「青春は花火のように」配信開始

ブラボォォォォォォォォ!!!
という訳で(?)、今回も日付変更と同時に速攻でダウンロードしてずっと聞いてました。ちなみに進撃中学校の本編はまだ見てないです。実写パートあったりするみたいだしちょっと見るの怖い…。

今回の新曲、一言で言うなら紅蓮の弓矢のセルフパロディ…ってことになるんでしょうけど、そりゃRevo先生のことですから単なるパロディ曲に収まるはずなどなく、いくつものネタが仕込まれていて一筋縄にはいかない曲になってますねえ。
てっきり、ギャグ系スピンオフ作品の主題歌だからコミカルな電波ソング系が来るんじゃないかと思ってたんですよ、朝ハロみたいなとびきり明るいやつ。でも蓋を開けてみれば、確かに明るめの雰囲気ではあるけどギャグ要素はほとんど無いし普通にシリアスでかっこ良い…いや滅茶苦茶かっこ良い曲になってますよね。

この曲で最も耳に残るのはやはり何度も繰り返される「キンコンカンコーン」のチャイムのフレーズですよね。誰しもが知っている、学校で鳴るあのチャイムのメロディです。あのメロディがメインリフとして組み込まれてるってだけでも意表を突かれるんですが、なんとサビメロまでチャイムのメロディをなぞってるんですよね。
つまり、全体として今回の新曲は「学校のチャイムのシンフォニックロックアレンジ」曲とでもいうべきか。クラシック曲のアレンジとかなら別に珍しくもなんともないけど、まさかキンコンカンコーンのメロディをベースにして1曲作るとか発想が突き抜けてますよねえ…。
というかあのチャイムのメロディって作曲者とかいるのかな?と思って調べてみたんですが、このメロディ「ウェストミンスターの鐘」っていう名前だったんですね、へえ…。しかもこのメロディをモチーフにして曲を作った先駆者もいたようで。でもシンフォニックロックに組み込んだのはたぶんRevoさんが初?
しかも、単に雰囲気作りのためにチャイムのメロディ組み込んだというだけでなく、このメロディがシンフォニックロック的なかっこ良さに直結してるというのが凄いところ。サビメロほんとにかっこ良いですからね。元ネタである紅蓮の弓矢のメロディにも勝るとも劣らない出来栄えだと思います。もちろんサビだけでなくAメロ、Bメロの展開も素晴らしい。紅蓮の弓矢っぽい雰囲気を残しつつも爽やかで明るい曲調になってるのが良いですよ。曲名通り「青春」感が満ちてますよね。

それと、これはローランの皆様の間ですでに語られまくってることだと思いますが、サビメロの最後のメロディが「最果てのL」のメロディとほぼ完全一致してるんですよね。もちろん、作曲者同じなんだからたまたま似てしまっただけ…とも考えられますけど、ローラン諸氏は同じメロディを発見したら確実に考察のネタにするってグラサン先生も重々承知してるはずだからやはり意図的だと考えるべきでしょう。
で、なぜ進撃の曲なのにNeinの収録曲のメロディが登場するのか?というと、この進撃中学校は本編である進撃の巨人の「残酷な世界」を否定(Nein)してコミカルな世界観に改竄したものであるから…という考察を見かけて、なるほどなぁと思いましたね。
でも、もし意図的に最果てのメロディを使用してるんだとしたら、この曲も10周年記念のNeinの世界観に含まれる1曲なんですかね…? どこまで計算づくでやっているのか…。

今回配信されたのは1分半ほどのTVサイズですが、フルサイズだとやっぱり紅蓮の弓矢みたいに2番以降に全然別の展開があったりするのかなぁ。というか劇場版の主題歌もまだフル出てないですからね…。もしかしたら劇場版の2曲とこの曲で3曲でマキシシングル出すの? いやさすがにスピンオフの曲と本編の曲を混ぜてCD化は無いかな…。
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NeinをNein(後編)

Revo氏が今まで作り上げてきた物語を「否定」して異なる可能性を探ろうとする謎のグラサン生命体「R.E.V.O.」。
そしてそのグラサン生命体の否定行為を最後に否定するノエル。
そしてその「Nein」という9th Storyを鑑賞し、個々の物語を否定するかどうかの判断を迫られる観測者であるローラン達。
もっと外側から、この作品そのものを否定、更にはSound Horizon、Revoというアーティストそのものを否定するリスナー達。

