インスト曲のほうも良曲が多くて3、4、8曲目あたりが特に気に入ってます。

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Risingfall「Cry For The Steel」

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https://risingfall.bandcamp.com/album/cry-for-the-steel

なんとなくこのブログの方針としてインターネット上にすでにレビュー的なものや一定以上の感想ツイートが存在してるサークルは後回しっていう傾向はぶっちゃけあるんですけど、それはですね、例えば良さげなサークル見つけて他の人の感想が見たくてGoogleやらTwitterで検索したら1件も引っかからなかったら「は???なんで???」ってなるじゃないですか、虚無じゃないですか。だからその1件を早めに残しておきたいって気持ちもあるんですよね。
もちろん「覇権」サークルの場合は別枠なんですけど覇権サークルの感想って自ずと長々しくなってしまうし書くのにエネルギーと時間が必要だから後回しってのも無いとは言えない…。

でこの「Risingfall」っていうサークルっていうかインディーバンドはレビューが普通に存在する側なんで後回しにしてたんですけど、まあ前回の記事で名前を出しちゃったのに単独記事が無いのもアレだし、何より「BURRN!読者に通用する」の話題にもちょうどいいのでこの機会に書いとこうと思い立った次第です。なんていうか同人音楽っぽい要素なんて最初から皆無だし断然BURRN!層向けな音楽性ですからね、このRisingfallは。

かなり前からCrimdollのスペースを間借りしてM3に間接的参加してたからずっと存在は認識してたけど果たして同人メタル扱いしていいのかは決めかねていたものの最近は自前でスペース取るようになってきたからもはや同人メタルのカテゴリに入れても全く問題はないでしょうかね。もちろん相変わらず同人音楽らしさは無いけど。

このバンドの音楽性は一言でいえば80年代メタルってことになるでしょうけど、3rd EPである今作は同じ80年代とは言っても80年代後半な感じ? 1st EPの「Prologue」のときは音質も演奏も80年代初期のNWOBHM的な恐ろしくマニアックすぎる音だったのが今作では割と一般メタラーも楽しめそうな洗練された王道パワーメタルになってる。かなり聞きやすくなったけど筋金入りのマニアだったら1st EPのほうが良かったって言うのかなぁ。分からんけど。まあ洗練されたって言っても今作も古いタイプのメタルであることに変わりはないですけどね。
演奏もボーカルも共にBURRN!層に通用するレベルになってる気がする。サウンドプロダクションはまだ多少B級っぽさが残ってる感じだけど。
特にボーカルのハイトーンはかなりパワフルで熱量高いし、よっぽど洋楽至上主義なメタラーでもない限りはBURRN!読者でも納得しそう?
英語詞だから海外メタル志向なのは違いないけど初期ANTHEMとか初期Xっぽさも感じるかなぁ。

あとこのサークルはやたらジャケが気合入ってるんですよね。EPなのにいつも中世の絵画のような美麗ジャケを用意していて凄い。

それとこのCDは洋楽メタルのディスクガイドが付属してまして、メンバーの方々による作品レビューがけっこう細かくびっしり書かれてる。マニアックなバンド多めで半分以上分からない…。

黒々~くろぐろ~「平成と令和の間」

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https://twitter.com/kuro_guro_961/status/1122294532798697474

こんなタイトルなんですけどこのサークルの音は平成でも令和でもなくぶっちゃけ昭和です。めっちゃ80年代スラッシュメタル~パワーメタルな音。界隈には「Risingfall」っていう同じく思いっきり80年代志向なメタルサークル(バンド)がいることを考えれば実はそれほど異色ではないのかもしれない。
こういうタイプの音がこの界隈で需要があるとは思えないけど需要など関係なしにやりたい放題やったほうが同人らしい気もするんで。

この「黒々」っていうサークル、先日のM3で初めて認識したんですけどサークルスペースには旧譜もいくつか置かれてたんで実は何度か過去に参加してたっぽい? 全然知らなかった…。申し訳ない。

ちなみにこのサークルけっこう「本格派」です。音質かなり悪いんで一聴した印象だと低クオリティに感じるかもしれないけど、何気にギターリフは鋭く重厚なガチサウンドだし何よりギターソロが尺長めで展開多めで速弾きしまくりのテクニカルっぷりで聞き応えありまくり。演奏力かなり高いと思う。こんな隠れた本格サークルがいたのかと驚き。
ボーカルのミックスが奥に引っ込みすぎなのが気になるけどまあスラッシュメタル的な叫びボーカル主体なんで聞こえなくても大した問題はないかな。でもボーカル全然下手じゃなくてけっこう良い味出してると思う。そして歌詞がコミカルなんでSEX MACHINEGUNSに通ずる雰囲気があるかも。

