tomorro4(Deścent Family)「ne fragetaną -東方反重力-」

https://booth.pm/ja/items/413274

「発行」のところに記載されてる「Deścent Family」ってのが紅楼夢でのサークル名だったんですかね? 直接イベントで購入した訳じゃないので分からないのですが。まあ、今回はプレスCDだしジャケ画もちゃんと絵師さんに描いてもらってるんですからサークル名が顔文字って訳にはいかないですよねえやっぱり…。次にイベント参加する時もDeścent Family名義になるんだろうか。なんか…イメージ違うなぁ。そもそも次にイベント参加するのがどれだけ先になるのか分からんけど。
てか何気にDeścentってウムラウト付きだったりするけどアルバムタイトルにも機種依存文字入ってますよねえ…。ググったけどこの文字ってポーランド語やリトアニア語で使われてんの? やべえ訳わからん…。まあ考察する気なんて毛頭もないから別にいいんだけど…。きっとみんな日本語の「東方反重力」ってタイトルで把握してると思うし。

それにしても、うちのブログで記事タイトルに東方なんちゃらって入ってるだけでなかなか違和感が強いですね。いつもご覧になってる方々ならご承知だと思いますがうちは基本的にアレンジ作品は扱わない方針でやってますんで。
でも、ともろうさんの場合は特別でして、やはりうちのブログの最推しサークルの1つですから、例えアレンジ作品であろうが真っ向から向き合わずにはいられない訳です。これがもし他のサークルだったらアレンジ作品の新作なんてスルーしてる可能性が高いんですけどね。
これはアレンジ作品が良いとか悪いとかの問題じゃなくて、オリジナル作品とアレンジ作品は明確な線引きをして捉えるべきというのが自分の考えなんですよ。オリジナル作品はその作品(アーティスト)だけで完結している物ですがアレンジ作品は原作という前提の上に成り立ってる物ですから根本的に性質の異なる物ですし、そこにはジャンルの壁よりもはるかに高い壁が存在していると思ってます。まあそんなこといちいち言うまでもない事だとは思いますが…。原作知らないのに東方アレンジ聞いてるリスナーってのはあんまりファンから良い目で見られないでしょうしね。

で、当然ながらこのともろうさんの新作も東方アレンジ作品な訳ですから、原作の上に成り立っている二次創作な訳ですけど、残念ながら自分は東方の原作を知らないのでこの新作と真っ向から向き合いたいと思っても限度がある訳ですね。同人音楽界隈には東方アレンジを聞くために東方を勉強した人も少なからずいそうな気がするけど自分はそれはちょっと気が進まないですし…。せめて原曲だけでも聞きたいと思っても東方シリーズってサントラCDが存在しないみたいだし…何故なんだ…。
二次創作である訳なのでこれを評価するにあたっても二次創作用の尺度を使って評価しないといけないと思うのですが自分は前述のようにその物差しを持っていないので、二次創作を一次創作の物差しで評するという歪なことをせざるを得ないのですがその辺りはご容赦を。
というか、歌詞とか世界観を度外視して音楽にのみ注目するにしても、どの程度まで原曲のメロディを忠実に使用しているのか、オリジナルのメロディをどれくらい追加してあるのかが分からないってのが大変もどかしいですよねえ…。