こう考えるとまさに「否定」の折り重なった、否定の多重構造になっているのが面白いですよね。作品を否定することさえ作品のコンセプトに内包されてるとかなかなか無茶苦茶な解釈かもしれないですが、それほどに今回のコンセプトって強烈なものだと思うんですよ。

まあこんなこと書いてみたものの、自分が発売時にこの作品を否定したこともコンセプトの範疇に含まれてる現象だったんだと考えて何とか自分を納得させたいという意図もある訳ですけどね…。
実は2ヶ月前、自分が否定的な感想記事を書いたことに対して「否定への賛同」をけっこう頂いたりしてまして、それがなかなかに複雑な気分をもたらすものだったんですよ。賛同を頂けること自体は嬉しいんですが、ネガティブな内容へ賛同されるって必ずしも気分の良いものじゃないですよね。自分は当然ながらサンホラとRevoさんのファンですから、悪く言われたら嫌に決まってる。でもだからと言って、今回の作品に不満を感じたという正直な気持ちも偽りたくないというかですね…。いくら好きだと言っても無条件にベタ褒めしたくはないですからね。ほんと複雑な感じなんですが…。

とりあえずこの「Nein」という問題作について完全に結論が出た訳じゃないんですが、暫定の結論としては、今回の作品については全面的に肯定することは出来ず、半分は肯定、半分は微妙、って感じになりますかね…。煮え切らない答えになりますが。
やはり今回のコンセプト、過去の地平線を全て内包した世界観というのは余りにも壮大すぎて、さすがに生みの親のRevoさんであってもそのコンセプトに完全に見合うだけのクオリティの音楽を作り上げるのには時間が足りなかったのではないでしょうか。リンホラの活動もあって多忙を極めていたんでしょうし。というか、もし時間が十分にあったとしても、このコンセプトで誰しもが納得できる作品を作るとか恐ろしく難易度は高そうですよね。それでも、半分であっても納得できる内容になってる訳なんですから十分だと考えるべきなのかも。

それと今回、ストーリー的な魅力と音楽的な完成度が比例しているように感じるのは気のせいでしょうか。最もドラマチックに原作を改変している「愛咎」が音楽的にも一番素晴らしい出来だし、最も予想外なストーリー展開を見せる「憎束」も味わい深いメロディが満載な素晴らしい曲ですからね。
逆に、ストーリー的にちょっと分かりづらい改変具合の曲は音楽的にも煮え切らない出来のような気がしてならない…。やっぱり良いストーリーを思い付くとメロディ作りも捗るとかあるんじゃないかな…。
今回のアルバム制作にあたって一番最初に出来上がったストーリーが愛咎なのかなって想像するんですよね。だってミーシャ生存ルートとか分かりやす過ぎるじゃないですか。愛咎のコンセプトが最初にありきで、それに続いて他のコンセプトも考えていったんじゃないかとか思えて。それくらい愛咎のインパクトは頭ひとつ抜けてますよね。

ストーリーといえば、今回の収録曲って母親の出産にまつわるエピソードがしつこいほど繰り返し出てきますよね。あと歳の差の恋愛も。これにはどういう意図があるんでしょうね。10周年記念作品でここまで強調するってことはSound Horizonにおいてかなり重要なテーマである可能性が高そうですが。(もしくはRevoさんの性癖…)
でも正直いうとストーリーにバラエティ感を持たせて欲しかった気もしなくないんですけどね。特に3曲目と4曲目で似たテーマが続くのが第一印象を微妙にしてる感じ否めないんで。でも、もしかすると意図的に違和感を覚えるような構成にしている可能性もあるかな…。まあ自分は考察とか得意じゃないんで分かんないです。

そういえばリード曲の「檻の中の箱庭」、最初聞いた時はあんまり好きじゃなかったんですけど、これも結局スルメ曲認定しました。やはりメタラー的に四つ打ちの単調なビートは厳しいものあるんですが、でもこの曲も基本的にメロディは素晴らしい出来だし、あと女性ボーカルのコーラスの絡め方が良いんですよね。加工ボーカルについては最初から違和感ありませんでしたが。ピコリーモ系は好きだし。
それと黒猫四姉妹の歌うCメロ部分が気に入ってます。この部分はリズムに捻りが加えてあって単調さもないし、あと合間に挟まってくるRevoさんの叫び声(?)みたいのが中毒性あったりする。

