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WHITEFISTS「Prism Castle」

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https://twitter.com/kenshiro_guitar/status/1027570823924613120

同人メタル界に衝撃を与えた驚異の1stアルバムから約10ヶ月、待望の2ndアルバムがリリースされました。
今回の新作も期待に違わぬハイレベル&ハイセンスすぎる内容。そして界隈の先頭を突っ走るような勢いを感じさせる出来栄えになってます。

同人メタルシーンにおけるテクニカルメタル及びインストゥルメンタル作品の更なる可能性を提示する説得力に満ち溢れた充実作だった1stアルバム「Natalia:Code」。
そして春M3リリースのコンピレーション「While True:」においても凄腕揃いのメンツの中で全く埋もれず光彩を放っていたWHITEFISTS主催ケンシローさんでしたが、今回の新作ではさらに貪欲に多彩なジャンルを飲み込んで音楽性を拡張し、より同人音楽らしさを追求したような内容になっていると思いますね。

収録曲は7曲、うちイントロとアウトロが2曲、そして「While True:」の収録曲が1曲あるので完全な新曲は4曲ってことでボリューム的には前作に劣りますがまあそれは制作期間が1年未満だから仕方ないですね。各曲の出来栄えは前作と変わらないです。
クオリティについては前作の時点ですでに「同人音楽越え」の域に達していたので目立った進歩は見られませんが、同人音楽及びオタクミュージックとして考えるならこれ以上のクオリティを望んでも仕方ないと思う。けど、ガチでオタク以外の一般リスナーに売り込もうとするならばまだまだ向上の余地はありそうですが…。

イントロを経た実質1曲目「Antinømia」、前作の実質1曲目の「Natalia:Code」と同路線のシネマティックでハイブリッドな楽曲ですが、違いがあるとすれば今回のほうがサビメロが歌謡曲寄りなキャッチーさがあるところでしょうか。鋭くテクニカルなギターサウンドと壮麗なストリングスのコンビネーションの精度は相変わらず驚異的。ブレイクダウン(?)パートにおける様々なジャンルの音の断片が交錯するアレンジは実にスリリングで大きな聞き所になっています。

3曲目「Hydr0re」はテクニカルメタル+ゲーム音楽。Djentyな重低音サウンドを下地にして、民族音楽要素も加味した異国情緒あふれる世界観に仕上がってる。

4曲目「Ite Cancer」はジャズ要素を交えたオシャレなアレンジが見事に多様性を演出してます。

5曲目「KaTharsis (Prism Castle Ver.)」は「While True:」収録曲の別バージョンですが、パッと聞いただけじゃ違いは分からない…けど強力チューンであることは改めて言うまでもなし。

6曲目「結晶」はなんとロック要素の全く無いファンタジックでシンフォニックな異色曲。かなりゲーム音楽寄りな雰囲気。非常に穏やかな曲調ですが後半部分のゲームのテーマ曲っぽいメロディが特に素敵。

ジャケは前作と同じくc.c.Rさん。相変わらず美麗で精密すぎるイラストで内容の世界観とも合致してるし文句の付けようがない。

という訳で、今回もメタラーやゲーム音楽リスナーを始めとした全方位のリスナーにおすすめ出来る超高品質な内容です。これを聞いて「ハズレ」だと感じる同人音楽リスナーがいるとは思えない。全員聞きましょう。
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WHITEFISTS「Natalia:Code」

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https://whitefists.booth.pm/

強い…強すぎる。圧倒的な強さ。2017年同人メタル界最大の衝撃作!トシン○バシ以来の衝撃!
…って最後のは某所にちなんだネタですけどまあその某所で紹介されててもおかしくないくらいの内容の作品であると思うんですよね。実際このWHITEFISTSのアルバムを年間ベストにチョイスしてる人もけっこういましたし、海外アーティストにも引けを取らない、同人音楽という箱庭には収まりきれないポテンシャルを持つサークルですよ。間違いなく。
現在の同人メタルシーンのハイレベルな状況を象徴する作品であると思うし、ますます増える「プロ顔負け」系同人音楽の切り札とも言える存在なんじゃないかと。