さて具体的な楽曲についてですが、1曲目のイントロに続く2曲目「ねカヒモオ」と3曲目「Der Tod in Ahorn Garten」は高倉ゆりさんという女性ボーカルをフィーチャーしたボーカル曲なんですが、この女性ボーカルさんって「Toward the end of November」のサウンドクラウドバージョンで歌ってた人かな。この方は良い意味でボカロっぽい無機質感ある歌声がとても素晴らしい。良い意味でボカロっぽいって…全く褒めてる感じしないけど、いやめっちゃ褒めてるつもりです。ラウド系サウンドで女性ボーカル入れるって場合は割とエモーショナルな歌声を求められることが多い気がしますが、あえて無機質な歌声にすることで得られる良さってのがあると思うんです。そしてこの曲はその歌声が最高にハマってると思う。というか、すっげえボカロっぽい声だから最初聞いた時はボカロそのものを使ってると思ってたくらいなんですが、エフェクト等をかけずに素でこの歌声なのかな。ともろうさん自分の声にはオートチューンかけまくってるけどさすがにゲストの声にオートチューンはかけづらい気がするし…。
ちなみにこの2曲は昨年春のM3で頒布された「flavor has no taste vol.2」に収録されていたインスト曲にボーカルパートを乗せたものだと思うんですが、歌メロが予め存在していたのかそれとも後付けされたものであるのかは定かではないのですがいずれにしてもボーカルパートめっちゃハマってると思う。インスト版のメロディラインに単に歌をユニゾンさせてる訳でもないんで新鮮味も大いにありますし。特に3曲目のほうは「名曲感」が色濃く出てますね。まあ元々の東方の原曲が名曲なんでしょうけどね。
ところで2曲目のタイトル「ねカヒモオ」って最初誤植かと思ったんですけどこれオモヒカネの逆読みか。何故「ね」だけが平仮名なのかとか疑問は尽きないですけど東方の原作分かんないし。

4曲目「焦点を」、ここからのボーカル曲は全てともろうさん自身によるボーカルですね。高倉ゆりさんの歌声も素晴らしいんですけどやはりともろうさんの歌声が放つ個性は段違い。東方アレンジだろうが何だろうがともろうさんが歌うだけで類まれなる個性が付加されるような気がします。それくらい独特であり他と替えが効かない至高の歌声であります。上手いとか下手とかそういう世間一般的な基準を超越した価値があります、少なくとも自分にとっては。
しかしながら…今回はアレンジ作品ということもあってか、オリジナル曲の時に比べると歌声の放つオーラがやや劣ってる気もしなくない? やっぱりともろうさんはオリジナル曲のほうが断然良いですね。東方系サークルがオリジナル作品出すとメロディいまいちと感じることがあったりする訳ですがともろうさんは完全に逆パターン。
この曲については従来のDjentyなギターワークに加えて、メロスピを思わせるようなピロピロフレーズまで登場したりしてアレンジ面ではけっこう新鮮味ありますね。シンセの入れ方も上手いし「てぐせ壱」以降に試行錯誤を繰り返してきた音楽性の1つの結実があると言えるかも。

短いインストを経て6曲目「Rebellious methods -夢想する天香具山-」、これはサウンドクラウドでも公開されてましたがなかなかカオス度が高い1曲。このアルバムは初期の頃の一般リスナーを寄せ付けないほどのノイジーさに比べればだいぶサウンドも進化してきたとはいえまだまだ洗練さとは程遠い感じが否めないのですが、でもこのノイジー感やゴチャゴチャ感も込みで自分は愛着を持ってるんで全く問題ないんですけどね。

7曲目のインスト「Gute Nacht, Spatz!」も同じくDjentyでカオス。ただ、同じように未整理であってもともろうさんのボーカルがあるのと無いのとではけっこう差が出るというか、ともろうさんの歌声はカオスな音にも意味を付加できるだけの説得力があると思うんですよね。だからインストだけだとまだまだ物足りない感じはあるかもなぁ。

8曲目「Zero-G」はギターをほとんど使ってないエレクトロポップな新機軸かな? キラキラ感が心地良い。でも基本がスクリーモ調だから他の曲とそんなに差は感じないけども。この曲はキャッチーさに特化してるしメロディも東方っぽさが控え目だから割と自然に楽しめる感じあるかも。

9曲目「宙空」、これボーナストラック扱いになってるんだけど3曲目と並んでアルバムのハイライト曲だと思うんですよね。爽やかでドラマチックなサビがめっちゃ良い。ともろうさんにしては珍しくストレートなスクリーモ調なんで一般リスナーにもおすすめしやすいかもしれない。

