Fuki Commune「Welcome!」

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A025435.html

2014年発売の「Monument」以来となるLIGHT BRINGER待望の新作…ではないんですよね。Fukiさんソロ名義の1stアルバムでございます。

でもLIGHT BRINGERのキーボード奏者であるMaoさんがほとんどの収録曲を作ってるみたいだし、更には発売に先駆けた試聴音源を聞いてみた限りではLIGHT BRINGERのイメージをそのまんま継承したかのようなキャッチーな歌メロ&メタリックで疾走感あふれるサウンドの楽曲が揃ってる印象だったんで、これ実質的にほぼLIGHT BRINGER新作でいいんじゃね? というかMaoさん中心だからMao BRINGER?
とかまあそんな感じの期待感を持っていざ新作を聞いてみた訳ですけど…。

結論から言うと、このFukiさんソロ作はLIGHT BRINGERとはだいぶ異なる音楽性ですね。もちろん共通点も多いんですがやはり似て非なるものであるというべきか。
LIGHT BRINGERの最終作(になってしまう可能性の高い)「Monument」も今作と同様に大半の曲をMaoさんが作っていた訳ですが、まあこっちは名義がFukiさんソロですからね、そりゃ方向性が違ってて当たり前なんですけどね。

この2作の違いを一言でいえばこっちはプログレメタル要素がほぼ皆無ということですね。
主役はあくまでFukiさんの歌声であり演奏陣は基本的にバックバンド的なポジションに収まってる感じでしょうか。その演奏陣はMaoさんを始めとして若井望さんやBABYMETALの神バンドのメンツ等の実力派揃いなんですがそれぞれの演奏力を前面に出したような見せ場は控え目といった印象です。

一般的なメタラーやアニソン系リスナーならばおそらく、LIGHT BRINGERにおいて多用されていたテクニックをひけらかすような「邪魔な」プログレ演奏パートが減って聞きやすくなったと感じるのではないでしょうか。実際、感想をサーチしてみた限りでは今作に対して好意的な意見、絶賛する意見が大半でしたしね。
でも個人的にはやっぱりプログレ要素が無くなったのは寂しいと言わざるを得ない…。いやもちろんFukiさんソロなんだから演奏陣が無駄にしゃしゃり出るような内容になってる可能性なんて最初からほぼ無かったと分かってはいるんですけどね。なんというか、プログレパートが無くてもFukiさんの歌うキャッチーな歌メロさえあれば十分に満足できるだろうと思ってたんですよ。でもいざ聞いてみたら、思ってた以上にプログレパートがないのが物足りなさに繋がってる…。やっぱりLIGHT BRINGERというバンドの魅力においてプログレ要素の比重は高かったんだなぁと改めて再確認。

それにしても、Maoさんの作る曲ってLIGHT BRINGER時代はひねくれたアレンジが特色だったというか、特に「Monument」ではウネウネした気味の悪い(?)シンセを前面に出した偏屈な曲ばっかりだったじゃないですか。「Gothel」とか典型例で、あの曲ってせっかくのパワフルな歌メロを不気味なシンセが台無しにしてる感すらあって、インディーズバンドならまだしもメジャーバンドがこんな変態的アレンジするなんてずいぶんとイカれてるなぁと感じたものです。Maoさんって見た感じは爽やかイケメンなのに何でこんな根暗くさい変態性を好むのか。なかなかに不思議です。
しかしですね、「Monument」個人的にめっちゃ大好きなアルバムなんですよ。人気作の「Scenes of Infinity」より断然Monumentのほうが好き。Monumentを駄作扱いしてるファンがけっこう多いみたいだけど…まあ変態すぎるから仕方ないとは思うんですが。メロディもスルメ系なのは否めないし。

その「Monument」に比べると今回のFuki Communeでは変態性を完全排除、万人受けしそうなキャッチーで分かりやすいメロディに徹していてほんと大きな変わりようですよね。いや元々Maoさんの曲はメロディ分かりやすかったんですけどね、アレンジが変態だっただけで。
しかしその変態性の欠如のせいで予想以上に物足りない…。Fukiさんの歌声は言うまでもなく国内メタル女性ボーカルで最高峰の実力がある訳で、バックの演奏など関係なしにその歌声だけで全てをねじ伏せるような説得力を間違いなく有しているのですが、でもはっきり言ってFukiさんが凄いのは当たり前なんですよね。最強なのが当たり前。だから最強プラスアルファを求めてしまうってのも正直ありますかね…。