5曲入りEPなんですが1、2、4曲目がスラッシュメタルで、3、5曲目がパワーメタル寄りな楽曲。パワーメタル寄りな曲は初期ANTHEMっぽさもあるかなぁ。どの曲もギターリフ&ギターソロが充実していて聞き応えあり。特に4曲目が良い感じですね。

という訳で全く同人音楽らしい要素はないですが80年代メタルやSEX MACHINEGUNSとか好きな人なら一聴の価値のあるサークルです。もっと音質が良ければBURRN!読者にも通用する可能性も? まあ例の新人ライターさんがこういう古めかしいメタル好きとは思えないんでアレですが。

Lenoria「Unplugged」

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https://true2skr.wixsite.com/lenoria

先日「エモい」の定義論争が勃発して話題になってましたが自分も「エモい」の意味はよく分かんないですねえ…なんとなくポストハードコアとかスクリーモでありがちなメロディがエモいなのかなぁって漠然と捉えてる程度で。EMOとか分からんけどとりあえず発端の記事でも挙がってたMaeの「The Everglow」は好きです。ジャンルとか関係なく曲が良すぎるので。やっぱハードコアだろうがメタルだろうがメロディの良さが最重要なんですよねえ。

今回紹介する「Lenoria」ってサークルもいわゆる「エモい」系だと思います多分。端的に言えば女性ボーカルをフィーチャーしたラウド系サークルなんですがデスボは無いのでとても同人音楽的で聞きやすい音楽性ではないかと。
先日紹介した「WAILING ARIES」に比べると特にテクニカルな要素とかあったりする訳ではなく割とストレートなポストハードコア/スクリーモなサウンド。けど公式サイトの「影響を受けたアーティスト」の一覧にPeripheryの名があるから多少Djentも意識してるのかな? ギターサウンドの音圧はかなりいい線いってると思うし同人ラウド系リスナーなら余裕で満足できるであろうレベルのクオリティを持ち合わせてます。
女性ボーカルはアニメ声っていうほどオタク感がある訳ではなく…良くも悪くも飾り気のない素朴な歌声って感じかなぁ。派手さはないけど癖がなく手堅い感じ。アニメ声じゃないから一般リスナーも聞きやすい?

3曲入りのEPでおそらくこれが初音源だと思われ。3曲とも同人音楽らしいキャッチーなメロディを備えている爽やかでエモい佳曲揃い。キャッチーなだけでなく2曲目ではアグレッシブな疾走もあったりします。

とりあえず同人ラウド系が好きな人なら確実に楽しめるであろうクオリティはあるので一聴の価値はあると思います。ストリーミングにもあるらしいので聞いてみてください。

To-pia「夜明けのモノローグ」

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https://to-pia.booth.pm/items/963347

えーとこの作品は昨年秋に買ったものなのですが開封せずにずっと放置していて結局リッピングせずにストリーミングで聞いている次第です。これじゃCD買った意味がない気もしますがストリーミングで聞いたほうがアーティストへの還元もあるからある意味では効率いい気もする?

このトピアってサークル、「バンドサウンドを中心にファンタジックなボーカル楽曲を制作しています」という公式の文言の通り確かにギターを基調にした曲が多めなんですけど良くも悪くも音作りが軽めなんでロック的なダイナミズムを求めてるリスナーには少し物足りないかも? しかし逆に言えばうるさい音楽が苦手な人にもおすすめ出来る幅広さがある。ロックというよりポップスの観点から聞くべきサークルですかね。

ギタリスト兼コンポーザーと女性ボーカルの2人組という同人音楽で典型的なメンバー構成のようですが、その女性ボーカルの「千尋*」さんの歌声が特筆すべきであり歌唱力といい声質といい「一流」の風格しかない。まじ上手いです。自分が買ってみたのもこの歌声に惹かれたからですし。同人音楽でいうと元GILDIAの悠季さんの声にマイルドな甘みをプラスしてJPOP寄りにしたみたいな感じの声…?

楽曲のほうも絶妙なポップセンスを伴う甘く切ないメロディを備えた優れた曲ばかり。この作品は8曲入り(そのうちインスト2曲)でボリューム感も十分で捨て曲も無くどれも良い曲ですね。特に5曲目「魔法みたいな夜」のクリスマスソングのようなロマンチックな雰囲気や8曲目「誰もいない」における情感たっぷりの歌唱やエモーショナルなギタープレイは素晴らしい。後者はエモすぎるトレモロフレーズも出てきたりしますしもうちょいロック系の音作りだったらラウド系のリスナーにもアピール可能だったかもしれない。
ってかこのアルバムって過去曲の再録+新曲っていう構成みたいなんでベスト盤な位置付けでもあるのかな?

という訳で非常に良質なポップス系サークルだと思いますし多くのリスナーにおすすめ出来るかと。
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同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

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