2018春M3カタログ メロンブックス限定購入特典音源を頑張ってダウンロードして聞いてみた感想

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https://www.melonbooks.co.jp/corner/detail.php?corner_id=55

今回のM3カタログ、メロンブックスで購入すると何と17もの有名サークルの音源がフル尺でダウンロード出来るQRコードが特典としてもらえる驚きの豪華企画があった訳です(今もまだ特典残ってんのかは知らんけど)。
六弦アリスや葉月ゆらさんやMISLIARなどなど…同人音楽界を代表するサークルの楽曲が17曲も実質無料で聞けちゃうんですよ? 凄すぎますよね。こりゃM3カタログ買うのはメロンブックス以外あり得ないでしょって感じでメロブで購入した方が結構多かったのではないかと想像するのですが…しかし世の中そんなに甘くない。

というのも、楽曲ダウンロードは1曲毎にQRコードを個別に読み込んで行わなければならないのです。つまり17回もいちいちQR読み込んで1曲づつダウンロードする訳です…はっきり言ってクッッッッソ面倒くさい。苦行以外の何物でもないです。こんな面倒くさいことするくらいなら1500円くらい払ってコンピアルバム買ったほうが100倍マシだと感じること請け合い。
しかしこれは「ZIPで一括ダウンロード??甘ったれんじゃねーぞ!!!スパーン!!(平手打ち)」てな感じで同人音楽の厳しさを教えるためにメロンブックスさんがリスナーに課した試練である訳でして、文句言ってはならないのです。たぶん。

さて、個人的にこの特典音源で一番の収穫と言えるのはやはりMISLIARですかね。惜しまれながらも解散してしまった同人ゴシックの伝説的サークル、Asrielの元ボーカルKOKOMIさんが2年前に始動した新プロジェクトですね。2年も経ってるからもう「新」って付ける必要ないかもしれないけど…でも「元Asriel」っていう前置きが不要になるほどMISLIARの名前が定着してるのかっていうと微妙な感じではあるのかな。
もちろん自分も作品の試聴はチェックしてたけど、さらっと聞いた感じではAsrielより少しあっさりしたサウンドになった程度の感想しか抱かなかったんですけど、でもこの特典音源の「真夜中のサアカス」をフル尺で聞いてみてびっくり。なんじゃこの豪華絢爛なシンフォニックサウンドは!! サンホラやん。しかも一期じゃなくて近年のサンホラ(リンホラ)の音。
サンホラっぽいと言っても複雑な曲構成がある訳じゃなくて、むしろシンプルな展開なんだけどオーケストラのアレンジやドラムのミックス等にRevoっぽさを強く感じる。AsrielのV系ロックサウンドとは明らかに異質なアレンジ。メロのキャッチーさもサンホラ寄りな雰囲気あるかなぁ。
この曲を聞いたことで俄然MISLIARへの関心が湧いてきたんですけど、でも試聴を聞いた限りではこういうサンホラ路線の壮大シンフォニック曲はこの曲だけなのかなぁ…この路線中心の作品だったらめっちゃ欲しかったけど…。V系っぽい曲ならば他でも聞けるからあんま惹かれないんですよね。

…でお次は六弦アリス。ここも言わずと知れた同人音楽最高峰の知名度を誇るサークル。自分も後追いリスナーだからどのアルバムから聞き始めればいいのかとか分からんけどとりあえず「初期best」の2枚から手を付けりゃいいのかな? たぶん。
この特典音源で聞ける「スターチスの眠る丘」の入ってるミニアルバムは以前買ってたんで初聞きではないけど改めて素敵な曲ですよね。

葉月ゆらさん。同人ゴシック最強の「ブランド力」を持つ女性ボーカリスト。甘ったるいゴスロリ系ボイスの持ち主ならば枚挙に暇がないけど葉月ゆらさんの個性に敵う人はいないでしょう。でも後追いで葉月ゆらさんの作品集めるのは修羅の道すぎると思う。廃盤の旧譜いったい何枚あるんだろう…。