ジャケ絵はほんとに美麗なイラスト。さすがプレスCDにしただけはある。今までのともろうさんのCDってジャケが付いてた事が一度も無かったことを考えれば非常に感慨深いものがあるのですが、同時に初のジャケ付きCDがオリジナルではなく東方アレンジであることに複雑な感情も抱いてしまう訳です。とはいえオリジナルだとジャケ絵を発注するにしても色々と難しいんだろうなぁ。東方ならば○○(キャラ名)の絵を描いてって頼めば1発でイメージ共有できる訳ですからやっぱりはるかに効率良いよね。
でも願わくばオリジナル「てぐせ弐」の際には絵師さんのジャケ付けて欲しいっすね…。

そんな訳で、音楽性は今までの集大成的な出来栄えだと思うけど楽曲についてはオリジナルのほうが断然良いと思うのでやっぱりオリジナルの「てぐせ弐」を聞きたいです…という総評になりますかね。ともろうさんイベント参加はしばらくしないと思うんでいつになるかは全く分からないですが気長に待ちたいと思います。
スポンサーサイト

(^O^) 「flavor has no taste vol.2」

https://soundcloud.com/tomorro4

やっぱりイベント後の一発目はこのサークルしかないですよ。なんせこのブログの最推しサークルの1つですからね。このブログを継続する理由そのものになってるサークルであると言っても過言ではないほどです。

とはいえ、今回の新作については、事前の段階で告知されたのは無料配布であるということだけで、収録曲のインストバージョン以外にはちゃんとしたクロスフェードも公開されなかったので新作の内容がどんなものになっているのか正直けっこう不安もあったんですけどね。インストバージョン公開されてからイベントまでほとんど時間なかったからボーカル収録する余裕があったとは考えづらかったですし…。

しかしいざ蓋を開けてみれば、この新作にはボーカルもちゃんと入っていて、しかもそれが中途半端ではなく十分に完成度の高い出来になっていたので歓喜した…というのはイベント直後の記事にも書いた通りです。てっきりボーカル入ってないものだとばかり思ってましたからね、だからこれ最初に聞いた時には感動しましたよまじで。
やっぱり自分的にはボーカルが入ってるのと入ってないのでは非常に大きな差があると言わざるを得ないですね。1年前の記事にも書いた気がしますが、歌声の魅力っていうのは何者の替えも効かないオンリーワンな代物なんですよね。
もちろんともろうさんの作るインストパートについても独創的なセンスが滲み出た素晴らしいものなのですが、その音楽に決定的に他と一線を画す魅力を与えているのはやはり歌声なのではないかと。ほんと、同人音楽どころか邦楽界の全体においてトップクラスに好きっていうくらいに好きな歌声なんですよ、大袈裟ではなく。

さて具体的な収録曲についてですね。
まず1曲目「diss (demo)」、demoって付いてますけど未完成感はほとんど残ってないし、(音質に関することを除けば)むしろこれ以上に完成度を高められるのか疑わしいくらいには既に完成した仕上がりになってると思いますね。どっちかというとdemoらしいと言えるのは曲名か、「diss」とか「nom」とか…仮題って感じしかしない…。
この曲は過去最高にメタル度の高い曲だと思いますね。なんといってもとにかくテンポが早い。終始爆走しまくり。イベントの数ヶ月前には「次の新作はピアノロック」とかアナウンスされてた気がするんだけど…途中で路線変更したのかな? 何だかんだでメタルになってしまうというのがともろうさんらしさなのかもしれない(?)。もちろん、うちらメタラーとしても大人しいよりかは爆走してるほうが良いに決まってますからこの路線は大歓迎ですけどね。
出だしからいきなり爆走。そしてめっちゃノイジー。この音割れまくりなノイジーさは、一般的なメタラー諸氏には耳障りかもしれないですが、自分のように「てぐせ壱」を愛聴してた者としてはむしろ安心感ある音と言えるかも。そのノイズの海の上を獣のような咆哮が暴れ回りますが、ともろうさんのグロウルってほんとド迫力ですよねえ。日本人としてはかなり太めなデスボイスだと思うんですが、海外メタルコアほどに「圧迫感」のある声でもないのでやっぱり個人的には聞きやすいデスボイスなんですよね。
そのノイズと咆哮の荒波の上に現れるクリーンボイス、これがケロケロ加工しすぎでヘリウム声みたいになった超甲高い声で意表を突かれます。もはやボカロの領域。いやさすがにこれは加工しすぎでしょう、ともろうさんのせっかくの歌声の魅力が台無し…とも思うんですが、後半になると割とまともな声になってくるんで、この出だし部分ではあえてボカロ声にすることでギャップ的な面白さが生まれてるとも言えるかな。web公開版ではボーカル手直しするらしいのでもしかするとこの辺りは修正されるかもしれないですけどね。
それにしても、この曲はことごとく歌メロが素晴らしい。キャッチーさとエモいメロの絶妙な匙加減。やはりともろうさんのメロディセンスは至高。その至高のメロを最高のボーカルが歌い上げるからほんと最強。
バッキングのギターは今回ちょっと控え目なミックスになってる気がするけど相変わらずDjentyなテクニカルなフレーズ多用されてますね。途中に少しコミカル(?)なSEが挿入されてゲーム音楽感あったり、きらびやかに舞うピアノや壮麗なストリングスの音色も多用されているので、全体的にはメタルコアというジャンルに収まらない曲調になってる気がします。このジャンルに捕らわれない自由なセンスがともろうさんらしさだと思いますね。