今回Revoボーカルがメインの曲は3曲、いつも通り世界観を総括する「ブックエンド」的な重要ポジションの曲ばかりですね。近年の作品ではRevoボーカル曲の割合が増える傾向あったから(ヴァニスタなんて全部Revoボーカルだし)今回のNeinもRevoボーカルの出番多いんだろうなと事前に予想してたんですが…意外に少ない気がしますね。まあ、余りに出番が多すぎるとコンサートが大変になるからという事情もありそうですが。

今回の物語の発端を描いた「西洋骨董屋根裏堂」がちょうど真ん中に配置されてるのは珍しい構成ですよね。一期曲と二期曲を分かつ場所に配置されてる訳ですが、当然ながら一期と二期には明確な区別がなされてるということで。リスナーにとっても一期と二期の区分けは非常に重要なんだろうけど、でも一期も二期も隔てずに同じサンホラとして全部楽しむのが理想的だとは思いますよね…。
ただ、今回のNeinにおいては一期曲も二期曲も曲調としてはほとんど大差なくて、全体的にMärchenを踏襲した音楽性になっているから、前半と後半でさほど雰囲気の差はないかなぁと。むしろ曲調的には、言の葉までが前半、憎束以降が後半っていう感覚があるかも。まあ後追いリスナー的には同人時代のアルバムはよく分からないからそこで線を引きたくなるんだと思いますが。

そのブックエンドの1つである「屋根裏堂」、ほんと楽しすぎる曲ですよね。サンホラ流ミュージカル楽曲の楽しさが凝縮されてると言えるでしょう。各キャラクターが実に魅力的に描かれてます。今回の「主人公」ポジションのノエル、ミステリアスな女店主、そして冒頭で電話でしゃべるだけの「にのすけ」も存在感ありすぎる。めっちゃ女性ファン想定して作られてる感じのこのあざとさ。きっと観測(二次創作)も捗ってるんでしょう(?)
基本的に沢城みゆき無双な曲で、まさに沢城さんを前提にして作られたような曲と言えそうです。他にここまで声色を使い分けることが出来る芸達者な女性声優さんっているんだろうか? やっぱり凄い声優さんだなと。
「せいようこっとうやねうらどう!」の合唱のところで思わずシンガロングしてしまうこと必至。それに続く中間部での黒猫四姉妹によるメンバー(商品)紹介で盛り上がりが頂点ですね。最高ですよねこのパート。黒猫四姉妹は長女のFukiさん以外は誰が歌ってるのか把握してないんですが、末っ子がREVO(グラサン)を紹介する部分のやたら甲高い歌声が好きだったりする。

そして最後を締めくくるブックエンドとなる「最果てのL」、熱すぎる曲ですよねえ。ノエルというキャラクターはこの10周年企画を総括する最重要曲を歌わせるために創り出されたのは間違いないでしょうね。リスナーと同じ視点でこのNeinという否定の物語を「観測」し、それに対する答えをリスナーに代わってぶちまけてくれるという非常に重要な存在。このためにノエルが感情移入しやすい等身大のキャラクターとして作り出されたんだろうなという。
この曲はほんとに清々しいほどに青臭すぎるというか、いつものサンホラ曲とは違うベクトルで厨二全開というか、だがそれが良いんですよ。
「だからR.E.V.O.」のくだりで一斉放出されるカタルシス、これを味わえるのは特権だと思います。ここでのR.E.V.O.というのはグラサン生命体のことであって作品を作ってるRevoさんではないんですが、でも実質的に作者の名前を呼んで文句を付けてる訳ですからね、このメタさ加減がほんと凄い。しかし単にメタい展開を作ったとしても歴史の浅いアーティストだったらほとんど面白みはないんですけどね、10年以上の歳月にわたって物語音楽という独自の音楽を作り続けてフォロワー勢にも影響を与えてきたSound Horizonだからこそ意味を持つメタさだと言えるでしょう。
このカタルシスを味わえないリスナーは勿体ないと思う。サンホラをここまで否定せずに応援してきたリスナーだけが辿り着くことが出来るカタルシスなんですよね。
とはいえこの曲、必ずしも名曲にはなってないというか、Interview with Noelに比べたらちょっとメロディ弱い気がしないでもないですよね…。やはりInterview with Noelにメロディのアイディアを費やしすぎてしまったのでは…。そこだけちょっと惜しまれるかな。