1曲目はイントロ的なインスト曲…みたいなんですけど実はiTunesで購入したからこの曲聞けてないんですよね。iTunesだとこのイントロが未収録で曲番号が1個づつズレてます。
2曲目「月が満ちる前に」、これは文句なしの完璧な曲。プログレ要素はないけどこの曲については歌メロが完璧すぎるから何の不満もございません。そうそう、こういう曲が聞きたかったんだよ!と言いたくなるほど、Fukiさんの歌声の魅力を活かし切った名曲。

3曲目「輝く夜へようこそ!」、これは怪盗ジョーカーっていうアニメのEDテーマ曲に抜擢された紛うことなきアニソンであるようですが…実は怪盗ジョーカー1度も見てないんですよね…。1度くらいは見ておくべきですかね。絵柄からしていかにもキッズアニメって感じですが、この曲も子ども向けアニメに相応しい雰囲気のアニソン風ロックナンバーに仕上がってると思いますね。まあアニソンなんだからプログレ要素なくて当たり前ですよね。この曲についても非常に完成度高い歌メロなので不満などないです。

4曲目「I’ll never let you down!」、これは超パワフルな疾走チューン。Fukiさんの圧倒的歌唱と爆走サウンドが織りなす隙のない出来栄え、まさにメタラーのための曲。ファンの求めてるものにガッツリ応えた曲調だと言えるかなと。間奏開けのFukiさんの「ンーアアッ!」って唸り声?がすげえ迫力だと思います。でも、この曲あたりからプログレ要素ないのがちょっと物足りなくなってくるんだよなぁ…。

5曲目「僕が生きる世界」、これは疾走感は抑え目ですが歌謡曲的なメロディと軽快なグルーヴで安定した展開を聞かせますね。でも個人的にはやっぱり「普通」な曲止まりかもなぁ…。

6曲目「朝な朝な」、これは乙女ゲーか何かの主題歌で、作ってるのもMaoさんではないのでここまでのアルバムの流れと明らかに異質な感じです。普通に良いメロディのバラード曲だとは思いますが。

7曲目「狂い咲け雪月花」、これもエロゲ主題歌なのかな。こういう取ってつけたような和風アレンジのメタル曲ってあんま好きではないんですけど、この曲は歌メロがとても良い。サビ盛り上がりますよね。若井さんのギターソロもドラマチック。やっぱりこういう曲調のほうが得意なんでしょうかね若井さんは。

8曲目「青い季節に」、再びMao BRINGERに戻ります。この曲は2曲目と並んで今作のハイライトだと思っております。この甘酸っぱい青春メロディ。Monument収録の「魔法」をアップテンポにしたような感じですかね。こういう曲調のときのFukiさんの可愛らしさと力強さを合わせ持った雰囲気がとても好きです。

9曲目「Liberator」、打って変わってシリアスな曲調に。サビメロの展開は2曲目にちょっと似てるけどこっちのほうがメタラー向けな雰囲気ですかね。変態性はないけどちょいプログレ感ある曲調かな。これもゲームへの提供曲らしい。

10曲目「未来」、6分を越える本作最長の楽曲で、前半バラードで途中からアップテンポになるというドラマチックな曲構造を持ち、演奏陣の見せ場も十分にあるので割とプログレ寄りな曲と言えそうですね。でもサビメロがちょっと展開が単調な気がして…個人的にそれほど気に入ってる訳ではなかったり。

11曲目「Sail on my Love」、これはLIGHT BRINGERの「Genesis」の最後を飾る爆走キラーチューン「Love you」を彷彿とさせる曲調ですね。まさにアニソンメタラーをホイホイしまくりそうな強烈なインパクトを持ってます。でも「Love you」に比べるとサビでの爆発力が足りない気もするんだよなぁ…まあLove youが名曲すぎるだけだしこの曲の出来が悪い訳じゃないんですが。

そんな感じで、Fukiさんの歌唱は相変わらず凄まじいし演奏陣も完璧だし良い曲も多いんだけど…どうにも比較対象をLIGHT BRINGERにしちゃうといまいち満足できないみたいな煮え切らない感想になってしまうんですが、でもMaoさんこの作品では本領発揮してないと思いますしね。LIGHT BRINGER名義で新作を出してくれればきっと…。