そして2曲目「nom (demo)」、これがまた1曲目以上に大きな可能性を感じさせる曲なんですよ。1曲目がともろうさんのメタル的な方向性を深化させた結果だとするならば、この2曲目はエレクトロニカ、ピアノロック的な方向性を深めた結果の楽曲だと思いますね。この1年ほど、サウンドクラウドにアップされていたデモ曲はピアノ系の音色が多用される傾向あった気がするんですがこれはその方向性の集大成的な内容なのかなと。
この曲は事前に公開されていたインストバージョンの時点ですでにインパクト大きかったんですがボーカルが入ることで更に面白みを増しましたね。
やはり一番の聞き所はサビ前のピアノとシンセを使ったマスロック的なアプローチが色濃いパート。各楽器がスタッカート的に鳴らす音が絶妙に絡み合っていく様は実に刺激的。これは新境地を切り拓いたと言えるんじゃないかと。このパートについてはインストバージョンを聞いてからボーカルバージョンを聞いたほうが面白さが理解しやすいかもしれないですね。
そのマスロック的、エレクトロニカ的な面白さとメタルコア的な即効性が見事に融合して、たった2分半の尺の中に驚くほどの情報量が詰め込まれた素晴らしい楽曲になってると思います。もちろんこの曲においてもともろうさんの歌声は最高の説得力をもって楽曲をまとめ上げています。そんなにメロディアスな歌メロでもないはずなのに最高にキャッチーに聞こえるのはやはりこの歌声だからこそなせる技だなぁと。

このオリジナル2曲だけでも大満足な内容なのですが、なんと今回はこれに加えて、昨年の例大祭で発表された東方アレンジ曲が2曲収録されていまして、しかもこちらも素晴らしい出来栄えなんですよねえ。こんな充実した内容なのに無料配布とか…嘘だろ…ってくらいの内容っすよ。
それにしてもこの東方アレンジ、かなり完成度高いと思いますよ。東方界隈のサークルは全体的にクオリティ高めだということを考慮して気合入れて制作に臨んだ…のかどうかは定かではないですが、Djent的なギターワークもテクニカルで引き締まった音になっていて、ベースやドラムについてもかつてのグダグダ感がほとんど払拭され、1年前に比べれば格段にレベルアップしてますからね。特に、リズムパートはテクニカル系音楽の屋台骨と言える部分なのでそこが強化されたのは重要なポイントかなと。ほんと、ともろうさんドラムの音作り上達しましたよね…。
このレベルならば東方界隈でも十分すぎるほどに通用すると思うんですけどねえ。まあ、あんまり東方界隈に突っ込みすぎるのはちょっとアレかなとは思ってるんですけどね…オリジナル優先して欲しいと思ってるんで。

これほどの内容の作品が無料配布であっても残っちゃってるんだとしたら…理不尽だなと感じざるを得ないですかね…。ほんといつも言ってるけど、同人音楽界には優れた音楽性にも関わらず真っ当な評価を得れていないサークルが多すぎて…。まあ同人イベントだとジャケのイラストとか音楽以外の部分も重視されるってのは分かってるし仕方ないとは思うんですけどね…。