Ariabl'eyeS、葉月ゆらさんに次ぐ個性的な甘々ゴスロリ系ボイスを持つ(と思う)Renaさん擁するシンフォニックロックサークル。かつてはうちのブログの一押しサークルの1つだったのですが…まあ長く活動してるサークルはマンネリは避けられないですからねえ…。別にクオリティが下がったとかそういう訳ではないんですけどね。むしろ今のほうが人気上がってると思うし。
「戦場のディーヴァ」って結構前の曲ですけどサークル側もあの頃がAriabl'eyeSの全盛期だったという自覚があるんだろうか。今度の新譜もあの時期のリメイクみたいだし。

「エミルの愛した月夜に第III幻想曲を」…長い。略してエミルIII(エミルさん)。そんな略し方してるの自分以外にいるのか分からんけど。ゴシック系として理想的な声質の女性ボーカリストを擁し、V系ロック+エクストリームメタルなサウンドで界隈の王道を行く。ジャケ絵も「こっち系」の同人音楽界で引っ張りだこの超神絵師であるおにねこ大先生をフィーチャーして王道を行ってます。けど、過去作を集めようと試みるとホラー絵だった時期のジャケ絵を目撃して椅子から転げ落ちるかもしれないので注意が必要。まあ、おにねこ大先生の絵は界隈にあふれ返ってるからホラー期のほうが個性あったと言えるんでしょうけどね。

Ether、活動歴10年越えの老舗サークルのはずなんだけどボーカルがエルム凪さんに交代して心機一転したこともあってあんま古いサークルな気がしないっていう不思議。個人的には民謡路線に切り替わってから買わなくなっちゃったけど…そういや久々にロック回帰した「闇堕精霊譚」買ったのにまだ記事書いてなかったな…。

CLOSED/UNDERGROUND…片霧烈火さんのサークルですね。ってかこの曲って-LostFairy-名義の曲じゃなかったのか。まあ実質的に-LostFairy-の曲だと思うんですけどね。

ウサギキノコ…茶太さんのサークルですね。同人音楽界を代表する癒やしボイスの女性ボーカリスト…だと思う。茶太さんの作品買ったことないんだけど。ともあれこの特典音源で聞ける「さよなら」って曲めっちゃ良いと思います。

FROZEN QUALIA…全く存じ上げないサークルだったんですけど良質な爽やかロック系女性ボーカルアニソンって感じですね。

HUMMING LIFE…ここも茶太さんボーカルに据えたサークルですね。こっちはひたすらアコースティックでヒーリングな感じか。

ポヤッチオとConfetto…両サークルとも電波系ですね、うん。電波ソング嫌いな訳じゃないけどあんま積極的には聞かないかな…。

こすもぽりたん…めらみぽっぷさんのサークル。この方もオリジナル/アレンジ問わず非常に数多くのサークルにて歌唱担当なさってる同人音楽界の代表的女性ボーカリスト。この曲けっこうヘヴィなアレンジのラウドロックだけど…こういうの聞くとやっぱフォアグラ的な路線のプロジェクトを期待しちゃいますね。

CHEMICAL SYSTEM LE…cosMO@暴走Pのサークルか。まあボカロ歌ってみたな感じっすね。

Sprite Recordings…それなりに有名所だと思ってたけどそれにしては音しょぼくね?と思ったら結構昔の曲なのか。

灰色Logic…V系歌謡ロックな趣きのサークルですけど以前買った時よりだいぶパワーアップしてるみたいですな。商業への曲提供も行ってるみたいだし。

EtlanZ…ここも全く存じ上げないんですけど、この曲だけゲーム音楽アレンジ曲&インスト曲ってことでだいぶ浮いてる感じある。


という訳でいちおう全曲について書いてみましたが、M3初心者向けの記事を書こうと思ってたけど結局無理でした。いつも通り全く参考にならないですな。まあいいや…どうせうちの推しサークルこの特典音源に入ってないし。
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V.A.「otogism」

https://otogi-records.bandcamp.com/album/otogism

先日紹介したDIAさんも参加している昨年末にリリースされたポストロックコンピレーション作品。アマチュア作品とは思えないほどのハイレベルな楽曲が10曲も収録されているのに無料ダウンロード! 投げ銭ですらないのが驚きですね。これはポストロックに興味のない人も是非とも聞いてみるべきだと思いますよ。ほんとに聞き応えある楽曲ばかりなので。