…まだ書くべきことは沢山あるけどとりあえずここで止めておきますか…これ以上書いてもグダグダになりそうだし。2ヶ月以上も先延ばししたのに全然まとまってないですね。まあこのアルバムについては既に多くのローランの皆さんに語り尽くされてるだろうし中途半端でも別にいいか。同人CDだったら投げっぱなしはよろしくないんですけどね。

以前も書いた通り、今回の作品はかなり人を選ぶ内容になってると思うし、「過去作を扱ってるから」という理由で既にサンホラに対する関心を失ったリスナーが無理して聞いたりしないほうが無難な作品だとは思います。生半可な興味で手を出したら地雷になりかねないですし。
ただ、この過去を総括する否定の物語を受け入れ、それに対する答えを見つけることが出来たリスナーは間違いなく貴重な経験を得たのだろうと思います。聞かないと損をするとは言い切れないが、聞いて自分なりの答えが見付けられればきっと得をする。そんな作品でしょうか。
新規リスナーについてはどうなんですかね…もしこのNeinから入門したいうファンがいたら相当な強者だと思うんですが…。Revoさんはいちおう新規ファンも想定してるみたいですけど。
それにしても、公式で二次創作を推奨しまくりとかまるで東方projectみたいなノリですがサンホラはファン層がかなり限られてるし原作の癖が強いのでフリーダムすぎる二次創作であらぬ方向に行っちゃうようなことはないんでしょうけどね。むしろ公式が一番やらかしてる感があるというか…。エレミシャのアレとかね…。

「Nein」をNeinするということ


「Nein」発売から既に2ヶ月以上経過していますが、保留にしてたこの作品への評価、結局まだ自分の中でも結論は出ていないです。でも、さすがにこれ以上先延ばしにしたら感想を書き記すタイミングを失ってしまいそうなんで現時点で思ってることだけでも書いておこうかと思います。ちょうどRevoさんのインタビュー後編も公開されたのでこの機会を逃すとグダグダになっちゃうかなぁと。
まあストコン開催中のローランが熱狂してる最中に便乗して書けば最良だったんですけどね…。2ヶ月以上も経ってるから既にローランの皆様に語り尽くされてる頃合いでしょうけど個人的に考えをまとめる感じなんでまあ別にいいかなと。


やはりサンホラの歴史は「否定」され続けてきた歴史だったのかなと思ったりします。
まあ自分は新参者なんで昔の状況とか詳しくは知らないんですが、ナレーションやセリフ入りの音楽という明らかに普通と異なる表現手法を選んでいるサンホラですから、当然ながら多くの人達からその特異な作風を否定されてきたのだろうし、更には、二期になってから複雑な構成を多用するようになったことで、一期からのファンすらも失い「否定」されてきたという訳で、まさに否定の折り重なった歴史という感がありますよね。
よく考えなくても、せっかくの10周年記念作品が「否定」とかいう超ネガティブなネーミングって時点でアレですよね。単に過去作品のストーリーを否定して別の可能性を探るというコンセプト以上の意味が込められてるんじゃないかって勘ぐってしまいますよね。Interview with Noelにおいてもノエルはその外見の特異さゆえに周囲から「否定」されてきたという経緯があって、それがサンホラが否定されてきた歴史とイメージかぶるというのもありましたし。

もちろん、否定されてきた数と同じかそれ以上に熱心なファンを今も多数抱えていることも事実なんですけど、でもRevoさんはその否定されてきた過去からも目を背けず、というかその否定さえも作品のコンセプトに内包させてしまったのがこの「Nein」なのかなぁとか思ったりします。今回繰り返し強調されてる「解釈の自由」には作品の解釈にとどまらず、作品自体を否定する自由、アーティストとしてのサンホラを否定する自由さえも含まれてるんじゃないかとか。全てを飲み込むようなとんでもなく懐の深い作品コンセプトなんじゃないかって。…まあさすがにこれは拡大解釈すぎるかもしれませんが、今回のコンセプトの壮大さにはそんな無茶苦茶さえもあり得ると思わせるだけの凄さあると思います。

