Galloundight-ガロンダイト-「続く星空、ふたりの絆」

https://twitter.com/Galloundight_OA/status/657899394121859073


これも秋M3期待作品の一つでしたし、もっと早めに記事に出来れば良かったんですけど…なんせ試聴を聞いた段階で「あ、これは安心安定の内容に違いないな」とほぼ確信していたものですからついつい後回しにしちゃった感じですかね。でもやっぱり昨年のうちに紹介しときたかったですが。多くの人に聞いて欲しいと思える素晴らしい内容ですからね。

ガロンダイトってそんなに寡作ってイメージでもないんだけど、1年に1枚アルバムかミニアルバムが出るってペースだからやっぱり寡作の部類に入るのかな。この新作も1年以上の間隔が空いてますからね。でもコミケ含めてイベントには欠かさず参加してるからやっぱりご無沙汰って感じはあんましないんだけども。

今回の新作は入門用にも打って付けの充実の内容だと思いますね。収録曲は4曲とも粒揃いで捨て曲は無し。なにより、1stアルバムの路線に回帰してメタル中心の作風になってるのが嬉しいところ。
前作に当たるミニアルバム「シキサイ」はガロンダイトの持ち味である「何でもあり」な方向性を極端に打ち出してしまったせいでバラエティ豊かにも程があるという余りにもカオスな内容なり、キラーチューンの3曲目以外はちょっとメタラーにおすすめするのが厳しい内容ではあったんですが、しかし今回は1st同様にしっかりメタルに主軸を置いた音楽性に戻っていて、それでいて各曲には様々なジャンルの要素も盛り込んで「何でもあり」な魅力も維持しているので全体的にとてもバランスの取れた内容になっていると思います。これなら心置きなくメタラーにもおすすめ出来るってもんですよね。
もちろん「シキサイ」もあれはあれで面白い内容だったから失敗作だなんて思ってないですけどね。あの行き過ぎた遊び心もガロンダイトの魅力の一面だったということで。

まず1曲目「墜星レジスタンス」、オープニングチューンらしい疾走曲なんですけど、メロスピを基本にしつつもメロコアやジャズ等の要素も取り入れられていてまさにガロンダイトらしい1曲に仕上がっていると思います。
今作はコンセプト作品ということで一貫したストーリーあるみたいですが音を聞いてるだけでもドラマを感じられる作りになっていると思いますね。この曲も「シキサイ」の3曲目ほどではないですが起伏に富んだ展開が用意されてます。
イントロはメロスピ然としたツインリードで始まるんですが、疾走開始するとメタルらしからぬ陽気なホーンセクションが鳴り響き、後ろではドラムはブラストビートで爆走してるし「何でもあり」感がいきなり全開ですな。Bメロではデスボイスが登場してエクストリームメタルっぽい展開になるかと思いきやパンクみたいな掛け声が入ったりで一筋縄ではいかないのもガロンダイトらしいなぁ。サビはストリングスとツインリードギターでドラマチックに盛り上がります。
2番のAメロでは、1番と同じメロディでありながらもアレンジに変化を付けて単なる繰り返しになっていないのも物語性を感じられて面白い。Bメロの展開は1番とは明らかに違っていて、バックコーラスがクラシカルなメロディを歌い上げデスボイスが乗ってこっちはちゃんとエクストリームメタル風になってる。
Cメロではベースがやたら自己主張してますね。ただ、ギターソロだけちょっと惜しくて、後半で力尽きるみたいにヘナヘナになってテンションが削がれる…。ここだけどうにかならなかったのかなぁって思っちゃいますね。せっかく良く出来た曲だけに。
サウンドプロダクションも1stに比べるとずいぶんレベルアップしてると思うんですが、太詩さんのハイトーンボーカルは相変わらず不安定でB級感は拭えてないかなぁ。でもこのB級感もガロンダイトの持ち味だし別に構わないかなと思うんですけどね。

