JORMUNGAND「JORMUNGAND」

JORMUNGANDジャケ

これは昨年の夏コミの「新譜」…。さすがに1年前の作品を新譜扱いするのは厳しいですが…。
というかこのサークル、名前は違うとはいえ5150という誰もが知ってるサークルの別名義ですから、これだけタイミング遅れてるのにわざわざ取り上げる必要あるのかと疑問を持ちつつもせっかく聞いたのでいちおう書いておきます。

このCD、帯の裏に紹介文が丁寧に記されていて、「5150の代表、龍5150が率いるバンド」「ハイトーンが多用される」「シンフォニックである」「EDM要素がある」「テクニカルである」「スピードメタル」…等々。はっきり言ってこれレビューとか全く必要ないですよね。全部ここに書いてありますもん。圧倒的親切感。
新規サークルでもこれくらい丁寧に音楽的な特徴を列挙してくれてたら助かりますよねえ。まあうちらは事前にがっつりサークルチェック済ませてますけど、事前のチェックほとんど出来てないリスナーも多い訳で、そういう層向けに分かりやすいアピールは有効だと思いますし。

このJORMUNGANDは完全バンド形式みたいだから5150とは明確に区別されてるんだろうけど、でも実質的に5150の別名義だと考えて構わないですよね。曲も全て5150さんが手がけていて、ボーカルもお馴染みのみーやさんなので。

5150といえば、東方メタル系サークルの中では数少ないオリジナルとの両立を成功させてるサークルっていうイメージだったりするんですが…もちろん他にもオリジナルやってる東方サークルいるんですけど、必ずしもアレンジ作品に匹敵する内容をオリジナルで作れていない気がしますし。
その点で5150は、四季楽典シリーズを始めとして非常にクオリティの高いオリジナル作品を生み出していますし、高い演奏技術とアレンジ能力と共に優れたメロディセンスもしっかり備わっている稀有なアレンジ系サークルだと言えるのではないでしょうか。

そしてこの新名義JORMUNGANDでもそのメロディセンスは遺憾なく発揮されていて、完成度の高いキャッチーなメロディで満載なアルバムになっています。捨て曲なしでどの曲も耳に残るメロディばかりです。ただ、ちょっと四季楽典の収録曲に似通ったメロディが多いので新鮮味という点では微妙かもしれないけど…まあそれは仕方ないか。
このJORMUNGANDはバンド形式であるということを意識してなのか、四季楽典みたいなバラエティ感は控え目で、一貫した「ロックバンド」的な雰囲気を演出してる感じですね。ボーカルも基本みーやさん1人で、5150さんはバックコーラスに徹してる感じですし。いつも通りのメロスピ、クサメタル的な曲調も勿論あるんだけど基本は普遍的な歌謡ロックサウンドを目指してる感じか。

帯に「テクニカル」と書かれているようにどのメンバーの演奏も達者ですし、割とFukiさんに似てる声質のみーやさんが歌ってることもあって曲によってはLIGHT BRINGER感も多少あるかもしれないですね。もうちょっとベースとドラムのミックスが大きかったら更にテクニカル感あったかも。…やはり個人的にはどうしてもそっち系の音を期待してしまうんですよねえ。
あと、間奏でサンホラ…というかリンホラっぽいフレーズが時折出てくるのが面白いですよね。サンホラから影響受けてる同人音楽サークルなんて山ほどいる訳ですけど、サンホラのメタル的、プログレ的な側面から影響受けてるのって珍しいと思うんですよ。7曲目で「地平線」って歌詞が出てきてちょっとニヤリとしたり。いや全く関係ないかもしれないけど…。

そんな感じで安定感抜群の作品になってますし、今後もアレンジ系サークルのオリジナル進出の道標となる存在として更なる活躍を期待したいですね。夏コミで新作出るのかな?
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5150 「四季楽典 最終章」