こんなメタ視点を持ち出したくなるのは、自分が首突っ込んでる同人音楽界隈では現状のサンホラを否定する意見を見かける機会が多いってことも大きな理由であることは否めないんですけどね。やはりサンホラとじっくり向き合うことは同人音楽というジャンルと向き合うことに繋がるし、その逆も然りかなと。もしサンホラがいなかったら今の同人音楽界ってどうなってたんでしょうね。アレンジ音楽しかない界隈になってたかもしれないですよね。
今のサンホラを否定してみたところで、同人音楽がサンホラから大きな影響を受けている事実には変わりがない訳だし、サンホラの偉業が揺らぐことはないと思うんですが、でも否定するのも各リスナーの自由な訳で。
基本的にRevoさんって「去る者追わず」っていうか、かつての音楽性を求めてるリスナーに媚びるってことあんまりないように感じますよね。常に前進、やりたい放題っていうか。ヴァニシングスターライトの「よだかの星」は割とシンプルな構成の楽曲でしたがあれはかつてのファンにアピールするような曲調ではなかったし、あくまで新規ファンに向けた曲調でしたからね。
ツイッターのローランを監視してるとかいう噂が出るくらいだからネットでの「元」ファンの評判も把握してると思うんですけどね。やっぱり、新作の発売日をM3に度々かぶせてきたのは、自らの古巣でありフォロワー勢が多く存在する同人音楽界を意識してのことだと思えてならないんですが…どうなんでしょう。真相が明らかにされることは無いでしょうけども。


そして実を言うとこのブログ書いてる人も、発売直後にはこの新作を「否定」した者の1人だった訳です。あの時点ではまだ聞き込み足りてないし最終的な結論は保留とか言って先延ばしにしたんですけど、2ヶ月以上経った今、その結論は出たのかというと…ちょっと微妙なところですね…。やはり難しいです今回の新作の壮大なコンセプトとがっつり向き合うのは。…まあこの2ヶ月間ずっとサンホラと向き合って来た訳じゃなくてM3新譜を聞いてる時間のほうが長かったからアレなんですけども…。
それに加え、ご存知の通りこの作品は後追いリスナーが入手することがほぼ不可能な超プレミアの同人時代のCDを題材にした曲も収録されているので、要するに全て理解するのが最初から無理な作品なんですよね。昔からサンホラをずっと追ってきたファンだけしかこのアルバム全てを語る権利を持ってないということですね。
でも、せっかくこうやって同人時代の作品にも再び脚光を当てる機会を設けたんだから再発売とかしてくれないんですかね…。やっぱり難しいか…インタビューでも昔の作品はクオリティ低いって否定的に語ってますもんね。あらまりさんとの諸事情もありそうだし…。リメイクとか更にあり得ないな。というかそもそも今回のNeinがリメイクに相当するのか…?

しかし、その同人時代のアルバムを題材にした楽曲なんですが、総じて地味な印象だったりするんですよね…音楽的にも。もちろん自分が元作品に思い入れがないことも影響してるとは思いますが、でも新規曲として聞いてみてもやっぱり派手なメロディは無いよなぁ…。1stアルバム題材の「名もなき女の詩」は「パンでパンパン!!」のパートが楽しくてインパクト十分だけど、2nd題材の「食物の連なる世界」、3rd題材の「言えなかった言の葉」は基本地味かな…。それでも食物はサビメロ(ひかりのなかーでー)の部分が感動的なんだけど、言の葉のほうは「アスピリン…YES!!!!!!」のインパクトしかない曲と言っても過言ではない。この曲好きな方がいたら申し訳ないですけど…。というか何でアスピリンYESにあんなに力を入れてるのか…Revoさんの考えてること謎すぎる…。