プログレ要素とかどうでもいいっていう層ならば文句なしの名作になり得るんじゃないでしょうかね。大半のファンはMonumentよりこっちのほうが圧倒的に好きでしょうし。

そしてジャケですが、まじFukiさん麗しすぎっすね。そりゃフォト○ョ的な技術とか多少は使ってるのかもしれんけどそれにしたって元が良くなけりゃどうにもならんでしょうしね。これはジャケ買いする人もいるだろうな。
同じくFukiさんアップのジャケだったGenesisと比べると…なんか別人感ありますよね。Fukiさん金髪よりやっぱり黒髪が似合ってるのか。というか若返ってるようにすら見える。若返りとか…某荒木先生じゃあるまいし…。そういやFukiさんってジョジョリスペクトなんだっけ。
スポンサーサイト

demi「Singles -Apollo4 Limited Edition-」

http://demiworks.net/

同人音楽界でも随一の美メロ追求スタンスで異彩を放つサークル、demiがネット同人音楽イベントAPOLLO限定でダウンロード販売した企画アルバムです。
シングルコレクションということでベスト盤的な位置付けであると同時に、現在では入手困難な廃盤作品からのレア音源も収録されているので初期作品を持ってない者にとっては大変有り難い企画盤でございます。

限定ですよ限定。APOLLOでしか購入できなかった音源なんですけど皆さん忘れず購入なさったでしょうか。まあ自分みたいに後追いリスナーではなくリアルタイムで1stから追いかけてきた方ならば必要のない代物なんでしょうけど。

初期の廃盤から収録されたレア音源は1曲目と2曲目ですね。
1曲目の「Leave Prism Light」は同タイトルの1stシングル(ミニアルバム?)からの収録です。ずっと聞きたいと思ってたんでこういう機会を与えてもらったことはとても有り難いですね。最初期の楽曲ということもあって現在のdemiの作風とはちょっと異なる…というかこの曲、かなり直球でV系のノリですね。「ゲーム音楽とV系の中間」の音楽性を志すdemiなんですが初期の時点ではかなりV系の側に寄っていたのかなと想像できます。しかしながらメロディの良さという長所はこの時点ですでに完成されていたようですね。サビメロめっちゃ良いですよねこの曲。間違いなく名曲ですよ。

2曲目「ネジ廻しの行方」は2nd「派遣の闇」からの収録ですね。この曲については現在のdemiのスタイルとほぼ同じなので、どうやら2ndの時点でdemiの音楽性は確立されたようですね。ゲーム音楽(プログレ)的な浮遊感を持つシンセの音色とテクニカルなベースライン、V系由来の軽快なグルーヴに耽美メロ。まさに現在のdemiの構成要素が勢揃いしている楽曲です。特にベースラインについてはdemiの楽曲中でも屈指の暴れ方していてインパクトありますよねえ。あとラストで早回しみたいにテンポアップしていく展開が特徴的。

3曲目「猛き翼」と4曲目「砂の爪跡」は2ndアルバム「過信」の収録曲なんですがバージョンが違いまして、1stインターバルアルバム「本音を閉ざして」収録の「予告」バージョンになっています。この「本音を閉ざして」については自分も買う機会はあったはずなんですけどね…何故か買わずにいたらいつの間にか完売になってたんでこの機会に聞くことが出来たのは有り難いですね。
アレンジについては「過信」収録バージョンとさほど変わらないと思うんですけど、一番の違いはボーカルを初期作品で歌っていたRitchさんが担当していることですかね。「砂の爪跡」については予告バージョンのほうが心なしかコーラスが整ってる気がして、ぶっちゃけ本バージョンよりこっちのほうが好きだったりするんですよね。

5曲目「Compass in Your Mist」、これは1年前に頒布された同タイトルのシングルからの収録ですね。これも廃盤になってたんですね…。この曲もほんと素晴らしいですよねえ。ているさんボーカルの明るく可愛らしい作風シリーズ。超キャッチーなメロディときらびやかなシンセとテクニカルなベースラインのコンビネーション。プログレポップと呼ぶに相応しい。