このWHITEFISTSってギタリストのケンシローさんの1人サークルなのかな? サウンドクラウド等を遡ってみた限りでは過去には既存のアニメソングのテクニカルメタル系リミックスやアレンジを主に公開しておられたみたいで、同人イベントでの作品頒布としては2016年秋のまどかマギカのアレンジEPが初? 続いて2017年春にはまどかマギカをイメージした楽曲によるEP(アレンジ作品かと思ってたけど曲自体はオリジナルっぽい)、そして満を持して2017秋に初のオリジナルアルバムとなる本作「Natalia:Code」を発表…という流れだと思われます。たぶん。

音楽性としてはテクニカルメタル(Djent)とエレクトロニカを掛け合わせたハイブリッドなギターインストって感じなんですが、公式では「アートコア」と紹介してましたね。アートコアって何ぞ?と思って調べてみたけど英語のwikiしか見付からなかった。どうやら同人音楽発祥のサブジャンルのようでピアノやストリングスをメイン楽器にしたドラムンベース系の音楽ってことらしい。なるほど実際このアルバムもそんな感じっすね。

当ブログで紹介するサークルっていわゆる「人を選ぶ」タイプの尖った音楽性の場合が多いっていうか、ハマる人はハマるかもしれないけどそうでない人はあんま楽しめないかも?っていう博打のようなサークルもあったりする訳ですがこのWHITEFISTSは違います。M3に来る人全員におすすめ出来そうってくらい普遍性のある音。ですが「普通」「ありきたり」っていうのとは別物。むしろ同人メタルの最先端をいくような洗練されたサウンド、海外にも通用しそうな完成度が備わってる。

1曲目のイントロに続いて継ぎ目なしに展開されるタイトル曲「Natalia:Code」、このサークルの魅力を凝縮したようなキラーチューンであります。緊迫感を演出するシネマティックなストリングスとテクニカルなギターワーク、そしてスタイリッシュに楽曲を彩るエレクトロニカな要素、もう全てが洗練の極み。圧巻の出来栄え。1stアルバムにしてこの域に至っているとか信じ難い。天才的としか言いようがないですよね。
ぶっちゃけこれ聞いてカッコいいと思わないリスナーは同人音楽界にほとんどいないと思うんですよ。Djentというマニア向けな音楽性を下地にしながらここまで万人向けな音楽に昇華させるとは恐るべし。

3曲目「World Requiem」、この曲でも引き続きシネマティックなストリングスがフィーチャーされていますが前曲と違ってDjent要素は少し控え目でメロディアスなリードギターが主導するフュージョン寄りな作風になってるかな。心なしか東方アレンジっぽい(?)メロディといい同人メタル系ギターインストとして王道な出来って感じ。

4曲目「0:ALL」もエレクトロニカを交えたフュージョン系の趣き。やはりめちゃくちゃ洗練されたギターサウンド。ストリングス等は入ってないので派手さはないけど。

5曲目「The different」はいきなり民謡っぽいフレーズとDjentサウンドの共演が展開。でも全体的には民謡なパートの出番は少なくテクニカルメタルなパートのほうが大半を占めてるかな。

6曲目「Rena」は今作で最もエレクトロニカ寄りな曲。バンドサウンドの出番は僅かしかなくフューチャーベース系のキラキラなサウンドがメイン。Djent要素はないけど何気にこの曲めっちゃ好きですね。あと途中で唐突に出て来るチップチューンっぽいパートも面白い。

7曲目「Ōrīōn」では打って変わってDjent全開。有無を言わさぬテクニカルなギタープレイが存分に展開されます。海外バンドにも負けないような演奏力と洗練されたアレンジ。これも凄まじいです。

8曲目「Flora」は2分の小曲でドラマチックなリードギターがアルバム終盤を盛り上げます。

9曲目「R'lyeh」はなんとアルバム最後にしてボーカル曲が初登場という驚きのパターン。これは次回作ではボーカルものを作るっていう予告的な意味もあるのかな? いや分からんけど。しかしこの女性ボーカルさんも外人みたいでめちゃくちゃ上手いなぁ。

ジャケ絵はこの界隈でお馴染みの神絵師c.c.Rさん。内容にぴったり合ったSF風味のイラストで素晴らしいですね。

そんな訳でDjent系好きなリスナーはもちろんのことエレクトロニカ系のリスナーも楽しめると思うしゲーム音楽好きなリスナーをも惹き付ける無敵の音楽性の作品です。ハイレベル且つ広範囲が射程に入ってる音楽性。
同人メタルシーンのレベルを丸ごと一段階引き上げるような、それくらいのポテンシャル秘めたサークルであるように思います。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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