まあ、同人時代のアルバムの改変曲は元ネタ分かんないって理由で脇に置いといても良いんですが、それ以外でもう1曲、このNeinで地味な曲があります。それはRoman改変曲「涙では消せない焔」です。はっきり言って、この涙焔がもうちょっと音楽的にインパクトある曲だったら自分がこのNeinに否定的なイメージを持つことはなかったんじゃないかと、そう思えるほど。
その他の曲はというと、「憎束」はレズFukiさん最高すぎるし「屋根裏堂」はサンホラ流ミュージカルの真髄が味わえる楽しすぎる曲だし「愛咎」は言うまでもなく今回のハイライトの最強曲だし「忘れな」もMärchen本編のクオリティと雰囲気を見事に再現した名曲だし「最果て」はノエルぅぅぅ!!!うおおおおお!!!!ってなる熱いトドメの1曲だし、うん、やっぱり涙焔だけ弱い…。涙焔は原曲の「焔」のサビではめっちゃ盛り上がるんだけど、そこに至るまでの新規メロディがちょっと退屈なのが否めないんだよなぁ。RevoさんRomanへの思い入れが他のアルバムに比べて弱いとか…?そういう訳じゃないか…。原作のRomanは名曲満載の超名作なんだしもうちょっと新規メロディ頑張って欲しかった感じありますよね…。

…ちょっと中途半端ですけど残りは後日に書きます。否定的なことはほとんど書いたから残りは褒めるところばっかりですね。2ヶ月以上保留したにも関わらず結局大したこと書けなさそうですが…。
というか今回のアルバムは情報量がいつも以上に凄まじいし、本気で考察とかしたら余裕で10記事分くらい書けるのでは。愛咎だけでも3記事くらい書けそうですよね。まあうちは考察とか無理ですけど…。

Linked Horizon「自由の代償 [劇場版Size]」

自由の代償

もちろん0時になると同時に速攻でダウンロードしましたとも、ええ。
多くのローランの方々もきっとそうしたに違いない。…ってことはないか。劇場で初聞きにしたいって方も多いでしょうからね。

今回の新曲、感想を一言でまとめるなら「プログレ!」ですね。…まーたプログレかよと思われるかもしれませんが、いやいや、今回は独断も偏見も無しにまじでプログレだと思うんですよ、既に聞いた方なら分かると思うんですが、曲構成がいつも以上に複雑で、まあ複雑なのもいつもの事なんですが、今回は「カオティック」と呼べるほどの実験的なフレーズが多用されてるのが特筆すべき点ですね。
いつものサンホラ(リンホラ)における「複雑」って、複数の楽曲を繋げて組曲風にしてあるという意味であって、個々のパートに限定して言えばストレートで分かりやすいアニソン系楽曲として聞けると思うんですよ。
でも今回の「自由の代償」は個々の間奏パートにシンコペーションや変拍子っぽい捻くれたリズム展開がふんだんに織り込まれており、ギターによる不協和音フレーズも目立っていたりして、まさにプログレっぽい実験的なイメージが強まってると感じます。

やはりリズム重視のアレンジという印象ありますね。リズム隊(ベースとドラム)が大活躍でプログレ好きなメタラー歓喜。原曲の「自由の翼」はツーバスドコドコの超疾走曲で、ひたすら直進、全軍突撃的なストレートで分かりやすいリズム展開だったんですが、今回の「代償」は直進せずに常に飛び跳ねてるようなイメージ。「翼」が馬で真っ直ぐに進撃してるイメージならば「代償」は立体機動で変則的な動きしてるイメージ? 女型と戦うときのリヴァイさんの人外な動きみたいな?
あと個人的に一番面白いと思う部分は4分半あたりからの木琴?メインのフレーズですね。それまでシリアスだった雰囲気が一変してコミカルになるところ、ちょっと不気味な雰囲気もあるんですけどね。ここすげえプログレっぽいと思うんですよ。

まあ、カオティックなアレンジの詰まった実験的な曲であっても、アルバム曲ならば何ら問題ないと思うんですよ。でもこれ、仮にも劇場版アニメの主題歌ですよね…。より多くの層が聞くであろうアニソンでこんなやりたい放題やってのけるとか…まじRevoさんイカレてやがる…(褒め言葉)。
しかもこれで劇場版サイズとか…。嘘だろ…。こんなごちゃごちゃに詰め込まれてる曲がまだ完全版じゃないだと…? 完全版はどんなことになってしまうんだか…。恐るべし。
しかしこの冒険的なアレンジはやっぱり賛否両論になりそうですな。まあいつも賛否両論だから今更なんですけどね。
ファンを全力で振り落とそうとするRevoとかいう暴れ馬…。その暴れ馬にずっとしがみ付き続けてるローランって改めて凄いなぁと思うんですよ。ほんと鍛え上げられてる。いやRevoさんは別に振り落とそうとしてる訳じゃないと思うんですが、結果的にファンをふるいに掛けてるのは事実かなぁと。