さて念のため、ポストロックというジャンルがよく分からないというリスナーの方のために簡単に説明をしておきますとですね、ポストロックというのはですねえ…えーとですね…。…うーん…難しい…。
クリーントーンのギターで割とテクニカルで無機質な演奏でけっこうアンビエント寄りで雰囲気重視感のあるインスト中心のロック…て感じで漠然と捉えているジャンルですけど、ぶっちゃけこのコンピに入ってる曲ってそのイメージに当てはまらない曲が多いんですよね。ハードコア寄りな歪んだギターの曲もいくつもあるし。どこまでがポストロックの定義の範疇なのか分からないっす…。ほんと難しいジャンル…。
まあ厳密な定義はよく分からんけど曲がカッコよければそれでいいや的な。そんな大雑把なノリでも楽しめるくらい素敵な楽曲満載なので大丈夫だと思います。はい。

1曲目はお馴染みのDIAさん。澄み渡ったストリングスの音色で穏やかに幕を開けますが途中からマスロック然とした鋭いメカニカルなギターリフが展開していきます。DIAさんの得意とするRPGサントラ音楽とito projectでのハードコア&マスロック要素が融合したような聞き応えある楽曲に仕上がっていますね。

2曲目myriadさんの曲は激情ハードコアっぽいエモーショナルでアグレッシブなパートとアトモスフェリックなパートの対比が見事。これもめっちゃ本格的な楽曲ですね。

3曲目kvoldさんの曲はエレクトロニカ寄り。っていうかロックであるかすら怪しいくらい大半が電子音で構成されてる。

4曲目nemo asakuraさんは電子音+クリーントーンのギターでいかにもポストロックらしい穏やかな出だしですがそこからマスロック的テクニカルな展開に移行してさらにシューゲイザーな幻想的な展開まで登場するという盛り沢山な曲。

5曲目は同人メタル界隈でもお馴染みsoft ni deadmanさん。「emotion」という曲名通りエモーショナルで激しくテクニカルな展開を見せる曲。

6曲目natsumegさんの曲もクリーントーンの静かな出だしからエモく勢いのあるハードコア寄りサウンドに移行する展開。

7曲目の微熱さんの曲はかなりアヴァンギャルドでけっこうホラー感あり。

8曲目griffon nakanoさんはこのコンピの主催者? さすが主催者だけあって圧巻の出来栄え。ハイレベルな楽曲揃いの今作に置いても更に頭一つ分抜けたクオリティ。マスロック的なテクニカルな演奏が満載でしかもかなり複雑な展開を持った楽曲なんですがメロディも叙情的でドラマチックなので聞き応え抜群です。

9曲目yakaさんの曲、唯一のボーカル入りの曲ですね。これはポストロック興味ない人におすすめしたい曲。女性ボーカルの声質が儚げなアニメ声でめっちゃ同人リスナーに刺さるタイプの声だと思うんですよ。メロディ自体も素晴らしいし幻想的な雰囲気も最高。

最後を飾る10曲目のサナトリウムさんの曲は唯一のボカロ使用曲。シューゲイザー寄りな轟音ギターとボカロの歌声の対比が映える。

総じてハイレベルな楽曲ばかりでアマチュア臭さのある楽曲が皆無っていうくらい平均点高いコンピなんですが特に8曲目と9曲目が強い。この2曲だけでも聞いて頂きたいですね。

(V.A.) VOCALEAMO Compilation album「E.M.Otional」

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http://zunx2dtm.com/archives/20127397.html

春M3作品です。ボカロです。激しい系です。でもギャーギャーうるさくはありません。
コンピレーションアルバムです。15曲も入ってるのに500円というお買い得です。良い曲が多いです。

…以上、いちいち読むのが面倒くさい人向けの要約でした。
ってかこの要約だけで最低限の情報は十分に伝わる気がするしわざわざ本文を書く意味はあるんだろうか?と思いつつもやっぱり投げ槍すぎるのはいかんのでちゃんと書きます。はい。