2曲目「約束の夏日」は1stアルバムの「Cabined Lark」と同路線のエレクトロニカな曲調で、メタラー向けな曲ではないかもしれないですが個人的には好きな曲なんですよねえ。主人公達2人の夏の日の思い出というストーリーとキラキラなサウンドが見事にシンクロして実に心地良い気分に浸れる曲になってると思います。

3曲目「Starlight」、これは打って変わってメタル然とした熱いメロディ展開を持った曲なんですが、メロスピっていうほど疾走してる訳でもないし、ドラムの音にもあえて打ち込みのデジタル感を残してるのが伺えて、やはり一般的なメタルとは異なってガロンダイトらしさが発揮された「メタル風アニソン」になってると言えるでしょうか。この曲は歌メロも素晴らしいんだけどギターリフのキャッチーさも魅力的ですよね。ベースもずいぶん活躍してる。奇をてらった要素はないけど全体的に綺麗にまとまっていてガロンダイトの楽曲でも屈指の出来栄えなのでは。

4曲目「輝きのシューティングスター」、なんと10分越えの曲ですよ。ただ、前作の長尺曲「秋の夜長は誰がために」とは違ってこの曲は過去曲や今作の収録曲のメロディを継ぎ接ぎして再編したリメイク曲なので純粋な新曲ではないんですが、それでも10分越えのボリュームに見合った盛り沢山な内容になってますよ。
まず出だし、過去曲や今作の曲をアレンジしたメロディが連なるインストパートなんですが、ここの「約束の夏日」のシンフォニックアレンジがめちゃくちゃ良いんですよねえ。まるでRPGの感動場面で流れるBGMのよう。こういうゲーム音楽的なシンフォニックサウンドやっても完成度高いんだから改めてガロンダイトというか真冬さんの素養の多彩さを感じますね。
その後は疾走してひたすらメロスピ展開なんですが、曲自体は「シューティングスター」のアレンジバージョンだから新鮮味はあまり無いけど、原曲のシューティングスターは割とポップス寄りな印象だったのに対して、このアレンジバージョンはかなりシンフォニックメタル寄りなアレンジになってるからドラマチックさは大幅に増していますね。というか改めてシューティングスターって良い曲だったんだなぁと再確認。

今回これだけの充実な内容ということで2ndアルバムへの期待も否応なく膨らみますよね。無料配布されてた2nd収録予定のデモ曲は民謡寄りの曲だったけど…どんな感じになるんでしょうね。まあバラエティ豊かになるのは確実でしょうけど。

しかしながら、相変わらず公式サイトに最新作の情報が載ってないし公式ツイッターの最新ツイートは「ここたまはいいぞ」だし…。まあこれもガロンダイトらしさということで。
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Galloundight-ガロンダイト-「シキサイ」

シキサイ

このガロンダイト聞いたことない方は、とりあえずこの新譜のクロスフェードの3曲目を聞いて欲しいんですよ。動画の2分30秒あたりからです。(ジャケ画像が動画へのリンクになってます)
どうでしょうか。もしこれを聞いても1ミリも興味を持てないのであれば単なるB級サークルだと切り捨ててもらって構いません。でも、これ聞いて完全に無関心でいられるオリジナル系の同人音楽リスナーはあんまりいないんじゃないかと思うんですけどね。

ほんと凄いですよこの曲。簡単に言えばサンホラ系の複雑な展開を持ったメタル系の楽曲なんですけど、「ただ曲を繋ぎあわせただけだろ」と一蹴するには余りにもドラマチックで完成度の高い楽曲なんじゃないかと思います。実際、こういう複雑な展開って、メロディセンスやアレンジセンスが乏しい場合はグダグダで退屈な曲になりやすいんですよ。しかしこのガロンダイトの場合はメロディもアレンジも完璧、ひたすらドラマチックな仕上がりですね。しかもこの曲、フルバージョンだともっと複雑に展開しますからね、なんせ8分以上ありますからw でもその8分の長尺を全く退屈させない構成力…。まさに脱帽ものですよ。これだけの物を作れるサークルはそんなに多くないのではないでしょうか。
基本はサンホラっぽいんだけど持ち味であるメタル要素も要所要所で目立っていて、HELLOWEENのキーパー1の組曲を思わせる部分もあるかも。更に流行りのピコリーモ要素まで自然に組み込まれていてオリジナリティも十分ですね。