6曲目「Directions Shift」、これは唯一廃盤になってない作品からの収録ですかね。でも昨年の冬コミで頒布されたバージョンとはミックスが変わってるんですよね。冬コミのバージョンは誤って未完成の段階のものを頒布してしまったんだそうで、こっちのバージョンが完成バージョンであるようです。確かに冬コミのバージョンより音が明瞭になったことで埋もれてたテクニカルなギターのフレーズもくっきり浮かび上がってますね。でも、冬コミバージョンの霧がかかったような音像も捨てがたいというか、あれはあれで味わいがあったと思うんですよ。あっちのほうがdemi独特の浮遊感が活きてたというか。まあどちらのバージョンにも良さがあるということでいいと思うんですけどね。

ジャケがまた秀逸なんですよね。過去作品のジャケを縦に細切れにして並べただけではあるんですけど各々のジャケがめっちゃスタイリッシュだから並べただけでもかなり見栄えが強力だと思うんですよ。

そんな訳で素晴らしい曲が揃った企画盤なので是非とも聞いて頂きたい…。と言いたいところですがAPOLLO限定なんで今はもうダウンロードできないんですよね…残念ながら。
もしかすると次のAPOLLOの時にまたこういう企画盤がリリースされるかもしれないですし、購入し損ねた方はその機会を待ちましょう。

6月19日といえば

れぼ教祖…じゃなくて陛下のお誕生日ですね。おめでとうございます。
箪笥が光ったりとか沖縄ツアーが箪笥の1.5倍の費用とか怒涛のメディアミックス展開とか話題には事欠かないんですけど、やっぱり肝心の新曲のほうがご無沙汰なんで…そろそろ何らかの情報が出て来るといいんですけどね。


えーと…APOLLOのほうはですね…。ロック以外のジャンルもそこそこチェックしたんですがやっぱりこれぞと言ったサークルが見付からず。それなりに気になるサークルはあるけどやっぱり決済が面倒くさい…。まあクロワッサンシカゴとdemiのシングルコレクションで十分な収穫だからもういいかなって感じもあるんですが。
あと前回も書いた気がしますが「アニメ/ゲーム」っていうジャンル分けが不可解すぎる。このジャンルを二次創作向けだと解釈してアレンジ作品を登録してるサークル多いけど、結局は東方アレンジも艦これアレンジも他のジャンルに分散してるしこのジャンルの存在意義が分からない。そもそもアニメゲームって音楽のジャンル名じゃないし…。

https://demi.booth.pm/
demiのシングルコレクションはAPOLLO限定ダウンロードだと思うんで今日中に購入しないと後悔することになるかもしれないですよ。素晴らしい曲が揃ってるんでほんとオススメです。というかジャケデザインがめっちゃ良いですよね。過去作のジャケを縦に切り取ってコラージュしたものなんですがこれ眺めてるだけでも楽しめるくらい。

https://kaion.booth.pm/items/272678
こくまろみるくの廃盤ダウンロードか…。これ持ってないから気になるけど…決済が面倒くさい(定期)。「○○してやりたい!!」って連呼しまくったり中間部でのセリフがなかなかホラーでやばいっすな。ゴシック風の音やってても他とは明らかにベクトルが違う。さすがいわまさん。

https://fumix.booth.pm/
このボカロサークルちょっと気になるかな。残響系って書かれてるけどまさにそんな感じのマスロック感。

https://tomoki.booth.pm/items/207199
ダンサブルなEDMメタルか、これもちょっと気になる。

あとですね、各サークルとも「いいね」(スキ)の数が人気の指標になってる感あると思うんで応援したいサークルあったら積極的にいいねボタンを押したほうがいいかもしれないですね。ツイッターのふぁぼ、RT数みたいなもんですね。

「flavor has no taste vol.2」がようやくバンドキャンプで公開!!

https://tomorro4.bandcamp.com/
APOLLO開幕したんですけどその話題に入る前に、ついに来ましたよ!!!ともろうさんの新作がバンドキャンプにアップされました!!!
何度も何度もしつこく言ってるようですがこのブログの人の同人音楽リスナー歴4年の中で最も再生数が多い作品でございます。ともろうさんの至高のハイトーンボイスが歌い上げる最強の歌メロと実験精神に満ちたプログレッシブなアレンジ。何度聞いても飽きない超ヘビロテ作品。必ずしも再生数が作品の評価に直結してる訳ではないにせよ、このブログ的に最重要な作品の一つであることには変わりありません。