このコンピ頒布してたサークルって確か壁配置だった気がするしそれなりに知名度のあるボカロPなのかな。恥ずかしながら不勉強な者でしてこのコンピに参加してるボカロPさんは1人も存じ上げなかったんですけどね。でも各ボカロPさんの投稿動画一覧をさらっと見た感じでは再生数は2000~5000くらいでそれなりの数字は稼いでおられる印象ですし、何より音源そのもののクオリティの平均値がだいぶ高め。しょぼい音を鳴らしてる参加者は皆無で、オリジナル同人メタル界のクオリティ平均値と比較しても中の上から上の下くらいには位置するレベルばっかりなんじゃないかなぁ。このクオリティで15曲で500円って安すぎだろ…。やっぱりニコ動界隈の価格設定はやばい。
ってか自分も記憶が曖昧で、このアルバム1000円で買ったような気がしてたんだけど500円だったんだ…この記事を確認して気付いた。まあイベント時って値段とかあんまり気にせずバンバン買っちゃいますからねえ。それで衝動買いもしちゃうんですけどね…。

コンピレーション作品なんですけど、ボカロでラウド系(スクリーモ/ポストハードコア)という縛りで参加者を募っていることもあって作品全体にはしっかりと統一感があってコンピ特有の雑多な感じがほとんどありません。1つのアーティストの作品として聞けてしまうレベル。でもそれって裏を返せば各参加者の個性が乏しいとも言い換えられる訳なんですが…とは言えこの手のラウド系サウンドってジャンルのフォーマットに従って作るとどうしても似通った感じになってしまうのは仕方ないんですけどね。
前述の通りクオリティは各参加者ともかなり高い。今のボカロラウド界隈ってレベル高いんだなぁと感じずにいられない。これならばボカロ&同人ラウド界隈は今後も安泰? このラインナップの中から歌い手コラボでアルバム作るPが出てきたらけっこうな傑作が生まれそうな予感ありますよ。

収録曲はタイトル通りエモーショナルなメロディを備えたラウド系ばかり。シンセ使ってるPもいるけど必要以上にチャラい感じにはならずあくまでシリアスな曲調が中心。パリピ向けラウド曲が苦手なリスナーにもおすすめできる。

どの参加者も総じて良い曲を作ってると思うんですけど、プログレマン的に特に気になったのは8曲目を提供しているイチカっていうボカロPさん。テクニカルでDjentyな作風で異彩を放ってます。あのイケメン天才ギタリストのichikaさんとは無関係だと思いますが…。
主催者KeitAさん提供の2曲目もちょこっとDjent風味かな。
15曲目のギターインストもDjent寄りでカッコいいんだけど参加者のクレジットが無い?

12曲目のイリオモテヤマネコさんの曲は本作随一の疾走感のあるアグレッシブな曲調でインパクトあり。
7曲目zunx2さんもかなりヘヴィで音圧高いサウンド。このボカロPさんは動画の再生数も高め?

シンセ入りの曲では11曲目UCCHiさんの英詞曲とか良い雰囲気が出てて素敵ですね。
10曲目の音羽ねぅさんの切なくキャッチーな歌メロとキラキラサウンドの組み合わせも絶品。さらにギターソロもがっつり入ってるし今作の参加者の中でも注目度は高い。
あと5曲目のR'sFactoryさんのブレイクダウンのとこのシンセフレーズが好き。

サビメロのエモさにおいては6曲目のsho-penさんが一番かも?
3曲目の書店さんのアルバムは実は買ってました。まだ開封してないんですけどね…。今作ではマスタリング担当なさってるようで作品全体への貢献度は高そう。曲調はオーソドックスなシンセ無しのスクリーモですな。

そんな訳で素敵な曲が取り揃ってるんでボカロ好きなリスナーにもラウド系好きなリスナーにも聞いて頂きたいですね。ボカロラウド界の現状を知るには打って付けの1枚なのかなと。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information

↓当ブログ的に超絶おすすめなサークル2選!!!
必聴です!!!!!

http://lostmyproust.jimdo.com/

https://tomorro4.bandcamp.com/

↓その他のおすすめサークルはこちらにまとめてあります
http://adtoe.blog.fc2.com/blog-category-75.html

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