四季楽典 最終章

いやあ、これは凄い作品ですよ。試聴の段階で期待してましたけどこれほど凄いとは思いませんでした。
なんか今回のM3新譜感想ではどの作品でもずっと凄い凄いと連呼しまくってる気がしますけど実際に凄いんだから仕方ないw 個人的なSランク作品がいくつもあってまさに豊作のM3でしたね(初心者だからまだ二度目のM3だけどw)。この作品もSランク余裕って感じの凄い仕上がりになってます。

このサークルさんは東方アレンジがメインでオリジナルも平行して少しづつ発表してるみたいですが、この作品はタイトル通りそのオリジナル作品シリーズの最終章的な位置付けになってるみたいですね。
以前「シンフォニック東方」をちょこっと聞いた時はなんかしょぼいイメージしか無かったんでこの作品での進化っぷりには驚きました。これはもはや同人メタル最強クラスの音ですよね。

サウンド面での進化はもちろんの事、何より楽曲の完成度が半端ない。
失礼ながら、アレンジ作品がメインのサークルさんが作ったオリジナル作品を聞くと、ちょっと作曲能力に疑問が付くことが多かったんですが、このアルバムに関しては文句なしに曲が良いです。というか、曲が良すぎて「なんでこんな良い曲書けるのに東方アレンジやってるの…」とか思ってしまうくらいですよw 10曲もボーカル曲入ってて捨て曲がないのはけっこう驚異的(そのうち1曲はデスボイスばっかりだから除外しますが)。まあ、#6とか#8みたいにアルバムの流れに合ってない曲調の曲はあったりしますけどメロディ自体は良いですからね。凄まじい楽曲充実度です。
サウンド面やアレンジ面でも完璧な出来ですね。こっちは東方アレンジ制作で培われた物なんでしょうけども。

ボーカル面ですが、豪華なゲストボーカルが揃っており、ドラガや桜牙でお馴染みのみーやさんやLIGHTNINGの勇舞さん等、どのボーカルさんも上手い人ばっかりなんですが、何より5150さん本人のボーカルが凄く上手いことに一番驚きましたね。
前にシンフォニック東方聞いた時はヘナヘナボーカルって印象だった気がするんだけど…作品重ねる中でボーカリストとして上達したのか、あるいは音質アップしたから良く聞こえるようになっただけかもしれませんが、とにかく上手いです。SKYWINGSのボーカルを思わせるような清涼感ある伸びやかなハイトーンボーカルですね。#3で披露している両声類的な女性風ボーカルも面白いしw
そしてみーやさんの力強いハイトーンボーカルも最高です。ドラガと桜牙で聞いた時よりずっと上手く聞こえるのがちょっと不思議。Fukiさんと比較しても遜色ないレベルに聞こえる。細いボーカルの5150さんやデスボイスとの対比で声質が殊更に強調されているせいもあるかもしれませんが。

個々の楽曲についてですが、メロディ面では申し分ないのですが、ちょっと曲調がバラエティに富みすぎてコンセプトアルバム的な一貫性を欠いてる気もしますね。そして曲調が散漫なのでこのサークルさん独自の持ち味も見えづらい。どんなジャンルの曲でも書けてしまうせいで器用貧乏に陥ってるのかもしれないですが。
やはり#1、#7、#10みたいなドラガ+サンホラのメタル曲みたいなシアトリカルなシンフォメタル路線をメインで構成して欲しかったですかね。この3曲はオリジナリティは劣るものの、サウンド面やメロディ面ではそのドラガやサンホラにも肉薄するようなクオリティを持ってる凄まじい曲です。歌唱面ではやはりみーやさんの働きが大きい。この方の声が無かったらここまでの壮大なスケール感は獲得できなかったでしょう。本当に素晴らしいボーカルさんです。
5150さんボーカルの#4や#9もキャッチーで完成度高いメロディ持ってますし、#3のツインボーカルによるバラードも涙腺刺激するような泣きのメロディがめちゃくちゃ素晴らしい。

アルバム構成に多少不満はあるもののクオリティ面では圧倒的な作品になっていますね。今後もオリジナル作品に期待したいです。

楽曲充実度:S
ゲストボーカル豪華度:A
サウンドプロダクション:A
疾走度:A
シンフォニック度:A
総合お気に入り度:S
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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