しかし、3曲目は本気で凄いんだけど他の3曲はネタ曲ばっかりなんですよね…w クロスフェード聞いたら分かると思いますけど相当カオスです。1曲目は学校で歌うような合唱曲風で、2曲目は盆踊り的な音頭、4曲目は季節外れのクリスマス曲…。(まあ四季がテーマだから季節外れなのは当然なんですがw)
でも、ネタ曲にしておくのは勿体ないくらいどの曲もメロディは良く出来てるんですよね。特に1曲目とか合唱オンリーだからネタ曲っぽい雰囲気だけど、途中からバンドサウンドが入る展開とかだったらクワイア入りシンフォニックロックみたいな感じで普通に良曲になってた気がする。2曲目も同様で、途中からピコリーモサウンドとか入ったら面白かったかもしれない。しかしまあ、曲展開が複雑な楽曲を増やすのは本意じゃないのかもしれないですね、3曲目もあくまで「なんでもあり系」の一環としてのサンホラ風なんだろうし。

という訳で、「なんでもあり系」のキャッチフレーズに相応しいと言えるカオスな内容になっている本作ですが、これはこれで面白いとは思うんですが、でも前作では「なんでもあり系『メタル』風アニメソングバンド」って名乗ってたはずなんですよね。なのに3曲目以外でメタル要素がここまで希薄になってしまったことはメタラーとしては残念でなりません。
でも3曲目ではメタル要素はしっかり健在ですし、今回はあくまで「なんでもあり」を最大限に表現するためにこういう内容になったんだと解釈したいところですね。メタルだと売れないからこういう方向性にしたみたいな消極的な理由じゃないと信じたいですw
まあ、必ずしもメタルにこだわる必要はないと思うんですが、やっぱり「なんでもあり」であっても軸となる方向性は欲しいところですよね。背骨となる部分がないと単なるカオスになってしまいますから。前作であれだけ充実したメロスピを聞かせてくれた訳ですからやはり背骨はメタル要素であって欲しいですね。今作で提示された自由奔放な方向性と前作のメタル的な一貫性が合わされば最強の作品になるかも? それを次回作でやってくれれば嬉しい事この上ないですね。

とりあえず今作の3曲目からも分かる通り、このサークルのポテンシャルは相当なものですよ。1stアルバムも充実した内容だったけどこの新譜を聞いて確信に至りましたね。作編曲担当の真冬さんは只者じゃないですよ。雰囲気のB級さで色々と損してる感はあります。まあしかしこのB級っぽさがガロンダイトの持ち味だと思うんで路線変更の必要はないと思うんですが。
B級っぽさの主な要因の1つはやはりボーカルでしょうか、このちょっとヘナヘナでチャラい雰囲気のハイトーンボーカルが良くも悪くも個性になってますよね。でもこのボーカルあってこそのガロンダイトだと思うんで不満は全然ないですけどね。むしろボーカルが別の人になったら確実に個性は失われるでしょうな。3曲目みたいにゲスト参加の女性ボーカルをちょこっと入れるのなら効果的だと思うんですが、全編女性ボーカルにはして欲しくないかな。例え同人音楽で男性ボーカルが売れにくいとしても。

という訳で、3曲目がとにかく凄いので、これ1曲のために500円払っても惜しくないレベルだと思いますよ! ハロウィンがテーマの楽曲なんで次のM3で買うにも打ってつけですね! というか、夏コミで話題になる→秋M3で布教、みたいな流れまで計算してハロウィン曲になってるんだとしたら驚きですけどさすがにそれはないかw
まあ今宣伝しても秋には忘れられてそうだからM3前にも改めて宣伝するつもりですよw