まあ、やっぱりともろうさんの最高傑作は「Aqua Snow」か「In the shadow of the lipe」だと思うんですけどね。どちらも同人音楽という枠を越えて自分の音楽的嗜好に大きな影響を与えた掛け替えのない楽曲です。でも「てぐせ壱」ってノイズが凄まじいからヘビロテにはあんま向いてないんですよね。そのノイズさえも含めてあの作品の魅力なんですが。
それに対して今回の新作は、サウンド的にだいぶ洗練されて聞きやすい音になってるのがヘビロテの要因の1つなのかなぁと。もちろん楽曲が超絶素晴らしい出来なのが最大の理由ですけどね。

ちなみに、M3で無料配布されたバージョンと今回のバンドキャンプで公開されたバージョンでは微妙に違いがあります。1曲目についてはヘビロテした人間しか気付かない程度の細かい修正しかないんですけど、2曲目のほうはゲーム音楽を意識したSEが追加されてて趣きがけっこう変わってるかも。個人的にはやっぱり聞き慣れたオリジナルバージョンが好きですが。
あと、今回のバンドキャンプ公開においてちょっと残念なのは、M3頒布盤に収録されていた東方アレンジ2曲が入ってないことですかね。あのアレンジはかなりクオリティ高いだけに勿体ない気がします。バンドキャンプってアレンジ作品はNGなんだっけ?

無料ダウンロード作品なんでとにかく聞いてみて頂きたいですね。
必ずしも万人受けするタイプの作風ではないことは分かってますし、同人音楽界隈の需要に合った作風ではないことも確かです。
でも、ごく一部の超マニアックな嗜好の人間だけが喜ぶようなニッチな作品ってある意味でとても同人音楽「らしい」代物だと思う訳ですよ。だから、沢山の人に支持されて欲しいというよりかは、広大なインターネットのどこかに存在するその「ごく一部」の層にこそ届いて欲しいと思ってたりするんです。これはともろうさんの作品に限ったことではなく、このブログで紹介してる音楽の全般に割と共通してることなんですが。



https://demi.booth.pm/items/247208
今回APOLLO初参加のdemiなんですが…APOLLO限定の廃盤音源集だと…!? demiの廃盤作品は常々聞いてみたいと願っていたものですからこれは非常に有り難いですよ。初期作「Leave Prism Light」と「ネジ廻しの行方」が聞けるだけでなく、「過信」収録曲の予告バージョンも収録されてるのが嬉しいですね。「Directions Shift」もリミックスバージョン?
そして廃盤になっている名作アルバム「迷信」もダウンロード限定で販売されてるのでこれは見逃す手はないですよ。

https://strayalice.booth.pm/items/271691
幻象アリスの新作…M3じゃなくてAPOLLOで無料公開しちゃうのか…? これは意外。もしかするとAPOLLOを軸にして活動していく方針にしたのかな。
インスト曲が多いしこれは本作品じゃなく繋ぎ作品かなって感じもありますが。あとこのサークルの特色だと思ってたギターロック調の曲がないのが寂しい…。

https://diadiadia1.booth.pm/items/271410
DIAさんのサークルの新作は無料ダウンロードですね。ピアノ主体の可愛らしいボカロ曲になってますよ。

https://primary-music.booth.pm/items/271386
あ…Primaryの超お得価格のベストアルバム…。昨年買い損ねたんだよなこれ。

他のサークルについては後ほどチェックします。良さげなサークルとの出会いがあればいいのですが。でも決済がね…めんどいんすよね…。まあ今回はクロワッサンシカゴとdemi廃盤集で満足しちゃた感じはありますが。

クロワッサンシカゴ「スイミー書房」

http://croissantchicago.com/

今回のAPOLLOプレビューで知ったサークル(ボカロP)なのですが非常に素晴らしい音楽なので改めて紹介しておきたいと思います。ボカロに詳しいリスナーさんならとっくにご存知かもしれませんが。なんせこれ4枚目のアルバムみたいですし。
自分はボカロ系にはとことん疎くてイベント前のサークルチェックの際もかなり見落としが多いとは思うんですがやはりこういうプログレッシブなセンスを持ったハイレベルな音楽が存在してるんですね。ちゃんとチェックしないとマズいっすね。