そんな訳で、とても刺激的なアレンジの楽曲に仕上がってると思うんですが、メロディ面については原曲の「自由の翼」や「紅蓮の弓矢」のメロディを継ぎ接ぎしてる感じなんで新鮮味は薄く、やはり新曲というよりかはあくまでアレンジ楽曲という印象ですかね。「紅蓮の座標」は新規メロディが充実していたから新曲として楽しめたんですけどね。
まあ、直前に新作アルバムのNeinとそれに伴うストコンもあった訳だし多忙すぎてメロディまで新規に作りこむ時間がなかったのかもしれないですが。フルバージョンでは新規のメロディも追加されるかもしれない?

ミーシャミーシャミーシャミーシャミーシャエレフエレフエレフエレフエレフ

やばいよねこの曲…。もう完全に今回のハイライトだよね。
今回の新作は微妙だとか昨日書いたばっかりですけど、もうこの「愛という名の咎」を聞けただけでもこの新作でifストーリーやった意味はあったんじゃないかと思えてきた。それくらいやばい。
ただでさえ近親愛で背徳感あるのに、それに加えて本編の運命に背いて色んな登場人物達を見殺しにしてまで自分達の愛を優先させたっていうルートだから二重の背徳感があるんですよ…。この背徳感が危険な中毒性を生んでます…。単なる幸せルートじゃなくて物凄く危うい幸せな雰囲気がたまらんよね(?)
にわかファンの自分ですら「うへええええええ」ってなるくらいやられてるんだから、Moira大好きローランの方々は「くぁwせdrftgyふじこlp」な状態でしょうね。なんという危険な曲…。

そしてストーリーだけでなく楽曲の出来も良いんですよね。他の収録曲は過去の名曲のメロディに新規メロディが負けてる感あるんだけど、このMoira改変曲だけは新規メロディが充実していて、むしろサビメロに関してはオリジナルのMoiraを凌駕するほどのドラマチックさがあるかもしれない。栗林みな実さんのボーカル麗しすぎるし、Revoボーカルパートが少なめなのも良い方向に働いてるか?(いや自分基本的にRevoボーカルは好きなんだけどこの曲に関しては)
Fukiさんの超絶ハイトーンの疾走パートもあるし、何よりラストの津波のようなバスドラドコドコが最強すぎる。メタラー観点からしても大満足な出来なんですよねえ。
梶裕貴さんの駆逐してやるは…まあ完全に予想の範疇ですな。でも決め台詞を言い放った後にやられちゃってるのが…。

なんだろう、Moiraだけ優遇されてる感あるというか、RevoさんはMoiraに特別な思い入れあったりするんだろうか。なんか愛咎だけ曲の作り込みが凄い気がしてならないんだけど。
まあMoiraって大作感が半端無いし、他の地平線はショートストーリーを束ねたオムニバス形式だけどMoiraだけは一本のストーリーということもあって、やっぱり特別感あるのかなぁ。それともRevoさんシスコンなの…?

その他の曲についてはもうしばらく聞き込んだ後に感想を書きたいと思います。やっぱりM3後になるかな。最初は微妙だと思った曲もリピートするうちに徐々に良さが見えてきた気がする…?

そういやRevoさんの長文インタビュー公開されてましたよね。Linked Horizonを経て音楽のクオリティ上がった…。なるほど…。なんかMärchenとほとんど大差ないサウンドだと思ってたけど、自分が音楽的に無知っていうだけであって、音楽分かってる人の耳で聞くとアレンジのクオリティ上がってると分かったりするんですかね。
思いついた曲を片っ端から譜面にしてたら人生足りないか…。さすが1曲にサビメロを何個もぶち込む人だけのことはある…。
というか8thの構想って前からあったのか。8thのほうが出すのが大変だから後回しになったと。NineとNeinを引っ掛けるために順番を逆にした訳ではないのかな。
まあ今回の新作は過去作品を扱った変則的な内容だったので、やはりサンホラの真価を問われるのは次回の完全新作である8thなんじゃないかな。次こそはRevoさんの全力を見れる作品になると信じてます。いつになるか分かんないですけど。オリンピック的な気持ちかぁ…。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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