サークル活動休止宣言についてもそれほどネガティブには捉えてないんですよね。先日も書きましたが、やっぱりともろうさんはイベントの期日に縛られたりせず自由に創作活動したほうが向いてるんじゃないかと。
でもいずれか2ndアルバム完成した時にはまたM3に戻ってきて欲しいですね。

(^0^)「flavor has no taste vol​.​1 (demo)」

flavor has no taste vol​1

とにかくですね、ともろうさんの歌声が素晴らしすぎるんですよ…。ほんと今回の新作の感想はそれに尽きます。
うちがどんだけともろうさんの歌声好きかというとですね、同人メタルで一番好きとかそんな生半可なレベルじゃないですからね、メジャーの音楽もひっくるめて上位に入るってくらいには好きですからね(大事なことなので二度)

改めて言うまでもないくらい当然のことかもしれないですが、やはり音楽において歌声の魅力というのは特別なものだと思います。
楽器の演奏技術ならば練習を重ねれば上達していくだろうし、DTMの音作りの技術ならば尚の事ですよね。メロディやアレンジのセンスだって経験によって鍛えあげることは可能でしょう。でも、ボーカルだけは生まれついての部分が非常に大きいと思うんです。もちろん訓練で歌唱力を向上させることは出来るでしょうけどやはり楽器類に比べたら限界があるでしょうし…。
それに加え、楽器類とは違って人間の体から直接音を出すのがボーカルですから、殊更に人の心に訴えかける特別な力が備わっていることも確かでしょう。だから、同人やメジャーを問わず、音楽アーティストにとって固定の優秀なボーカリストを確保していることは非常に大きなアドバンテージだと思う訳ですね。
(この考えでいくとインストバンドがボーカル入りバンドより格下ってことになってしまいそうですがそういうこと言いたい訳ではないんですよね…まあいちいち言及するまでもないですが)

ごちゃごちゃ書きましたが要するにですね、今回の(^O^)の新作、ボーカル曲は1曲だけかなと思ってたら2曲あったので凄く嬉しかったと、ざっくりまとめるとつまりそういう話です(?)
自分はもともとハイトーンボーカル好きなメタラーで、メロスピ系のハイトーンボーカルとか大好物だった訳ですけど、邦楽メタル系でここまでツボるハイトーンボーカルって滅多にない感じですよ…。ただのスクリーモ系ハイトーンボーカルという訳でもなく、邦楽ロック的なキャッチーさも心得てる感じだし、それにプログレ時代のゲディ・リーっぽい(こじつけ臭いですが)雰囲気もあって何もかもツボって感じなんですよ。
勿論、ともろうさんの作り上げるインスト曲も素晴らしいですし、プログレ好きとしてはそのDjent的、カオティックコア的な独特のアレンジセンスに強く惹かれているというのもあるんですけど、でもやっぱりこの音楽の「オンリーワン」な魅力に最も貢献しているのはボーカルパートだなと、改めて再認識したという感じです。極端な話、ともろうさん歌ってるんだっだらDjentじゃなくても、何の変哲もない邦楽ロックでもエモコアでもヒップホップでもメロスピでも何でもいいやって思えるくらい。…いやヒップホップとメロスピはさすがに無いなとは思いますが…。

そして、ただ歌声が素晴らしいというだけではなく、もちろん歌メロ自体が非常に魅力的であります。今回の1曲目の「muted」とか、もともとインスト曲にするつもりだった物に後から歌メロを無理矢理くっつけたんじゃないかとすら思える不安定感あるんですけど、それでも歌メロがめちゃくちゃ魅力あるんですよ。これは類まれなる歌声の説得力があるからこそ成し得る技だと思うんですが、これがともろうマジック(誰にも通じない造語)かぁ…。
今回は全部のボーカルパートにボカロみたいなエフェクトかかってて不明瞭な感じになってるのにそれでも声の説得力は健在な訳ですから、やっぱり凄いですよね。というか、何で一部だけじゃなくて全ボーカルにエフェクトかかってるんだろうって疑問だったけど、あれかな、やっぱりコンプレックス的なものなのかな…。いや、確かに前作でちょっと音を外してる部分もあったけど、あんなの愛嬌のうちでしょ。もっと致命的に外してるボーカルだって他にいくらでも(ry
…まあともかく、エフェクト介さない自然な声が聞けないのはちょっと残念なので、次回作ではエフェクトは一部に留めて欲しいかなと思ったり。