Galloundight-ガロンダイト-「遙かな願いと心の剣」

ガロンダイト遙かな願いと心の剣

一言雑記にも書きましたが、ほんと、このサークルいいですよまじで。
実はこのアルバムは冬コミ新譜じゃなくて秋M3で出た作品みたいなんですが、なんでこんな良いサークル見落としてたんだろうと後悔しつつ、もし秋で買ってたら確実に年間ベスト10位以内に入ってただろうなって思うくらいの内容ですよ。まさに同人メタルのダークホース。

とはいえ、大っぴらに絶賛したりおすすめしたり出来るタイプのサークルさんではないかもしれないですねえ…。なんというか、凄いマニアックな味わいのある作風というか、万人におすすめ出来る作品ではないでしょうなw
まあもともとこの手の同人メロスピって人を選びますけどそれに加え、試聴を聞いて頂ければ分かるとは思いますが、ボーカルはニコ動の歌い手にいそうなチャラい雰囲気の声質で、ハイトーン系だけど高音部は不安定だし、演奏も決して上手いとは言えないレベルだし、マイナーなファンタジー系RPGみたいなジャケも合わせて、全体的にB級臭が満ち満ちてますからねw

しかしながらそれらの微妙さを帳消しにするほどに、とにかく曲がめちゃくちゃ良いんですよ。
ボーカル曲が9曲も入ってるのに捨て曲がほとんど無くて、キャッチーでクサいメロディが所狭しと並んでいて全く退屈することはありません。それに、演奏は上手くないかもしれないけどアレンジセンスはなかなかの物で、間奏パートとかけっこう複雑な構成でドラマチックな展開になってたりするのも個人的にツボですねー。(アレンジの妙については試聴だけじゃ分かんないと思うのでCDで聞くしかないかも)
ぶっちゃけ、同人音楽って、他の全ての要素がしょぼかったとしても楽曲さえ良ければ十分評価に値すると思うんですよねw 音質や上手いボーカルを求めるんなら同人音楽なんて聞かずにメジャーの有名バンド聞いてりゃいい訳ですし。こういうサークルこそ同人音楽らしい同人音楽と言えるかもしれないですねw
まあ、ボーカルさんも多少音程が不安定ではあるけど下手ってことは全然ないですし、音程も何度も聞いてたら全然気にならなくなるレベルですね。むしろ同人音楽基準なら十分上手い方かもしれない。音質も割と良い部類に入ると思いますし実はけっこうクオリティ高いんだけど、雰囲気的な部分で損してるかもw

ちなみにこのサークルさん、「なんでもあり系メタル風アニソンバンド」という謳い文句を掲げてるみたいですが(メタルバンドじゃなくてメタル風アニソンバンドって自称らしいw)、基本はドラガやナイツを想起させるRPG系メロスピなんですが、「なんでもあり」というだけあって、ダンスミュージックやらポップスやらピコリーモやらの多様なジャンルを節操なしに取り込んでるのも面白いですね。まあ節操なさすぎてガチなクサメタラーからは敬遠されるかもしれないですが個人的にはこういうの嫌いじゃないです。王道メロスピばっかりだと似たような曲が並びがちだし途中で飽きちゃいますけど、このアルバムは中盤に収録されてるデジタル系のチャラいアレンジの曲があるおかげで上手い具合に変化が生まれて飽きさせない作りになってると思います。それに、チャラい曲もメロディが良いからメロスピ曲と同等に楽しめるのが素晴らしい。もともとボーカルの声質が歌い手っぽい雰囲気(?)だからメロスピ曲と混じって収録されてても違和感もほとんどないですしねw
あとは、アニソン系メタルの美徳というべきか、とにかくメロディがキャッチーなのが良いですよね。洗練されたクサメロって割とパターン化が著しいですしね、アニソン系クサメロのほうが断然聞きやすいです。

収録曲は良曲揃いだと思いますが、特に#2、#3、#4、#11辺りが聞き所となる曲ですかね。
アニソン、ゲーム系メロスピが好きな同人メタラーは必聴のサークルでしょう。
それ以外のリスナーさんには特におすすめはしないですが聞いて損はないレベルの内容だと思いますよ。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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