音楽性については、サイトにも説明が書かれている通り、ポストロックとアイルランド民謡とジャズを融合させたようなハイブリッドな音になっています。ポストロック、オルタナロック的なギターワークと民謡メロディが違和感なく融合され、そこにマスロック的、プログレ的な変拍子やポリリズム等の技巧的な要素を織り交ぜることによってとても独創的な音世界を生み出していますね。
民謡要素によって全体的に牧歌的で雄大なイメージを想起させる楽曲が多いです。ただ、民謡要素はこのボカロPの楽曲の共通要素ではなく、他のアルバムではもっとロック寄りな内容になってるみたいですが。

収録曲は10曲のフルアルバム…なんですが公式サイトには「ミニアルバム」って記載されてますね。このボカロPにとっては10曲でもフルアルバム扱いにならないのか…。基準が厳しい…?
10曲も入っててこんなにクオリティも高いのになんと無料ダウンロードですからね。びっくりですよ。しかもこのアルバムだけでなく他のアルバムもほとんどが無料という…。気前良すぎる…。

1曲目「浮く書店」、早速このボカロPの超ハイセンスな音楽性がフル発揮されている強力な楽曲ですね。木琴の音色を多用した変拍子による摩訶不思議な雰囲気のフレーズが特徴的なんですが、あくまで楽曲の非日常的な雰囲気を強調するために変拍子が使用されてると言った感じで、奇妙でありながらもとても親しみやすい雰囲気になってると思いますね。曲名通り、まるで空中に浮遊してるかのような楽しい感覚を得られます。この曲はトリッキーな演奏をメインに据えているためボカロによる歌メロは抑え気味な印象です。

2曲目「そして、文学と眠る」、こちらも木琴を多用したファンタジックな浮遊感ある音はそのままですが、歌メロはとてもキャッチーですね。ベースラインも印象的。
3曲目「海辺のカフカを読んだ日」、民謡メロディと変拍子を絡めた展開でやはり技巧的です。文学的なテーマに相応しい知的オーラを発散してますね。サビは音程高めでかなりドラマチック。管楽器によるジャジーなソロパートもありますね。

4曲目「郵便屋さん」、軽快なリズムに民謡フレーズが乗り、サビは可愛らしいメロディ。この曲は変拍子使ってないと思うけどやっぱりプログレ感あるよなぁ。アレンジが巧みすぎる。
5曲目「魔法遣いのオールドハウス」、ドライブ感あふれるダイナミックなギターフレーズと手数の多いドラミング、木琴の高速フレーズのコンビネーションが非常にスリリング。これもめっちゃプログレ的。
6曲目「リネン室の天使、無垢」、これも5曲目に近い曲調かな。
7曲目「純文学と女学生殺人事件」、なにやら物騒なタイトルだけあってドロっとしたダークな曲調にシフトしますね。でもサビはとても綺麗なメロ。

8曲目「スイミー」、表題曲だけあって民謡メロディもプログレ要素もキャッチーなメロディも全てが見事に融合してます。後半のハイライト曲。
9曲目「透明シアター」、この曲が作中で一番アップテンポな曲かな。いかにもボカロらしい早口な歌メロが印象的。サビの後に入るウネウネしたシンセの音色がプログレ者ホイホイ。この音色を他の曲でも使って欲しかった感…。
10曲目「あの春の栞」、ラスト曲に相応しいしっとりしたバラード曲。

ジャケ絵も実にハイセンスですなぁ。やっぱりハイセンスな音楽にはハイセンスなアートワークが必須ですよね。

ゴチャゴチャ書きましたけどこれ無料ダウンロードなんでとにかく聞いてみてください。百聞は一見にしかず…ならぬ百読は一聴にしかず。めちゃくちゃハイレベルなんで普段ボカロ聞かない人にも超おすすめ。プログレ好き、民謡好きなリスナーなら尚のこと必聴でございます。
プロフィール

同人音楽初心者

Author:同人音楽初心者

メタル系とプログレ要素のある同人音楽を中心に扱います。
ゴシック系やサンホラ系の比重は少なめです。

Information
http://lmp-3-accoai.tumblr.com/
同人メタル最強(主観)サークル待望の新作がついに出ます!!冬コミ参加のメタラー全員購入必須!!!

https://tomorro4.bandcamp.com/
春M3最大の注目サークルの放った名作1stアルバムが
なんとバンドキャンプで(実質)無料公開されてます!!
これは聞くしかない!!
最新記事
カテゴリ
Imy (1)
リンク
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QLOOKアクセス解析