2曲目「wet」も素晴らしい。Djent歌謡ロックとでもいうべきか(?)、ともろう節が存分に堪能できる超キャッチーで切なさをそそるような美しい歌メロ。たまらんです。歌詞も前作とはちょっと雰囲気の違う青春っぽい感じ?が味わい深いんですよ(前作はけっこう生々しい歌詞ありましたからねえ)。歌メロだけでいうなら前作のキラーチューンに匹敵するくらい気に入ってます。まさに心に訴えかけてくるメロディですよ。

そんな訳で、歌メロに関しては最高なんですが、インスト部分はというと…圧倒的な完成度だった前作「てぐせ壱」に比べたら未完成だと言わざるを得ないか。
「てぐせ壱」って一般的なリスナーが聞いたらノイズが酷くて聞くに堪えないってレベルなのかもしれないですが、でもはっきり言ってノイズ以外では非の打ち所のない完璧な作品だったと思ってるんですよね。普通、同人音楽サークルの1作目って荒削りなことがほとんどだし、アレンジ面やサウンド面でも発展途上で「光るものはあるけど、これからのクオリティアップに期待」みたいな作品であることが一般的だと思うのですが、この「てぐせ壱」に関しては特殊で、サウンド面を除けばどの要素も完璧な出来でオリジナリティも十分、1st作品にして早くも「ともろう流」のサウンドが完成の域に達してしまっていたという稀有な作品だと思うんです。これ以上の発展が見込めないってくらいのレベルで。

それほどの作品と比較したら今回の新作が見劣りするのは仕方がない。というか、ほら見てください、今回の新作タイトルに(demo)って書いてあるじゃないですか。そもそもまだ完成品じゃないんですよ。つまり前作と比較する段階までまだ来てない訳ですね。
なんせdemoですから、当然ながら所々でグダグダになってる部分とか冗長になってる部分とか残ってる訳ですけど、それでも随所でハッとさせられるような鋭いアレンジや心を鷲づかみにするような美メロが潜んでることについてはさすがとしか言いようがないです。
てぐせ壱で一旦完成してしまった音楽性を、更に発展させるにあたって一度リセットをかけた、その後に試行錯誤を積み重ねた結果が詰まっているのが今回の新作だと捉えることも可能かもしれません。てぐせ壱と違って発展途上が故の魅力があると言えるかも。

次回の新作は1年後か、はたまた秋M3なのか。シングルなのかアルバムなのか。まだ全くの不明ですけど期待するしかありませんね。「てぐせ弐」とLost my Proustの復活まではこのブログなんとか継続させたいところです…(使命感)
というか次はちゃんとジャケが付いてるといいなぁ。いや個人的にはジャケとか無くても構わないと思ってるけど…やっぱりジャケないと多くのリスナーに興味持ってもらえないだろうし…。

(^O^) 「てぐせ壱」

(^O^)

今回紹介する新進気鋭のメタル系サークルの発表したこの名作アルバムなんですけどね、なんとこの世にたった19枚しか出回ってないらしいんですよ!19枚ですよ19枚! まさに激レア盤! もちろん通販やショップ委託なんてありませんし、超入手困難。もしこのサークルさんがまたイベントに参加してくれれば再販もあり得るかもしれないですが、もし参加しなかったらまじで二度と手に入らないかも…。こんな名盤なのに…。今回のM3で無事にゲットできた方はGJ! 買わなかった方はご愁傷様…としか言いようがない…。こんな名盤を聞くことが出来ないなんて…まじ可哀想に…。


続きを読む

プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

最新記事
カテゴリ
VA (1)
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析